飛び出すカードは誕生日などお祝いのシーンにぴったり
お誕生日やクリスマスなど、お祝いのシーンでメッセージカードを贈ることが多いですが、そんなお祝いのシーンにも飛び出すカードはおすすめです。
市販のメッセージカードでも飛び出すカードがありますが、実は意外と作り方は簡単なんですよ。
市販のものもいいですが、手作りした飛び出すカードは気持ちもよりこもったものになりますし、何より喜んでくれるはず!
いつものメッセージカードにちょっとひと手間をかけて、飛び出すカードを作ってみませんか?
贈る相手に合わせたデザインにしたり、お祝いの内容に合わせたデザインにしたり、作り方を工夫することができるのも飛び出すカードの魅力です。
身近な人や大切な人へのプレゼントとして取り入れてみてくださいね。
飛び出すカードの材料は100均ですべてそろう!
カードの材料は、身近なところですべてそろえることができます。
もちろん100均でも材料をそろえることができますよ。
必要な材料はこちら。
- 好きな色の画用紙
- デザインカッター
- はさみ
- のり
最低限上記の材料があれば、飛び出す仕掛けを作ることができます。
デザインカッターがなければ普通のカッターを使って作ることもできますが、デザインカッターのほうが細かい作業をすることができるのでおすすめです。
デザインカッターも100均で購入できるので、文具売り場や工具売り場をチェックしてみてくださいね。
あとは好きな色の画用紙が数枚あればOK。
画用紙でなくても、和紙やクラフト紙など、仕上がりのイメージに近いお好みの用紙を用意しましょう。
初心者でも簡単に作れる飛び出すカードの作り方
初めて飛び出す仕掛けのカードを作るという人も多いと思います。
なんとなく難しそうで、今まで作ったことがないという人でも、簡単に作れる作り方があるんですよ。
その作り方はたったの5ステップ!
前の項目で紹介した材料をそろえ、それにプラスしてレースやシールなどでかわいくデコレーションしてみてくださいね。
ここでは簡単な作り方を紹介しますので、ぜひ挑戦してみてください。
- 画用紙を2枚用意する
- 切り込みを入れる場所を決める
- 飛び出すパーツを作る
- 切り込みを入れた場所にパーツを貼る
- 2枚の画用紙を貼り合わせる
飛び出すカードの作り方①:画用紙を2枚用意する
まずは好きな色の画用紙を2枚用意しましょう。
同じ色にしてもいいですし、違う色の画用紙を使っても仕上がりが素敵になります。
色の違う画用紙を使う場合内側になる画用紙は、ひと回り小さめのサイズにカットしておくことをおすすめします。
飛び出すカードの作り方②:切り込みを入れる場所を決める
内側の画用紙に飛び出す加工をします。
カード状になるように半分に折り、どこか1ヶ所に切り込みを入れるのですが、幅は1cmほど、長さは1.5cmほどでOKです。
中央に入れてもいいですし、左右どちらかに寄せて切り込みを入れてもいいですよ。
バランスを見ながら切り込みを入れましょう。
飛び出すカードの作り方③:飛び出すパーツを作る
切り込みを入れた部分に取り付けるパーツを作ります。
作り方は何を取り付けるかによって変わりますが、動物やハート、花などを画用紙で作るのがおすすめです。
カードを折りたたんだ時に、パーツが画用紙からはみ出さない大きさで作るのがポイント。
飛び出すカードの作り方④:切り込みを入れた場所にパーツを貼る
パーツが完成したら、手順2で作った切り込みに貼り付けます。
切り込み部分を山折りにし、そこへパーツを貼りつけましょう。
のりでしっかりと貼りつけ、完全に乾いてからカードを畳みます。
張り付ける前に、閉じた時と開いた時のバランスを見て、これでOK!と確認してからのりで貼りましょう。
飛び出すカードの作り方⑤:2枚の画用紙を貼り合わせる
内側の画用紙にパーツを貼りつけたら、最後に外側になる画用紙と貼り合わせたら完成です。
折った部分をしっかりと合わせ、開いた時も閉じた時も2枚の画用紙がゆがまないように気を付けましょう。
2枚の画用紙を貼ったら、メッセージを書きこんだり表紙や内側にデコレーションしたりして完成させてくださいね。
飛び出すカードの作り方4つのポイント
飛び出す仕掛けを作るときには、ちょっとしたポイントを押さえることで、仕上がりがぐっときれいになりますよ。
作り方の項目で紹介したことと重複する点もありますが、ここではより詳しくポイントについて紹介していきたいと思います。
- パーツがはみ出さないように注意!
