壁面収納を作るメリット3つ
おしゃれな部屋を見るときれいに片付いていますよね。
収納があるのに片付ける場所がなかったり、収納を置く場所もない時は壁面を収納にすると良いでしょう。
間取りによって家具を置けないスペースも利用できる可能性が出てきますね。
大きな収納があれば片付けを一か所で済ます事ができ、インテリアにも統一感が出ます。
壁面収納をDIYすると、どんなメリットが期待できるのでしょうか。
くわしく見ていきましょう。
壁面収納を作るメリット1:他の家具の高さや奥行きを揃えられる
壁面収納を作れば高さの調節も自由に変えられます。
そのため、家に置いている家具と高さを合わせる事ができます。
家具の高さをそろえる事で部屋の印象もスッキリ見えます。
色々な場所で購入した家具は奥行きが違う事もあり、表面を合わせると後ろに隙間ができてしまう事があります。
そういった悩みは壁面収納のDIYで、収納したいもののサイズに合わせると良いでしょう。
自分に合ったサイズで作られるというメリットがあります。
壁面収納を作るメリット2:部屋を広く見せられる
大きな収納を作れば、一か所に物を集められるので、部屋を広く見せる事ができます。
部屋が狭いと物の置き場に困ってしまいますよね。
そんな時は自分の持ち物に合わせて作られる壁面収納で、今まで使っていた家具が必要なくなり使えるスペースが増える可能性もあります。
カラーボックスの上にテレビを置いている場合でも、壁面収納があれば部屋はオシャレになり、収納力があるため床面を広く使う事ができます。
壁面収納を作るメリット3:ディスプレイとして活躍する
壁面収納は単に片付けるだけではなく、自分の好きな物をディスプレイしてもおしゃれな雰囲気になるでしょう。
リビングではテレビ台としてだけではなく、本をきれいに並べて収納したり、おしゃれな雑貨や植物を飾るのも良いでしょう。
キッチンでは調味料や食器や雑貨など、きれいに並べると今までとは違う素敵な空間になります。
トイレや玄関、洗面所と色々な場所に壁面収納を作る事ができるのです。
【アイテム別】壁面収納のDIY方法4つ
壁面収納を安く手に入れるにはDIYをすると良いでしょう。
キットを使って簡単に作る方法から、壁にビスで止めて固定させて作る方法まで色々とあります。
業者に頼むよりも費用を抑える事や、楽しんで自分好みに仕上げる事もできますね。
部屋に合った大きさの家具を作っておしゃれな空間にするために、DIYの方法4つを紹介します。
自分に合った壁面収納を作る方法を見つけて下さいね。
壁面収納のDIY方法1:ディアウォールでDIYする方法
賃貸の部屋は、壁や床に傷が付いてしまうと困りますよね。
ディアウォールは適切な使用方法で施工すれば、室内に傷を付けずに柱を作る事ができるのです。
日ごろ使わないような工具が要らず、簡単に壁面収納や飾り棚がDIYできてしまいます。
賃貸で工事ができない部屋でも、ディアウォールなら簡単に壁面収納を作る事ができるでしょう。
材料や、やり方をくわしく見ていきましょう。
必要な材料や道具
ディアウォールで壁面収納を作るには、どんな材料を準備すれば良いでしょうか。
材料や、DIYで必要な道具を一緒に見ていきましょう。
棚板を付ける位置によっては、脚立を準備しておいた方が良いでしょう。
ディアウォールの上下パッドは柱2本の場合は2セットが必要です。
棚受けは左右各1個必要です。
ディアウォールの柱は2本必要です。
棚板は欲しい棚の段数分を準備して下さい。
2×4ディアウォール
1×4・2×4の棚受け
柱用2×4材
棚用2×4材
メジャー
ドライバーもしくは、電動ドライバー
若井産業 WAKAI ツーバイフォー材専用壁面突っ張りシステム ディアウォール ホワイト
壁面収納の作り方
最初に、棚を作る場所の天井の高さを測ります。
柱用2×4の木材の長さは45mm短めにカットしましょう。
2×4の木材を準備します。
柱用の木材の棚板受けを取り付ける場所に印を付けておきましょう。
説明書を参考にし、柱を立てます。
この時、必ず棚板の長さの分だけ離しておきましょう。
柱に棚受けを付属のネジで留めます。
棚板を乗せ、棚板も棚受けに付属のネジで留めると完成です。
壁面収納のDIY方法2:ラブリコでDIYする方法
ディアウォールに似た物で、ラブリコを使う方法もあります。
ラブリコでは有孔ボードを使ったり、丸棒を使って柱を作る事ができます。
棚を作るなら、壁に穴を空ける事もなく作る事ができ、強力タイプのアジャスターパーツを使う事でテレビや自転車を壁掛けにできます。
テレビを壁掛けにする専用のパーツもあります。
鉄素材のアジャスターを使えば室内だけでなく、ガレージや屋外にも棚を作る事ができるので収納の幅が広がりますね。
必要な材料や道具
