ハトメを打つのに適した素材
ハトメとは、紙や布、レザーなどに開けた孔を補強する金具です。
実用目的だけでなく、飾りにしてもオシャレ。
開けた孔の補強ですから、ハトメは薄手素材に打つ方が適します。
対応する厚みは、使用のアイテムによりますが、手打ちは、3.5mm以下程度。
薄すぎる紙は、玉の重みに耐えられず、破れることも。
適度にハリがあり、厚みのある素材が適します。
ハトメは、レザークラフトに人気ですが、革の孔を上手に開けるのは意外に困難。
孔開けをきれいに仕上げるために、他のアイテムで代用せず、専用ポンチを使いましょう。
ダイソーのおすすめ100均ハトメパンチ商品
センス良く活用したいハトメに必要な道具は、100均で揃えられます。
100均ダイソーのハトメ商品をご紹介します。
- ハトメパンチ片面用(4mm孔)
- ハトメパンチ片面用(7mm孔)
- 穴あけポンチ
- ハトメ玉
- 打撃型両面ハトメ 工具セット
ダイソーのハトメグッズ①:ハトメパンチ片面用(4mm)
ハトメパンチとは、ハトメ玉を抑えて留めるものです。
100均ショップの中でハトメパンチを入手できるのは、ダイソーだけ。
ハトメには、複数サイズがあります。
孔の大きさに合わせ、ハトメ玉やハトメパンチのサイズも変わりますから、ご注意ください。
ハンドメイドでは、4〜6mmのハトメが多用されます。
ダイソーのハトメグッズ②:ハトメパンチ片面用(7mm)
ダイソーのハトメパンチには、4mmと7mm孔がありますが、こちらは7mm用です。
7mm用には、ハトメ玉が付属しているのですぐに使うことができます。
パッケージに、「下孔(7~8mm)を開けてからご使用ください」と明記されているように、こちらのアイテムでは孔は開きません。
別途、孔を開けるアイテムを使います。
ダイソーのハトメグッズ③:穴あけポンチ
穴あけポンチとは、下孔を開けるアイテムです。
ポンチの直径により、孔の大きさが決まりますよ。
ポンチの直径は、ハトメ玉と同じか、1mmほど小さくします。
下孔が大きくなると、ハトメ玉が乗らずに落ちます。
ダイソーの穴あけパンチは、複数のサイズが。
2mmと7mmのセット、3mmと6mmのセット、4mmと5mmのセット、8mmです。
ダイソーのハトメグッズ④:ハトメ玉
ハトメ玉とは、孔のまわりを包む金具です。
下孔の大きさにあわせ、ハトメ玉の大きさも変わります。
ハトメ玉には、真鍮やアルミ、ステンレスなどがあり、色も黒や金、銀などさまざま。
また、片面、両面の違いがあります。
両面は、表と裏の2つの金具を使って挟むので、どちらの面もきれいなリングになります。
一方の片面は、1つの金具で孔を包むので、裏面はギザギザ、いわゆる菊割れ状態に。
ダイソーのハトメ玉は、片面、両面の両方が用意されています。
ダイソーのハトメグッズ⑤:打撃型両面ハトメ 工具セット
ダイソーの「打撃型両面ハトメ 工具セット」は、打ち棒、上皿座、下皿座の3点セット。
サイズは、8mm、10mm、12mmなどがあります。
セリアのおすすめ100均ハトメパンチ商品
セリアのおすすめ100均ハトメパンチ①:目打ち
目打ちは、布やレザーを抑えたり、孔を開けたりするときに使います。
手芸店などで販売されていますが、100均でも入手できます。
目打ちは、裁縫やレザークラフトで使われますが、孔あけが必要なハトメでも便利ですよ。
ポンチのように決まった大きさの孔ではなく、少しずつ孔を広げていくことができます。
革が硬くて、ポンチで開けた孔にハトメが入らない場合など、孔のサイズを目打ちで微調整できます。
また、孔を開ける位置に印をつける際にも便利。
目打ちはハンドクラフトでいろいろ使えますので、1本もっておくと重宝しますよ。
