いい夫婦とは?
夫婦にもいろいろなカタチがあり、友だち夫婦・歳の差夫婦・週末夫婦…夫婦によって生活スタイルも関係性も違います。
いい夫婦とはなんでしょう。
喧嘩しない夫婦=(仲の)いい夫婦とは言い切れませんよね。
一度も喧嘩したことがないから仲が良いわけではなく、お互いに意見を言わずにただ一緒に住んでいるだけという冷めた夫婦関係もあるからです。
いい夫婦とは、相手のことを大切に思いそのためにお互い努力する夫婦ではないでしょうか。
例えば、毎日仕事をしている旦那さんのために、少し早く起きて温かいコーヒーを淹れる、笑顔で送り出し、帰宅時は旦那の好物を作って迎えてくれるような妻なら…夫は家が癒しの場となることで、早く家に帰りたくなり、翌日の仕事も頑張れます。
休日には、妻のショッピングに付き合うために長距離でも運転をしてくれ、記念日には忘れずに食事に誘ってくれたり花束を用意してくれる旦那なら…妻はこの人のためにおいしい食事、清潔な家にしようと頑張れます。
一方通行ではなく、お互いが楽しく気持ちよく過ごせる努力を怠らない姿勢が大切なのです。
いい夫婦とは、お互いが相手のことを思いやる気持ち、そうしてあげたいと思わせるための小さな努力をしている二人のことを指しているのでしょう。
いい夫婦の特徴
いい夫婦の特徴にはどのようなものがあるのでしょうか。
- ご機嫌でいること
- 食事の時間を大切にする
- 意見交換・意思表示をする
- 愛情表現を大切にする
①:ご機嫌でいること
いい夫婦とは、お互いにご機嫌でいることが必要不可欠です。
先程説明したように、毎日食事を作って掃除をする妻と休日や記念日には一緒におでかけしてくれる旦那。
そこには、相手に喜んでもらいたいという気持ちが大切で、イライラしながら食事用意している姿をみたり、疲れ切ってムスッとした状態で一緒におでかけしても、お互いに居心地が良いとはいえませんよね。
もちろん、人間なので疲れている日もあるのが現実なので、ニコニコ出来ない日もあるでしょう。
そんな時は、出来合いの食事で手を抜いたり、お家でゆっくり過ごせるようにオヤツとDVDを買ってくるなど、自分を偽らないことも必要です。
素直に伝えれば、相手も理解を示してくれるでしょう。
手抜きをすることより、不機嫌な状態でいるほうが相手にとってストレスになるということを覚えておきましょう。
二人で楽しく過ごすためには、自分がニコニコご機嫌でいることが大切なのです。
②:食事の時間を大切にする
夫婦が一番コミュニケーションをとれるのは食事の時間ですよね。
毎朝毎晩全ての食事を一緒にできないこともあるでしょうが、一緒に食事ができる時間は大切にしましょう。
「休日は何食べる?」「しゃぶしゃぶならデパートでちょっと良いお肉を買う?」「今日の夕食に合う酒を選んでね」など、一緒に考えて楽しむことも大切です。
一緒に食事ができない日は、相手が何を食べたのか気にかけてあげたり、作り置き・お弁当などに手紙を添えたりするのも良いですね。
食事は生活の基本で、それは家庭にあるものです。
その食事を共有することは、長く過ごす夫婦生活を楽しくするだけでなく、健康のためにも欠かせません。
食事中は楽しい会話を心がけるようにして、難しい話やネガティブな話題は食後のコーヒータイムまで待つようにしましょう。
③:意見交換・意思表示をする
今までは自分一人で決めていたことも、結婚すると相手の意見や考えを聞くことが必要になりますよね。
自分の気持ちを隠して相手の意見を優先させることが美徳と思われがちで、言い合いにもならないので、いい夫婦と思いがちですが、それは全くの逆です。
自分の意見を伝えないことは、面倒なことを相手に押し付けているということ。
良いことも悪いことも一緒に考えてこそ夫婦です。
意見が対立して言い合いになることもあるかもしれませんが、これが一緒に暮らしていく中で大切な価値観を合わせていく夫婦の作業です。
全てを相手に任せていては、自分で考える力が乏しくなったり、意見を押し通す方が権力を持ったような望ましくない夫婦関係に発展することもあります。
簡単なことでも「2人で話し合って決めた」ということが、夫婦の結束を固めたり、安心感を得られることに繋がります。
④:愛情表現を大切にする
仲のいい夫婦は、愛情表現をする努力を欠かしません。
離婚する夫婦やすれ違っている夫婦は、仲がいい時でも愛情表現をしていない傾向にあり、「言わなくてもわかってると思ってた」と、言います。
人間には、”忘れる”という機能が備わっているため、愛情も伝えないと忘れてしまうのです。
夫婦どちかが「いつもありがとう、愛しているよ」と伝えれば、当然それを言われた相手も「こちらこそありがとう、私も愛しているよ」と返事をすることになります。
それによって、幸せ・安心・喜びを感じて、自分のことを大切に思ってくれている相手に対して、自分も何かしてあげたい、裏切ってはいけないという感情になります。
浮気や不倫は、愛情が満たされていない時にしてしまうことが多いのです。
「相手は自分のことを愛している」と知ることは、自分の存在価値や自信にもつながります。
いい夫婦になるためのコツ
