モバイルバッテリーとはどんなもの?
モバイルバッテリーとは、持ち運びができる充電器(バッテリー)のことです。
外出先などコンセントがない場所でスマートフォンのバッテリーが切れた時に役立ちます。
モバイルバッテリーには主に充電式と乾電池式の2つの様式があります。
充電式は事前にモバイルバッテリー自体に蓄電しておくことで、コンセントがない状況でもスマートフォンを充電できることができる仕様になっています。
一方乾電池式は、モバイルバッテリー自体に蓄電する必要はなく、乾電池を用いてスマートフォンを充電できるようになる仕様のモバイルバッテリーです。
覚えておきたいモバイルバッテリーに関する用語集
モバイルバッテリーの性能の違いを把握するためには、いくつか理解しておきたい用語があります。
では、用語にはどのような言葉があるのでしょうか。
以下にモバイルバッテリーを購入する際に覚えておきたい用語をご紹介します。
- 充電
- チャージ
- mAh(ミリアンペアアワー)
- 出力電流
- 入力電流
続いて上記の用語について、詳しく見ていきましょう。
充電
モバイルバッテリーからスマートフォンなどの機器を充電することを言います。
チャージ
電源(コンセント等)からモバイルバッテリーを充電することです。
充電の意味と一緒になりがちですが、"電気を溜める対象"によって言葉が変わっているので注意しましょう。
mAh(ミリアンペアアワー)
モバイルバッテリーの容量を表す単位のことです。
数値が高い方がよりモバイルバッテリーに電気を蓄えられるので、1回のチャージでより多くスマートフォンを充電できます。
出力電流
モバイルバッテリーからスマートフォン等へ供給できる電流の出力値のことです。
数値が高い方が電流が早く流れるため、短時間でスマートフォンなどを充電することができます。
入力電流
電源からモバイルバッテリーへ供給可能な電流の入力値のことです。
数値が高い方が電流が早く流れるため、より短時間でモバイルバッテリーにチャージすることができます。
100均で買えるモバイルバッテリーの種類
100均には実に様々な商品が売られており、モバイルバッテリーも例にもれず売られています。
では、100均(ダイソー)で買えるモバイルバッテリーの種類にはどのようなものがあるのでしょうか。
以下よりご紹介いたします。
- 3000mAh、1ポートモバイルバッテリー(500円)
- 2000mAhモバイルバッテリー(300円)
- 乾電池式モバイルバッテリー(100円)
続いて、商品について詳しく見ていきましょう。
3000mAh、1ポートモバイルバッテリー(500円)
100均の中では高価な500円のモバイルバッテリーですが、"3000nAh"と中々の大容量の性能となっています。
主な性能は以下の通りです。
容量 | フルチャージ完了時間 | ポート数 | 価格 |
---|---|---|---|
3000mAh | 約4時間 | "1個+microUSBポート" | 500円(税抜) |
因みにポート数とは、チャージもしくは充電するためのUSBコードを挿せる数のことです。
種類によっては2、3個ポートがある商品もあり、一度に複数の機器を充電することができます。
microUSBポートはチャージ用のポートになります。
2000mAhモバイルバッテリー(300円)
100均の中では少しお高めの300円のモバイルバッテリーですが、"2000mAh"の容量に加え、本体重量356g、大きさは手のひらサイズと非常に持ち運びやすい商品です。
主な性能は以下の通りとなっています。
容量 | フルチャージ完了時間 | ポート数 | 価格 |
---|---|---|---|
2000mAh | 約3.5時間 | "1個+microUSBポート" | 300円(税抜) |
乾電池式モバイルバッテリー
単三乾電池2個で使用することができる、100円のモバイルバッテリーです。
先ほどご紹介した充電式のモバイルバッテリーに比べ性能は下がりますが、事前にチャージしなくても使用できる手軽さやサイズ感が魅力的な商品です。
主な性能は以下の通りになります。
最大出力 | 使用電池 | ポート数 | 価格 |
---|---|---|---|
500mAh | "アルカリ単3乾電池×2" | 1個 | 100円(税抜) |
充電式に比べ容量が少なく、最大出力も小さいので、スマホをフル充電することはできません。
しかしあくまで緊急用の商品としてお求めになる場合であれば、非常に便利な商品です。
100均のモバイルバッテリーの安全性は?発火したりしない?