セリアのおすすめ100均ハトメパンチ②:皮ポンチ(2mm/3mm)
セリアでは、ハトメパンチはありませんが、下孔を開けることができる皮ポンチは販売されています。
2mmと3mmの2種類が用意されています。
ダイソーでは2本セットで販売されていますが、セリアでは1本ずつ販売されているので欲しいサイズだけを購入することができますね。
セリアのおすすめ100均ハトメパンチ③:ファイリングパンチ
セリアのファイリングパンチは、1穴、2穴、4穴と穴を開けることができるコンパクトな穴あけパンチ。
一見、単純な1穴パンチに見えますが、本体真ん中の黒い部品をスライドすることで使い分け可能。
黒い部品をスライドさせて「2」の目盛りに合わせ、A4用紙の長い辺を二つ折りして穴を開けると、2穴リングのファイルにぴったりの位置に穴があきます。
同じようにして、4穴リングのファイルにも使うことができます。
手のひらに収まるコンパクトサイズなので、持ち運びにも便利。
革や硬い紙には向きませんが、一般的な紙にハトメを付けときの下穴用に活躍します。
セリアのおすすめ100均ハトメパンチ④:アンティーク調カシメ
カシメとは、素材に孔をあけ、金具を通し、頭の反対側を叩きつぶして締め付ける方法。
レザークラフトなどでよく使われています。
セリアでは、「ドットボタン」という名称で、アンティーク調のカシメを販売しています。
色は、黒ニッケル、シルバー、アンティーク、ゴールドの3種類。
サイズは、15mmでニッケル製です。
「ドットボタン」なのですが、カシメとして使っている方が多いようです。
セリアのおすすめ100均ハトメパンチ⑤:打ち具
上記アンティーク調カシメ(ドットボタン)を付けるための打ち具です。
セリアでは、カシメと打ち具が別売りなので、ご注意ください。
打ち具には、打ち棒と打ち皿があります。
打ち棒は、ハトメを打つ時に使う金属製の棒のこと。
打ち皿は、ハトメを打つ時、ハトメ玉の下に置いて使う金属製の皿です。
中央の溝により、ハトメ玉の足がひっくり返ります。
キャンドゥのおすすめ100均ハトメパンチ商品
キャンドゥのおすすめ100均ハトメパンチ①:ファイリングパンチ(1穴パンチ)
1穴のファイリングパンチは、100均のキャンドゥにも販売されています。
部品をスライドして、1穴、2穴、4穴用の穴を開けることができます。
色は、イエロー、ピンク、ブルー、グリーンの4色展開。
穴を開けたカスは、スライドのふたがあるので簡単に捨てることができます。
キャンドゥのおすすめ100均ハトメパンチ②:目打ち
キャンドゥも、目打ちを販売しています。
キャンドゥの目打ちは、セリアに比べ、持ち手が紡錘型です。
孔を開ける道具は、キリ、千枚通し等ありますが、これらは棒の部分の太さは均一。
一方、目打ちは持ち手に近づくに従い、太くなります。
孔の大きさによらず、使い勝手が良いですね。
キャンドゥのおすすめ100均ハトメパンチ③:穴あけ用皮ポンチ(3mm)
キャンドゥに、ハトメパンチはありません。
レザーに孔を開ける皮ポンチは販売しています。
孔を開けた後、ハトメ玉を入れ、ハトメパンチとして使用します。
テーブルがキズつかないよう、硬い台の上で使います。
付ける面積が狭い場合、カマボコ板で代用できますよ。
3mm径は、ベルトの孔や小物の孔などに向いています。
本格的なレザークラフトでなくても、市販の小物にハトメ打ちするだけで、オリジナル作品になります。
キャンドゥのおすすめ100均ハトメパンチ④:木柄ゴムハンマー
ゴム製で、打ち付ける時にキズつきにくいです。
最後まで打ち抜ける曲面タイプヘッド。
約8オンスです。
