タッセルは初心者でも簡単に作れる!
一見すると複雑な作り方をされているようなタッセルですが、実はハンドメイド初心者でも簡単に作ることができます。
作り方はいたってシンプルで、難しい作業工程はいっさいなし!
基本の作り方はこちら!
1. 厚紙にコードを巻き付ける
2. コードの上部に別のコードを結び台紙から外す
3. 上部1cmのところに別のコードを巻き形を整える
4. 下部の輪になっている部分をカットする
5. 長さをそろえたら完成
詳しい作り方に関しては、あとの項目でたっぷりと紹介します。
手作りタッセルに使える素材
タッセルに使うコードは、しなやかな質感のレーヨン糸を使うことが多いですが、ほかにも使える素材はたくさんあります。
どんな素材を使っても基本の作り方は同じです。
好みの素材を使って、オリジナルのものを作ってみましょう。
ひも状であればどんなものでも使うことができますが、おすすめの素材6つを紹介します。
- 刺繍糸
- ズパゲッティ
- リボン
- スエードコード
- 毛糸
- レース
タッセル作りにおすすめの素材①:刺繍糸
ハンドメイド初心者でも扱いやすく、作り方に慣れていない人にもおすすめなのが刺繍糸です。
刺繍糸は100均でも手に入れることができますし、カラーバリエーションが豊富なことも魅力です。
基本の作り方で作ったものは、ピアスなどのアクセサリーやバッグチャームなど幅広く使うことができるので、いろいろな色で作ってみてくださいね。
タッセル作りにおすすめの素材②:ズパゲッティ
Tシャツヤーンとも呼ばれている、Tシャツ生地をひも状にしたズパゲッティもおすすめです。
太さがある分台紙に巻く回数が減り、作り方もやや簡単になりますよ。
存在感たっぷりの作品が出来上がり、バッグチャームなどに使っている人が多いです。
ズパゲッティで編んだバッグにおそろいでチャームを付けるのもおしゃれ!
タッセル作りにおすすめの素材③:リボン
ふわふわのシフォンリボンや透け感のあるオーガンジーリボンを使えば、女の子が大好きな柔らかい雰囲気の作品に仕上がります。
基本の作り方では下部の輪になっている部分をカットしますが、リボンを使う場合はカットせずにそのままでもキュートですよ。
太さが変わると雰囲気も変わるので、好きな太さのリボンで作ってみてください。
タッセル作りにおすすめの素材④:スエードコード
ちょっとだけメンズライクでスタイリッシュなものを作りたいなら、スエードコードがおすすめです。
100均にはスエード調のコードがあり、そういったものを使ってもよさそうですね。
スエードコードも巻く回数が少なくていいですし、長さをそろえるのも簡単なので、基本の作り方に慣れたら挑戦してみてくださいね。
タッセル作りにおすすめの素材⑤:毛糸
秋冬に使いたいなら、毛糸を使ってみてはいかがでしょう。
毛糸の柔らかい質感は秋冬のアイテムにマッチしますよ。
毛糸もいろいろな太さがあるので、お好みのものを使ってみてください。
基本の作り方よりもたくさん巻いてボリュームを出せば、ふわふわの毛糸の雰囲気を活かした作品になりますよ。
タッセル作りにおすすめの素材⑥:レース
ハンドメイド好きな人は、半端なレースがたくさん余っているという人もいると思います。
いろいろなレースを集めて作ったタッセルもとってもかわいいですよ。
いろいろなレースを使う場合、作り方はちょっと異なります。
作り方で違うところは、レースはだいたい同じくらいの長さにそろえて束ね、真ん中をくくるという点。
