ラブリコの棚やテレビ台が倒れた!
簡単に棚やテレビ台などDIYして楽しめるラブリコ!
ラブリコは突っ張りの原理を利用したアイテムのため、耐震性に優れ強度もあると言われています。
ですがせっかく作ったラブリコの棚が倒れた!そんなトラブルも少なからずあります。
せっかく作ったラブリコの室内干しスタンドが倒れた、という方も。
日常的には問題がなくても、地震などにより揺れが加わるとラブリコが倒れてしまうリスクもあります。
ラブリコが倒れた場合に、考えられる原因にどんなものがあるのか?
また倒れてしまわないために対策方法はあるのか、見ていきましょう。
そもそもラブリコってどんな製品なの?
ラブリコとは「安全で手軽なDIYパーツブランド」として平安伸銅工業から発売されている2×4材を柱として利用できるDIYアイテムです。
工具を使わずジャッキを回すだけで簡単に設置でき、壁や床を傷つけないことから賃貸でも利用できるというメリットもあります。
突っ張りの原理を利用していることから、倒れにくく安全性に優れ地震対策としての利用方法もあるほど耐震性もあります。
2016年にはグッドデザイン賞を受賞し、使いやすさとオシャレなデザイン性が話題となりました。
オフホワイト、ブロンズ、ヴィンテージグリーンの3色展開で、オシャレなデザインも人気の秘密です。
アイデア次第でいろいろなものが作れるため、DIY愛好者にはもちろん、DIY初心者にも人気のあるアイテムとなっています。
また天井側のパッドをホッチキス、または木ねじで固定するタイプのラブリコ( 2×4アジャスター STAPLER FIX)という商品も発売されています。
こちらのほうがより強固に固定されるため安定し倒れにくくなります。
ただし現在は一部店舗のみの販売となっています。
ラブリコの耐荷重はどれくらい?
2×4材を利用して使うラブリコのアジャスターは、耐荷重は柱1本に対し20キロと定められています。
棚を設置した場合棚の重さもこれに含まれます。
ラブリコの棚板を支える棚受けのシングルやダブルを利用した場合は、柱と柱の間は120cmまでで段数は4段まで、という状況であれば棚板 1 枚当たり30kg まで可能になります。
とくに収納予定のものが本など重みのあるものである場合は、倒れるリスクが高まるため、耐荷重はより気を付けるべきです。
せっかく作った棚が倒れた、という事態に陥らないために、必ず決められた耐荷重を守るようにしましょう。
ラブリコが倒れないようにするコツ
ラブリコは耐震性に優れ安全性の高さが商品価値でもあり、倒れにくさにも配慮された作りになっています。
ですが、使用方法を誤ったり、耐荷重を守らないなど、間違った使い方をしてしまうと倒れる事態になりかねません。
せっかく作った棚が倒れた、とならないためにいくつかのラブリコが倒れないようにするコツをご紹介します。
- 耐荷重を守る
- 取り付け後に調節ねじを確認する
- 床に対して垂直方向に負荷がかかるようにする
- ラブリコと天井の間に耐震マットを挟む
ラブリコの転倒防止①:耐荷重を守る
ラブリコで棚を作る際に、前述したとおり倒れたり壊れたりしないために安全に使用できる耐荷重が決められています。
耐荷重は柱1本に対して20キロです。
この柱1本に対して20キロという重さは必ず頭にいれて作成するようにしましょう。
本などの重いものを収納する予定の場合は、倒れないように柱の数を増やしたり、棚受けを利用して強度をあげるなどし、倒れないように工夫するようにしましょう。
ラブリコの転倒防止②:取り付け後に調節ねじを確認する
ラブリコのアジャスターは天井や床材の構造や強度によっては、天井や床が変形し、調節ねじが緩み倒れる可能性があります。
取り付けから2 ~3日後に1回、それ以降も週に1 回程度定期的に調節ねじをの緩みを確認するよう販売元は推奨しています。
地震などの影響で調節ねじが緩み倒れることもあるため、特に地震後は注意して確認が必要です。
調節ねじがゆるいと感じた場合は、調節ねじを上から見て時計回りに回し、しっかりと固定するようにしてください。
ラブリコの転倒防止③:床に対して垂直方向に負荷がかかるようにする
ラブリコが倒れる場合、柱より前に重心がかかっている場合がほとんどです。
そのため、床に対して重さの重心が柱とまっすぐ垂直方向になるように作成することもポイントとなります。
棚板がラブリコを付けた2×4の柱に対して前に出るのではなく、このように真ん中くらいに設置したほうが重心が柱に対してかかるようになり、安定感があり倒れにくくなります。
このため室内用物干しスタンドのように、ラブリコを使用した柱より重心が前にいくものは倒れやすくなります。
設計する際に、重心の位置がどこになるのか考え作成するようにしましょう。
ラブリコの転倒防止④:ラブリコと天井の間に耐震マットを挟む
ラブリコは2×4材の端に装着して使用しますが、ラブリコと天井または床の間に耐震マットを挟むことにより、ずれが防止され倒れることを防ぐ効果が期待できます。
天井や床の保護にもなり、耐震性も高まるので一石二鳥のオススメ方法です。
耐震マットはラブリコ以外でも、地震対策として家電や小物類の固定のために使用できる手軽で効果のある対策方法です。
100均でも手軽に入手でき、効果も期待できるため試してみる価値はあります。
おすすめのラブリコ商品本
ラブリコはアイデア次第で無限の可能性を秘めた、DIYアイテムです。
中には目から鱗な使用方法もたくさんあり、アイデアを知っていれば、ぴったりな活用法が見つかるかもしれません。
ラブリコを使用したさまざまなアイデアが紹介された実例集をご紹介します。
人気情報番組『おはよう朝日です』(朝日放送テレビ)の“つっぱり棒博士"として人気のある、竹内 香予子さんによるラブリコ含めさまざまなつっぱり棒のアイデアが満載の一冊です。
実は竹内 香予子さんはラブリコの販売元である平安伸銅工業の3代目社長!
ラブリコの良さを知りつくした“つっっぱり棒博士"による本は、ラブリコでDIYしたい方には必見です。
こちらも竹内 香予子さんによる、ラブリコをはじめとるすつっぱり棒の便利な使い方がまとめられています。
家中をスッキリ片付けられる部屋別のつっぱり棒活用術が大公開されています。
壁にキズを付けずに壁面に収納を作成したり、賃貸住まいの方でも簡単に手軽に楽しめるおうちDIYのアイデアがたくさん詰まった一冊です。
ラブリコの転倒を防止して上手に付き合おう
ラブリコでせっかく作った棚が倒れた!という困った事態にならないために、使用方法をよく確認し無理な使用はやめましょう。
そして万が一に備えて、必ずネジのゆるみを確認するなど日頃のチェックを怠らないように努め上手に付き合うようにしましょう。