味にこだわるならコーヒー豆がおすすめ
皆さんはコーヒーを選ぶときに何を大事にしていますか?
sumica編集部で100人を対象にアンケートを実施しました。
アンケートを実施したところ、実に半分以上の方が「味を大事にする」という回答しました。
次に、「コーヒーを飲むときはどのタイプか」というアンケートを実施しました。回答は以下の結果になりました。
アンケートを集計したところ、粉が一番人気のようでした。
ですが、味にこだわるならコーヒー豆を挽いて入れるほうが美味しいコーヒーが淹れられるというのをご存知の方も多いのではないでしょうか?
やはり美味しいコーヒーを飲むにはやはりコーヒー豆からこだわるのが一番です!
今回はライトアップコーヒーの川野さんに美味しいコーヒー豆の選び方や保存方法などを取材してきました!
美味しいコーヒー豆の選び方
コーヒー豆には驚くほどたくさんの種類があります。
産地・ブレンド・飲み方・焙煎の深さ、また、豆の鮮度によっても美味しさが違ってくるため、コーヒー豆選びは美味しいコーヒーを飲む上でとても重要なものとなってきます。
また、コーヒー豆にはそれぞれ異なる個性があるため、「美味しい」の基準には「自分好みの」という意味合いも含まれてきます。
美味しいコーヒー豆選びのポイントをご紹介します。
産地で選ぶ
最もよく知られているのが、産地で選ぶ方法です。
豆の産地によって味が大きく変わってきますので、自分の好きな美味しいコーヒー豆を選ぶ重要なポイントになってきます。
また、1つの国の中で、異なる種類の豆を栽培している場合もあります。
現在、一般に流通しているコーヒー豆のうち、最も多く見られるのがアラビカ種です。
エチオピア原産の、現在流通しているコーヒー豆の7~8割を占めている品種で、「キリマンジャロ」や「ブルーマウンテン」「ブラジル」などもアラビカ種になります。
インスタントコーヒーや缶コーヒーによく使用されるのがカネフォラ種ロブスタです。
アラビカ種の2倍のカフェイン量で独特の香りと苦みを持っているコーヒー豆で、通常のコーヒーには不向きとされますが、強いコクや苦みを活かせるエスプレッソや、ブレンドのアクセントにもよく使用されています。
ほとんどの地域で栽培されているのはアラビカ種ですが、コートジボワール、ベトナム、インドネシアではカネフォラ種をメインに、タンザニア、中国、インド、メキシコ、ブラジルではアラビカ種をメインにしながらカネフォラ種も栽培されています。
日本一のバリスタ川野さん曰く「産地の違いは歴史の違い」
コーヒー豆の味は「品種・作り方・環境」の3つの要素が影響しています。
特に大事なのが品種です。産地によって品種が異なるのは、伝搬した歴史が異なるからその国によって品種が異なります。中南米だったらブルボンという品種だし、ケニアならSLが主流みたいな。
主な産地は中南米、アフリカ、アジアの3種類です。中南米は甘い、どっしり。アフリカはフルーティー、繊細。アジアはパンチがあってワイルドというようなイメージです。
作り方も国ごとに差異が出ますが、作り方は水洗とナチュラルの2種類しかありません。
これは地域によって水が使えるかどうかという違いです。
環境は標高とか日照時間、雨量、天気、土壌などによって影響されます。
ブラジルは1000m、エチオピアは2000m。標高が高い方が味は甘くなります。
ブレンドとシングルオリジンの違い
シングルオリジン(ストレート)とは、同じ産地(銘柄)のコーヒー豆だけを使ったものを言います。
ブレンドとは、いくつかの産地(銘柄)のコーヒー豆を組み合わせて、好みの味を作りだしたものを言います。
シングルオリジンの良さは、その産地(銘柄)の豆の個性をそのまま楽しめることで、苦みの強いもの、酸味の強いもの、深いコクを楽しめるものなど、その豆の特徴を存分に味わうことができます。
