それではさっそく長ネギの冷凍保存方法をご案内します。
長ネギの野菜の特徴をつかんで保存すれば、長ネギの風味をできるだけ損なわず、美味しいままで最後まで使いきることができます。
長ネギを長持ちさせるおすすめの冷凍保存方法6選
- 長ネギはよく使う長さに切って保存袋へ入れる
- 長ネギに油をからめる
- 長ネギは部位ごとに分けて冷凍
- 野菜室に切った長ネギを一晩寝かせて冷凍
- 保冷剤と金属製の器に長ネギを挟んで冷凍
- そのまま冷凍庫にまるごと冷凍
長ネギはよく使う長さに切って保存袋へ入れる
長ネギをよく使う長さ、だいたい5センチ~10センチほどに切って、ジップロックなどの保存袋に入れる方法がおすすめです。
長ネギ同士が重ならないよう、水平に並べて袋に入れるのがコツです。
5センチ~10センチですと、冷凍のまま包丁で刻みネギにして使うこともできますし、さらに食べやすい長さに切って使用することができます。
長ネギは新鮮なうちに冷凍すると風味を損なわずに美味しく保存できますので、安売りで大量に長ネギ買った時は出来るだけ早く冷凍しましょう。
長ネギの青い部分も、冷凍すると辛さが取れて食べやすくなります。
長ネギに太白ごま油をからめて冷凍
鍋物に用意していた斜め切りの長ネギが余った時、すぐに使用しないのなら保存袋に入れる時に太白ごま油をからめてから冷凍してみてください。
味噌汁に使う時など、ごま油の風味が出てとても美味しいです。
また、他の料理に使用する時に長ネギのクセが和らいで、甘さも増すのでとても使いやすくなります。
煮込むとトロトロになるので長ネギが苦手なお子さんも食べやすいと思います。
太白ごま油の量は、ネギ半束にごま油が小さじ1杯ほど。
太白ごま油がない時はオリーブオイルでもOK、保存袋に入れてしっかり空気を抜いて冷凍庫へ入れてくださいね。
長ネギは用途別にして小分け冷凍
冷凍庫から出してそのまま長ネギを使用したい方は、買ってすぐに用途別に分けて冷凍してはいかがでしょうか。
使う頻度の高い長ネギのみじん切りや斜め切りは、一回使う量をラップにつつんで小分けにしておくと、毎度の手間が省けます。
長ネギの青い部分は料理のくさみ消しに使えますのできっちりラップにくるんで冷凍。
それぞれ切った長ネギは種類別にチャックのついた保存袋に入れて冷凍すると、使う時さらに楽ですよ。
野菜室に切った長ネギを一晩寝かせて冷凍
刻みネギをパラパラのまま冷凍できるコツがあります。
まず洗った長ネギをキッチンペーパーで軽く拭いて、水気を切ります。
水気は残っていてもOKなので、そのまま長ネギを小口切りし、ジップロックなどの保存袋に入れます。
この時一緒にキッチンペーパーも忘れず入れましょう。
キッチンペーパーは刻んだ長ネギの上と下に敷いて、長ネギを挟む状態にして、冷蔵庫の野菜室でそのまま一晩置いておきます。
翌日キッチンペーパーを取り除いてそのまま冷凍庫へ入れましょう。
このひと手間を加えるだけで、冷凍した長ネギが最後までサラサラで使えます。
保冷剤と金属製の器に長ネギを挟んで冷凍
冷凍庫の中での保存期間を長くしたい場合は、金属製の器に長ネギを置き、さらにその上に保冷剤を乗せて冷凍すると、1カ月は保存が可能になります。
通常、刻んで冷凍保存した長ネギの保存期間は約2週間ですので、かなり余裕ができることになります。
そのまま冷凍庫に入れてしまう
長ネギ小分けにするのは面倒という人は、ラップなどできっちりつつんでそのまま冷凍庫に入れてもOKです。
ただ冷凍庫の場所に余裕がない場合は、長ネギをキッチンハサミなどで冷凍庫に入る大きさにカットし、ラップやジップロックなどに入れ、空気をしっかり抜いてから冷凍しましょう。
長ネギは長い時間冷凍するとアリシンという殺菌効果が薄れてしまいます。
アリシンは空気に触れると少しずつ成分が消えてしまうため、長ネギ保存する時はしっかり空気対策をすることが大切です。
冷凍の長ネギを使ったおすすめの鍋レシピをご紹介
たっぷり冷凍保存した長ネギを使った美味しい鍋料理のレシピをご紹介します。
レシピは冷凍ネギを使用していませんが、冷凍ネギを使っても全く問題なく美味しくできあがります!