100均で売られているモバイルバッテリーは高くても500円とお手軽な価格です。
しかし、安い一方で心配になってくるのが安全面の問題。
100均のモバイルバッテリーの安全性はどうなのでしょうか。
最初に、"モノには100%安全を保証できるものはない"ということを前置きしたうえで、100均のモバイルバッテリーは比較的安全な商品といえるでしょう。
発売されてから100均のモバイルバッテリーが原因で発火などの事故が起きたという報告はありません。
一方で、事故とまではいかないものの、モバイルバッテリーをチャージするために繋いだ機器の不具合(PCの場合、電源が落ちない等)が起きる可能性があります。
また、モバイルバッテリーを満タンにチャージしても、使用しないまま容量が空っぽになってしまう不具合も報告されています。
大きな事故になる可能性は低いですが、些細な不具合は起きることもある100均のモバイルバッテリー。
メリットとデメリットをきちんと理解して、購入を検討しましょう。
100均のモバイルバッテリーの使い方
500円や300円で売られている充電式のモバイルバッテリーには、充電するための"USBポート"と、チャージするための"microUSBポート"の2つがあります。
事前にUSBに繋いでモバイルバッテリーに蓄電(チャージ)することで、外でもスマートフォンの充電をすることができるようになります。
因みに、microUSB用のコードは付属品としてついているので、買い足さなくても大丈夫です。
100円で売られている乾電池式のモバイルバッテリーは、チャージする必要はありません。
乾電池2本をモバイルバッテリーにセットすればスマートフォンを充電することができます。
100均でモバイルバッテリーを買う際の注意点
100均にも価格や性能も異なる、様々なモバイルバッテリーが売られています。
先ほどご紹介した商品の他にも、よりデザインに凝ったモバイルバッテリーもあるので、気に入ったものがあれば手に取りやすいのではないでしょうか。
しかし、安全性の面も含め検討するべき注意点があります。
では100均でモバイルバッテリーを購入する際の注意点を見ていきましょう。
- おサイフケータイ機能を使っている場合は注意
- 一部の機種やタブレットの充電不可
- 蓄電容量、安さだけで決めない
おサイフケータイ機能を使っている場合は注意
スマホ決済を使っている方、またはスマホケースにICカードを忍ばせている方は注意する必要があります。
100均のモバイルバッテリーを使用することで、"ICカードのデータに不具合"が生じる可能性があるためです。
実害報告はありませんが、モバイルバッテリーのパッケージにてそのような可能性がある旨が記載されているので、注意する必要があるでしょう。
一部の機種やタブレットの充電不可
100均のモバイルバッテリーでは、一部の機種やタブレットを充電することができないことがあります。
対応している機種が商品のパッケージに記載されているので、ご自身の使用している機器が大丈夫かよく確かめ、購入するようにしましょう、。
電容量、安さだけで決めない
100均のお店だけでも、容量や安さも異なる、様々なモバイルバッテリーが売られています。
一番安いからこれにしよう、一番容量が多いからこれにしよう、デザインが可愛いからこれにしようなど、1つの基準で安易に決めないようにしましょう。
自身がモバイルバッテリーを必要とする瞬間や環境を踏まえ、色々な視点から一番合う商品を購入するようにしましょう。
万が一合わない商品を買ってしまっても、またすぐ買いなおせるのが100均のモバイルバッテリーの利点でもありますが。
セリアやキャンドゥでもモバイルバッテリーを買えるの?
同じ100均のお店としてダイソーと同じくらいの知名度を誇るセリアやキャンドゥ。
しかし、残念ながらセリアやキャンドゥでは"モバイルバッテリーは取り扱っていません。"
これはダイソーと違い、300円や500円などの価格設定をお店が設けていないために、取り扱っていないと考えられます。
しかし、モバイルバッテリーは売っていなくても、セリアやキャンドゥには充電ケーブルや車で使用するシガーソケット用充電器など、周辺機器に関する商品が充実しています。
種類豊富な100均のモバイルバッテリー。迷ったらモノは試しと購入してみよう。
充実したラインナップを誇る100均(ダイソー)のモバイルバッテリー。
性能もデザインも価格も違うので、何が自身に合うのか迷うこともあるかもしれません。
家電量販店やホームセンターなどで売られているモバイルバッテリーも合わせると、選択肢は限りなくあります。
しかし、"100均のモバイルバッテリーの魅力はなんといっても安さ"で、万が一不良品の場合でも買いなおすことも可能です。
迷った場合は、モノは試しと買ってみてはいかがでしょうか。