皮ポンチで孔を開ける時に使用。
ゴム製は音もしにくいので、自宅で作業する際、ご近所に気兼ねせずにすみます。
キャンドゥのおすすめ100均ハトメパンチ⑤:1穴パンチ
固定式でスライドしないパンチです。
固定式で、①より孔を開ける威力が上。
コピー用紙15枚程度、開けることができ、厚紙や柔らかな薄手のレザーに対応できます。
100均ハトメグッズの評判・口コミ
ハトメは孔の補強だけでなく、メタリックに輝き、グレードをアップさせるアイテム。
最初はとっつきにくく、難しく感じますが、慣れれば手軽に使えます。
ダイソーなど100均ショップでも扱っています。
100均のアイテムといえば、壊れやすい、使いにくいイメージをお持ちではないですか。
今、どんどん魅力的な100均商品が登場しています。
ダイソーには、ハトメパンチを始め、使えるハトメグッズが多数。
穴あけポンチは、穴径3mmから12mmとサイズも豊富。
それにあわせて、ハトメ玉も用意されているので、使えると大評判です。
また、セリアは、アンティークなカシメを用意。
100均ショップでも、店舗により取り扱うアイテムは違います。
100均ショップのアイテムは、お手軽価格でさまざま揃えられますよ。
いろいろ組み合せ、ご自分のイメージを表現してDIYを楽しみませんか。
100均ハトメグッズで作るDIYアイデア
ハトメグッズを使った皆様のDIY作品をご紹介します。
作品アイデアの参考にしてくださいね。
- スニーカー
- ペーパータグ
- 小物入れ
- ネックストラップポーチ
- 銀テープストラップ
- 巾着バッグ
ハトメDIYアイデア①:スニーカー
スニーカーの紐を通す穴には、ハトメが必需品。
こちらは、ぬいぐるみ用のスニーカーにハトメを付けています。
スニーカーは、100均アイテムであるフエルトを使用しています。
フエルトはハリがありで、裏芯を付けずに自立するのが使い易いところ。
ぬいぐるみや人形用はもちろん、コスプレの編み上げブーツにも。
ハトメは、布や革など素材を選ばず、耐久性もあるので、コスプレイヤーが衣装として着ても大丈夫。
イメージ通りの作品ができるでしょう。
ハトメDIYアイデア②:ペーパータグ
プレゼントにピッタリのペーパータグ。
今、ウェディングDIYとして、ペーパーアイテム作りの人気が高まっています。
ウェディングパーティにいらしたお客様へ席次カードや引き出物につけるサンクスカードとしても使われています。
ペーパータグは、その名の通り、紙で作った札(タグ)のこと。
パンチで孔を開けてリボンを通すだけでも素敵なのですが、ハトメをつけるとさらにグレードアップ。
シックなモノトーンのペーパーにゴールドのハトメ玉やカラフルなハトメ玉など。
100均のフラワーやリボンを付けても。
アイディア次第で、お客様に喜んでいただける素敵なタグができあがるでしょう。
ハトメDIYアイデア③:小物入れ
ジーンズのリメイクにハトメを活用しています。
作り方は簡単です。
裾をカットして、底を縫うだけ。
後は、孔を開けてロープを通しただけですが、ハトメをつけたところで完成度アップ。
お好みで長さを変えて、プランターカバーやボトルバッグにも。
ハトメはもちろん、ロープも100均で揃うので、お手軽にできるのがうれしいですね。
ハトメDIYアイデア④:ネックストラップポーチ
小銭入れに、ハトメ打ってストラップつけたネックストラップポーチです。
小銭入れもストラップも、材料はすべて100均ショップで揃います。
小銭入れ以外にも、パスケースを付けてもいいですね。
ストラップは自由に取り外せるので、長さを変えてベルトポーチとしても対応できます。
ハトメDIYアイデア⑤:銀テープストラップ
