かぶは正しく保存すれば1ヶ月ほど保存が可能!
寒い時期になると八百屋さんやスーパーなどで出てくるかぶ。お味噌汁や煮込み料理にも、お漬物などの常備菜にしても美味しいですよね。
綺麗な緑色の葉から真っ白の身まで無駄なところなく丸ごと食べられるのもとても魅力的ですよね。しかし、買ってそのままの状態で保存すると、数日でかぶの葉っぱは萎れてしまい、根はグニュグニュと柔らかくなってしまいます。
そうなる前に、正しい方法でかぶを保存しましょう。かぶは正しい手順で、少し手を加えて保存すれば、長期間美味しい状態が保てる野菜なんです。
栄養たっぷりのかぶ。葉っぱから身までのすべてを無駄にしないように、正しいかぶの保存方法を知っておきましょう。
かぶをおいしく保存するポイント
かぶをおいしく保存するには、いくつかポイントがあります。しっかりポイントを押さえて正しい方法で保存しましょう。
かぶの保存は冷蔵保存か冷凍保存です。まず基本的な保存方法のポイントをご紹介します。
- 葉っぱと身は切り分ける
- 常温での保存はNG
- 葉っぱと身のを正しく保存
かぶをおいしく保存するポイント①:葉っぱと身は切り分ける
かぶを保存する時は、そのままの姿で保存するのはNG。葉っぱが萎びてしまう原因になります。
かぶを保存する時は、葉っぱと身を切り分け、冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。
かぶをおいしく保存するポイント②:常温での保存はNG
かぶの保存に常温は適していません。葉っぱと身を切り分けた後、必ず冷蔵か冷凍で保存しましょう。
かぶは冷蔵保存で葉っぱは3日、身は1週間。冷凍だと約1ヵ月ほど持つと言われています。
かぶをおいしく保存するポイント③:葉っぱと身を正しく保存
かぶは葉っぱと身を分けて冷蔵庫で保存します。葉っぱも身も湿らせたキッチンペーパーに包んでから保存します。
葉っぱ立てて保存。身は一つ一つ包んで冷蔵庫で保存しましょう。キッチンペーパーで包んだ後、保存袋に入れて保存すると冷蔵庫内もすっきりです。
かぶは冷凍保存することもできる!
かぶは冷凍保存すると、1ヵ月と長期間の保存が可能な野菜です。冷蔵庫で保存するよりも長持ちするので、多めに買ってしまっても安心ですね。
冷凍したかぶは、解凍せずにそのまま調理できます。冷凍保存する際は、調理しやすい大きさにカットしておきましょう。
すりおろした状態での冷凍保存も可能。逆に丸々そのまま冷凍してしまうと、使用時に調理しにくくなってしまします。
かぶをカットしたり、すりおろした状態にしておけば、料理をする際、時短になります。おいしさそのまま保存できて、時短にもつながる冷凍保存は、忙しい主婦には嬉しい保存方法といえるでしょう。
かぶを冷凍保存する手順とポイント
かぶの冷凍保存方法はとっても簡単です。少しの手間でおいしさ長持ちの、忙しい主婦にも嬉しい冷凍保存方法の手順をご紹介。
ポイントを押さえておいしく保存しましょう。
- 冷蔵保存同様、葉っぱと身を切り分ける
- 使いやすい大きさにカットし水気をとる
- 葉っぱは軽く茹でる
- 身や葉っぱがくっつかない様に冷凍する
かぶを冷凍保存する手順とポイント①:冷蔵保存同様、葉っぱと身を切り分ける
かぶを冷凍保存する時も、冷蔵保存する時と同じく、葉っぱと身は別々に保存します。冷凍する前にスパッと切り分けておきましょう。
かぶを冷凍保存する手順とポイント②:使いやすい大きさにカットし水気をとる
身と葉っぱを切り分けたら、身は調理しやすい大きさにカット。葉っぱは3㎝~4㎝幅にカットしましょう。
カットしたかぶは、水分をとりましょう。冷蔵保存の時は、湿らせたキッチンペーパーで包んで保存しましたが、冷凍保存する際はしっかり水分をとりましょう。
かぶを冷凍保存する手順とポイント③:葉っぱは軽く茹でる
かぶの葉っぱは軽く下茹でしておくと、キレイな緑色のまま保存することができます。下茹でした後もきっちり水分はとりましょう。
かぶを冷凍保存する手順とポイント④:身や葉っぱがくっつかない様に冷凍する
しっかりと水気をとったかぶは、冷凍保存用の保存袋に入れて保存します。保存袋は葉っぱと身を分けて入れましょう。
また、かぶ同士がなるべくくっつかない様に袋に入れて保存しましょう。そうすると調理する時、くっついたかぶを剥がす手間が省けて楽ですよ。
かぶは酢や塩に漬けて保存するのもおすすめ
かぶはそのまま冷凍、冷蔵保存することもできますが、お酢や塩に漬けて保存することもできます。なぜ酢漬けや塩漬けで長期保存ができるのか。