ほかは基本の作り方と同じ手順で進めてくださいね。
タッセル作りに必要な材料・道具
基本の作り方を把握したところで、ここではタッセル作りに必要な材料や道具を詳しく解説していきたいと思います。
作り方が簡単なことが魅力のひとつですが、必要な材料や道具も最小限なので、ハンドメイド初心者でも始めやすいですよ。
手芸店ならすべての材料をそろえることができますが、100均でそろえられるものが多いのでチェックしてみてくださいね。
- 好きな糸やコード
- 厚紙
- 切れ味のいいはさみ
- 目の粗いクシ
- 目打ち
- パーツ類
タッセル作りの材料・道具①:好きな糸やコード
まずは好きな糸やコードを用意しましょう。
前の項目で紹介したように、いろいろな糸やコードを使うことができます。
糸の太さや質感によって仕上がりの雰囲気がだいぶ変わるので、出来上がりをイメージしながら用意してください。
紹介したもの以外でも、使えそうなものがあったらいろいろ試してみるのも楽しいですよ。
タッセル作りの材料・道具②:厚紙
冒頭の作り方の項目の動画でも登場していましたが、タッセル作りには厚紙が必須です。
厚紙は型紙のような役割を果たし、この厚紙のサイズでタッセルの長さなどサイズが決まります。
作りたい大きさの長さにカットした厚紙を用意してくださいね。
同じ作り方をしても、使う材料が違うとサイズ感が変わるのでご注意を。
タッセル作りの材料・道具③:切れ味のいいはさみ
はさみならなんでもいいのでは?と思われがちですが、できるだけ切れ味のいいはさみを用意することをおすすめします。
特に重要なのが、最後に長さをそろえるところ。
この時に切れ味の悪いはさみを使うと、そろえてカットしたと思っても長さにばらつきが出やすく、仕上がりのきれいさに差が出てしまいます。
切れ味の悪いはさみは、アルミホイルを何度か切ると切れ味がよくなりますよ。
タッセル作りの材料・道具④:目の粗いクシ
レーヨン糸や刺繍糸など細い糸を使って作る場合、糸の流れや長さをそろえるために目の粗いクシが役立ちます。
目が粗いほうが糸を均等にとかすことができ、長さをしっかりそろえられますよ。
スエードコードなど太い糸を使って作る場合は、クシは特に用意しなくてもOKです。
タッセル作りの材料・道具⑤:目打ち
最後に糸の結び目を隠したり、アクセサリーに加工したりするときに、目打ちを使って仕上げると、作業がしやすいので用意しておきましょう。
目打ちはひとつ持っておくと、ほかのハンドメイドの作業でも役立ちますよ。
目打ちがないという人は、つまようじを使って代用することができます。
ただし強度はないので、スエードコードなどの端を処理するのには向きません。
タッセル作りの材料・道具⑥:パーツ類
アクセサリーパーツや金属チャームなど、タッセルをより華やかにしてくれるパーツ類もあると便利です。
パーツをプラスすることでよりオリジナル感がアップしますし、おしゃれな作品に仕上がります。
特にアクセサリーとして仕上げる場合は必須になりますので、丸カンやピンなどは用意しておきましょう。
タッセルの基本の作り方
冒頭でも作り方に関して少し触れましたが、ここではより詳しく作り方を解説していきたいと思います。
この基本の作り方を覚えてしまえば、いろいろな素材を使って好きなデザインのタッセルを作ることができるようになりますよ。
タッセルの作り方はとっても簡単!