その反面、コーヒー豆の個性が強すぎると感じる人もいます。
いくつかの種類のコーヒー豆を組み合わせることによって、好みのテイストを作り出したものがブレンドです。
複雑なテイストや、いろいろな要素のバランスが取れたものなど、ブレンドする人の好みに合わせて作ることができるメリットがあります。
比較的クセがなく、マイルドなものが多い傾向にあります。
コーヒー豆をブレンドをする理由は1種類だと味的にはボロが出るけど混ぜたら相乗効果が出るからです。
つまり豆だけのクオリティだけでみたらシングルの方が高い。
シングルオリジンは豆自体に個性があるので、味も尖ったものが多いですね。
ブレンドの良いところは味がまとまってて外れにくく、安定感あります。幅広い人が飲みやすい味ですね。
あと、ブレンドは店の看板的な立ち位置の商品になります。ブレンドの配合にお店の個性が出ますので。
飲み方
飲み方によっても選ぶコーヒー豆は変わってきます。
ブラックでそのまま飲むのか、ミルクやシュガーを入れて飲みたいのか、そうした目的の違いからコーヒー豆を選ぶ方法もあります。
焙煎度合い
焙煎(ロースト)の度合いによっても、コーヒーの味は大きく変わってきます。
焙煎とは、そのままでは飲むことができないコーヒーの生豆を煎って風味や香りを引き出していく作業のことですが、一般に、焙煎が浅いものは酸味が、深いものは苦みが強く出る傾向にあります。
主に浅煎り・中煎り・深煎りの3段階に分けられますが、細分化された8段階をどの段階に分類するかには、いろいろな意見があるようです。
浅いのは焙煎の香ばしさがないから、豆ごとの違いがよりわかりやすく、味わいが軽くてフルーティーでクリアです。
苦いのが苦手な方は浅煎りをおすすめします。
浅煎りの特徴と味
浅煎りは、豆が黄色っぽく、薄く焦げ目がついている状態のコーヒー豆です。
コクや香りはあまりありませんが、酸味の強い、さっぱりとした味わいが楽しめます。
浅煎りには、ライトローストとシナモンローストがあり、どちらも日本の喫茶文化の影響を受けたとされる、1杯ずつ丁寧にハンドドリップで淹れるスタイルのサードウェーブで人気の焙煎方法です。
ブルーマウンテンやブラジルなどの豆によく見られる焙煎方法です。
中煎りの特徴と味
中煎りは、いわゆる「コーヒー豆」のイメージ通りの、茶褐色をしています。
苦みと酸味のバランスが取れていて、口当たりもよく、カフェや家庭で広く好まれるタイプの焙煎方法です。
ミディアムローストとハイローストがあり、ミディアムローストはアメリカンタイプの軽い味わい、ハイローストはレギュラーコーヒーと呼ばれるものの大部分が該当する焙煎段階になります。
深煎りの特徴と味
深煎りは、コクと苦みが強調された、強い香りが特徴の焙煎方法です。
ミルクや砂糖を入れることも多いタイプで、力強い味わいを楽しむことができます。
深煎りには他の焙煎方法に比べて味の幅があり、最も一般的なコーヒー豆の焙煎段階であるシティロースト、アイスコーヒー向きのフルシティロースト、強い苦みが特徴でウインナーコーヒーなどアレンジ向きのフレンチロースト、豆が真っ黒く見えるほど深煎りしたスモーキーなテイストのイタリアンローストの4段階があります。
スペシャルティコーヒー
スペシャルティコーヒー、という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
その名の通り、高品質なコーヒー豆の名称ですが、スペシャルティコーヒーを名乗るには、厳格なラインをクリアしていなければなりません。
スペシャリティーコーヒーの定義は曖昧だけど「うまいコーヒー」であることが挙げられます。あとは社会性がある。
あと、あるとすれば細かい情報がわかるコーヒー。誰がどうやって作ったのかわかるなど。
