編み物初心者の作品アイデア実例
初心者だなんて小さくならないで。
初心者だって素敵な手編み物がたくさん作れます。
アイデア実例①:かぎ針初心者向け「アクリルたわし」
これはこま編みと長編みを使って極太の毛糸でザクザクと編んだものです。こま編みと長編みを覚えれば簡単にできる初心者向けの作品例です。
アイデア実例②:かぎ針初心者向け編み物「モチーフのコースター」
レース糸を使って中心を黄色で編み、周りの花びらの部分を様々な色を使って編んだコースターです。
アイデア実例③:かぎ針初心者向け編み物「ハンドウォーマー」
毛糸でこま編みと長編みを交互に編んで模様にしたハンドウォーマーです。
初心者さんで模様を入れた編み物をしたかったらこういったシンプルなものが向いています。
アイデア実例④:かぎ針初心者向け編み物「小物入れ」
松編みという編み方で色を換えながら編んでいったポーチです。
松編みは割と覚えてしまえな簡単なので初心者さんは長編みの次に練習がてら挑戦するといいでしょう。
アイデア実例⑤:かぎ針初心者向け編み物「帽子」
こちらはよね編みというやはり長編みのちょっと編み方を変えたものです。
裾はこま編みですので、今回取り上げたこまあみと長編みはかぎ針編みの基本です。
ぜひ練習してステップアップしてください。
アイデア実例⑥:棒針初心者向け編み物「アクリルたわし」
メリヤス編み、一目ゴム編み、変わりゴム編み、鹿の子編みで作ったアクリルたわしです。
メリヤス編みと一目ゴム編みは今回詳しく編み方を紹介していますので、初心者さんも参考にして編んでみてください。
アイデア実例⑦:棒針初心者向け編み物「モチーフのコースター」
ガーター編みは表と裏を裏編で編むやり方です。
あとは増やし目と減らし目で斜めに調整してコースターを作っています。
簡単なので初心者さんも挑戦してみてください。
アイデア実例⑧:棒針初心者向け編み物「ハンドウォーマー」
2目ゴム編みと縄編みを1ヶ所に入れた編み方です。
縄編み用針を使って編みます。
慣れると簡単ですが初めての作品にするのはちょっとハードルが高いかもしれませんね。
アイデア実例⑨:棒針初心者向け編み物「小物入れ」
マフラーのように作りたい幅にメリヤス編みを編んでいって、両脇をそろえて縫いファスナーを付けたものです。
毛糸は段染めというカラフルに染めたものを使っているのでとても素敵に見えます。
アイデア実例⑩:棒針初心者向け編み物「帽子」
基本は「手編み」ですが、頭頂の締めるところと立ち上げのところを輪針で一目ゴム編みにしています。
手編みも今回編み方を紹介していますので参考にしてください。
編み物初心者が揃えたい道具
初心者が持っていて「これは便利」と思うだろうなという物をピックアップしてみました。
- かぎ針セット
- 棒針セット
- 編み物に必要な小物セット
- ニットボウル
編み物初心者が揃えたい道具①:かぎ針セット
カギ針のサイズ:2.0 、2.5 、3.0 、3.5 、4.0 、4.5、 5.0、 5.5、 6.0、 6.5mm
レース編み針のサイズ:0.6、 0.75、 0.85、 0.9、 1.0、 1.1、 1.25、 1.4、 1.5 、1.6 、1.75、 1.9mm
その他、段数カウンター、目印などのあると便利な編み小物がいっぱい。
編み物初心者が揃えたい道具②:棒針セット
15サイズ:2mm 2.5mm 3mm 3.5mm 4mm 4.5mm 5mm 5.5mm 6mm 6.5mm 7mm 7.5mm 8mm 9mm 10mm 毎サイズ5本入り
材質:竹製
サイズ:長さ35㎝
並太くらいの毛糸にでしたらこれで十分役に立ちます。
編み物の初心者セットとしては段数カウンターや編み針エンドキャップが必要です。