酢漬けは、お酢に漬けることによって食材の酸性度がたかまり、食品を腐らせる微生物の繁殖を抑えることができます。また、塩漬けは、塩の作用で食材に含まれる水分が塩に流れ出ていきます。
微生物に必要な水分がなくなれば微生物は繁殖することができません。その為、塩漬けも酢漬けも同様に、長期保存に適しているんです。
酢漬けや塩漬けは保存しながら常備菜にもなるので、まさに一石二鳥ですね。ぜひお試しください。
かぶの保存食レシピ5選
かぶは常備菜としておいしく保存もできるんです。かぶのおいしさを存分に味わえる保存食をご紹介します。
簡単レシピばかりなので、ぜひ参考にしてみてください。
- かぶの甘酢漬け
- かぶの塩漬け
- ソフトふりかけ
- 季節野菜のおは漬け
- かぶの酢漬け
かぶの保存食レシピ①:かぶの甘酢漬け
紅白のかぶを使った色鮮やかな甘酢漬け。箸休めやおつまみにピッタリです。
《材料》
カブ(赤白):2個
塩:小さじ1
★お好みの酢:350cc
★砂糖:200g程度
柚子皮:2個分
だし昆布:10㎝くらい
お好みで鷹の爪:少々
①かぶは茎を落とし、皮は剥いで薄くいちょう切りにします。小さじ1程度の塩を振りよく混ぜ、30分程置くと水が出てきます。
②ぬれふきんで拭いただし昆布と、柚子皮を細切りにし、瓶の底に半分くらい入れます。かぶから出た水を絞って入れましょう。
③残りの昆布と柚子皮を上に入れ、砂糖・酢の順に入れて箸でかき回します。時々かき回しながら3日程たったら食べごろです!
かぶの保存食レシピ②:かぶの塩漬け
シンプルなかぶの塩漬けは、素材の旨味が光る一品!簡単にささっと作れる常備菜です。
《材料》
かぶ:9個
みょうが:3個
塩:小さじ3.5杯
赤唐辛子:2本
①かぶは皮をむいたら、あまり薄くならない程度にスライスしておきます。みょうがも食べやすいサイズにスライスしておきましょう。
②赤唐辛子を適当なサイズに切って塩をかぶとみょうが全体に振ります。水気が出てきたら完成です。
参考:かぶの簡単塩漬け
かぶの保存食レシピ③:ソフトふりかけ
かぶもしくはかぶの葉っぱをふんだんに使ったソフトふりかけです。ごはんのお共にぜひ!
《材料》
かぶ又は大根の葉:1本分
白すり胡麻:大さじ1
砂糖:大さじ2
醤油:大さじ2
顆粒だしの素:小さじ2
酒:大さじ2
かつおぶし:ふたつまみ分くらい
胡麻油:適量
①かぶ又は大根の葉をみじん切りにします。フライパンに胡麻油をしき、かぶと他の材料全てを炒め、水分が飛んだら完成です!
かぶの保存食レシピ④:季節野菜のおは漬け
寒い時期の福井県ではお馴染みの保存食。一夜漬けであっさり食べれるお漬物です。
《材料》
白菜:500g
胡瓜:3本
白かぶ:300g
昆布:少量
塩:25g
酢:40cc
①白菜の白い部分は2センチ幅のザク切り、カブは3〜4ミリのイチョウ切り、胡瓜はスライス、昆布は小さくカット。カットした野菜を袋内でしっかりまぜましょう。
②塩と酢を合わせて袋に投入します。その後もよく揉み込みましょう。
③袋は閉じず、ある程度通気させた状態で大きなタッパーに入れましょう。その上から重しをのせます。
④一晩経てば完成です。
かぶの保存食レシピ⑤:かぶの酢漬け
シンプルな酢漬けはあっさりさっぱり。夏でも冬でも美味しくいただけるオールシーズンOKの保存食。
《材料》
かぶ:1つ
砂糖:大さじ2
酢:大さじ4
塩:適量
顆粒和風だし:ひとつまみ
鷹の爪:1つ
①かぶの皮を剥き、薄切りにして、塩でもんでおきましょう。5~6分おくとしんなりしてきてきます。
②砂糖、お酢、和風だしを混ぜます。砂糖が溶けるまでしっかり混ぜましょう。
③かぶを軽く絞り、砂糖、和風だしと混ぜたお酢に入れ、鷹の爪を入れて完成です。数時間置いて、味を馴染ませてからいただきましょう。
参考:シンプルなかぶの酢漬け*
おすすめのかぶのレシピ本
あまった野菜でパパッとつくれるお漬物レシピ。春夏秋冬、季節のお野菜を簡単で美味しいお漬物にしてみませんか。
常備菜として美味しく野菜の保存食をつくりましょう。かぶはもちろん、いろんな野菜のお漬物を試してみるのいかがでしょうか。
きっとお気に入りのお漬物に出会えますよ!
おいしさそのまま、かぶを上手に保存しましょう
ちょっと手を加えるだけで、長期間おいしさを保つことができるかぶ。和食にも洋食にも使える食材です。
正しい保存方法でおいしくかぶを保存しましょう。また、かぶの保存食も常備菜として、ぜひ作ってみてください。