セックスしない夫婦の割合
私たちの夫婦だけがセックスレスなのではと悩んでしまいますが、実際のところセックスをしない夫婦は多いのが現実なのです。
少子高齢化と言われている現代社会ですが、その原因としてセックスをしない夫婦が増えているというのも繋がっています。
では、その割合はどのくらいなのでしょうか?
一般社団法人日本家族計画協会が2016年に行った「男女の生活と意識に関する調査」では、約47.2%の夫婦がセックスをしないと答えています。
この結果は日本人夫婦の約半数がセックスをせず生活を共にしているという事がわかります。
そして、この調査ではセックスをしない夫婦の割合が年々増加傾向にあるとも言われています。
セックスをしない夫婦についての調査結果についてはこちらの記事をご覧下さい。
セックスレスの既婚者、過去最高の47.2%に:2016年男女の生活・意識調査
セックスしない夫婦の特徴4選
セックスをしない夫婦が増加している傾向は時代背景などもありますが、そのような夫婦間にはどのような特徴があるのでしょうか。
これからあげる特徴がある夫婦が必ずセックスをしない夫婦になりやすいとは断言できませんが、そうなってしまう確率が高いのです。
- 共働きである
- 容姿の変化
- 子供中心
- コミュニケーションが少ない
セックスしない夫婦の特徴①:共働きである
現代社会では年々、女性が男性にも劣らず社会で活躍する場が増えています。
結婚をしても寿退社ではなく結婚前と変わらず仕事を続けている女性が少なくはなく、夫婦が共働きというスタイルが当たり前にもなってきています。
やはり、共働きの家庭ではお互いの帰宅時間がすれ違ってしまっていたり、ハードな仕事で体力も消耗してしまいます。
仕事で溜まった疲れやストレスがある状態でセックスをするという気分にはなれずセックスから遠ざかってしまうのが現状です。
セックスしない夫婦の特徴②:容姿の変化
歳を重ねるといつまでも体もお肌も若いままではいられません。
独身時代に比べ、自分だけに使う時間もお金も限られてしまうことも重なり自分を磨くという事もなかなか難しくなります。
また、夫婦がお互いに慣れを感じてしまうためだらけも出てきてしまいます。
そうなってしまうと年齢には勝てない衰えで容姿も変化してしまい、異性としての魅力を失ってしまいます。
セックスしない夫婦の特徴③:子供中心
一人目を出産してからセックスをしなくなったという夫婦は少なくありません。
やはり子供ができると二人だけの時とは違い子供を中心とした生活が始まります。
子供をお風呂に入れるため、寝かしつけるためと子供と一緒にいる時間が増えるため、夫婦が向き合う時間も減ってしまいます。
また、寝室も子供が一緒という家庭も多く子供がいる寝室でセックスをするという気持ちにもならずセックスをしなくなってしまいます。
セックスしない夫婦の特徴④:コミュニケーションが少ない
コミュニケーションが少ない夫婦はセックスをしなくなってしまうという傾向があります。
今までの特徴でも挙げたように、仕事が忙しかったり子供が中心になってしまうと夫婦としてのコミュニケーションは減ってしまいます。
時間のすれ違いであったり、生活のすれ違いによってコミュニケーションが減れば、おのずと相手に対する興味がなくなります。
興味のない相手は単なる同居人に変化をし、セックスの対象と言う存在としても当てはまらなくなってしまいます。
セックスしない夫婦の心理3選【妻編】
女性は結婚をすると妻であり、子供ができれば母親でもある存在に変化します。
結婚を機に自分の身に起きる変化と共にセックスをしたくなくなるという心理が芽生える事も間違いありません。
では、妻である女性のとってセックスをしなくなってしまうのにはどんな心理状態があるのでしょう。
- 母性の芽生え
- 夫への嫌悪感
- 夫の道具ではない
セックスしない夫婦の妻の心理①:母性の芽生え
妊娠、出産を乗り越えた女性は子供にとって母親になります。