冷凍ネギは熱を加えるとトロトロになりますので、鍋料理との相性がとても良いのです。
ぜひお鍋で食べてみてください。
ねぎ豚巻きで☆風邪知らずの健康鍋
材料3人前
冷凍長ネギ2本
豚薄切り肉 350g
白菜 3枚
ほうれん草 1/2袋
えのき茸 1袋
~生姜スープ~
*生姜擦りおろし 2〜3かけ分
*昆布10cm幅×2枚
*お酒大さじ 3
*醤油大さじ 3
*和風顆粒だし 大さじ1
お水 1.2リットル
土鍋に水を入れて昆布と*印のついた生姜スープのもとを入れ煮込みます。
食べやすいサイズに切った長ネギに豚の薄切りを巻きますが、厚さがあった方が美味しいので豚肉は二重に巻くのがおすすめ。
鍋に白菜を入れ、長ネギに豚肉を巻いたものを続けて入れ、アクが出たらすくいましょう。
えのき茸を入れ、長ネギが柔らかくなるまでじっくり煮込んで、食べる直前にほうれんそうを入れたら完成です。
生姜と長ネギが入っているので風邪の時など体が暖まりますね。
鴨とねぎだけで作る「鴨鍋」レシピ
材料2人分
鴨ロース薄切り肉 200~300g
冷凍長ねぎのぶつ切り 2~3本分
~昆布だし~
昆布 15cm長さ1枚
水 3カップ
※水に昆布を浸し、1〜2時間おいておく。昆布は取り出さない。
*しょうゆ 大さじ4
*酒 大さじ4
*砂糖 大さじ2
昆布だしに*を入れて煮立て、沸騰する前に昆布は取りましょう。
鴨の脂を使って、冷凍長ネギをそのまま焼き色がつくまで炒めたら、だい汁にネギを入れ、次に鴨肉も入れてください。
鴨肉がピンクになったら食べごろです。
長ネギは時間が経つほど美味しくなるのですが、鴨肉はすぐに硬くなるのですきやきやしゃぶしゃぶのように、食べる分だけ入れる方がいいでしょう。
最後はおそばを入れて鴨南蛮そばもいいですね。
ねぎ豚塩レモン鍋
材料4人分
豚バラ薄切り肉 300g
白菜 1/8個
冷凍長ねぎ 1本
にんにく 2かけ
塩こしょう 少々
鶏ガラスープの素 小さじ1
水 600cc
*ねぎ塩だれ
・長ねぎ 1/2本
・塩小さじ 1/2
・レモン汁 大さじ2
・ごま油 大さじ3
・鶏ガラスープの素 小さじ1/2
・水 大さじ4
食べやすい大きさに切った豚肉に塩コショウをふり、白菜は食べやすい大きさに切りましょう。
2本ある長ネギはそのまま解凍せず、1本は小口切り、もう1本はみじん切りにし、みじん切りは後で塩だれに入れ、ねぎ塩だれにします。
にんにくをスライスし、鶏ガラスープを作ったあと、鍋に白菜、豚肉、長ネギ、白菜、豚肉、長ネギと繰り返し入れていきます。
鍋に鶏ガラスープを入れてふたをして煮込みましょう。
煮立ったらねぎ塩だれを回しかけ、さらに5分煮込むと完成。
こしょうをふっても美味しいです。
豚肉と長ネギのこってりした味わいかと思いきや、レモンのおかげでさっぱりとした後味がくせになります。
ネギたっぷり 鶏の無限ごま油鍋
材料2人前
鳥もも肉 300g
ごま油 100ml
冷凍長ねぎ 2本
水菜 200g
えのき 100g
*スープ 水500ml
*料理酒 100ml
*鶏ガラスープの素 大さじ1
ポン酢 (添え用) 50ml
ゆず胡椒 (添え用) 小さじ1
冷凍長ネギは斜め薄切りにして、その他の野菜と鳥肉は食べやすい大きさに切っておきます。
鳥肉をごま油をつかってフライパンで炒め、焼き色がついたら火を消しましょう。
土鍋に*スープの材料と炒めた鳥肉を入れて煮込みます。
火力は強すぎないこと、じっくり鳥肉に火を通しましょう。
長ネギと他の野菜類を入れて、お好みの調味料でいただいてください。
鶏団子と白ねぎのあったか鍋
材料(3人前)
鶏団子
鶏ひき肉 250g
冷凍長ねぎ (みじん切り) 1/4本
すりおろし生姜小さじ 1/2
溶き卵 1/2個分
塩小さじ 1/2
長ねぎ (斜め薄切り) 2本
水菜 50g
絹ごし豆腐 200g
①水 800ml
①酒 大さじ3
①顆粒和風だし 大さじ2
①薄口しょうゆ 大さじ2
①砂糖 大さじ1
七味唐辛子 適量
ポン酢 適量
まず冷凍長ネギ2本を斜め薄切りにし、鶏団子用の長ネギをみじん切りにしておきます。
水菜と豆腐もお好みの長さと大きさに切っておきましょう。