編み物初心者が揃えたい道具③:編み物に必要な小物セット
この小物セットは特に棒針セットをお選びになった方や、編み物小物を持っていない方にお勧めします。
段数フック(何段、何目編んだか目安にする物)、段数カウンター(棒針に通して使うもので、1段編んだら1回せば何弾編んだかがわかる)エンドキャップ(ストッパーのない棒針の端につけるゴムキャップで、網目が外れ落ちるのを防ぐ)といった物のセットになっています。
編み物初心者が揃えたい道具④:ニットボウル
巻き玉になっている毛糸が編んでるうちにコロコロと転がっていかないように糸を繰り出すための器具です。
編み物をしてない時には、他の編み玉を一緒にしまっておけるので便利です。
かぎ針を使った基本の編み方
編み物初心者向けに編み図の見方や編み方、基本の鎖編みからの編み上げ方を詳しく解説している動画を選びました。
- 鎖編みと細編みの編み方
- 鎖編みと長編みの編み方
- 編み図の見方と小さな花モチーフの編み物
かぎ針編みのやり方①:編み物初心者の鎖編みと細編みの編み方
まず鎖編みの編み方です。
毛糸を左手で人差し指と親指で引っ張るようにして持ち、かぎ針の面部分で引っ掛けるようにして捻ると輪ができます。
そこにかぎ針のカギで引っ掛けた毛糸を通すと小さな結び目とカギに引っ掛けてできた穴ができます。
その穴に左手で引っ張っている糸を引っ掛けて抜くと一つ鎖編みができます。
これを繰り返すと鎖編みができるのですが、続けていく時に鎖編みの裏側の山を拾うのでキツすぎず拾いやすいようにふわっとした鎖編みを5目作ります。
5目鎖編みができたら、細編みの立ち上がりの鎖目として鎖編みを1目編みます。
1目編んだら、立ち上がりの鎖目を一つ飛ばした隣の裏山にカギ針を差し込みます。
差し込んだら向こう側にある糸をカギで引っ掛けて引っこ抜きます。
そうするとかぎ針には目が2目かかっている状態になります。
そこでかぎ針に糸を引っ掛けて針にかかっていた2目をくぐらせます。
これでこま編みが一つできた状態になります。
くさり編みの裏山の目が拾いにくいということがあったら、最初の鎖編みを編む時にきつめだったことが考えられます。
鎖編みは柔らかく編むように気をつけてください。
これでかぎ針の基本となる鎖編みと細編みの出来上がりです。
かぎ針編みのやり方②:編み物初心者向け鎖編みと長編みの編み方
ふわっとした鎖編みを5目作ります。
5目作ったら、次の長編みに入ります。
こま編みの時は、1目余分に編めばよかったのですが、今回は長編みなので3目余分に作ります。
つまり長編みは3目分の長さが必要ということです。
3目を長編みの高さとして、鎖編みを戻り5目にあたる裏側の山をかぎ針ですくい取ります。
その時に針で糸をクルッと引っ掛けてから山にあたる部分にかぎ針の頭を差し込みそこでクルッと糸をかけて糸の山から引き抜きます。
そうするとかぎ針には3個の掛け目があることになります。
そこでまた糸を引っ掛けて2目抜きます。
すると今度はかぎ針に2目残っていることになりますので、また糸を引っ掛けて2目抜くと長編みの出来上がりです。
かぎ針編みのやり方③:初心者向け編み図の見方と小さな花モチーフ
編み図は細長い楕円形が鎖編み、×印が細編み、T字が長編み黒い点が最初と最後という意味になっています。
では作り方ですが、鎖編みを5目作ります。
5目編んだら最初に編んだ目にかぎ針を刺して毛糸を引っ掛け2目一緒に引き抜きます。
これを「引き抜き編み」と言います。
引き抜き編みができたら鎖編み5目の輪の出来上がりです。
次にこま編みが1目なので、立ち上がり用の鎖編み目を1目とこま編みを1目編みます。
次に鎖編みを2目編み、長編みをするのでかぎ針に糸をかけて中央の輪から目を拾って1目長編みをします。