- のりは付けすぎない!
- 切り込みは深く入れないように注意!
- 紙は程よい厚みのものを用意!
飛び出すカードの作り方のポイント①:パーツがはみ出さないように注意!
前の項目でも紹介しましたが、仕掛けのパーツが大きすぎると、カードを畳んだ時に用紙からパーツがはみ出してしまいます。
畳んだ時にパーツがしっかりとカードに収まるようなサイズのパーツを作ることがポイントです。
いらない紙で、どのくらいの大きさなら収まるのかをチェックするのがおすすめです。
飛び出すカードの作り方のポイント②:のりは付けすぎない!
パーツを貼りつけたり2枚の画用紙を貼り合わせたりするのに、のりを使います。
しっかり貼りつけたいからといって、たっぷりとのりを付けるのはNGです。
乾きが悪くなるだけでなく、2枚の画用紙を貼り合わせるときは、紙が波打ってしまうことも。
薄くまんべんなく伸ばしましょう。
飛び出すカードの作り方のポイント③:切り込みは深く入れないように注意!
大きく飛び出させたいからといって、切り込みを深く入れてしまうのもNG。
切り込みが深ければ大きく飛び出しますが、そうすると畳んだ時に外に飛び出す割合も大きくなります。
切り込みは深くても2cm以内にしておくといいですよ。
飛び出すカードの作り方のポイント④:紙は程よい厚みのものを用意!
カードのベースとなる紙はどんなものを用意してもいいのですが、あまり薄すぎるものはおすすめしません。
画用紙程度の厚みがあり、程よいハリ感があるもののほうが作りやすいですよ。
薄い紙を使いたい場合は、しっかりした紙を1枚あいだに挟むなど工夫するといいでしょう。
切り込みを入れない飛び出すカードの作り方
切り込みを入れないで作る作り方もありますよ。
切り込みを入れない作り方はいくつかありますが、初心者でも作りやすいのに、見栄えはとてもいいものが多いんです。
ここでは『ハニカムボール』というものを込めたカードの作り方を紹介します。
- 材料を用意する
- ハニカムボールを作る
- ハニカムボールを画用紙に貼る
- 画用紙を2枚貼り合わせる
- メッセージを書いたりデコレーションしたりする
切り込みを入れない飛び出すカードの作り方①:材料を用意する
まずは材料を用意しましょう。
- 画用紙・・・2枚
- お花紙・・・20枚程度
- のり
ハニカムボールを作るのにお花紙が必要になりますが、あとはリボンやレースなどをお好みで用意してくださいね。
切り込みを入れない飛び出すカードの作り方②:ハニカムボールを作る
ハニカムボールの作り方は意外と簡単。
- お花紙を1枚広げ、縦に等間隔に3本線を引くようにのりをつける
- 2枚目の紙を重ね、次は3本線の間に線を引くように2カ所にのりを付ける 3.これを繰り返す
- すべての紙を貼り終えたら半分に折り、半円にカットする
これでハニカムボールが完成です。
のり付けをする本数を増やせば、細かい編み目のボールができますよ。
切り込みを入れない飛び出すカードの作り方③:ハニカムボールを画用紙に貼る
手順2で作ったハニカムボールを、半分に折った画用紙の中央に貼りつけます。
画用紙を開いた時にハニカムボールがきれいに開くように、中心をそろえて貼り付けるのがポイントです。
ハニカムボールを貼る前に、台紙に貼りつけてから画用紙に貼るとよりしっかりします。
切り込みを入れない飛び出すカードの作り方④:画用紙を2枚貼り合わせる
ハニカムボールを画用紙に貼り付けたら、切り込みを入れるカードのときと同じように、表紙になる画用紙を貼り付けましょう。
内側の画用紙の色はハニカムボールが映えるような色にするといいですよ。
外側の画用紙は、どんな色でもOKです。
好みやバランスを見て、2枚の画用紙の色を選びましょう。
切り込みを入れない飛び出すカードの作り方⑤:メッセージを書いたりデコレーションしたりする