ラブリコで壁面収納を作るには、どんな材料を準備すれば良いでしょうか。
材料や、DIYで必要な道具を一緒に見ていきましょう。
ディアウォールと組み立て方が違うため、脚立を準備しておきましょう。
アジャスターは柱2本の場合、2セットが必要です。
棚受けは左右1個必要なので棚の数の2倍の個数が必要です。
ディアウォールの柱は2本必要です。
棚板は欲しい棚の段数分を準備して下さい。
- 2×4アジャスター
- ラブリコ2×4棚受け
- 柱用2×4材
- 棚用2×4材
- メジャー
- ドライバーもしくは、電動ドライバー
- 脚立
平安伸銅工業 LABRICO DIY収納パーツ 2×4アジャスター オフホワイト DXO-1
壁面収納の作り方
最初に棚を作る場所の天井の高さを測ります。
柱用2×4の木材の長さは95mm短めにカットしましょう。
棚用の2×4の木材を準備します。
棚用の木材に棚受けを取り付け、柱用2×4を通して固定します。
この時、棚受けを取り付ける場所に印をつけておくと良いでしょう。
柱用の木材にアジャスターを取り付けます。
上下を正しく、しっかりと差し込んで立ち上げます。
アジャスターのジャッキを回してしっかりと固定します。
壁面収納のDIY方法3:壁にビスを打ってDIYする方法
壁にビスを打つ場合、注意しなくてはならないのが壁に強度があるかどうかです。
石膏ボードの場合は強度が足りないと壁が壊れてしまうため、ボードアンカーを使うか、工務店などに相談すると良いでしょう。
下地がコンパネなどの木材の場合は壁にビスを打つ事ができます。
壁にビスが打てれば、ダボレールを取り付けて可動棚を作る事ができます。
本棚や、ハンガーラックとして洋服をかけるといった幅広い使い方ができますね!
必要な材料や道具
ダボレールを取り付ける場合は下地になる柱を探すか、ボードアンカーを使います。
下地が木材の場合はビスの準備をします。
ダボレールと、棚の枚数を考慮してダボレールの受け爪やビスなどを準備します。
ダボレールを仮止めするためのマスキングテープも準備しておくと良いでしょう。
- ダボレール
- ビス
- ボードアンカー
- ダボレール用棚受け爪
- お好みの棚板
- 脚立
- ドライバーもしくは、電動ドライバー
- ドリル
- メジャー
壁面収納の作り方
棚の取り付け位置と長さを決めましょう。
ダボレールをビスで壁に取り付けます。
壁が石膏ボードの場合、必ずアンカーを使って取り付けて下さい。
この時、ダボの位置が必ず合うように設置して下さい。
棚板を置いた時に斜めになる事があるので、ダボの棚受け爪を取り付けた時に水平になるようにすると良いでしょう。
ダボの穴にダボの棚受け爪をはめ、上に棚板を乗せれば完成です。
壁面収納のDIY方法4:ブラケットを取り付けてDIYする方法
ディアウォールやラブリコの柱にブラケットを取り付けてDIYをすると、壁に穴を空けず棚を作る事ができます。
ラブリコには専用の壁掛けテレビができるハンガーも販売されています。
組み合わせによって自分好みの家具を作る事ができますね。
ラブリコのシェルフフレームは小さな壁穴で壁に棚を作る事ができます。
無印でも「壁に付けられる家具」が販売されています。
では、作り方を見ていきましょう。
必要な材料や道具
壁に直接ブラケットを使う場合、壁穴ができるだけ目立たないラブリコのシェルフフレームを使うと便利でしょう。
シェルフフレームは左右1つづつ必要です。
棚板は2枚準備しておきます。
取り付け面が石膏ボードの場合は、コインなどピンを押し込むために必要になるので準備します。
- ラブリコ・シェルフフレームL型ショート1×4木材用
- 棚用1×4木材、幅100mmのパイン材のどちらか
- メジャー
- ドライバーもしくは、電動ドライバー
- コイン
壁面収納の作り方
棚の取り付け位置と長さを決めましょう。
木製壁の場合はネジで壁に固定し、石膏ボードの場合はピンキャップをフレームの穴にコインで差し込み固定します。
2、3本目のピンも同じく固定し、ピンカバーをかぶせます。
フレーム本体と、床のバランスが垂直になるように気を付けて設置すると良いでしょう。
木材をフレームに乗せ固定すると出来上がりです。
作業は2人ですると、簡単に取り付ける事ができます。
洗面所やトイレにおすすめ!簡単な壁面収納DIY方法3つ
洗面所やトイレにも壁面収納があると便利ですよね。
洗面所が狭くても収納を作る方法がありますので諦めないで下さい。
洗面所やトイレには突っ張り棒を使う方法、ランドリーメッシュラックを使う方法、棚板風のDIYの3つを紹介します。
ランドリーメッシュラックは天井と床を突っ張るので狭い場所にも設置できます。
簡単に便利な壁面収納を作るにはどうしたら良いか、道具や作り方を詳しく見ていきましょう。