美味しいコーヒーが飲みたいならこれを買っておけば間違いない。ただ厄介なのは原材料の段階で決まるものなので、焙煎の段階で味の魅力が引き立っていない可能性もあるという点は注意が必要です。
スペシャルティコーヒーとは
スペシャルティコーヒー(スペシャリティコーヒー)、という言葉が使われ始めたのは、1970年代のアメリカです。
「from seed to cup(種からカップまで)」と言われるように、徹底した品質管理のもと、高品質のコーヒー豆を生産し、消費者が満足するコーヒーを継続して提供していくのが、スペシャルティコーヒーの考え方です。
日本にも、1987年設立の「全日本グルメコーヒー協会」を前身とした「日本スペシャルティコーヒー協会」が2003年に設立され、日本人の好みに合うコーヒーを追求しています。
基準
スペシャルティコーヒーの世界統一基準はありませんが、各国の協会には明確な基準が存在します。
日本では、風味の透明性、甘さ、酸味、口当たり、風味の特徴、後味、バランスなどが評価基準となっています。
これらの基準を100点満点で評価し、80点以上の高得点を獲得したものだけがスペシャルティコーヒーと認められます。
さらに、アメリカでは、スペシャルティコーヒーの中でも、80~85点未満のものをスペシャルティグレード、85~90点未満をスペシャルティ・オリジン、90点以上をスペシャルティ・レアとしています。
普通のコーヒーとの違い
スペシャルティコーヒーと一般的なコーヒー(コモディティコーヒー)の違いには、2つのポイントがあります。
一つは抽出されたコーヒーの風味が、コーヒー豆の産地の特徴をよく表しているか、という点です。
もう一つは、栽培管理、収穫、処理と選別、流通が適切になされて、欠点豆の混入や豆の劣化が見られないか、という点です。
これらに加え、スペシャルティコーヒーには、高品質のコーヒー豆を継続して安定供給するために、生産現場の環境・経済・社会問題などにも配慮していくことが求められています。
自分の好きな味の見つけ方
数え切れないほどある種類の中からいきなり選ぶ、というのも難しいものです。
おすすめは、専門家に相談しながら選ぶことです。
コーヒー店やコーヒー専門店には、必ずコーヒーに詳しい人がいますから、自分の好みや目的を伝え、それに合ったものを選んでもらうと、より自分の好きな味が見つけやすくなります。
また、専門店では豆のブレンドからしてくれる場合もあります。
もっと手軽に、という場合には、お試しセットを購入してみるのがおすすめです。
少しずついろいろな種類が味わえるので、お手軽価格で自分の好きな味の傾向を知ることができます。
また、まずブレンドから試してみる方法もあります。
ブレンドには、どういう味わいにしたいか、という明確な意図があるため、「マイルドブレンド」「苦みブレンド」など、商品名からも探しやすくなっています。
日本一のバリスタ川野さんがおすすめする好きな味のみつけ方
家で淹れても淹れ方で味は変わってしまいます。
まずはプロの淹れた味を楽しんで好きな味を見つけて欲しいですね!
それで気に入った味のお店で数種類買ってみてください。そうやって好きなタイプが見つかったらどんどん広げていくと、コーヒーの奥深さを楽しめるのではないでしょうか。
日本一のバリスタのおすすめコーヒー豆ランキング
【第1位】ナチュラル精製の浅煎りのコーヒー
このコーヒーをキッカケにスペシャルティコーヒーにはまったりする人が多いです。
一番個性豊かで、キャッチーでユニークなコーヒー。イチゴのような圧倒的なフルーツ感。個性あるフルーティなコーヒーって?って気になる人はまず飲んでみて欲しいですね。
LIGHT UP COFFEEでは今エルサルバドルのナチュラル精製の甘さ際立つコーヒー売ってます!