長編みをしたら鎖編みを2目編みます。
出来たら、中央の輪にかぎ針を通して糸を拾いこま編みをしたら花びら1枚の出来上がりです。
この繰り返しであと4枚花びらを作ったら花の出来上がりです。
糸の後始末の仕方ですが、5枚目の花びらを編んだら最後だけ最初の鎖編みの中に糸を通します。
最後の糸始末の仕方ですが、少し長めに糸を切っておいて毛糸針に最後の糸を通し、最後に引き抜き編みをした穴を通して裏側に回し、裏面の目立たないところに糸の端を通します。
同じように最初の目を作った糸も毛糸針に通し、目立たないところを通して糸を隠し、両方とも根元で糸を切って出来上がりです。
棒針を使った基本の編み方
初めての棒針編みの紹介は、基本の編み地の作り方です。
基本の編み地とはいえ、マフラーなどなら編んで見劣りのしないパターンです。
- 初心者向け基本の作り目とメリヤス編みの編み方
- 初心者向け基本、一目ゴム編みの編み方
- 初心者向け基本、二目ゴム編みの編み方
棒針編みのやり方①:初心者向け基本のメリヤス編みの編み方
最初に編みたいサイズの3倍の毛糸を用意します。
左手の親指に3倍サイズの毛糸を引っ掛け、人差し指の方に糸玉から出した毛糸をかけます。
親指側の毛糸で輪を作り、人差し指の方の毛糸を棒針2本に引っ掛けて毛糸の輪の中を通して手前に引き出します。
あとはその繰り返しで、編みたい目数分、輪を作ります。
編みたい目数の輪ができたら、棒針を1本引き抜いて右側の端にある輪に右、手前から向こう側に編み棒を通し、左手で持っている糸を棒に引っ掛けて輪の中を通して手前に持ってきます。
隣の目も同じように右手前から棒を通し糸を引っ掛けて持ってきます。
そうすると左側の棒針に掛かっていた糸が順に右側の棒針に移ることになります。
全部通したら編み物が掛かっていた棒を左手で持ちます。
今度は糸が向こう側から出ていることになります。
棒に掛かっている糸も輪の右側が裏側を通っています。
棒を輪になった糸の手前から向こう側に出して糸をかけ、手前に引き出します。
これを繰り返すと表メリヤス編みができます。
全部右手側の針に通してしまったらひっくり返して左手側に編み地が来るようにします。
そうすると糸が手前側から出ていることになります。
編み棒を向こう側から輪を通して毛糸をかけて引き抜くと裏目ができます。
これを繰り返すことで裏メリヤス編みができ、表編みと裏編みを繰り返すことで編み地が出来上がります。
棒針編みのやり方②:初心者向け基本、一目ゴム編みの編み方
まず、作り目を作ります。
練習なので11目作り目をします。
輪針で編んでいくのですが、棒針でも構いません。
左手に作り目をした側の棒を持ち糸を手前に持ってきます。
最初は糸が手前にあるので裏編みから始めます。
右手に持った棒を右から作り目に入れ、作り目の輪に糸を通すように引き抜きます。
次は表目になります。
裏目を作った隣の作り目の輪に右手で持っている棒を手前から差し込み、向こう側にある糸を手前に引き抜きます。
これを交互に繰り返して端まで編みます。
端まで編んだら編み地がある方を左手で持ち、ひっくり返すので表目から始めます。
交互に表・裏・表・裏と編んでいきます。
縦に表目が綺麗に揃うように編めたら完成です。
棒針編みのやり方③:初心者向け、基本、二目ゴム編みの編み方
まず、作り目を作ります。
練習なので14目作り目をします。
最初の編み目は裏側からなので裏目を作ります。
糸を手前側にして右側から針を差し込み、手前の糸を引き抜きます。
2目ゴム編みなのでもう1目右側から針を入れて糸を引き抜きます。
次の目は表編みになります。
糸を向こう側にして、手前から針を入れて作り目の輪の中を引き抜きます。
2目ゴム編みなので隣の作り目も輪の向こう側にある糸を引き抜いて様子を見ます。