大好きなアーティストのコンサートやライブ会場で入手した銀テープ。
せっかく持って帰ってきても、置き場がなくて持て余すことはありませんか。
100均ショップの透明ビニールケースや下敷きなどを適当な大きさにカットし、銀テープを包んでハトメを打てば、銀テープストラップのできあがり。
お好みで紐やチェーンを付けてバッグに。
思い出と一緒に、銀テープも持ち歩けますよ。
ハトメDIYアイデア⑥:巾着バッグ
100均ショップのコットン糸で巾着を編んで、ハトメを打ってロープを通した巾着バッグです。
編み目が涼しげで、夏にふさわしいですね。
コットン糸の代わりに、今、流行のTシャツヤーンを使って編むのも素敵ですね。
100均ショップには、柄物やカラフルなヤーン、デニム素材のヤーンも販売されています。
また、100均ショップのフェイクレザーを筒状に縫って、ハトメを打った後、ロープやチェーンを通しても大人かわいいデザインになるでしょう。
100均のハトメの付け方
何かと便利なハトメですが、慣れない方には難しいと思われがちかも。
ハトメに必要な道具やつけ方をご説明します。
ハトメを付けるのに必要な道具
ハトメを付けるには、素材に孔を開けて、ハトメ玉、ハトメ玉をつける道具の3種類が必要です。
孔をあけるポンチ、ハトメをとめるハトメパンチが必要です。
穴あけポンチとハトメパンチがいっしょのアイテムもありますが、基本的にはどちらかの機能だけしかありません。
穴あけポンチもハトメパンチも100均ショップで揃います。
ハトメ玉の大きさにあわせて揃えましょう。
他に、孔を開ける時に下に敷くカッターマット等も用意します。
ハトメを付ける手順
最初に、穴あけポンチで穴を開けます。
素材の孔を開けたい部分に穴あけポンチを当て、ハンマーや金槌で叩きます。
柔らかな素材を使う場合、前後に厚紙で挟み、開けましょう。
紙なら、穴あけポンチでなくても、事務用パンチを使えます。
穴を開ける時は、テーブルにキズつかないよう、下にカッターマット等、傷がついてもよいものを敷きましょう。
次に、ハトメ玉を素材につけます。
先ほど開けた穴に、ハトメ玉の突起が素材の裏側になるようにします。
ハトメ玉を付けたら、ハトメパンチの上下を確かめて挟みましょう。
ハトメパンチの出っ張りのあるほうが裏側になります。
ハトメパンチをぐっと握り込んで、ハトメ玉の突起をしっかり折り曲げたらできあがり。
ネットで買えるハトメグッズ
ハトメパンチ、ハトメ玉等、ハトメを打つのに必要なものが一式入っているセットです。
ハンマー等、打ちつけるものがあれば、届いてすぐにハトメを打つことができます。
ハトメ玉は、発色のきれいな12色が360組入り。
真鍮製なので、長く使っても錆びにくいです。
カラフルなハトメ玉は、素材にあわせて色を選べるところが素敵ですね。
例えば、シックな革に真っ赤なハトメ玉、アクセントにもなりますね。
厚紙、革、布製品、バッグ、靴、服装等、素材を選ばずに使える、ハンドメイドやDIYをお好きな方にお勧めのグッズです。
- 両面ハトメパンチ
- 両面ハトメ玉(外径8mm、内径:約5mm) 12色 360組
- レザークラフト ホック打ち具
- 万能打ち台
100均のハトメグッズでDIYをグレードアップ
ハトメは、レザーやペーパークラフト等、ハンドメイドDIYにピッタリ。
素材をつなぐだけでなく、ロープ、リボンを通す孔の補強、飾り、アクセントをはじめ、活用できます。
革、布、紙、使う素材も選びません。
同じものでも、ハトメ玉の色、大きさを変えると、ぐっとムードも変わります。
100均ショップでいろいろなサイズのハトメを揃えて、ワンランクアップした作品作りを目指しませんか。