冬瓜の常温保存方法
冬瓜を丸ごと1個買った時には、使うまで切らずに常温で保存することができます。
- 切らずに丸ごと
- 風通しの良い冷暗所で
- 1~3か月
冬瓜の常温保存方法①:切らずに丸ごと
冬瓜はカットせずに丸ごとだと、長期保存ができる食材です。
ほかの食材のように買ってきてすぐにカットして下処理をするのではなく、使うまで切らずにそのままの状態で置いておく方が長持ちします。
冬瓜の常温保存方法②:風通しの良い冷暗所で
冬瓜の保存に向いている温度は10度前後といわれています。
カットしていない冬瓜は風通しの良い冷暗所に置いておくだけで大丈夫です。
冬瓜の常温保存方法③:1~3か月
カットしていない冬瓜は、長期保存ができる食材で、昔は半年近く保存ができていたようです。
今は家の中でも気温が高くなるのでそこまでの長期保存は難しくなりましたが、1~3か月くらいは気にせず置いておくことができます。
冬瓜の冷蔵保存方法
スーパーなどでカットした状態で売られている冬瓜のは冷蔵庫で保存しましょう。
- カットしたものは種とワタを取り除く
- ラップで包む
- 3~4日
冬瓜の冷蔵保存方法①:カットしたものは種とワタを取り除く
冬瓜は丸ごとであれば常温で保存できますが、スーパーなどでよく見かける、1/2サイズにカットされているものは購入後すぐに種とワタを取り除きましょう。
種とワタの部分から傷みやすいのです。
冬瓜の冷蔵保存方法②:ラップで包む
冷蔵庫内は乾燥しやすく、冬瓜は水分量の多い野菜なので必ず下処理後はしっかりとラップで包んで冷蔵庫に入れてください。
冬瓜の冷蔵保存方法③:3~4日
カットした冬瓜は傷みやすいので、できるだけ早めに消費しましょう。
3~4日が目安ですが、近いうちに使う予定がない場合はそのままにせず、冷凍することをおすすめします。
冬瓜の冷凍保存方法
水分量が多い冬瓜ですが、実は冷凍しても食感が変わらず冷凍保存に向いている食材です。
- 種とワタを取り除き皮を剥いて一口大にカット
- 冬瓜が透明になるまで7~10分下茹でしてから保存袋に入れる
- 1か月
冬瓜の冷凍保存方法①:種とワタを取り除き皮を剥いて一口大にカット
冬瓜を冷凍保存する場合も、冷凍保存の時と同じように種とワタは取り除きます。
皮も一緒に剥いて一口大にカットしておきましょう。
冬瓜の冷凍保存方法②:冬瓜が透明になるまで7~10分下茹でしてから保存袋に入れる
カットした冬瓜をそのまま保存袋に入れて冷凍することもできますが、煮込み料理に使う場合は下茹でをしておくと調理時間の短縮になります。
冬瓜が透明になるまで7~10分程度茹でましょう。
また、冬瓜をスープで煮込んで汁ごと冷凍することもできます。
温めるだけで食べることができる状態にしておけば忙しい時にも便利です。
冬瓜の冷凍保存方法③:1か月
冷凍しても食感が変わらない冬瓜は、3か月ほど冷凍保存することができます。
ただ、水分量の多い冬瓜は冷凍期間が長くなると冷凍庫内の嫌な臭いを吸収しやすいです。
そのため、おいしく食べるには1か月程度で使い切ることをおすすめします。
冬瓜の正しい切り方
サイズが大きく皮が厚い冬瓜は、どう切って行けばいいのか迷ってしまいますよね。
丸ごと1個の冬瓜のカット方法をご紹介します。
- 横向きにして半分にカットする
- 1/2個を更に縦半分にカットしていき、冬瓜1個を1/8等分する
- 種とワタ、皮を取り除く
冬瓜の正しい切り方①:横向きにして半分にカットする
大きな冬瓜をカットする時、どこからどう包丁を入れたらいいか迷ってしまうと思いますが、まずは横向きに置いて半分にカットしましょう。
皮の部分が固く、滑りやすいので気を付けてください。
冬瓜の正しい切り方②:1/2個を更に縦半分にカットしていき、冬瓜1個を1/8等分する
半分にカットされた冬瓜を縦半分にカットします。
それを更に縦にカットして、最終的に冬瓜1個で1/8等分します。
メロンをカットしたときのくし型のようになっていればOKです。
冬瓜の正しい切り方③:種とワタ、皮を取り除く
カットした冬瓜を立てて、包丁で種とワタ、皮をそぎ落とします。
そこまでできたら、使いたいサイズにカットして調理したり、保存袋に入れて冷蔵・冷凍してください。
冬瓜の旬は夏!
