ジーパン・ジーンズ・デニムの違い
ジーパンは男女問わずに使えるファッションアイテムですよね。
また幅広い年代で履くことができるため、誰しもが持っているのではないでしょうか。
ジーパンは他にもジーンズやデニムなどと呼ばれることもあります。
何か違いがあるのでしょうか。
まずデニムとは生地のことを言います。
ジーパンもデニム生地が使われていてデニムパンツとなります。
これを略してデニムと呼ばれるようになったのです。
ジーンズはデニム生地や綿素材の厚手の織物生地を使って作られた比較的カジュアルなズボンのことです。
そしてジーパンはジーンズの生地でできたズボンのことを指した和製英語です。
ジーンズとジーパンは基本的には同じ意味だととらえて問題ないでしょう。
「ジーパンは洗わない方がいい」は間違い
ジーパンは洗わないほうがいいというのを耳にしたことはありませんか。
なぜかというと、ジーパンは洗濯すると縮んでしまって買ったときとサイズ感が変わってしまったり色落ちしてしまうことがあるからです。
なので気に入ったジーパンは長く履くためにも洗わないほうがいいといっている方もいます。
しかしずっと洗わないでいると汚れも気になりますし、不衛生な感じがしてしまいますよね。
実はジーパンは正しく洗うことが重要なんです。
丁寧に洗うことで縮んでしまうことなどを防ぎ清潔に履き続けることができますよ。
また汗なので生地が傷んでしまうこともあります。
ジーパンはきちんと洗濯して履くようにしましょうね。
ジーパンを洗濯する頻度
ジーパンはどれくらいの頻度で洗濯するのが望ましいのでしょうか。
買ったばかりのジーパンは季節や履いた回数にもよって変わりますがおおよそ一か月を目安に洗濯しましょう。
買ったときの糊で固められた感じから自分の体になじんできた感じに変わったら2回目の洗濯をしてみましょう。
酷い汚れなど気になることがなければ毎回洗う必要はありません。
多ければ週に1度、少なければ月に1度ほど好みや履いた回数で洗濯の頻度を決めてください。
洗濯することで多少は色落ちしてしまいます。
ジーパンを履きこむことで出てくる濃淡を強く出したいという方は洗濯回数を少なくするといいでしょう。
色落ちさせたくないのならジーパンを洗濯機で洗うのはNG
洗濯機で洗うのは楽なのでジーパンも洗濯機で洗っているという方は多いでしょう。
間違いではありませんがあまりお勧めできる方法ではありません。
ジーパンはただでさえ色落ちのしやすい服ですので洗濯機で洗うことによりかなり色落ちしてしまいます。
どうしても洗濯機で洗う場合にはほかの洗濯ものとは一緒にせずジーパンのみで洗いましょう。
洗濯機で洗うことによりチャックやボタンなどの金具がこすれ色落ちの原因になってしまいます。
洗濯機を使うときには必ず網に入れるようにしてください。
そしてジーパン専用の洗剤を使うことをお勧めします。
しかしそこまでしてもインディゴ塗料の特性上色落ちを防ぐのは難しいです。
できれば面倒でもその都度手洗いするのがいいですよ。
ジーパンを洗濯する時に必要なもの
ジーパンを長く履き続けたいというのであれば断然手洗いがおすすめです。
手洗いするときに必要なものはそれほど多くありません。
まずは大きめの樽などを用意するといいでしょう。
ジーパンを入れて押し洗いできるくらいの大きさのものがベストです。
なければ洗面台や浴槽で行っても問題ありませんよ。
次にぬるま湯です。
水よりもぬるま湯のほうが汚れが落ちます。
そして大事なのが洗剤です。
ジーパンを洗うときには蛍光洗剤以外のものを使うようにしましょう。
洗濯石鹸などは生地が傷みにくいです。
ジーパンを手洗いで洗濯する手順
- 裏返しにする
- ぬるま湯を用意する
- 優しく押し洗いをする
- 洗剤でつけ置きする
- 洗剤を洗い流す
方法①:裏返しにする
洗う前にジーパンを裏返します。
洗濯機で洗う場合には必ずチャックとボタンを閉めて型崩れなどを予防しますが手洗いであればその心配はありません。
気になる方はもちろん閉めていいですが、特に気にしなくて大丈夫ですよ。
裏返したらなるべくしわがないようにピンッと伸ばしてください。
方法②:ぬるま湯を用意する
ジーパンを入れることのできる大きさのタルや洗面台などにぬるま湯を用意してください。
40度から43度くらいが一番いい温度です。
低いと汚れが落ちにくく熱すぎるとジーパンの生地が傷んでしまいますので注意してくださいね。
水温計がない場合は手を入れて気持ちのいいくらいの温かさを目安にします。
ちょうどシャワーくらいの温度を意識しましょう。
お湯の量はジーパンがしっかりとつかるくらい入れてください。
ぬるま湯に洗濯するジーパンを入れたらゆっくりとお湯を浸透させていきます。
押し洗いするようにゆっくりとジーパンをお湯の中に押していきます。
方法③:優しく押し洗いをする
ジーパンがお湯に使ったら軽く押し洗いをしていきます。
強くこすると色落ちを激しくしてしまったり生地を傷めてしまう原因になります。