画用紙ののりが乾いたら、表紙や内側にメッセージを書きこみ、好きなようにデコレーションしましょう。
リボンでハニカムボールをかわいくアレンジしたり、レースやビーズを貼り付けてかわいく仕上げるのもおすすめ。
ハニカムボールの色とデコレーションの色味を合わせるのがポイントです。
花やハートなどおしゃれでかわいい飛び出すカードのアイデア
飛び出す仕掛けのカードは、アイデア次第で様々なデザインのものを作ることができるんです。
基本の作り方さえ押さえれば、あとはひと工夫をすればOKというものも。
ここではすぐにマネできるアイデアから、ちょっと高度なアイデアまで、5つのデザインを紹介します。
オリジナルのカード作りの参考にしてみてくださいね。
- 泳ぐこいのぼりの飛び出すカード
- 校舎が飛び出すお祝いカード
- 切り込みだけでバースデーカード
- 浮き出る文字が印象的なカード
- お花が飛び出すカード
アイデア①:泳ぐこいのぼりの飛び出すカード
季節のイベントに合わせた仕掛けも素敵ですね。
こちらはカードを三つ折りにし、紙を縦に使うアイデアです。
用紙を山折りに下部分にこいのぼりのパーツを付ければ、開いた時にこいのぼりが泳ぐようんデザインに。
雲やお家など、こいのぼりが映えるような背景も一緒に作ってくださいね。
アイデア②:校舎が飛び出すお祝いカード
こちらは切り込みを入れる作り方の応用で作れるデザインです。
切り込み自体を校舎のデザインに切り出せば、こんなに素敵なカードに仕上がります。
入学や卒業のシーンにぴったりですね。
桜やチューリップなどの花をデコレーションするとさらに素敵な仕上がりになりますよ。
アイデア③:切り込みだけでバースデーカード
一見難しそうなバースデーカードも、切り込みを入れるだけの作り方で作られています。
細かい作業なので手間はかかりますが、面倒な作業はありません。
どこをどのようにカットして、どのくらい飛び出させるかを設計して切り込みを入れる必要があるので、作業になれた人向けのデザインかもしれません。
完成した時の達成感は大きいですので、ぜひ挑戦してみてくださいね。
アイデア④:浮き出る文字が印象的なカード
こちらも難しそうですが、作り方は意外と簡単です。
内側の紙の一部分を使って文字をくり抜き、文字の中心で折りたためるように表紙を貼り付けます。
文字をくり抜くのは慣れてしまえば本当に簡単!
外側と内側の紙の色を変えて、文字が浮き出るように仕上げましょう。
アイデア⑤:お花が飛び出すカード
立体的に花が浮き出るデザインのカードも、とっても素敵ですよね。
こちらも作り方はとっても簡単です。
コーン型の花を7つ作り、それを組み合わせて用紙に貼ることで、開いた時に花がぱっと開いたようになります。
結婚式の招待状などのひと手間として、このデザインを取り入れる人も多いです。
おすすめの飛び出すカードの作り方を紹介している本
せっかくポップアップカードを作るなら、本を見ながら自分のペースでじっくりと作りたいという人も多いと思います。
そんな人におすすめなのがこちらの本です。
季節に合わせたポップアップカードがたっぷり61点も収録されています。
作り方も詳しく紹介されていて、初心者でもわかりやすいと評判です。
シンプルなデザインのものが多く、自分らしくアレンジしやすいというのも魅力のひとつです。
お子さんと一緒に挑戦してみてもいいかもしれません。
簡単な作り方で楽しくカード作りをしよう
難しそうと感じていた飛び出すカードも、実は作り方はシンプルで簡単なものが多いんです。
お子さんと一緒に、お子さんのお祝いに、お友達や家族へのプレゼントに、オリジナルのポップアップカードを作ってみませんか?
相手の好みに合わせて色やデザインを考えながら進めるカード作りは、とっても楽しい時間になるはずです。