電動ドライバーとは
自分で机や椅子類など工作したり、DIYしたりした事がない方。
そういったDIY初心者の方の中には、電動ドライバーについて知らない人もいるかもしれませんね。
電動ドライバーですが、手動式のドライバーと大きく異なるのは工具の中にモーターが内蔵されている点。
ボタンひと押しでモーターが回転するので、その回転力によってネジ穴の中にネジをねじ込んだり、ドリルで簡単に 穴ぼこをあける事が出来ます。
電気とモーターの力が組み合わさる事で、作業効率のスピードがグンッと上がりますし、手を痛めることなく疲れにくい点も嬉しいところ。
自分で家具類を作ってみたり、ちょっとした修理は自分でやってしまいたい!
そういう方は一家に一台おすすめと言える電動ドライバーがあると心強いですよ。
電動ドライバーの特徴
それでは続いて、電動ドライバーの特徴について解説していきます。
特徴ですが、主に下記の4つになりますよ。
- 電源式と充電式とがある
- 種類は主に3つ
- 作業スピードが段違いに上がる
- 制作物の完成度が増す
電動ドライバーの特徴①:電源式と充電式とがある
まず電動ドライバーですが大きいカテゴリーに分けて『電源式』と『充電式』
この2つがあることを覚えておきましょう。
まず電源式ですがこれはAC電源につなぐことで使用可能となるドライバーの事。
常に電源に繋がっているのでパワーが落ちる事なく、ドライバー内の残量電源など気にせず作業出来る点。
あとは充電式のものと比較して価格も低めで、ドライバー本体も軽量なものが多いです。
力が弱い女性の方や、自宅内での軽めな工作をするのが主な使い所となってくるなら、電源式がおすすめ。
ちなみにコンセントがない屋外では使用不可なので、ウロウロ移動しながら作業することなになる方には向かないです。
コードがとてもうっとうしく感じる事でしょう。
そして『充電式』電源式と違いコンセントに繋げる必要がありません。
ですから、コードを気にせず作業出来るので作業効率がとてもスムーズになります。
コンセントが遠い天井裏での作業とか、屋外で穴をあけたり、ネジを引き締めたり。
そういったコードの事を考えないと出来ない、作業をするのに向いています。
ただ、作業前に電動ドライバー内のバッテリー残量をチェックする必要があります。
充電が十分でないと、作業途中で電池が切れて作業がストップしてしまった、なんて事も考えられます。
あとは電源式と比べると、少々割高なところがデメリットでしょうか。
電動ドライバーの特徴②:種類は主に3つ
特徴のその2ですが、ドライバーの種類は更に「スクリュー系」「ドリル系」「インパクト系」の3種類に分かれる点ですね。
上記の『電源式』と『充電式』が大きなカテゴリーだとすると、そこから更に枝分かれして今書いた3つに分かれるといった具合でしょうか。
それぞれの特徴を簡単に書きますと、スクリュードライバーは主に石膏系のボードを固定する時に用いられます。
先端を押し込みながらトリガーを引かないと作動しないので、他の2種と比べて不便に感じるかもしれません。
ですが、ボードを張る内装系の作業では作業効率がとてもスムーズとなります。
次に「ドリル系」ですが、これは木の板に穴を穿ったり、ネジを締める等。
そういったDIYでも単純な作業をするのに向いた工具ですね。
トリガーを引くだけで回転するので、簡単な工作類には向いていそうです。
最後に「インパクト系」これは「ドリル系」の機能を更に強化したドライバーと考えてもらうと、分かりやすいでしょうか。
回転に加えて打撃の力も加わるので、木の板だけでなくコンクリートなどへのネジ締めも可能です。
電動ドライバーの特徴③:作業スピードが段違いに上がる
ビスや釘、ネジを締め込むための穴をあけて、手動のドライバーで手回しで作業していく・・・
なんて事をしていたら.、DIYの作業が全部終わるのに何日も掛かってしまいます。