それと同時に生物の本能である母性が芽生えるのは当たり前であり、特に出産後は子供に捧げる時間が全てになります。
たとえ、セックス求められたとしても子供の泣き声を聞いてしまえば妻はセックスをしたいという心理状態にはなりません。
そのため、出産後セックスをしたくないという女性が多くなりがちなのです。
セックスしない夫婦の妻の心理②:夫への嫌悪感
結婚とは他人が生涯をかけて一生を共にするということですが、結婚生活も時が経つとマンネリ化してしまいます。
妻は仕事や子育てをしながら家事をこなす忙しい存在でありながら、手伝ってくれない夫に対して不満を抱きます。
その不満がいつしか嫌悪感に変化し、夫を異性として性の対象と意識することが不可能になってしまいます。
夫に触れられたくない、夫とベッドを共にするのも嫌という女性の心理がセックスしない夫婦へと変化してしまいます。
セックスしない夫婦の妻の心理③:夫の道具ではない
お互いに快楽を求めあいながらセックスをするのではなく、いつもと同じお決まりのパターンでは女性にとって夫の性欲を満たすだけの行為にしかなりません。
そうなってしまうと女性にはセックスに対して興味はなくなり、セックスを求められると自分が道具なのではないかと言う心理に陥ります。
そんな心理状態は、セックスをすることが苦痛になってしまい求められることすら嫌になってしまいます。
セックスしない夫婦の心理3選【夫編】
妻とは逆に夫がセックスをしたくないというのが原因でセックスをしない夫婦がいるというのも現実です。
結婚をして女性には目に見えてわかる変化が多いですが、男性にとっては目に見えない変化があります。
では、夫がセックスをしたくなくなる心理にはどんなことがあるのでしょう。
- 女性としての魅力を感じなくなった
- 疲れている
- 義務ではない
セックスしない夫婦の夫の心理①:女性としての魅力を感じなくなった
夫である男性にとって妻は愛おしい存在でもあり、ドキッとして何か魅力を感じる女性です。
しかし、現実世界で子育てに疲れ色気を失った妻に対して女性としての魅力を感じる事はできなくなります。
夫にとって妻はいつまでも女性でいて欲しいというのが理想ですが、現実的にはそうとは限りません。
魅力を感じなくなった妻の存在を性的対象としてみることが難しくなってしまいます。
セックスしない夫婦の夫の心理②:疲れている
一家の大黒柱である夫は生活を支える責任のためにハードな仕事もこなさなくてはなりません。
仕事での人間関係や勤務外の付き合いなど、精神をすり減らしながら家庭のために頑張っいます。
クタクタになった体で家路についた頃には性欲も減退し、妻を求める気力は失われてしまいます。
セックスしない夫婦の夫の心理③:義務ではない
特に子供が欲しい、周りから子供の存在について言われている家庭によく見られるのがセックスが義務化しているということです。
女性は自分の排卵日やセックスのタイミングなどと自分の体の状態を知ることができますが、男性にとっては理解しがたい部分があります。
自然な流れではない夫婦の間で約束事の様に行われるセックスは男性にとって、単に苦痛にしか過ぎなくなってしまいます。
セックスしない夫婦になる原因4選
セックスしない夫婦になってしまう妻側と夫側の心理についてはわかりましたが、お互いが意識をしていなくてもいつの間にか原因を作ってしまっています。
気付いたら、セックスレス夫婦になってしまうのには夫婦間でどのような原因があるのでしょうか。
- ストレス
- セックスを拒まれた
- 異性として見れない
- スキンシップがない
セックスしない夫婦の原因①:ストレス
ストレス社会とまで言われている現代社会が夫婦の間にもたらす影響力はとても大きいです。
仕事や人間関係で抱えるストレスはすぐに解消することができず、心の余裕を奪ってしまいます。
心に余裕がなければ、性欲が湧くことはなく気持ちは自然とセックスをするということから遠ざかってしまいます。