裏目から始めるので2目ゴム編みは裏・裏・表・表という順に編んでいきます。
最後まで編んだら編み地を裏返し、左手に持って右から針を出すようにします。
これを繰り返すと2目ゴム編みの完成です。
指編みの編み方
指編みは比較的新しく作り出された編み方です。
極太の毛糸でサクサク編めるので初心者に向いています。
作品例:付け襟
用意する物
- 毛糸(極太)
- ボタン(直径25mm)1つ
- ボタンを縫い付ける針と糸
- 7号かぎ針
編み方
糸始末分を取っておいて、作り目を作ります。
糸をクルッと捻って毛糸玉側の毛糸の上に置き真ん中から毛糸を引っ張り上げると作り目ができます。
この作り目は親指に掛けます。
毛糸玉につながっている毛糸が親指から上側に出ているので、人差し指をスルーして中指の後ろを通り薬指で手前に来て小指を一周します。
小指を一周した毛糸は薬指の後ろ側を通してウネウネと指の間を縫いながら人差し指まで戻します。
人差し指まで戻った毛糸は4本の指の上を通るように置きます。
次に、人差し指で手前になった毛糸の下にある糸を後ろ側に持っていきます。
中指や薬指も同じく下にある毛糸を指をくぐらせて後ろに持っていきます。
小指まで指をくぐらせて毛糸を後ろに持っていったら、小指側にある毛糸を人差し指に向かって指の上を渡します。
今度は小指から指に編んでいる糸を後ろにすくって回します。
手の甲には編み地が出来上がっているのをチェックします。
人差し指まですくって通した毛糸を指の上を通して小指側に持っていきます。
新しく毛糸を通した下側の指にかけてある毛糸を上に通した毛糸にくぐらせていきます。
そのあとはこの繰り返しになります。
ある程度編んだら親指の糸は外してしまっても大丈夫です。
毛糸を1玉編んだところで糸始末をします。
1球で約62cmくらい幅10cmくらい編めました。
糸始末ですが、人差し指の編み目に残りの毛糸を通して編み目から人差し指を抜いて被せ、隣の中指の糸も指を抜いて被せます。
小指まで指を抜いて被せたら、小指の輪になった糸に糸端を差し込んで、ここで引き締めます。
出来上がったら最後に表地と裏地で雰囲気が変わるので、どちらを表にするか決めます。
表地が決まったら裏側にかぎ針を使って糸端の始末をします。
襟のボタン位置が決まったらボタンを縫い付けて完成です。
アフガン編みの編み方
アフガン編みは棒針の先にかぎ針が付いているような、長い持ち手にかぎ針編みをする面白い編み方が特徴です。
初心者さんにもオススメです。
作品例:コースター
用意する物
- 毛糸(極太)
- かぎ針(5mm 8号針)
編み方
まず、かぎ針で毛糸をクルッと回して作る作り目をして、鎖編みを15目編みます。
奇数がいいので、大きくしたい時は17目、小さくしたい時は13目という風に増やしたり減らしたりします。
15目編んだら右から3番目の編み山にかぎ針を差し込むます。
糸を編み山を抜くように引いてきて、一目のくさり編みを編みます。
次は一つ飛ばしに編んでいくので、一目おいた次の編み山にかぎ針を通し、糸を鎖編みの裏山から引き出して一目のくさり編みを編みます。
この編み方を続けていきます。
最後だけくさり編みを2目編みます。
全部で8目かぎ針にかかっています。
その状態でくさり編みを1目編み、毛糸をかぎ針に引っ掛けて2目一緒に編みます。
くさり編みを1目編み、毛糸をかぎ針に引っ掛けて2目一緒に編むのを繰り返していきます。
最後の2目は一気に引き抜いて1段の完成です。
2段目は立ち上がりのくさり編みを1目作ってから編みます。
1目おいた隣に立ち上がっている糸にかぎ針を差し込んで裏側まで突き抜けて1目拾いくさり編みを1目編みます。