手動だと非効率的なことこの上ないです。
しかしながら、電動ドライバーを利用すれば穴あけ、ネジの締め上げ、蝶番などの取り付けまでなんのその。
慣れていない人や握力が弱い人でもものの数分で1つの作業が完了するので、かなりの時短となります。
要するに、作業スピードが段違いに上がるわけですね。
電動ドライバーの特徴④:制作物の完成度が増す
DIY系の作業に慣れている人、日頃からDIYが仕事で職人並みの腕を持っている人なら手作業でも市販品と遜色ない家具類を作れます。
しかし、DIYに手を出した事がない初心者だとまず無理ですよね。
電動ドライバーを使えば、木材への穴あけやネジ締め等。
手て回して作業するより正確性が向上しますから、結果制作物の完成尾が増します。
ですから自分にとってこれはおすすめ!といえる電動ドライバーは1台持っておきたいですね。
電動ドライバーの正しい選び方
それでは各種特徴について見ていったところで、電動ドライバーの正しい選び方もチェックしておきましょう。
おすすめドライバーの選び方ですが、次の4点となります。
- コード式か充電式かチェック
- トルク力の単位を確認する
- 最大のネジを締め付ける力を見る
- 初心者は小型の電動ドリルドライバーが安くておすすめ
電動ドライバーの選び方①:コード式か充電式かチェック
まず先程も書きましたが電動ドライバーには『電源式(コード式)』と『充電式』とがあります。
現在の主流電動ドライバーは大体が『充電式』
DIYの作業を行う前にちゃんと充電しておけば、コードを気にせずどこでも利用できるその自由さが魅力的ですね。
屋内で使用するのがメインならコード式でも問題ないとは思います。
ただ、それでも充電式のフリーダムさと比較するとおすすめなのは充電式でしょうか。
電動ドライバーの選び方②:トルク力の単位を確認する
DIYの初心者の方はあまり耳にした事がないかもしれない『トルク』という単位。
実はこの単位、電動のドリル系ドライバーを選ぶ時に重要な単位だったりします。
トルクとは、穴あけやネジの締め付けの力の単位の事。
当然ながら、この数値が高いほどに対象物に大きな穴を穿ったり、太いネジやビスを締める事が出来ます。
ホームセンター等で販売されている一般的な組み立て式の家具なら、トルク値の低いタイプでも問題ありません。
トルク力の単には「N.m」で表示されますが小型だと「30N.m未満」
一般使用~プロが予備として扱うのが「30~50N.m未満」
プロが活用するのが「50~69N.m」と覚えておくと選択する際の目安になるでしょう。
初心者の方におすすめするなら「30N.m未満」でも十分ですね。
電動ドライバーの選び方③:最大のネジを締め付ける力を見る
選び方のその3ですが、その電動ドライバーがどこまでの大きさのネジやビスを締められるのか。
予めチェックしておくことも大事です。
商品のスペック表を見てもらうとだいたい分かるのですが「Ø7.0x70mm」と記載されていた場合。
軸径は7.0mmまで、長さは7cmまでのネジを締めつける事が出来る、という事ですね。
それぞれのメーカーによりこの数値は異なっているので、使用用途に応じてちゃんと見ておきましょう。
電動ドライバーの選び方④:初心者は小型の電動ドリルドライバーが安くておすすめ
選び方のラストですが、DIY初心者の方が選ぶなら小型の電動ドリルドライバーが安くて扱いやすくおすすめ。
小型なのでコンパクトに収納出来るため場所を取りませんし、軽量だから握力が低い女性でも扱いやすいです。
あとインドア系で体力に自信がない男性の方にもおすすめですね。
ちょっとた工作や販売されている家具を組み立てる。
そういった用途なら小型電動ドライバーで十分といえます。
おすすめの電動ドライバー15選
続いて、おすすめの電動ドライバーを15個程ご紹介していきましょう。
おすすめの電動ドライバー①:Oture 充電式

