コンビニで風邪薬を売ってる
コンビニで風邪薬は売っています。
ただし薬には種類があり売っているものと売っていないものがあります。
どの種類ならコンビニで手に入れることができるのでしょうか。
まずは風邪薬の種類を見ていきましょう。
コンビニで売ってる風邪薬の種類は?
処方箋がなくても購入できるものを一般用医薬品と呼びます。
一般用医薬品は5種類に分けることができます。
5種類とは第1類医薬品、第2類医薬品、指定第2類医薬品、第3類医薬品、要指導医薬品です。
それぞれの違いは何なのか詳しく見ていきます。
まず第1類医薬品は高い薬効がありますが同時に副作用のリスクがあるものを言います。
そのため薬剤師がいないと販売できずお店に陳列されていないので消費者は直接お店で手に取ることはできません。
必ず薬剤師がお店にいる時でないと販売してもらえず、購入する時には薬について説明を受けます。
薬局にコンビニが併設されているようなところでは薬剤師の方が常駐しているので買うことができるでしょう。
しかし普通のコンビニでは売っていません。
インターネットを使った通信販売が可能なので急ぎではなくもしものために購入する場合には便利ですね。
胃酸を減らすことのできるガスター10や鎮痛薬のロキソニンSがこれに当てはまります。
第2類医薬品は薬効と副作用のリスクが中程度のものを指します。
薬剤師か登録販売者が販売することができるのでコンビニに登録販売者がいれば購入可能でしょう。
登録販売者とは市販薬を販売するための試験に合格した人がなることができます。
葛根湯のカコナールや鎮痛薬のバファリンAなどが第2類に当てはまります。
通信販売も可能です。
第2類医薬品のうち、他の薬との飲み合わせに注意が必要だったり服用する方の状況次第では飲むことができなかったりする薬が指定第2類医薬品になります。
妊娠している人や子供が飲めない成分が入っている場合などです。
睡眠改善薬のドリエルや総合感冒薬のパブロンゴールドS錠などが指定第2類医薬品に当たります。
普段風邪を引いた時に飲む薬が大体ここに当てはまるのではないでしょうか。
通信販売もできますので体調を崩した時に備えて持っておくと安心ですね。
第2類をコンビニに置く場合は置き場所は自由ですが指定第2類は置く場所が決められています。
カウンターから7mの範囲内の棚に置くことを規定されているのでその範囲内を探してもなければ置いてないことになります。
第3類医薬品は薬効は穏やかで副作用のリスクも低いものを指します。
こちらは薬剤師や登録販売者がいなくても販売することができます。
販売する上で義務付けられていることがないので通常のコンビニにあるのはこの薬になります。
ニキビなどに効くハイチオールCや口内炎に効くプラスチョコラBBプラスなどビタミンを有効成分とするものが多いようです。
こちらも通信販売が可能です。
要指導医薬品は薬効と副作用のリスクが特に高く、医師が処方して調剤薬局で受け取る医療用医薬品の成分が含まれているものを言います。
医療用が一般用に転換されたばかりのものなので慎重に利用しなければなりません。
お店に陳列されていないので消費者が直接手に取ることはできません。
調査をして問題がなければ第1類医薬品に変更されるので定期的に要指導医薬品に当てはまる薬は変化します。
厚生労働省のホームページで確認できますので気になる場合は覗いてみると良いでしょう。
コンビニで風邪薬以外にも痛み止めなどの薬を売ってる
痛み止めはほとんどが第2類になります。
なので薬剤師か登録販売者がいるところではないと販売していません。
突発的な痛みに襲われた時は医薬品を置いているコンビニを探すよりもドラッグストアに向かった方が確実と言えます。
ドラッグストアの他にも調剤薬局に行く方法もあります。
夜までやっているところは少ないですが日中に痛み止めが必要になった時に近くに調剤薬局がある場合には使えるでしょう。
痛みが引かないようであれば無理せず病院へ行きましょう。
すべてのコンビニで風邪薬を売ってる?
体調が悪い時に一番効くのは第1類なので切らさないように普段から自宅で保管しておくのが一番望ましいですね。
ドラッグストアにいけば間違いなく風邪薬を購入することはできますが夜中に突然体調が悪くなった時に頼れるのはやはりコンビニです。
コンビニに登録販売者がいれば第2類と特定第2類の薬は購入することができます。
ヘルスケアローソンやナチュラルローソンでは医薬品の販売コーナーを設置している店舗があるようです。
ローソンでは医薬品を置く店舗数を拡大すると発表しているのでこれから使う機会が増えそうですね。
セブンイレブンやファミリーマートでは医薬品を置いている店舗はまだまだ少ないのが実情です。
第3類は薬効は低いですがローソン、セブンイレブン、ファミリーマートなどの主要なコンビニには置いてあるので安心です。
第3類の中では佐藤製薬のユンケル黄帝顆粒が風邪を引いた時に効果が高いでしょう。
栄養補給をしたい時におすすめです。
おすすめのコンビニで売ってる風邪薬情報が掲載された本
風邪薬には色々な種類があります。
副作用がある薬もあるのであらかじめ薬についての知識をある程度つけておくと安心ですね。
薬の種類がわかればコンビニに置いてあるかどうかも判断できるようになるので風邪を引いた時に役立つでしょう。
風邪薬を買う時はコンビニを有効活用しよう
コンビニには第3類の風邪薬ならば確実にあることがわかりました。
栄養を取りたい時には有効に活用できるでしょう。
栄養ドリンクのような風邪薬が多く置いてあるので風邪でパワーが出ない時には活用できるはずです。
ただし普通の風邪薬を売っている店舗はまだまだ少ないと言えます。
薬がなくて慌てることがないようにするためにも普段から風邪に備えて薬を準備しておいた方が良いですね。
緊急に薬が必要な時はドラッグストアが確実です。
時と場合によってうまく使い分けましょう。