いい夫婦になるためにはどんなことを気をつければいいのでしょうか。
- 毎日のあいさつ
- 異性としてみる
- 尊敬をする
- 相手の家族を大切にする
①:毎日のあいさつ
結婚生活の一番の良さは、毎日必ず顔を合わせる人がいて、それが自分の愛する人ということです。
毎日の「おはよう」「おやすみ」「いってきます」「おかえりなさい」を笑顔であいさつしている夫婦は仲が悪くなることはありません。
毎日一緒にいると、二人でいることに慣れてしまい、当たり前のことだと感じてしまいます。
たった一言のあいさつですが、「(今日も一緒にいてくれてありがとう)おはよう」「(今日も無事に家に帰ってきてくれてありがとう)おかえりなさい」と気持ちを込めることで相手への感謝や特別な気持ちを再確認できるはずです。
もちろん、言葉にして伝えることができれば尚良しですよね。
②:異性としてみる
夫婦になると、恋人同士の時とは違って簡単には切れない関係になります。
恋人の時は、相手が他の異性に気を取られないかソワソワしたり好でいてもらうために褒めたり、自分磨きをしたりしますよね。
それが、夫婦になると意識しなくなり、”家族”というくくりでの会話や態度になってしまいます。
異性としての努力や恥じらいが無くなることで、相手への特別な感情が夫婦より親や友達と同じになってしまいます。
これが、相手に性的感情を抱かなくなったと感じるセックスレスにつながったり、他の異性が気になったり、他の男性(女性)に異性扱いされたことでドキドキして感情が流されたりしてしまうのです。
いつも完璧な男性(女性)でいる必要はありませんが、裸でうろうろしたり、平気でおならをしたり、いつも部屋着でボサボサ…なんてことがないようにしましょう。
お出かけの時は、いつもよりオシャレをして相手にもらったものを身に着けるようにしたり、相手を褒めることを忘れないことが大切です。
毎日ドキドキさせる必要はありませんが、ずっと異性として好きでいてもらうためには、自分磨きを欠かさない努力が必要ですよ。
③:尊敬をする
尊敬は愛情と近い感情です。
尊敬できる部分があれば、いつまでもその人を見ていたい、一緒にいたいと思えるのです。
どんな小さなことでも良いので、尊敬できる部分を見つけてそれを言葉にしましょう。
特別な仕事でなくても「毎日早めに出社して仕事の下準備をしているのはすごいことだよね、自分はいつも時間ギリギリにしか動けないから、尊敬するよ」「仕事の愚痴やストレスがあっても人の悪口として言わないことを尊敬している」
主婦でも「毎日違う料理を作るのは自分にはできないから尊敬する」「家事や育児で大変なのに笑顔でいるのはすごいことだから尊敬しているよ」
など、小さなことでも人として尊敬できる部分を見つけて伝えるのはいい夫婦になるためにも大切なことです。
④:相手の家族を大切にする
結婚での一番の難関でもある義家族。
相手のことをいくら愛していても、それだけではできないのが結婚ですよね。
恋人期間を経て、お互いの価値観をぶつかり合いながらでも合わせて乗り越えてきた相手とは違って、いきなり全く環境の違う場所で生きてきた義家族は価値観が違って当然です。
自分が思っている以上に、今まで育ってきた環境や親・兄妹への愛情は大きいものなので、それに対して批判を受けることは気持ちの良いものではありません。
義家族価値観が違うのは当然と割り切って、上手くやっていく努力をすることが必要です。
間違えても相手に愚痴を言ったりしてはいけません。
いい夫婦になりたいなら絶対にしてはいけない事
いい夫婦になりたいと思っているなら絶対にしてはいけないことを守りましょう。
- 不機嫌な態度
- 嘘や隠し事
- 不摂生
- 不倫
①:不機嫌な態度
不機嫌な人と一緒にいたいと思う人はいないでしょう。
特に、毎日顔を合わせる旦那(妻)が不機嫌な態度でいると、いい夫婦どころか、一緒にいたくないという気持ちになるのは当然です。
②:嘘や隠し事
嘘や隠し事はいつか必ずバレます。
いい夫婦だからと言って、何一つ隠し事がないかと聞かれると、そんなことはないと思います。
内緒で新作のコスメやバッグを買ったり、残業と言いつつ気分転換にジムやゴルフの打ちっ放しに行くことだってあるでしょう。
ただ、勝手に高額な買い物のローンを組んだり金融機関で借金をするような関係が悪化する隠し事は絶対にしてはいけません。
③:不摂生
食事を大切にすることがいい夫婦のコツとしてもあったように、人生を共にするということは、相手の健康状態も大切になってきます。
家で食事を摂らずに外食ばかりでメタボになる旦那と昼間はカップ麺やお菓子ばかり食べる妻。
これでは不健康まっしぐらで、心の状態も良いとは言えないでしょう。
毎日家で手作りを…とはいかなくても、自分の健康、そして相手の健康を気遣う姿勢がない夫婦は長続きしません。
④:不倫
不倫はいい夫婦とは別世界の話です。
夫婦とは生涯愛し合い、信頼しあっている関係のことですから、本来なら他の異性に心惹かれている時点でNGですが、深い関係になることは、夫婦関係を崩壊させる大きな要因でしょう。
いい夫婦の日とは?