【第2位】華やかで繊細なエチオピア
エチオピアはコーヒーの起源です。原種と呼ばれる品種を育てていて、紅茶や柑橘の華やかで繊細な風味が素晴らしい。
僕も一番好きなコーヒーは常にエチオピアです。本当に飲みやすくて上品な風味なので、ぜひ飲んで欲しい。エチオピア産のナチュラル精製っていう組み合わせもおすすめです。
LIGHT UP COFFEEでも売っていますし、FUGLEN TOKYOやonibus coffeeのエチオピアもすきです。
【第3位】ケニアのシングルオリジンの浅煎り
ビールでいうところのIPAです。濃厚な風味で、インパクト大。
ぎゅっと詰まったジューシーな果実感。コーヒーの美味しい酸味に目覚めるコーヒー。酸味を恐れずぜひ一度飲んでみてください。
浅煎りの方がジューシーでクリアで最高。僕はオスロにあるこの店のケニアが最高にすきです。日本のスペシャルティコーヒーショップにもケニアは高確率であるはず。
おすすめのコーヒー豆
個性豊かなコーヒー豆の中からおすすめのものをご紹介します。
加藤珈琲店 ゴールデンブレンド コーヒー 500g 珈琲豆 <挽き具合:豆のまま>
世界基準最高ランクのQグレードのコーヒー豆を30%以上ブレンドしたコーヒーです。
世界のコーヒー鑑定士が認めた品質の高いコーヒーだけに与えられるQグレード。
そのQグレードのコーヒー豆を贅沢に使用し、口当たりはマイルドかつ甘味とコク・苦み・酸味が調和した味わいに。
バランスのよいこちらのコーヒーは朝飲むのにおすすめです。
容量 | 500g |
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産地 | ホンジュラス・タンザニア・コロンビアなど |
品種 | アラビカ種 |
焙煎度合い | 中煎り |
保存方法 | - |
天馬珈琲 オーガニックコーヒー コーヒー豆 使用 ( 豆のまま )「 日本バリスタ選手権 優勝3回焙煎士が 焙煎 」「 無農薬 有機栽培 オーガニック 」「 有機 JAS 規格 コーヒー 」「 自家焙煎 珈琲豆 」 (250g)
日本バリスタ選手権で3度優勝経験のある焙煎師が厳選し、焙煎したコーヒーです。
使用されるコーヒー豆は希少価値の高いスペシャルティコーヒーに認定され、品質もお墨付きのもの。
無農薬・無化学肥料で栽培されたオーガニックコーヒーです。
安心してコーヒーを楽しみたい方におすすめ。
容量 | 250g |
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産地 | ペルー |
品種 | - |
焙煎度合い | 中煎り |
保存方法 | - |
澤井珈琲 コーヒー 専門店 コーヒー豆 2種類 ( ビクトリーブレンド / ブレンドフォルティシモ ) セット 2kg (500g x 4) 200杯分 超大入り FV 【 豆のまま 】
特徴の異なる2種のブレンドコーヒーのセット。
ビクトリーブレンドは優しい口当たりとコーヒー豆本来の旨味にこだわったあっさりした味わい。
ブレンドフォルテシモはチョコレートのように濃厚でコクのある味わいなので、カフェラテにも最適です。
飲み方によってコーヒー豆を変えたい方におすすめです。
容量 | 500g×4(2種×2) |
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産地 | ブラジルなど |
品種 | ブレンドフォルテシモ:サントス#2(アラビカ種)がベース |
焙煎度合い | ブレンドフォルテシモ:中強煎り、ビクトリーブレンド:深煎り |
保存方法 | - |
TOKYO COFFEE 東京コーヒー オーガニックブレンド 自家焙煎コーヒー (豆のまま 200g (オススメ))
100%オーガニック・新鮮・自家焙煎にこだわったコーヒー。