1目おいた隣の立ち上がりの糸にかぎ針を差し込んで糸を引き抜き、くさり編みを1目編みます。
最後は一番奥でぴょこっとなっている半目に針を差し込んで糸を引き抜き、くさり編みを2目編みます。
最後だけくさり編みを2目です。
これでかぎ針にかかっている目は8目になりました。
基本的に同じことの繰り返しです。
戻り目はかぎ針に毛糸かけてから掛かっている目を2目一緒に引き抜いて編みます。
次にくさり目を一つ編み、かぎ針に毛糸を取ったら棒にかかっている目を2目同時に引き抜きます。
基本的にこの編み方の繰り返しです。
7段目まで編んだら基本的に出来上がりなのですが、周りをこま編みでかがっていくと出来上がりがより綺麗に見えます。
こま編みができたら完成です。
編み物初心者でも作りやすいもの
初心者向けで簡単な編み方でできる物を集めてみました。
かぎ針と棒針の練習例の中で気に入ったものがありましたらぜひ挑戦してみてください。
- 簡単な巾着(かぎ針編み)
- 簡単なバラの編み物(かぎ針編み)
- 簡単な帽子の編み物(かぎ針編み)
- 30分で簡単スヌード作り(棒針編み)
- メリヤス編みのポーチ(棒針編み)
編み物初心者が作りやすいもの①:初心者向けの簡単な巾着の編み物(かぎ針編み)
ネット編みという編み方でぐるぐると好きなだけ編んで小物を入れたりペットボトルを入れて歩いたりするものです。
紐の部分は鎖編みにしてありますから極太毛糸で気軽に編める初心者向けのアイテムです。
編み物初心者が作りやすいもの②:初心者向け簡単なバラの編み物(かぎ針編み)
これは小さな花びら5枚、大きな花びら9枚を編んでくるくると巻いたものです。
編み図
編み図を見るとわかりますが意外なほど簡単に作れますよ。
編み物初心者が作りやすいもの③:初心者向け簡単な帽子の編み物(棒針編み)
メリヤス編みと一目ゴム編みでできています。
写真は赤ちゃん用ですがサイズを変えれば大人用の帽子の編み物が作れます。
編み物初心者が作りやすいもの④:初心者向け30分で簡単スヌード作り(棒針編み)
スラブという糸の超極太で編んであるスヌードです。
ザクザク編んでいくだけなので短時間で編めるのが魅力的ですね。
編み物初心者が作りやすいもの⑤:初心者向けメリヤス編みのシュシュ(棒針編み)
メリヤス編みで、変わり染や段染めの毛糸を編んでいって最後にゴムを通して締めます。
輪針の小さなもので編むだけなので初心者さんにもオススメです。
マフラーの作り方
初心者向けの基本的な棒針編みの例です。
極太毛糸でどんどん編み進めていけますから自信をつけるのにもいいでしょう。
用意する物
- 極太毛糸 7玉(個人の好みでフリンジをつけたりマフラーを長くするなら毛糸の玉数を多く、短くするなら玉数を少なく調節できます)。
- 棒針(輪針)15号と12号
- ハサミ
- 綴じ針
- メジャー
- 編み図
幅40目で15.5cm幅(好みでマフラーの太さを変えることができます)。
編み方
作り目で40目作ります。
40目できたら、最初の3目は裏メリヤス編みをし、次に2目表編みをします。
表・表・裏・裏……というように繰り返しながら編みます。
編み終わりは3目裏あみで終わります。
3段目は表目3目から始まって表・表・裏・裏を繰り返します。
綺麗な縦ストライプになるように編み続け、終わりまで綺麗なストライプを維持します。
毛糸を継ぐ時には、終わる糸と新しい糸を揃えて新しい糸から編みます。
なるべく端の方で継ぐ用紙すると編み地が綺麗に出来上がります。
7玉まで編んで186cmくらいになりました。
最後に伏せ留めをするのでマフラーの幅の3倍くらいの毛糸を残して編み終わりにします。
伏せ留めで綺麗に終わるように12号の針を使います。
2目ずつ交互に編んできましたが、段の最初と最後だけ3目ずつになっているので、そこは2目同時に毛糸針を通して締めます。