いい夫婦の日とは、11月22日のことです。
数字のゴロ合わせで生まれた日ですが、愛情表現が苦手な日本人には決まった日があることで日頃の感謝や愛情を伝えやすく、良いのではないでしょうか。
実際に、いい夫婦の日には食事に行ったりプレゼントを贈り合う夫婦や入籍・結婚式をする人も増えています。
いい夫婦の日におすすめのプレゼントやイベント
いい夫婦の日のおすすめプレゼントやイベントをご紹介します。
- 花束
- 普段使えるもの
- いい夫婦記念ウォーク
- 夫婦ボーリング大会
①:花束
旦那から妻へのプレゼントとして人気なのはダントツで花束です。
花屋に行くなんて照れ臭いと感じる男性も多いかもしれませんが、女性は花束をもらうと想像以上に嬉しいのです。
それは、恥ずかしいはずなのに自分のために頑張って買ってきてくれたというのが分かるからです。
店員さんも親身に相談に乗ってくれますし、花束を持って歩くのも周りから見れば羨ましさしかありませんよ。
②:普段使えるもの
妻からのプレゼントに人気なのは、普段使えるネクタイやボールペンなどです。
旦那からはピアスやネックレスも人気です。
二人でペアのアクセサリーや食器もいいですよね。
③:いい夫婦記念ウォーク
NPO法人東京都ウォーキング協会と「いい夫婦」をすすめる会が共催のウォーキングイベントです。
誰でも参加できるので、夫婦だけでなくカップルや家族でもOKです。
歴史ある道のりを一緒にウォーキングすることできずなも深まります。
④:夫婦ボーリング大会
「いい夫婦の日」をすすめる会が主催の夫婦ボーリング大会が2018年にはたくさんのボーリング場で開かれました。
夫婦でペアになりストライクを目指すことで、楽しみながら仲を深めることができます。
世間が認めるいい夫婦な芸能人
世間が認める、理想のいい夫婦だと感じる芸能人はどの夫婦なのでしょう。
- DAIGO×北川景子
- 藤本敏史×木下優樹菜
- ヒロミ×松本伊代
- 杉浦太陽×辻希美
①:DAIGO×北川景子
美男美女ということもあり、一般人から見ればとにかく羨ましい夫婦ですよね。
お互いに仕事関係者に相手のことへのあいさつやお礼をしている話などもあり、お互いが仕事への理解や気配りをしているのが分かります。
②:藤本敏史×木下優樹菜
年の差夫婦ですが、妻の木下優樹菜さんは自分の意見をしっかり持ち伝えているので年齢差を感じさせない関係と言えるのではないでしょうか。
家族で出かける写真などもSNSで見かけるので、仲が良いのも分かりますよね。
③:ヒロミ×松本伊代
毒舌な印象のヒロミさんですが、松本伊代さんのことを「ママ」と呼んでいることはTVでもお馴染みで、天然な妻の言動にも笑って対応している姿が微笑ましいですよね。
お互い正反対のように見えますが、そんな部分に惹かれ合っているのが分かります。
④:杉浦太陽×辻希美
アイドルとして活躍していた辻ちゃんに、4人のお子様がいるなかでも仕事や家事をこなしてる姿を尊敬している同世代の女性が多いのではないでしょうか。
記念日にはお互いにプレゼントを贈り合ったり2人で食事に行ったりと、家族が増えても夫婦の時間を大切にしているのが分かります。
いい夫婦関係を築くためのおすすめ本
男性と女性では感じ方、伝え方が全く違います。
自分とは違う考えを理解することで、相手のことがもっと見えてきていい夫婦に近づきますよ。
いい夫婦になるためには、お互いのちょっとした努力が必要です
いい夫婦を見ると「羨ましい」「うちの旦那(妻)もこうだったらいいのに」と感じることもあるでしょう。
しかし、何もせずに相手だけが良くしてくれることはありません。
いい夫婦とは、お互いが相手のためにちょっとした気配りや努力、声掛けなどのアクションを起こしているのです。
いい夫婦になるためには、まずは自分が相手のために代わることが必要です。