オーガニックだから美味しいだけでなく、身体にも環境にも優しいのが特徴。
発送直前の自家焙煎なので新鮮なコーヒーを自宅で楽しめます。
お味はディープなコクと苦み、ふわりとした甘みで酸味は控えめです。
自分にも地球にも優しいものをお求めの人におすすめ。
容量 | 200g |
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産地 | 南米など |
品種 | アラビカ種 |
焙煎度合い | 強めのやや深煎り |
保存方法 | - |
プレミアムラオスブレンド(豆) 500g×4袋【計2kg】 【藤田珈琲 コーヒー豆】
アフターミックス製法を取り入れた、それぞれのコーヒー豆の特徴を生かした味わいが特徴です。
通常のブレンドコーヒーはコーヒー豆を合わせた後に焙煎を行いますが、こちらのコーヒーは違います。
先にそれぞれのコーヒー豆に最適な焙煎を行ったあとブレンドするアフターミックス製法で、豆の個性を生かした美味しいコーヒーに仕上げています。
丸みのある優しい香り。
酸味は控えめでマイルドな苦みと濃い甘味、ナッツ系の香りの余韻が楽しめます。
容量 | 500g×4 |
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産地 | ラオスなど |
品種 | - |
焙煎度合い | 中深煎り |
保存方法 | 窒素ガス充填・逆止弁包装で酸化を防いだ状態 |
ヒルス コーヒー (粉) リッチブレンド AP 750g
伝統的なアメリカンコーヒーブランドによるブレンドコーヒー。
深いコクと香ばしいフレーバーが特徴です。
750gの大容量で1,000円とコスパがいいので、コーヒーを一日に何杯も飲む方におすすめ。
伝統と歴史ある味わいを楽しめます。
容量 | 750g |
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産地 | ベトナム・ブラジルなど |
品種 | - |
焙煎度合い | やや深煎り |
保存方法 | - |
アバンス 徳用 キリマンブレンド (豆) 500g
最高クラスの味と香りを誇るキリマンジャロのコーヒー豆を使用!
こだわりのセラミック焙煎の遠赤外線効果で、コーヒー豆をふっくら煎り上げています。
キリマンジャロの上品なコクと酸味、広がる余韻が特徴です。
コスパも良くキリマンジャロコーヒーをお得に楽しみたい方におすすめ。
容量 | 500g |
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産地 | タンザニア・コロンビアなど |
品種 | - |
焙煎度合い | - |
保存方法 | - |
成城石井 フレンチロースト 450g
豊かなアロマとしっかりとした苦みが特徴の成城石井オリジナルコーヒー。
使用するのはアラビカ種のみで、洗練された味わいを楽しめます。
リッチな味わいとコクでエスプレッソやカフェラテ、アイスコーヒーにして飲むのがおすすめ。
安心と安全にこだわる成城石井による信頼のおけるコーヒーです。
容量 | 450g |
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産地 | ブラジル・ペルーなど |
品種 | アラビカ種 |
焙煎度合い | 深煎り |
保存方法 | 簡易的な真空パック |
UCC ゴールドスペシャル スペシャルブレンド コーヒー豆 (粉) 1000g
独自の厳しい検査基準をクリアしたUCCクオリティの高品質・安全なコーヒー豆。
それぞれのコーヒー豆の個性を引き出すため、単品焙煎にこだわりブレンドしています。
甘い香りと味わい深いコクが特徴。
コスパも良く毎日気軽に飲むコーヒーとしておすすめです。