セックスしない夫婦の原因②:セックスを拒まれた
誰でも「今日はセックスをしたくない気分」という時はあります。
相手に誘われても、疲れていたり体調が良くなかったりすればそんな気分にでもなりません。
しかし、一度セックスを拒んでしまったがためにそれが尾を引いてしまうという原因にもなりかねません。
拒んだ側はその時だけ乗り気ではなかったという感覚ですが、拒まれた側は次に誘っても拒まれるかもしれないという不安に陥ります。
お互いの意識のズレがセックスしない夫婦を作ってしまうのです。
セックスしない夫婦の原因③:異性として見れない
夫婦である期間が長くなれば長くなるほど、相手はいて当たり前の存在になってしまいます。
異性に抱くようなドキドキした感情もなくなり、すべてをさらけ出せる異性の垣根を超えた夫婦はセックスしない夫婦になる可能性が高くなります。
夫や妻と仲が悪いわけではないにも関わらず、セックスしない夫婦に多く見られるのがお互いを異性として見ていない原因があります。
セックスしない夫婦の原因④:スキンシップがない
日本人の特徴と言っても過言ではありませんが、日本人は外国人に比べ他人の前でスキンシップをすることを好ましく思いません。
それは意識は年齢を重ねるごとに強くなり、特に子供の前ではキスやハグや手を繋ぐことが恥ずかしいを思ってしまいます。
しかし、スキンシップが不足し相手に触れなくなるということがセックスをしなくなる原因にもなってしまうのです。
セックスしない夫婦から脱却する方法3選【子あり編】
子供ができてセックスをしなくなってしまったという夫婦は少なくはありません。
では、子供ができてもセックスしない夫婦から脱却するにはどのようにすればよいのでしょうか?
- 二人きりで出かける
- 子供と寝室を分ける
- 身だしなみに気を使う
セックスしない夫婦から脱却する方法①:二人きりで出かける
子供と一緒に出掛けたり、外食をしたりするとどうしても子供が優先になってしまいます。
子供が楽しめるように、安全に周りに迷惑を掛けないようにと何かと気を使いながら行動します。
しかし、時には子供を実家に預けて二人きりで出かけてみてはどうでしょうか。
いつもはパパとママである二人ですが、子供を気にせず外出することでお互いを改めて見つめ直すことができます。
セックスしない夫婦から脱却する方法②:子供と寝室を分ける
子供が隣にいてセックスをする気には到底なれません。
起こしてしまったらどうしよう、見られてしまったらどうしようなどと気を使いながらセックスをするならしないほうがましと思ってしまいます。
子供はいつまでも両親と一緒の寝室で寝るわけではありません。
一人でも寝れるという練習を兼ねて、少しずつ子供と寝室を分けてみましょう。
夫婦が二人きりで寝室を共にすることが、セックスしない夫婦からの脱却に繋がります。
セックスしない夫婦から脱却する方法③:身だしなみに気を使う
子育てや家事、仕事に忙しくしていると自分自身の事は後回しになってしまいます。
それは女性だけではなく、男性にもありえますが新婚当初は綺麗だったのにや痩せていてかっこよかったのにというフレーズはよく耳にします。
月日が経っても、常に異性がいるということを意識して身だしなみに気をつかいましょう。
子供がいても綺麗なかっこいい夫婦であることがお互いの体を求める重要なポイントになります。
セックスしない夫婦から脱却する方法3選【子なし編】
子供を理由としなくてもセックスしない夫婦が増えているのが現実です。
そんな夫婦がセックスしない夫婦から脱却するためにどのような方法があるのでしょう。
- ラブホテルに行く
- お酒の力を借りる
- マッサージをする
セックスしない夫婦から脱却する方法①:ラブホテルに行く
セックスしない夫婦にとって毎日同じ寝室の同じベッドは生活感があり、セックスをするきっかけを作ることができません。
時には、雰囲気を変えるためにラブホテルを利用してみましょう。