簡単な壁面収納DIY方法1:突っ張り棒を使ってDIYする方法
突っ張り棒を使ってDIYをすると費用を抑えられる他にも、デッドスペースを有効活用する事ができます。
突っ張り棒にはサイズと、耐荷重があります。
収納にしたい部分の幅や、乗せる重さにも注意すると良いでしょう。
収納のデッドスペースに2本の突っ張り棒を使うともう一つの収納ができます。
スプレーをかけて収納する事で邪魔になりにくく、ボトルの底の汚れも気にならずに済みます。
突っ張り棒を使ったタオル収納を紹介します。
必要な材料や道具
収納を作りたい場所の幅の大きさの突っ張り棒を2本準備します。
突っ張り棒は短い物であれば100均でも手に入りますね。
収納するタオルは、突っ張り棒をした部分に乗せやすいようにするため、筒状にしておくと良いでしょう。
収納幅の突っ張り棒
タオル
壁面収納の作り方
収納の上にできてしまったデッドスペースに収納を作ります。
収納に困っているタオルを筒状に丸めます。
そのタオルが納まる程度のスペースを残して奥に1本、手前に1本、突っ張り棒で突っ張ります。
その上にタオルを乗せると完成です。
突っ張り棒は落ちてしまう事や壁面を傷つけてしまう事があります。
100均で売っている壁面ガードシールを使うと突っ張り棒が落ちにくく、壁の傷も気になりにくいでしょう。
簡単な壁面収納DIY方法2:ランドリーメッシュラックを使ってDIYする方法
ランドリーメッシュラックは、収納が欲しいけれど、収納棚を置くスペースがない時にとても便利です。
ランドリーラックを置くスペースがない時も設置できる可能性があります。
天井と床を突っ張るものは難しい作業もなく作る事ができるため、マンション住まいでも大きな音を出す事もなく作る事ができますね。
一人暮らしでも簡単に作る事ができるため、収納が欲しい時には1つあると便利でしょう。
それでは材料や作り方を紹介します。
必要な材料や道具
ランドリーメッシュラックのセットが売っているので、こちらを準備しましょう。
必要な物は全てセットされており、簡単に組み立てられます。
付属のバスケットやフックを網にかける際、脚立を準備しておくと便利です。
ランドリーメッシュラック(LRM-27)
脚立
壁面収納の作り方
設置する場所に7センチ程のスペースがある事を確認して下さい。
ドライバーを使わずに、蝶ネジが付いているので調整して締めるだけで組み立てができます。
バスケットやフックも一緒についているので、設置すればすぐに使えて便利です。
天井と床を突っ張るタイプのランドリーラックは、色々なメーカーから発売されています。
自分の家や、用途に合った物を探すと良いでしょう。
洗面所だけでなく、衣類の収納にも使えて便利ですね。
簡単な壁面収納DIY方法3:置き型の小さな棚板風にDIYする方法
壁面収納を設置する事が難しい場合や、小さな収納が欲しい時には100円ショップを利用して、材料を組み合わせてDIYをすると良いでしょう。
100円ショップのホームページなどでは、小さな収納のDIYレシピが公開されていてダウンロードもできます。
パレットコースターで作る置き型の収納を紹介します。
どんな材料で作るのか見ていきましょう。
必要な材料や道具
小さな収納は100円ショップのパレットコースターを5枚使って作ります。
水性のニスや、塗料はお好みの色を使うと自分好みの仕上がりになりますね。
アイスストラップや釘も全て100円ショップで揃えられます。
アイスストラップは1セット、釘は2本準備します。
パレットコースター
水性ニス・メープル
水性塗料・お好みの色
アイストラップ2P
ホーム釘セット110P(シルバー)
鉛筆、定規、接着剤、刷毛もしくは筆、紙やすり、プラスドライバー
壁面収納の作り方
5枚のコースターにやすりをかけます。
かけ終わった5枚に刷毛か筆で色を塗りましょう。
乾燥させている間に、アイストラップにもやすりをかけ、ニスを塗ります。
パレットコースターの短辺を、底板にするパレットコースター2枚の短辺側に合わせて乗せ、接着します。
乾燥したら釘を打って固定します。
残りのコースターは乗せたコースターを挟むように接着し、側面が長い方の上にアイストラップを取り付けると完成です。
壁面収納のDIY事例5選
壁にビスを打つ事ができない時に、ディアウォールを使ったDIYで壁面収納を作ると使い勝手が良くなりますね。
ディアウォールは棚だけでなく、おしゃれで便利な収納をDIYする事ができます。
ディアウォールとブラケットやダボレールを組み合わせて使い、壁面収納を作ると自分好みの収納を作る事ができます。
どんな壁面収納が作られているか、DIYの事例を5つ紹介します。
壁面収納のDIY事例1:ディアウォールを使ったアイデア満載!