容量 | 1000g |
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産地 | ブラジル・コロンビアなど |
品種 | - |
焙煎度合い | 中煎り~中深煎り |
保存方法 | バルブ付きで酸化を防ぎ鮮度を保つ状態 |
特選 グルメ 珈琲 福袋 (Qコロ・グルメ・SP・ラス)<挽き具合:豆のまま>
種類の違うコーヒーを楽しみたい方におすすめなのがこちら。
以下4種のコーヒーの福袋です。
- スペシャルマイルドブレンド
- とっておきのグルメブレンド
- グァテマラ・ラスデリシャス
- コロンビアエルドラードスペシャル
スペシャルマイルドブレンドはレストラン・カフェ用に開発された、マイルドで飲みやすく香りのいいコーヒーです。
とっておきのグルメブレンドは厳選したコーヒー豆の最高級の味わいが楽しめます。
グァテマラ・ラスデリシャスはフルーティーさとコクを兼ね備えた味わい。
コロンビアエルドラードスペシャルはコロンビアの中でも特に優れた栽培地区でとれたコーヒーを使用。
トロピカルフルーツのような甘い香りと濃厚なコク、バランスの良い酸味が特徴です。
容量 | 500g×4(4種) |
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産地(スペシャルマイルドブレンド) | コロンビアなど |
産地(とっておきのグルメブレンド) | ブラジル・ニカラグア |
産地(グァテマラ・ラスデリシャス) | グァテマラ |
産地(コロンビアエルドラードスペシャル) | コロンビア |
品種 | - |
焙煎度合い | 4種とも中深煎り |
保存方法 | - |
コーヒー豆の種類
一見同じようなコーヒー豆ですが、大きく3種類に分けられます。
それぞれの特徴をご紹介します。
アラビカ種
世界で流通するコーヒーの約6割はアラビカ種と言われています。
甘くフローラルな香りで優れた味わい。
専門店で販売しているコーヒーはほぼアラビカ種です。
コーヒー豆の形は楕円形。
原産国はエチオピアです。
ロブスタ種
深い苦みと渋み、麦茶を連想するような香ばしさが特徴です。
酸味はほとんどありません。
アラビカ種より風味が劣ると言われますが、焙煎次第で美味しく飲むことが可能。
インスタントや缶コーヒーによく使われます。
コーヒー豆は丸みのある形です。
原産国はコンゴ。
リベリカ種
そのほとんどが産地で消費されるため、流通は希少なリベリカ種。
強い苦みが特徴です。
アラビカ種やロブスタ種より風味が劣っているともいわれています。
コーヒー豆の形はひし形。
原産国はアフリカ西海岸のリベリア共和国です。
人気の銘柄
大きく分けると3種のコーヒー豆ですが、その中でさらに銘柄が分かれています。
日本でも販売されているアラビカ種とロブスタ種の中でも人気の銘柄をご紹介します。
アラビカ種の人気銘柄
アラビカ種で特に人気なのがジャマイカのブルーマウンテン。
国により定められた基準を満たしたものだけに与えられるのがブルーマウンテンの称号です。
甘味・苦み・酸味・コクのバランスがよく、ナッツ類を思わせる香りが特徴。
ブルーマウンテンの他にはコナ(ハワイ)、キリマンジャロ、グァテマラ、コロンビア、ブラジルなどが有名。
ロブスタ種の人気銘柄
ロブスタ種で特に人気なのがベトナムコーヒーです。
深煎りのコーヒーは苦みが強いので、練乳をたっぷり入れて飲むのがベトナム流。
ベトナムコーヒー以外ではジャワコーヒーも人気です。
コーヒー豆はどうして種類によって味が違うのか
コーヒー豆はコーヒーベルトやコーヒーゾーンと呼ばれる、赤道を中心とした南北の緯度が25度までの約70か国で栽培されますが、種類(産地)によって特徴が異なるため、自分の好みに合った種類のコーヒー豆を選ぶ必要があります。