おすすめ電動ドライバーのトップバッター。
「Oture」の充電式タイプのドライバーです。
「ツイストドリル」や「インチ六角シャンク磁気ドリル」等、多彩なドリルが付いていて3000円いかない安価な価格が嬉しいポイント。
あと、最大の特徴は自由に折り曲げてネジ締めなどが行える『フレキシブルシャフト』が付いている点ですね。
取り付ければ幅の狭い場所などの穴あけ、ネジ締めも行えるのでとてもおすすめ出来るドライバーだと思いました。
おすすめの電動ドライバー②:ボッシュ(BOSCH)

続いてはボッシュ(BOSCH) の小型、充電式の電動ドライバーです。
家庭用の電動ドライバーにおいては「このボッシュのメーカーを選んでおけばまず問題ない」
そう言われているほど有名です。
人間工学を意識した『エルゴスイッチ』を採用しており、手にしっくり馴染みなおかつ疲れにくい。
パワーやバッテリーの持続時間も、ちょっとした工作や家具の組み立てを行う分には申し分ないです。
こちらもDIYするなら、おすすめしたい一品ですね。
おすすめの電動ドライバー③:ZENKE 充電式 コードレス

おすすめ電動ドライバー3つ目。
「ZENKE」の充電式コードレスタイプの電動ドライバーです。
マイナスやプラスとビットは合わせて12本。ドリルはツイスト系が3本。
そして55mmの延長棒が1本が付属。
これで2500円いかないんですから、とっても安心価格で驚異的です。
ただ、充電するためには「USBケーブル」が必要となるので、自宅にあるか前もって確認しておくべきですね。
おすすめの電動ドライバー④:高儀 EARTH MAN 3.6V ミニドリル&ドライバー

続きましては「高儀」から販売されている、コードレスタイプのミニドリル&ドライバー。
回転軸が他の製品と比べて「上方に付いている」ため、机や椅子など制作する時に隅っこや角にも使用できるのが最大の特徴。
あと小型で充電式なので、フットワークが軽く使えてストレスフリーです。
メインとしても予備として、持っておくと安心できるおすすめのドライバーですね。
おすすめの電動ドライバー⑤:HiKOKI コードレスインパクトドライバー

パワーがあってバッテリー持ちも良い、コードレスなインパクトドライバーが欲しい。
そういった方は「HiKOKI」のドライバー等いかがでしょう。
トルク力が「140N・m」なので、プロ仕様の数値を大幅に超えており、締め付けも静かに行なえます。
ただ、若干重いというレビューも目にするので長時間腕を上げての作業には向かないかもです。
おすすめの電動ドライバー⑥:アイリスオーヤマ 充電式

おすすめ電動ドライバーの6点目。
「アイリスオーヤマ」から出ているこちらの充電式、コードレスタイプ。
最大の特徴はその軽さで「約380g」となっています。
ドライバーはプラスが4本、マイナスが3本。
そして六角ビットが3本付属されていますね。
ビット交換もとても簡単に行えるので、こちらも初心者の方や女性の方にはおすすめしたい電動ドライバーです。
おすすめの電動ドライバー⑦:マキタ(Makita) 充電式ペンインパクト

続きまして「マキタ(Makita)」のペンインパクト。
見ての通りペンの様に細いので、手狭な場所での作業に向いています。
他のインパクト系に比べると少々パワーは低いですが、高評価レビューが多い一品ですね。
おすすめの電動ドライバー⑧:新興製作所 電気ドライバー

おすすめ電動ドライバー8つ目。
「新興製作所」の電動ドライバー。
これ1台あるだけで、ネジの締め上げから穴あけ。
あと研磨の仕上げまで出来ちゃいます。
クラッチハンドルを操作するだけでトルク調整出来るのも、作業がスムーズになるので嬉しいところ。
コードレスではないので外での作業に向きませんが、屋内で作業するから問題ないといった方にはおすすめしたいですね。
おすすめの電動ドライバー⑨:高儀 EARTH MAN ドリル&ドライバー