表目状態になっている2目を一度に針で編みます。
次の目も表目で編んだら先に編んだ目を隣の目に被せます。
表目が終わったら裏目になるので、裏目を1目編んだら先に編んでいた表目を被せます。
最後まで繰り返し被せていったら糸始末分を残してカットして棒針を抜きます。
糸始末は、毛糸ばりに始末する毛糸を通し、マフラーの目をすくい取って縫うように縦方向に目をくぐらせていきます。
5cmくらいくぐらせたら、根元からカットします。
途中で糸を継いだところも一旦縛って留めてからマフラーの上方向とした方向に糸をくぐらせて終わりにします。
編み始めを含めて全部の糸端を始末したら完成です。
コースターの作り方
これは初心者向けですが、見栄えがするのでいくつか作ってかぎ針編みの練習にするといいでしょう。
かぎ針編みのコースターの作り方です。
用意する物
- 毛糸(並太)
- かぎ針(7号)
- 毛糸用とじ針
- ハサミ
編み方
はじめにコースターの中心になる輪を作ります。
指2本に毛糸を2周巻き、かぎ針で輪の向こう側へかぎを出して毛糸を引っ掛け、手前に持ってきて輪の中に入れます。
もう一度向こうから新しい毛糸を持ってきて引き抜き、引き締めると輪の作り目ができます。
次は長編みです。
長編みなので立ち上がりに糸を3目くさり編みをして、目を立ち上げます。
隣から長編みをしていきます。
1度かぎ針に毛糸をかけたら輪を通して向こう側から毛糸を引っ掛けて持ってきます。
かぎ針に3目毛糸がかかっている状態なので輪の外側から新しい毛糸をかぎ針で引っ掛けて持ってきたら、2目一緒に通します。
するとかぎ針に2目残っている状態になりますので、新しく毛糸を引っ掛けてきて2目一緒に引き抜き、長編みの完成です。
1段目は立ち上がりの3目を入れて長編みを11目作ります。
11目作ったら、中心を絞ります。
11目の作りかけ糸を伸ばして抜けないようにしてから、編み始めた糸端の方へギュッと寄せます。
寄せたら、輪の作り始めにある毛糸を少し引きます。
すると2本ある輪のうちの1本が縮みますので、それを引っ張って縮めます。
真ん中がキュッと締まったら、糸端を引っ張ります。
そうすると残りの輪が締まって丸い形になった長編みが残ります。
中心が締まったら編みかけの目にかぎ針を戻し、最初に作った立ち上がりの3目にかぎ針を通し毛糸をすくって輪を閉じます。
これで1段目の長編みができました。
続いて2段目の長編みを作ります。
立ち上がりに鎖編みを3目作ります。
根元に長編みを1回編みます。
次の目に長編みを2回編みます。
その後は一つの1段目の目に長編みを2目ずつ編みます。
最後に最初の立ち上がりの目に引き抜き編みをして2段目が出来上がりです。
3段目に入ります。
3段目も立ち上がりの引き抜き編み3目を編みます。
根元の次の目に長編みを2回します。
その隣には長編みを1回します。
このように長編みを下の目に2回・1回・2回・1回という順で編んでいきます。
最後は3目の作り目にかぎ針を入れて引き抜き3段目の出来上がりです。
4段目は花びらのようなヒラヒラとした部分を編みます。
立ち上がりを1目作ります。
根元にこま編みを1目編み、くさり編みを3目編みます。
くさり編みをしたら次の目を1つ飛ばして1目こま編みをします。
4段目はこの繰り返しになります。
1周したら、最後の1つの花びらの時にこま編みの後くさり編みを1目編み、中長編みをします。
中長編みはかぎ針に毛糸を引っ掛けて始めのこま編みにかぎ針を通して毛糸をすくい、かぎ針に残っている3目をいっぺんに抜いてしまう技法です。
そうすると花びらの真ん中に毛糸が残るようになっています。
5段目は立ち上がりのくさり編みを一目作ってこま編みを編みます。