あまり力は入れずに優しく上から押すようにします。
この時押し洗いをするとお湯が茶色や青に変わっていくかと思います。
お湯が青くなるのであればジーパンの色落ちですので一度お湯を捨てれば次の工程に行けます。
しかしお湯が茶色くなったという場合にはジーパンの汚れが落ちているということです。
この場合にはまだジーパンの汚れが残っていてしっかりと洗えていないということになります。
一度お湯を捨てたらもう一度新しいぬるま湯を張っていきましょう。
お湯が茶色くなった場合には2回か3回この工程を繰り返してジーパンの汚れを落としていきます。
方法④:洗剤でつけ置きする
押し洗いをしてジーパンの汚れが落ちたら次は洗剤を使ってつけ置き洗いをしましょう。
ジーパンの入ったタルにもう一度きれいなぬるま湯を入れます。
蛍光剤の入った洗剤は生地を傷めたり色落ちを助長したりしますのでジーパンの洗濯には不向きです。
生地を傷めないという点でおすすめなのは洗濯石鹸です。
洗浄力は弱いですがあまり汚れていなかったり生地が痛むのを最小限に抑えたいという方は洗濯石鹸を使うのがいいでしょう。
生地は傷めたくないけど汚れはしっかりと落としたいという方にはおしゃれ着用の洗剤であるアクロンがおすすめですよ。
アクロンは洗濯石鹸よりも洗浄力が強いのでジーパンの汚れをしっかりと落としきれいにすることができます。
またオシャレ着用の洗剤なのでジーパンの色落ちもしにくく生地の痛みなども抑えることができます。
洗剤を入れたら軽くもみ洗いをしましょう。
この時はしっかりと洗うというよりも生地に洗剤を染み込ませるようなイメージで行います。
あまり強くすると傷んでしまいます。
このまま20分から30分程度洗剤につけ置きします。
方法⑤:洗剤を洗い流す
つけ置きが終わったらそのまま一度軽く押し洗いしましょう。
押し洗いしたら一度お湯を捨ててきれいなお湯を入れなおします。
新しいお湯で再度軽く押し洗いしていきましょう。
これを何度か繰り返し、ジーパンについた洗剤を落としていきます。
生地についた洗剤が完全に落ちてきれいになったら終了です。
押し洗いしているうちは延々と青い色がお湯に溶け出して色落ちが続きます。
これはジーパンの特性ですので青い色が流れ出ていても洗剤が残っていなければ押し洗いは終了して構いません。
押し洗いし続けるとどんどん色落ちしてしまいますので気を付けてくださいね。
洗剤が落ちたらお湯から引き揚げましょう。
お湯を捨てたらタルの中などで畳んだ状態のままのジーパンを軽く押します。
押すことによりジーパンに含まれていた水分が出ていきますので乾かしていきましょう。
水分を出す時には絞ったりするとジーパンが変形してしまいますので必ず上から軽く押すだけにとどめてください。
あとは干して乾かせばジーパンの洗濯はおしまいです。
ジーパンを干す時のコツ
手洗いできれいになったジーパンを乾燥機で乾かすのはタブーです。
必ず干して乾かしましょう。
干すときのコツを3つ紹介します。
- 裏返して干す
- 筒状にする
- 逆さにして干す
コツ①:裏返して干す
ジーパンを直射日光に当てると色あせの原因になります。
裏返して干すことにより色あせを防ぐことができます。
また裏返しにすることにろりポケットの部分などもしっかりと乾かすことができるので生乾きを防ぐこともできます。
陽が直接当たらないように日かげに干すといいでしょう。
コツ②:筒状にする
ジーパンは生地が厚いので乾きにくいです。
風通しを良くして中にも空気が入っていくように干すときには筒状にするといいでしょう。
洗濯ばさみを使って履き口を広げるのもいいですし、ジーパンを干す専用のグッズを使っても早く乾かすことができます。
コツ③:逆さにして干す
ジーパンの裾を洗濯ばさみで固定して干しましょう。
裏返しにして逆さで干すとしわがよく伸びます。
ジーパンの重さでしわが伸びウエスト部分に変な癖がついてしまうこともありません。
きれいな形を保つことができますよ。
おすすめのジーパンに関する本
定番で手ごろな価格で購入することのできるユニクロのジーパンを愛用している方は多いでしょう。
今はジーパンを持っていないという方にもお手頃なユニクロのジーパンはおすすめです。
この本にはそんなユニクロのジーパンを使ったコーディネートも多数紹介されています。
365日分のコーディネートがのっていますので、ジーパンをはかない日でも参考にすることができます。
たくさんのコーディネート事例が紹介されていますので見ているだけでも楽しい気分になれますよ。
またユニクロの服を使ってコーディネートしているのでまねもしやすくおすすめです。
ジーパンは正しい方法で洗濯しよう
ジーパンは手洗いすることで色落ちや生地の痛みを最小限に抑えることができます。
少し面倒かもしれませんが手洗いすることによりお気に入りのジーパンを長く履くことができますよ。
洗わないでいるとジーパンが傷んでしまいますのでこの記事を参考にして手洗いしてみてくださいね。