先程紹介した「高儀 EARTH MAN」のミニドリルの性能を強化したタイプが、こちらの「ドリル&ドライバー」
DIYに使用するなら、コストパーフォーマンスに優れているという事で人気が高いです。
ただ、中には不良品が混じっているようなので、そうなったらすぐ取り替えてもらいましょう。
おすすめの電動ドライバー⑩:DigHealth 電動ドライバーセット

おすすめの10個目は「DigHealth」の電動ドライバーセット。
他の商品と比べてデザインがとても洗練されており、付属のビット数はなんと41個。
コードレスかつ軽量なのでDIYする時もストレスフリーです。
家庭用DIYに使用するなら、十分すぎる商品ですね。
おすすめの電動ドライバー⑪:SUNOKY 電動ドライバーセット コードレス

こちらは「SUNOKY」のドライバーセットの商品。
コードレスタイプで緑の中でもちょっと暗めなピーコック・グリーンカラーが、大人らしい雰囲気で人気です。
付属されているビット数は45本とかなり本数があるのも魅力の1つ。
これで3000円いかないんですから、なかなかおすすめ出来る商品なんじゃないでしょうか。
おすすめの電動ドライバー⑫:Kuromatsu 電動ドライバー

「Kuromatsu」の電動ドライバーもなかなか人気が高いです。
付属ビット数は44本で、更に延長棒が1本。
ワンタッチで形状が変形出来、更にせせこましい場所でも活躍する『フレキシブルアーム』が付いています。
こちらも安価なので、初心者にはおすすしたいですね。
おすすめの電動ドライバー⑬:Qisiewell 12V コードレスドライバー

コバルトブルーの色味が特徴的な「Qisiewell」のコードレスタイプ。
ドリル部品が24個と、フレキシブルシャフトが付属。
木材はもちろんのこと、レンガや金属などへの穴あけも可能で家庭用に使うなら全くもって問題ありません。
おすすめの電動ドライバー⑭:Drakefyre USB充電式

Amazonでの取扱い開始が2019年5月とかなり新し目な商品です。
「Drakefyre 」の充電式で、ビット数は他の製品の群を抜いて47個。
あと狭い場所での作業が楽になるフレキシブルシャフトが付いており、更に懐中電灯も付属しています。
DIY工具ながら、停電や非常時に役立つアイテムというわけですね。
おすすめの電動ドライバー⑮:EARTH MAN 乾電池式 ミニドライバー

おすすめ電動ドライバーのラストは、乾電池式のミニドライバー。
乾電池式なのでパワーは低いですけど、家具を組み立てる分には問題ない性能です。
非常に安いのが特徴的で、DIYする頻度が少なく「とりあえずあればいいや」
そう考える方向けな商品といえるでしょう。
おすすめのDIYグッズを紹介

最後に日曜大工やDIYするのにおすすめのグッズをご紹介していきます。
こちらの『ブラックアンドデッカー マルチツール』
この工具1つで「インパクトドライバー」「ドリルドライバー」「サンダー」「丸のこ」が付属しています。
ヘッドの交換も簡単でそれぞれの用途に合わせて気軽に使えるので、手作りの本棚やヴィンテージな机を作ってみたい!
そういった方にはおすすめの商品と言えますね。
なによりヘッドの部分を切り替える時、変形ロボみたいで格好いいというレビューを目にしました。
確かに・・そう思うと格好いいですよね、この製品。
気になる方は是非手にとってみてくださいね。
使用用途と好みに合った電動ドライバーを選びましょう!
今回は複数のおすすめ電動ドライバーと、特徴や選び方等について解説していきました。
初歩的な家具類の組立から、本棚や机に椅子といったDIY工作。
更にはプロの様に自宅内をリフォームしてみたい!
そういった要望に電動ドライバーはしっかり応えてくれます。
是非あなたの使用用途と好みに合った電動ドライバーを選んで、楽しいDIYライフをお過ごしくださいね。