いつもとは違う空間で夫婦の時間を共にすることによって、マンネリ化してしまった生活から抜け出すきっかけを作ることができます。
セックスしない夫婦から脱却する方法②:お酒の力を借りる
普段は二人きりでお酒を飲まない夫婦でも、時には二人きりでお酒の楽しむのはいかかでしょうか。
お酒の力を借りてしまえば、普段は恥ずかしくて言えない事や少し大胆な行動も気になりません。
飲みすぎてしまってはいけませんが、ほろ酔い気分でベッドインすればセックスへ発展するきっかけを作ることができます。
セックスしない夫婦から脱却する方法③:マッサージをする
お互いの体に触れるきっかけとして疲れている体をマッサージしてあげるのはいかかでしょうか。
疲れている体を癒しながら、触れ合ってスキンシップもでき一石二鳥です。
お互いの体に触れることによって異性としての意識もよみがえり、セックスをしたいという意欲も湧いてきます。
セックスしない夫婦のデメリット3選
セックスしないという事は夫婦仲に悪影響を及ぼす危険性があります。
セックスをしないから仲が悪いとは言い切れませんが、少なからず夫婦の間に溝を作ってしまう原因にもなります。
- 離婚
- 浮気
- 自分に自信がなくなる
セックスしない夫婦のデメリット①:離婚
セックスをしないことにより、夫婦間でのスキンシップが減ってしまいます。
スキンシップが減る=会話や相手の存在意識の減少にも繋がってしまいます。
それと同時に相手への興味や関心が湧かなくなり、夫婦としての一緒にいることに違和感や苦痛を感じるようになります。
セックス以外でもスキンシップが減らない夫婦にとってはそうとは言い切れませんが、少なからず離婚に繋がる要因となってしまいます。
セックスしない夫婦のデメリット②:浮気
家庭で妻や夫が自分に対して興味を示してくれない時、自分に興味を持ってくれる人に対して好意を持ちます。
自分を愛してくれる人、自分を異性として認めてくれる相手は自分にとって快楽を与えてくれる存在です。
セックスしない夫婦にとって、自分を求めてくれる相手はいつしか夫や妻以上に愛おしい存在に変化してしいまう可能性が高いのです。
セックスしない夫婦のデメリット③:自分に自信がなくなる
妻や夫に異性として見られていない、愛されていないということは自分に対する自信を失います。
自身を失ってしまうと、自分がどのように変われば改善がするのかという解決法を見出すより失望感が強くなってしまいます。
その状態は、うつ病などの精神疾患などへ大きく影響してしまうことにもなりかねません。
セックスレス夫婦におすすめの本
セックスレスが悩みだけれども誰かに相談するのは勇気がいることです。
相談したいけれども相談する相手がいない、解決法がわからないという方へおすすめの本をご紹介します。
セックスレスの精神医学 著者 阿部輝夫 (著)
「セックスレス」という言葉を生み出した精神科医の阿部輝夫氏がセックスレスの様々なケースや対処法について記した本です。
セックスレスを人に言えない、パートナーに何と切り出していいかわからないといういう人にはお勧めです。
男と女のLOVE改革 著書 加藤鷹 (著)
AV界ではカリスマと言われている加藤鷹氏によって語られた究極のセックス論です。
経験が豊富だからこそわかるセックスとは何だろうということが理解できる本になっています。
セックスしない夫婦は早期解決が鍵
現代社会においてセックスしない夫婦が増えていることは少子高齢化にも繋がる大きな問題でもあり、離婚率が高い原因としても重要視されています。
セックスが子孫繁栄だけの目的ではありませんが、夫婦としての絆を深めるためにもお互いの体を求めることは大切なことでもあります。
そして、セックスレスはいつまでもその状態でやり過ごすのではなく、早期に解決をしないと後悔する結果に結びつきやすくなります。
セックスレスを恥ずかしいと思うのではなく、解決するためにはっきりと向き合う事をおすすめします。