ディアウォールは使い方次第で、壁面収納がおしゃれで使い勝手の良いものに大変身します。
洋服やバッグなども一緒に収納できれば片付けも一度で済み、見た目もおしゃれです。
本がぴったりと納まる本棚や、テレビを壁掛けにする事で省スペースで沢山の収納ができます。
収納だけではなく、植物や小物を工夫して飾るのもおしゃれです。
賃貸で原状回復が必要な場合にはディアウォールを使ったDIYはとても便利な方法でしょう。
壁面収納のDIY事例2:L字型に取り付けた収納棚!
壁にブラケットを取り付けて、L字型の壁面収納にするDIYはとてもおしゃれです。
見せない部分の収納にはバスケットを沢山使うと、海外で見るようなキッチンになります。
バスケットトロリーにもバスケットを使っていたり、壁に飾られたドライフラワーもとてもおしゃれな空間を作ってくれます。
L字型の収納棚に並ぶ食器の配置もかわいく、収納力もあります。
食器を使う時もさっと取り出せて便利な壁面収納です。
壁面収納のDIY事例3:おしゃれなキッチンに変身!
壁面収納も、調理台の目の前にスパイスがあるととても便利ですね。
棚受け金具をアイアンバーにする事で、便利さだけではなくおしゃれになります。
調味料入れを統一させる事で、瓶を出していても散らかっているように見えにくくなりますね。
調理器具の色や材質に気を使うと、調理器具を棚にしまい込んでいなくてもおしゃれに見えます。
DIYでぴったりサイズの壁面収納ですっきりおしゃれなキッチンが作られています。
壁面収納のDIY事例4:洗面所の限られたスペースを有効活用!
洗面所がとても狭い時には既製品の収納棚を置くと狭くなってしまいますが、壁面収納のDIYは壁を有効活用できます。
タオルを立てる収納でスペースの無駄遣いをしなくて済むので、他の物を収納する場所が作れます。
見せたくない場所は扉を作って見えないようにしたり、洗剤ボトルを統一させる事で見えてもおしゃれに感じる工夫ができます。
配電盤カバーを付ける事で見た目も良くなるだけでなく、掃除も楽になりますね。
壁面収納のDIY事例5:ポリエチレンケースを使ってしまう収納もあり!
ダボレールを使った壁面収納にポリエチレンケースを使えば小さな道具も収納しやすく、取り出しやすくなります。
入れ物も統一させると、さらに見た目もおしゃれに見えます。
引き出しを作るDIYは大変ですが、ポリエチレンケースを使えば棚板を作れば並べられるのでとても便利です。
ケースは汚れたら洗えばいいので清潔に保てて良いですね。
DIYで壁面収納を楽しもう!
壁面収納をDIYする事で、今までよりも多くの収納ができますよね。
自分の好きな色や形を作る事ができて、今まで使っていたけれど要らなくなった家具を処分する事で部屋を広く使う事ができます。
ディアウォールやラブリコを使うと、賃貸住宅でも壁や天井に穴を空ける事をせずに柱を立てたり、棚を作る事ができます。
自分の部屋や趣味に合った壁面収納で、生活のしやすい、おしゃれな部屋をDIYしてみてはいかがでしょうか。