次にくさり編みを4目編み、隣の花びらの真ん中にこま編みをするというのを繰り返します。
最後はくさり編みを4目で最初に編んだこま編みに引き抜き編みをして糸始末をするので糸始末分を残して毛糸をカットします。
毛糸針で糸始末したら出来上がりです。
帽子の作り方
初心者にもわかりやすくするためにいくつかパートを分けました。
ぜひ挑戦してみてください。
輪針で編むニット帽子の編み方1
用意する物
- 毛糸(並太)
- 輪針(10号)
編み方
毛糸の始めを帽子の裾の周囲3倍強に測り、作り目を作ってそこから編み始めます。
毛糸を捻って中心に毛糸を持ってきて引き抜くと輪が出来上がるので、輪針10号の端を輪に通して絞り作り目を作ります。
親指の手前の糸を拾って人差し指側に持って行き、手前の毛糸を引き出して
毛糸を絞ります。
これを繰り返して作り目を84目作ります。
84目で58cmから60cmくらいのサイズの帽子ができます。
84目の作り目ができたらもう1目足しておきます。
この足した1目は1周して最初と繋げる時に綺麗に繋げるために使います。
次に作り目がねじれてないか確かめてください。
編み目を左側の棒の方に集めてください。
右側にも編み目がたくさんあるとちょっと編みにくく、目が混んでしまうためです。
右の針の一目を左の針に移します。
左の針に移した1目と左の端にあった1目を一緒に裏編みします。
2目ゴム編みなので次も裏編みです。
その後は表・表・裏・裏の順に編んでいきます。
1段目が編めたら、2段目は下の編み地に沿って編んでいきますので間違えないようにひたすら38段目まで編んでいきます。
輪針で編むニット帽子の編み方2
38段目まで編むところまで説明いたしましたので、39段目からの減らし目の説明をしていきます。
編み始めの裏目を1目編んでから、2目1度に編む減らし目をします。
やり方ですが、左側の目を右側の裏編みの目1つの上に被せて2目一緒に編みます。
減らし目をする時には表編みの時に減らし目すると覚えておいた方がいいでしょう。
また、減らし目をする所にマーカーで印をつける(マーカーがなければ余り毛糸を利用して目印にしてもいい)と後々減らし目の続きをする時に便利です。
最初は8目編むたびに1目減らすように編んでいきます。
次は縫い始めのところの1目を減らすので、先ほどのように毛糸を1目編んで2目一緒に編みます。
この時は5目編んだら1目減らします。
マーカーを目印に減らし目をしていっても忘れずに編むことができます。
マーカーの2目前が減らし目と覚えておきましょう。
減らし目を繰り返していくと全部が表目になります。
輪針で編むニット帽子の編み方3
頭頂の部分で毛糸のとじ針を使って完成させるところからです。
減らし目が終わったところで毛糸を閉じ分を残してハサミで切り、とじ針を使って編み目を拾って1周します。
全部の目を拾ったら毛糸を絞って糸をギュッと引っ張ります。
だいたい絞れたらとじ針を中にして毛糸の帽子自体は表裏にします。
2目ゴム編みは表も裏も同じなのですが、一応裏側でギュッと絞り、縫い付けて綺麗に見えるようにします。
閉じた分をザッとでいいので毛糸のついたとじ針を編み目をくぐらせて丈夫にして結び、糸の後始末をします。
編み始めの方も糸を縫い目に沿って毛糸を通して後始末して帽子の出来上がりです。
編み物初心者が注意したいポイント
編み物初心者がついやってしまう失敗例をあげたので対処方を参考にしてください。
- 気がついたら編み目を落として編んでいた場合。
- 棒針(かぎ針でも)編んでいる途中で糸を引っ張る力が変わって緩くなったりきつくなったりする場合。
- 指定針を使い、きつめに編みましたが出来上がりサイズがすごく大きくなりました。編み方のコツは?