コーヒー豆の味の違いは「品種」と「産地の条件」によって決まってきます。
「品種」はコーヒー豆自体の品種、「産地の条件」には標高や気温、降水量と日照、与えている肥料、収穫時期、加工方法などがありますが、それが「キリマンジャロ」や「ブルーマウンテン」などの味の違いとなって表れてくるのです。
コーヒーベルトから外れた日本でも、小笠原諸島や沖縄を中心に、鹿児島県や長崎県でもアラビカ種のコーヒー豆の栽培がされており、酸味と苦みのバランスのよい、柔らかい味が特徴となっています。
コーヒー豆の保存方法
コーヒーの美味しさには、豆の鮮度も大きく関わってきます。
コーヒー豆を保存する時には、次の4つのポイントを押さえておきましょう。
コーヒー豆が苦手なのは、「紫外線」「酸素」「高温」「多湿」の4つの要素。
ですから、「密封できる容器に入れて」、「涼しくて湿度が低く保たれる、日光が当たらない場所」で保存するのが理想です。
開封前には涼しくて湿度の低い場所で、常温で保存し、開封後にはフタや袋の口をしっかり閉じて密閉状態にし、冷蔵庫や冷凍庫で保存します。
冷蔵庫や冷凍庫はコーヒー豆の保存に最適な場所ですが、使うたびに出し入れすることで傷んでしまうことも。
食品用の袋に、1回分ずつ小分けにして入れておくのがおすすめです。
また、きちんと保存していても賞味期限内に使い切り、開封後は賞味期限に関わらず、豆のままのものは1か月以内、挽いて粉状になっているものは10日以内に飲み切ることをおすすめします。
日本一のバリスタ川野さんがおすすめするコーヒー豆保存のコツ
冷凍庫や冷蔵庫がいいと言われているけど、僕はおすすめしません。
冷やすことで成分飛ばないし長持ちしますが、冷やすと豆の温度が下がるので、お湯をかける際にお湯の温度が変化して味に変化が出てしまいます。
また、常温に戻す際も結露するので品質に変化が起きるし、冷蔵庫は他の食品の成分が付着する可能性もあるのでやはり常温密閉で部屋で保存がおすすめです。
1ヶ月以内に消費できる量を買う。理想は2週間。やるなら密閉で常温。
コーヒー豆とコーヒー粉の違い
一番の違いは酸化のスピードです。
手軽なコーヒー粉ですが、コーヒー豆に対し挽いた状態のコーヒー粉の表面積は20倍以上!
空気に触れる面積が多くなるので、酸化しやすく味の劣化も早いんです。
コーヒー粉は1週間程度で香りが飛んでしまうので、少しずつ買うのがおすすめですよ。
一方コーヒー豆は酸化のスピードが緩やかで、飲む直前に挽けば風味豊かなコーヒーを楽しめます。
ただし酸化が遅いとはいえ1ヵ月程度で味が落ちてしまうので、ストックのしすぎには注意してくださいね。
コーヒー豆は粉に比べて表面積が600倍違うと言われています。つまり粉に比べて酸化が早いんですね。当然、酸化すれば味が落ちるので早いうちに飲むほうがいいです。
ちなみに、スペシャリティーコーヒーのお店は豆を挽いて10分以内に必ず淹れるようにしています。
なかなかすぐには飲めないっていう人は、最初は粉を買ってみてもいいかもしれないですね!
日本一のバリスタおすすめのコーヒー豆で美味しいコーヒーを飲もう
コーヒーは気分転換したいときやほっとしたいときに、香りと味でなごませてくれます。
その日の気分や、一緒に食べたいものに合わせて、ぜひバリスタおすすめのコーヒーを楽しんでみてください。
2012年ラテアート全国大会優勝。自家焙煎コーヒーショップ「LIGHT UP COFFEE」代表。「日本のコーヒーは苦い大人の飲み物」という文化を変えため、スペシャリティーコーヒーを提供する「LIGHT UP COFFEE」を創業。2016年に京都の出町柳、2017年に下北沢に店舗拡大。NHK「U-29」、朝日放送「おはよう朝日です」、テレビ神奈川「関内デビル」、日本テレビ「ヒルナンデス」などテレビ出演も多数。