ゆうメールとは?
ゆうメールは、日本郵便が的供している運送サービスです。
送れるものやサイズ・重さに条件がありますが、その条件の範囲内なら全国均一のリーズナブルな価格で荷物を送ることができます。
では、ゆうメールが利用できる条件とはどのようなものなのでしょうか?
まずは、ゆうメールで送ることができるものをご紹介します。
ゆうメールで送ることができるものは、冊子とした印刷物および電磁的記録媒体です。
具体的には下記のような物になります。
- 書籍・雑誌・商品カタログ・会報・各種マニュアル類
- CD・DVD・MD・HD・ビデオテープ・カセットテープ等
- 筒状にした冊子等
一部例外もありますが、信書や手書きの紙などはゆうメールで送ることができないので注意が必要です。
また、ゆうメールで送ることができるサイズと重さの条件は下記の通りです。
- 重さは1kgまで
- サイズは長辺34cm以内かつ短辺25cm以内かつ厚さ3cm以内
これらの条件をクリアしていれば、ゆうメールとして発送することが可能になります。
もし、送りたいものがゆうメールとして発送できるのか迷った時は、一度郵便局で確認してみましょう。
ゆうメールの送り方の基本
ゆうメールは、郵便局の窓口で差し出すのはもちろん、切手を貼ればお近くのポストに投函することもできます。
郵便局の営業時間や混雑状況を気にすることなく、気軽にポスト投函できるのがゆうメールの大きな特徴と言えます。
ただし、ゆうメールを送る際には下記の2点に注意する必要があります。
- 封筒などの見やすい場所に『ゆうメール』またはこれに相当する文字を表示しなければいけない。
- 内容物が確認できる状態にしなければならない。
1つ目の注意点は、封筒などの外袋に『ゆうメール』と記載すればいいだけなので簡単です。
では、2つ目の注意点である”内容物が確認できる状態にする”とは、どのようにすれば良いのでしょうか?
内容物の確認ができる状態にするためには、下記3つのいずれかの方法でゆうメールを送らなければいけません。
- 封筒または袋の一部をハサミなどで切り取っておく。
- 封筒などの外袋に無色透明の部分を設けておく。
- 内容品の見本を郵便局で提示する。
ゆうメールの送り方に不安がある場合は、一度郵便局の窓口で相談してみるのも良いかもしれません。
慣れてきたらポスト投函を上手に利用しましょう。
ゆうメールの料金
ゆうメールの基本運賃は重さに応じて設定されており、全国均一となっています。
数ある運送サービスの多くは、配達先までの距離が遠ければ遠いほど料金が高く設定されていますが、ゆうメールは全国均一料金なので遠くに送りたい時でも安心して利用できます。
では、ゆうメールの基本料金をご紹介します。
重さ | ~150g | ~250g | ~500g | ~1kg |
---|---|---|---|---|
基本料金 | 180円 | 215円 | 300円 | 350円 |
なお、ゆうメールを速く届けたい場合は”速達”オプションを付けることができます。
速達を利用するためには速達料金の320円が別途必要となるため、重さ別の料金は下記の通りとなります。
重さ | ~150g | ~250g | ~500g | ~1kg |
---|---|---|---|---|
基本料金(A) | 180円 | 215円 | 300円 | 350円 |
速達料金(B) | 320円 | 320円 | 320円 | 320円 |
合計(A+B) | 500円 | 535円 | 620円 | 670円 |
速達を利用すると料金がぐっと高くなってしまいますが、通常よりも速く配達されるので、急いでゆうメールを届けたい場合に便利なサービスです。
なお、速達を利用する場合は、速達であることを明記しておく必要があります。
速達のしるしとして、縦長のゆうメールの場合は表面の右上部に、横長のゆうメールなら右側部に赤い線を表示しておきましょう。
速達料金を含めた金額の切手を貼れば、ポスト投函も可能です。
ゆうメールは追跡番号がある?追跡できる?
「送ったゆうメールは届いたかな?」「ゆうメールが届くはずだけど、いつぐらいに届くのかな?」などのように、ゆうメールの所在が心配になることがあるかもしれません。
そんな時、ゆうメールが今どこにあるのか追跡できると安心です。
しかし、残念ながらゆうメールには追跡番号がないので、基本的にはゆうメールを追跡することはできません。
ただし、例外として日本郵便と契約した大口事業者であれば追跡バーコード付きの『追跡ゆうメール』を発送することができるので、それらの事業者から発送されたゆうメールの場合は、日本郵政のホームページからゆうメールの追跡をすることができます。
では、もし一般の利用者がゆうメールを追跡したい場合はどうしたら良いのでしょうか?
