高温期12日目に体温が下がる場合の着床の可能性を解説
受精卵になって子宮にたどりつくことができただけでは妊娠できません。
妊娠まではもう一つ壁があります。
高温期12日目は着床が終わるころ。
5日程度が目安になります。
着床していた場合、高温期12日目は赤ちゃんの袋ができ始めるころ。
これが上手くいかないと、そのまま体温が下がるようになり生理がきます。
1日だけ体温が下がったからと言って、生理がすぐにくるわけではありません。
妊娠のはじめはホルモンバランスが変わってくることで、体温が下がることがあります。
基礎体温は1日の体温だけを見てすぐに判断できるものではありません。
次の日からまた高温の体温になる可能性があります。
基礎体温はとてもデリケート。
計り方を間違えると正確さが低くなります。
室温に左右されて下がる場合も。
その日の体調によっても体温が下がることがあります。
高温期12日目に体温が下がるのは陰性とは断定できない
高温期12日目に体温が下がることだけでは陰性とも陽性とも断言できません。
出血があった場合、生理がきてしまったと考えるでしょう。
しかし、着床するためについた傷が原因で起こる出血の場合があります。
「おしるし」と言われるものですね。
出血の量は多くありません。
しかし生理に相当する量になる人もいます。
血の色は人によって濃かったり、薄かったりと様々。
たいてい3日くらいで止まるもの。
フライングで検査薬を使ってしまうこともあるでしょう。
陰性の結果に落ち込んでも、この時期の結果は変動が起こります。
何日かたつと陽性に変わる場合があります。
しかし残念ながら陽性だったものが陰性に変わってしまう場合も。
生理サイクルが安定していても、数日のズレはあるもの。
体の疲れや気持ちの疲れによっても変わります。
特に妊活中は生理が来ないことを願い、妊娠しているのかどうか気になって仕方がありません。
気楽に構えていましょう。
高温期12日目に体温が下がっても、次の日に今まで以上の高い体温になることも。
薄く陽性反応があったとしても注意が必要。
他に体の化がないか、気にしておきましょう。
風邪や感染症かもと思って病院に行ってみたら、妊娠していたなんてこともあります。
この時期は妊娠していても、妊娠を保てず流産してしまう可能性も高いです。
知るはずのなかった化学流産が起こっていたことに気づいてしまうかもしれないということを頭に入れておきましょう。
高温期12日目に体温が下がる原因
①:生理前症状
受精はしたものの、着床に至るまでがうまくできなかったのかもしれません。
妊娠していないと次の準備をするために体温が下がると生理がきます。
基礎体温を続けてつけている場合、自分のサイクルがわかりやすくなります。
体温が下がってから生理がくる人と生理がきてから体温が下がる人。
通常の高温期が短いことが多い場合、高温期12日目から体温が下がるとそのまま下がりだす人もいます。
判断を基礎体温からするためには、最低でも3サイクルのデータが必要です。
②:睡眠不足
睡眠の質が悪いと、自律神経が乱れてしまいます。
体は寝ていても脳は起きていて、体温の調整が上手くいきません。
ホルモンバランスも乱れるので、妊娠しづらくなってしまいます。
代謝も悪くなり、脂肪をため込みやすくなり太ってしまうというデメリットも。
高温期12日目に体温が下がるのは、たまたま12日目だっただけかもしれません。
生活リズムが悪いことが原因になっているかも。
夜更かしをすることで妊娠しづらくなってしまいます。
規則正しい生活を心がけましょう。
③:測り方が悪い
基礎体温の計測は0.01度ずつ。
目が覚めてすぐのほんのちょっとの差をとらえるもの。
ちょっとしたことでも差が出てしまいます。
正しい測り方を確認しましょう。
少しの動きがあっただけで、体温が下がる場合があります。
夜中に目が覚めて布団から離れる時は、動き出す前に測りましょう。
また、室温が下がると体温計自体が冷たくなっている可能性があります。
影響がないとは言えませんので、注意しましょう。
④:汗をかいている
人は汗をかくと体温が下がるようになっています。
これは高温期12日目に限ったことではありません。
汗によって体温の差が出やすいのは特にワキ。