ここでは刺繍糸を使った基本のタッセルの作り方を紹介します。
基本の作り方をマスターしたら、巻く回数などをお好みで調整して作ってみてくださいね。
- 厚紙にコードを巻く
- 巻いたコードの上部に別のコードを結ぶ
- 上部1cmのところに別のコードを巻く
- 輪になっている部分をカットする
- 長さをそろえる
タッセルの基本の作り方①:厚紙にコードを巻く
長さ5cmの厚紙を用意し、刺繍糸がなるべく重ならないように80回巻き付けます。
巻き始めと巻き終わりはタッセルの下部にくるようにすると、きれいに仕上がりますよ。
タッセルの基本の作り方②:巻いたコードの上部に別のコードを結ぶ
巻き終えたら、タッセルの上部になる部分に20cmほどにカットした別の刺繍糸でぎゅっとしっかり結びます。
結び目が刺繍糸の中に入るように調整しながら結びましょう。
ここで使う刺繍糸は、ベースの刺繍糸と同じ色の糸を使うときれいに仕上がりますよ。
結び終えたら厚紙から刺繍糸を外しましょう。
タッセルの基本の作り方③:上部1cmのところに別のコードを巻く
厚紙から外したら作り方2で結んだ部分を頂点にし、糸の流れをきれいに整えましょう。
整えたら、上部から1cmのところでさらに別の刺繍糸を使って結びます。
結び方は冒頭の作り方の項目で紹介した動画を参考にしてくださいね。
この結び方で処理をすると、結び目が外に出ずきれいに仕上げることができます。
ここでは違う色の糸を使うのもおすすめです。
タッセルの基本の作り方④:輪になっている部分をカットする
タッセルの下部になる部分がまだ輪になっていると思います。
上部をしっかり結び終えてから、下部の輪になっている部分をカットしましょう。
ここではざっくりとカットしてしまって大丈夫です。
これでようやくたっせるらしくなってきましたね。
タッセルの基本の作り方⑤:長さをそろえる
長さをそろえるために、作り方4でカットしたところをさらにカットします。
フリーハンドでやりにくいという場合は、紙などを巻いて下部をそろえると、きれいにまっすぐカットすることができますよ。
長さをそろえてカットしたら完成です。
アクセサリーパーツなどを付けてアレンジしましょう。
タッセルをきれいに作るポイント
作り方がとっても簡単なタッセルですが、なんとなく仕上がりに満足がいかないということもあると思います。
慣れてくると力加減や仕上げ方がだんだんわかってきますが、初めて作るときには失敗することもあるでしょう。
- 少しきつめに糸を厚紙に巻き付ける
- 糸が同じ場所で重ならないように厚紙に巻き付ける
- 厚すぎない厚紙を使う
- 結ぶときに針を使う
ちょっとしたコツを押さえるだけで、仕上がりがきれいになりますよ。
切れ味のいいはさみを使うのもポイントです!
タッセルのアレンジアイデア
完成したオリジナルのタッセルは、どんなものに加工しようかそれもワクワクするものですよね。
作り方も簡単なので量産しやすく、フリーマーケットなどの出品にも向いています。
ここでは手作りしたタッセルのアレンジアイデアを紹介します。
作った作品をいろいろなものにアレンジして、さらに楽しんでみてくださいね。
- イヤリングやピアスなどのアクセサリー
- バッグチャーム
- カーテンなどのチャーム
- キーホルダー
- インテリアアイテム
タッセルのアレンジアイデア①:イヤリングやピアスなどのアクセサリー
定番中の定番ともいえるのがアクセサリーです。
小ぶりなタッセルは、ピアスやイヤリングなどのアクセサリーにするととってもキュートに仕上がります。
3cm程度の大きさに仕上げれば、いろいろなアクセサリーに加工しやすくなるのでおすすめですよ。
アクセサリーパーツの色を変えて、雰囲気も変えてみてください。
タッセルのアレンジアイデア②:バッグチャーム
ズパゲッティや毛糸など、太めの糸を使って作ったものは存在感が大きく、バッグチャームにアレンジして使うのがおすすめです。
大きめに作り、ナスカンを付ければ着脱が簡単なバッグチャームにアレンジすることができますよ。
いろいろな色のタッセルを作って、季節や気分に合わせて付け替えるのも素敵です。
タッセルのアレンジアイデア③:カーテンなどのチャーム
もともとタッセルはカーテンを止めておく房飾りとして使われていました。
作ったタッセルも、カーテンに使うととってもおしゃれになりますよ。
市販のロープやコードなどに作ったタッセルを取り付けるだけでも素敵ですね。
ロープも編んで作ってみるのもいいかもしれません。
タッセルのアレンジアイデア④:キーホルダー
スエードコードなどを使って少し大きめに作れば、キーホルダーとしても使えるサイズに。
キーホルダーにアレンジすれば、カギを付けておくだけでなくバッグチャームとしても使うことができますね。
小さめのタッセルはイヤホンジャックにしてもかわいいです。
タッセルのアレンジアイデア⑤:インテリアアイテム
いろいろな形や色のタッセルを作って、ガーランドのように壁に飾って楽しむのもひとつのアレンジアイデア。
玄関やトイレなど、狭い空間にもぱっと映えるインテリアアイテムとして使うことができますよ。
作り方に慣れてきたら、凝ったデザインのものを作ってインテリアアイテムにしてみてはいかがでしょう。
すぐにマネできるみんなが作ったタッセル
作り方は簡単ですが、ワンパターンになりやすいと感じている人も少なくありません。
もっと素敵な作品を作ってみたい!という人は、SNSなどを参考にしてみてはいかがでしょう。
ここではみんなが作った、今すぐマネしたくなるような素敵な作品を紹介します。
基本の作り方を参考に、マネして作ってみてくださいね。
- カラフルリボンのタッセルチャーム
- チュールリボンのタッセルピアス
- フープ×タッセルピアス
- 3段タッセルのピアス
- ポンポンタッセル
みんなが作ったタッセル①:カラフルリボンのタッセルチャーム
いろいろな色やサイズのリボンをランダムに組み合わせて作った、タッセルチャームはとってもおしゃれ!