その場合は、オプションサービスを利用しましょう。
ゆうメールには、引き受けから配達までの過程が記録される『書留』など、様々なオプションを付けることができます。
それぞれのオプションには追加料金が必要となりますが、ゆうメールが追跡できるようになるだけでなく、配達中にゆうメールが破損してしまったり届かなかった場合に賠償してもらえるなどのメリットも発生します。
ゆうメールを追跡したい場合は郵便局での差し出しとなるので、ついでにどのオプションを利用すれば良いか相談してみましょう。
ゆうメールはどれくらいの日数で到着する?
荷物を送る際、多くの方が気になるのが「配達までに何日掛かるのか」ではないでしょうか?
どんなにリーズナブルな価格でも、配達までに時間が掛かり過ぎては困ります。
そこでまず、代表的な都道府県からの配達日数をみてみましょう
発送場所 | 配達場所 | 午前差し出し | 午後差し出し |
---|---|---|---|
東京都 | 大阪府 | 翌日 | 翌々日 |
東京都 | 北海道 | 翌日 | 翌々日 |
東京都 | 沖縄 | 翌日 | 翌々日 |
大阪府 | 北海道 | 翌々日 | 翌々日 |
大阪府 | 沖縄 | 翌日 | 翌々日 |
北海道 | 沖縄 | 翌々日 | 翌々日 |
上記の表からも分かる通り、ゆうメールは『近距離なら翌日、遠距離なら翌々日』の配達が目安となります。
ただし、年末年始などの繁忙期や大雨・地震などの天災が起こってしまった場合は、通常よりも配達に時間が掛かります。
また、船便を使う離島などの場合は、差し出しから4~7日後の配達になる場所もあります。
日本郵便のホームページでは、差し出し場所の住所と配達先の住所を選択することで、配達までに掛かる日数を調べることができます。
ゆうメールを利用する際は、事前に配達日数を調べておくと安心です。
ゆうメールの受け取り方法
ゆうメールは、普通郵便と一緒に配達されます。
そのため、基本的には郵便受けに配達されますが、郵便受けに入らないサイズの場合は手渡しで配達されます。
なお、郵便受けに入らないサイズのゆうメールが不在時に届いてしまった場合は、郵便受けに”不在連絡票”が入ります。
この場合は再配達の依頼をする必要があるので、忘れないようにしましょう。
また、ゆうメールの配達は月曜日から土曜日までとなっており、日曜日や祝日の配達はありません。
土曜日に差し出されたゆうメールは月曜日以降の配達になるので、注意が必要です。
手軽に送りたいのならゆうメールがおすすめ
ゆうメールは、重さやサイズ・内容物の条件がありますが、条件さえクリアすればメリットがいっぱいの嬉しい運送サービスです。
ここで、ゆうメールのメリットをおさらいしておきましょう。
- 180円からのリーズナブルな価格
- 全国均一料金
- ポスト投函OK
- 早ければ翌日に届く
- 郵便受け配達だから不在でも大丈夫
- 速達など様々なオプションを付けられる
ゆうメールなら、送料の負担が少なくポスト投函ができるので、誰でも気軽に利用することができます。
ゆうメールを知らずに他の運送サービスを利用してしまうと、発送の手間が掛かったり割高な送料を支払うことになるかもしれません。
手軽に送りたいのならゆうメールがおすすめですよ。
おすすめのゆうメール関連商品
ゆうメールを利用する際は『ゆうメール』の記載が必要となります。
もちろん手書きでも問題ありませんが、送りたいゆうメールが何通もある場合や綺麗に仕上げたい場合は、この商品がおすすめです。
『ゆうメール』の文字がスタンプになっているので、ポンッと押すだけで完成!
しかも、レバーを回せば『ゆうメール』の文字だけでなく『速達』や『簡易書留』など6種類のスタンプを切り替えることができるので、とっても便利です。
ゆうメールをよく利用する方には欠かせない商品です。
便利なゆうメールを利用しよう
とっても便利でお得なゆうメールですが、実はその詳細をしっかりと理解している方は少ないのではないでしょうか?
最近ではフリマアプリの利用者も増えているので、ゆうメールについて知っていて損はありません!
後悔しないためにも、便利でお得なゆうメールを上手に利用しましょう。