鶏団子の材料をねばりが出てくるまでまぜた後、鍋に①を全部入れ煮立ったらスプーンで鶏団子のもとをすくって落とします。
鶏団子が煮えたら長ネギと水菜と豆腐を入れ、全てに火が入ったら完成です。
そのまま食べても美味しいですが、ポン酢につけたり七味唐辛子をふっても美味しいので、ぜひ作ってみてください。
ぶりとねぎの鍋
材料2人分
ぶり (刺身用または鍋用/薄切り) 150g
長ねぎ 3~4本
しょうが (小) 1かけ
*だし カップ1+1/3
*酒 大さじ3
*みりん 大さじ3
*しょうゆ 大さじ3
*砂糖 大さじ1/2~1
冷凍長ネギは均等な大きさに切り、生姜は千切りに。
*のついた材料を合わせ、鍋には長ネギを立たせて並べておきましょう。
半分の生姜をかけて混ぜ合わせた汁を注いだら、長ネギが柔らかくなるまでじっくり煮込みます。
火加減は弱~中火で。
長ネギがくったりしてきたら、ぶりを乗せて、残っていた生姜を全てかけぶりに火が通るまで煮込んだら完成です。
ぶりの旨味と長ネギの相性がとても良いのを実感する鍋料理です。
白髪ネギの冷凍保存方法おすすめ4選
白髪ネギは長ネギを千切りにしたもので、水にさらすと丸くなり、シャキシャキとした歯触りが特徴的です。
大量に使うより薬味に使用されることが多く、考えてみればいつも少量残ってしまうことが多い切り方かもしれません。
そんなわけで、この白髪ネギをどうやって冷凍保存すればいいのか、方法を調べてみました。
- 切っても水にはさらさず冷凍
- ラップでまとめるか保存袋に入れて冷凍
- 解凍は自然解凍で
- 保存袋に入れたら定期的に振る
切っても水にはさらさず冷凍
白髪ネギは水にさらすことで辛味が抜け、シャキシャキした食感になるのですが、冷凍保存する場合は水にさらさず保存袋に入れましょう。
ネギに水分がついていると解凍した時ふにゃふにゃして、白髪ネギらしさがなくなってしまいます。
冷凍する前に水分をキッチンペーパーで拭き取ってから冷凍庫に入れましょう。
ラップでまとめるか保存袋に入れて冷凍
白髪ネギはまとめて冷凍保存するよりも、食べる分だけ小分けにして少量をラップにつつむか、ジップロックなどのチャックつき袋に入れて冷凍しましょう。
冷凍庫にネギの臭いがつかない為という理由もありますが、しっかり空気を抜くことで風味を損なうのを予防するのです。
解凍は自然解凍で
解凍する時は電子レンジは使わないように。
そもそも白髪ネギは凍ったまま盛りつけても自然に解凍されます。
電子レンジで解凍してしまうとベチャッとするので気をつけましょう。
ただそのままレンジで料理する時に使用するのなら、解凍方法は気にしなくてOKです。
保存袋に入れたら定期的に振る
白髪ネギを冷凍保存する時、ジップロック等の保存袋に入れますが、少し凍ったら冷凍庫から取り出して軽く振ってあげてください。
そうすることで、ネギ同士のくっつきを防ぎ、最後までパラパラで使うことができます。
おすすめの冷凍保存容器
美味しく長ネギを保存するための、おすすめの冷凍保存容器をご紹介します。
欲しかったサイズが全てセットに。刻みネギなど少量もタッパーで冷凍保存できる。
タッパーで冷凍保存する時、なかなか丁度いいサイズがなくて困ってしまう方も多いのでは。
こちらの商品は料理の時にほんの少量残った食材を入れるのに適した大きさのタッパーがあります。
また、密閉性が高く、臭いのある野菜を冷蔵庫や冷凍庫にしまう時に他の食品にうつることはほぼありません。
抗菌加工フィルムとダブルジッパーで安全で漏れない
冷蔵も冷凍もでき、なおかつジッパーが二重なので安心感があります。
抗菌加工フィルムが入ってあるおかげで、野菜類などは断然日持ちがします。
また漬物や汁ものなど、水分が多い食材でも漏れることはありません。
長ネギはよく使う野菜だからこそ上手に保存して美味しく食べよう
いつも常備していたい野菜ですが、気づけばすぐ傷んでしまう長ネギが、冷凍で1カ月も保存できるのは助かります。
長ネギは水分に気をつけて、しっかり密封して冷凍すること。
この保存方法のコツさえしっかり覚えておけば、ちょっと多めにネギを買うことになっても安心ですね。