口の中は差が少ないといっても、汗をたくさんかくことで体温が下がることがあります。
暑すぎたり、寒すぎたりすると体温は上下してしまいます。
自律神経など体の不調の影響もあるのでご注意を。
環境を整えることで、体温が安定します。
できるだけ同じ環境で測れるようにしておきましょう。
⑤:妊娠している
着床が終わるときに、1日だけ体温が下がることがあります。
起こることが多いのは7日目~10日目。
それが高温期12日目になることがあります。
ちょっとした体のリズムの乱れで、12日目にずれたのかもしれません。
着床が起こると、卵胞ホルモンが多く出てくることがあります。
高温期には出てこないものが出ることで、一時的に体温が下がる可能性が。
この場合、次の日から高温の体温に戻ります。
高温期12日目に体温が下がり下腹部痛が起こる理由や茶おりが出る理由について解説
高温期12日目に体温が下がり下腹部痛が起こる理由:生理痛か着床痛か
妊娠したての時の症状は、生理の前に起こる症状とよく似ています。
生理前の症状として起こっているのか、着床しているのかの微妙な違いの判断は難しいです。
妊娠していた場合、子宮も胎盤も少しづつ大きくなっていきます。
赤ちゃんの成長に合わせて大きくなっていく始まりかもしれません。
着床痛の場合、刺されるような痛さがあります。
お腹が引っ張られる感じがあったり、きゅっとしぼられるように感じます。
受精卵が内膜に入り込もうとする時に、傷がついて出血がある場合も。
妊娠している可能性を考えて薬の服用は慎重に。
生理サイクルが安定していれば、高温期12日目は生理の目前。
生理予定日の1週間前にお腹に痛みがあった場合、着床の可能性が高いです。
高温期12日目はちょうど妊娠4週目のあたり。
つわりの症状がでてくることも。
妊娠のはじめから、少しづつ女性ホルモンのバランスが変わってきます。
そのため腸の働きが狂ってしまいます。
これは妊娠して起こる最初の悩みかもしれません。
便秘だったり、反対に下痢に悩む妊婦さんは多いです。
高温期12日目に体温が下がり茶おりが出る理由:着床出血か化学流産の可能性
着床出血だった場合、出血量が少なく色も薄い場合が多いです。
茶おりは少し前に子宮内で何かしらの出血があったもの。
血液が出てくるまでに時間がかかり、酸化して茶色っぽくなります。
生理が終わるころに見ることもありますね。
妊娠すると膣や子宮はちょっとしたことで傷つきやすくなります。
検査薬では陽性だったとしても、安心できません。
受診した場合、その時の刺激で出血することも。
また、赤ちゃんの袋が確認できなくて、化学流産を知ることになるかもしれません。
初めは少しの茶おりだったのが、赤に変わって量が増えてきたり腹痛がある場合。
着床しようとしたものの、きちんとできなかった可能性もあります。
妊娠に移ることができるか、また保つことができるかはこの時期にはわかりません。
生理か化学流産かどちらの可能性もあります。
高温期12日目は生理の予定日あたりですが、あくまでも予定日は予定日。
単に少し遅れていただけかもしれません。
おすすめの妊娠グッズ
妊娠したてから産まれた後まで、これ一つで大活躍。
ママのことを考えて、長く使えるように作られています。
妊娠のはじめはつわりの程度は様々ですが、休んでいることも多いでしょう。
寝てる時も座っている時も楽な姿勢をとりやすくなります。
産まれた後は授乳の時に使えます。
生まれたばかりの時は、ミルクの回数も多いし赤ちゃんを抱えているのは大変。
支えるのを楽にしてサポートしてくれます。
赤ちゃんの首が座ればお座りの練習に使うことも可能。
カバーだけではなく、本体が洗濯機で洗えます。
高温期12日目に体温が下がるだけでは判断しがたい
高温期12日目に体温が下がることだけで、一喜一憂するのは考えもの。
妊娠している可能性もありますが、着床しているのか生理がくるのかの判断は非常に難しいです。
妊娠していても妊娠状態を保つことができるかは微妙な時。
ほんのちょっとの変化を見逃さないように。
普段から体の変化には敏感になっておきましょう。
いつもと違う状態はあなたにしかわかりません。
ストレスは自律神経を乱します。
フライング検査ばかりして気疲れしないようにしましょう。
元気な赤ちゃんがあなたのもとに来てくれることを願っています。