ポイント①:あわてずにかぎ針で落とし目を救いましょう。
気がついたら編み目を落として編んでいた場合。
落としていたのに気がついた編み物の段数によっても対処法は変わりますが、2〜3段で気がついたのなら、落とした目をかぎ針ですくい取って縦に編んでいけば、失敗はフォローできます。
ずっと下で落としたのを後で気がついたら、試しにかぎ針ですくいとるやり方をやってみましょう。
糸がひきつれて目立つようだったら解いて直すしかないので、うっかりミスが無いように気をつけましょう。
ポイント②:縦・横に軽く引っ張って均等になるようにしてみましょう。
棒針(かぎ針でも)編んでいる途中で糸を引っ張る力が変わって緩くなったりきつくなったりする場合。
なるべく均等な力で編むのが一番なのですが、どうしても緩くなったり、キツくなったりしてしまうのでしたら、編んでいる途中で縦や横に引っ張って糸が均等になるようにします。
その時、編み地が伸びたままにならないように気をつけながら縦・横に軽く引っ張って均等になるようにしてみましょう。
ポイント③:指定針を使い、きつめに編みましたが出来上がりサイズがすごく大きくなりました。編み方のコツはゲージを取ること。
指定針を使い、きつめに編みましたが出来上がりサイズがすごく大きくなりました。編み方のコツは?
指定号数の針を使ったからといって編み図のサイズに出来上がるわけではありません。
ゲージはご存知ですか?
本番に入る前に、編み針と毛糸の相性を見るために編むもので、10cmX10cm以上のサイズの編み物をして10cmX10cmに何目、何段あるか確かめるのです。
編み図にゲージ○○目○○段とありますので、それと食い違っていた場合は出来上がりサイズの○○cmというのを参考にして何目X何段あればいいか計算し直すのです。
途中途中で10cmゲージと全体サイズの確認をすれば失敗はかなり防げるはずです。
おすすめの編み物の本
かぎ針と棒編み。
どちらも好みが分かれるので、2冊紹介させていただきます。
かぎ針で編み物を始めるのでしたら、この本が参考になるでしょう。
内容は初心者向けで、細かく編み方などの解説もあるので編み方の見直しをしたい方にもオススメです。
基本はマフラーと帽子の編み方ですが、編み方がバラエティーに富んでいるので、初心者やお子様が興味を持った時に良いオススメという意味でこの本を紹介いたします。
初心者でも楽しい編み物の世界
今回は編み物初心者向けの編み物を紹介いたしました。
映像や文字では伝わらなかったりわかりにくいところもあるかもしれませんが、コースターや帽子など、小さなものから始まって、大作のセーターやストールができた時の嬉しさは例えようもありません。
ぜひ、編み物を始めるのに躊躇している時に楽しく見ていただけたら、編み物をやってみようかと思っていただけたら嬉しいです。