色味を合わせて作ってもいいですし、素材や質感をあえてバラバラにして作ってもおしゃれに仕上がります。
余った半端なリボンは捨てずにとっておいてくださいね!
みんなが作ったタッセル②:チュールリボンのタッセルピアス
輪をカットせずにふんわりとしたフォルムを残しながら仕上げたピアスは、耳元で柔らかく揺れてとってもかわいく仕上がります。
ピアスパーツにどんなものを使うかによって、イメージが変わるのも楽しいですよね。
タッセルを使ったピアスは、揺れ感が出るようなピアスパーツを使って作るのがおすすめです。
みんなが作ったタッセル③:フープ×タッセルピアス
フープに刺繍糸を結んでいって仕上げるタッセルピアスもとってもおしゃれですね。
基本の作り方とはちょっと異なる作り方をしていますが、小さく細いタッセルをいくつかフープに取り付ける、といったイメージで作りましょう。
存在感のあるピアスを作ってみたいという人におすすめのデザインです。
みんなが作ったタッセル④:3段タッセルのピアス
小さなタッセルを縦に3つ組み合わせた3段タッセルのピアスもかわいいですね。
3段になることで動きが出てとってもおしゃれです。
作り方は基本のものを3つ縦に組み合わせるだけなので、意外と簡単です。
少し大きめに作れば、アクセサリーではなくバッグチャームやキーホルダーとしても使えますよ。
みんなが作ったタッセル⑤:ポンポンタッセル
たっぷりボリュームのあるポンポンタッセルは、インテリアアイテムとしておすすすめです。
膨らんでいる部分にはビーズを使い、巻き付けるように仕上げていきます。
下部はポンポンのように丸みが出るようにカットすれば、こんなにかわいいフォルムの作品に仕上がりますよ。
ちょっと上級者向けですが、仕上がりはとてもかわいいので挑戦してみてくださいね。
おすすめのタッセルの作り方を紹介している本
もっといろいろなアクセサリーをタッセルで作ってみたい!という人は多いと思います。
そんな人におすすめなのがこちらの本です。
今大人気のコットンパールとタッセルを使ったアクセサリーの作り方が、たっぷりとそして詳しく掲載されています。
ハンドメイド初心者でもわかりやすく、しかもおしゃれなアクセサリーを作ることができるとして人気ですよ。
62点もの作り方が載っているので、どれから作ろうか迷ってしまいそうですね。
タッセルの作り方をマスターしよう!
作り方が意外と簡単なタッセルは、アクセサリーやバッグチャームなど、いろいろなものにアレンジすることができます。
基本の作り方を参考に、いろいろな素材を使ってオリジナルの作品を作ってみてくださいね。
100均にはタッセル作りに使える材料がたくさんあります。
これからハンドメイドに挑戦したいと思っている人は、100均もチェックしてみてくださいね!