冬瓜は名前だけ見ると”冬”とついているので、冬の野菜と間違えがちですが、実は冬瓜の旬は『夏』なんです。
冬瓜の名前の由来は、夏に旬を迎えて収穫していても、常温で1~3か月保存できることから“冬までもつ瓜”という意味で冬瓜と名付けられたそうです。
6月~9月ごろまでが一番の旬で、キュウリなどウリ科の野菜と同じくカリウムを多く含んでいて、利尿作用や身体を冷やす効果があります。
そのため、常温保存・冷凍保存で秋冬まで長期間保存がきく食材ではありますが、夏に食べるのに適しています。
名前の由来には、冬まで保存できる瓜という説のほかに緑の皮に白く覆う粉のようなものが雪に見えるという見た目から名付けられたという説もあります。
キレイな緑色のイメージですが、白い部分がある冬瓜も傷んでいるわけではないのでご安心ください。
冬瓜の煮物レシピ5選
みずみずしく、淡白でクセのない味の冬瓜はどんな味付けとも相性が良く味が染み込みやすいので煮込み料理に向いています。
- 冬瓜の煮物
- 冬瓜のそぼろ煮
- 冬瓜スープ
- 冬瓜のみぞれ煮
- 冬瓜カレー
冬瓜の煮物レシピ①:冬瓜の煮物
出汁・醤油・みりん・砂糖などでじっくり煮込んだ冬瓜は、柔らかく味が良く染み込みます。
冬瓜は淡白でクセのない味なので、どんな食材とも相性が良いのが特徴です。
にんじんやしいたけなどを一緒に煮込むのも良いですし、豚肉・鶏肉・海老・イカ・魚など、なんでも大丈夫です。
一緒に入れた食材の味を全部吸収してくれるので、合わせるものによって違う味わいを楽しめます。
冬瓜の煮物レシピ②:冬瓜のそぼろ煮
鶏や豚のひき肉と一緒に煮込んだそぼろ煮は子供も喜ぶおかずになります。
煮込むときに出るひき肉のアクはしっかり取り除いた方が、スッキリとした出汁になり、冬瓜のみずみずしさとひき肉の旨味が引き立ちます。
仕上げに水溶き片栗粉でとろみをつければ、冬瓜は煮込むとトロトロとした食感になるので味をしっかり楽しむことができます。
鷹の爪と一緒に煮れば、ピリ辛になります。
ごま油を最後に回しかければ、ご飯が進む中華風の煮込み料理になりますよ。
冬瓜の煮物レシピ③:冬瓜スープ
冬瓜は和・洋・中どんな味とも相性抜群です。
和風ならすまし汁・味噌汁、洋風なら大きくカットしてポトフ・クリーム煮、中華なら卵スープや酸辣湯などがおすすめです。
ナンプラーやパクチーを合わせて南国風にしてもおいしいです。
どんな味付けとも合わせやすく、長期保存ができる冬瓜は毎日使っても違う味で食べることができるので飽きませんよ。
冬瓜の煮物レシピ④:冬瓜のみぞれ煮
冬瓜は一口大に切って煮込み料理にすることが多いですが、大根と同じようにすりおろして使うこともできます。
大根よりも苦みが少ないので大根おろしの苦みが苦手な人でも食べやすいですよ。
鶏肉や豚肉、ナスなどの野菜のみぞれ煮使うのがおすすめです。
冬瓜の皮は火を通すと苦みが出やすいので皮は向いてからすりおろしてくださいね。
冬瓜の煮物レシピ⑤:冬瓜カレー
大根を使う大根カレーも人気が出ていますが、同じように冬瓜もカレー使えます。
じゃがいもの代わりに冬瓜を使うと、カロリー・糖質カットにもつながるので、ダイエットにもおすすめです。
ヘルシー料理ですが、しっかり味が染み込むので物足りなさを感じることなくおいしく食べることができます。
煮込み料理のリメイクとしてカレールーを入れて使うこともできますよ。
おすすめのレシピ本
和食の基本、”煮物”は料理初心者にとっては出汁をとったりするためハードルが高く、毎日仕事をしていたり子育て中の主婦には時間と手間がかかるのでなかなか作れないこともありますよね。
手間がかかり難しいイメージの煮物を簡単にフライパンで作れるレシピが載っています。
出汁いらずでできる簡単煮物や旬の食材を使ってフライパンで作れる絶品煮物など料理初心者だけでなく、忙しい主婦にもおすすめの一冊です。
冬瓜と同じ夏野菜のレシピがたくさん載っているレシピ本です。
夏バテ予防のレシピや、たくさん収穫したり頂いた時の大量消費メニューもあります。
長期保存できる冬瓜ですが、せっかくなので他の夏野菜と一緒に旬の時期においしくたくさん食べて健康になりましょう。
長期保存ができる冬瓜を上手に保存・調理しておいしく食べましょう
丸ごと1個の冬瓜は大きくてどうしたらいいか悩んでしまうかもしれませんが、冬瓜は冷凍しても食感が変わらずに食べることができる主婦に嬉しい食材です。
いろいろな味・食材との相性が良く、どんな料理にも使うことができるので、使い切れなくて無駄になることがありません。
夏が旬の冬瓜を上手に保存・調理して長く楽しんでくださいね。