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2019/06/15

同士の意味について徹底解説!同志との違いや例文などを紹介

「○○どうし」という言葉をよく耳にすることがあるはずです。
しかし、実際に漢字で表そうとした時、「同士」または「同志」のどちらが正しいか解りますか。

今回は「どうし」という言葉の、正しい使い方を詳しくご紹介します。
間違った使い方をして恥ずかしい思いをしないよう、一度チェックしてみましょう。

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同士とは

気をつかわない友人同士

まず、「同士」とは『身分や境遇、性質などがお互いに共通している人』のことを指します。立場や環境、現状などが共通している人も、こちらの「同士」を使用します。

会社の同僚や、クラスメイト、また似たような環境のもとで育った人などは、こちらの「同士」を使用します。ただし、置かれた環境がなんとなく似ているだけの人も、この「同士」に含めますが、目的や主義、主張が同じ人を指す場合は、この「同士」は使いません。

こうした範囲の広さは、「同志」との大きな違いと言えます。また、「同士」は他の名詞の後につけて使われるため、接尾語として使われることが多いのも特徴の一つです。

日常会話などでよく言われる「どうし」は、一般的にはこちらの「同士」の方がよく使われていて、「同志」の方は少し変わった使い方をすると言えます。

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同士の例文3選

恋人同士のデート

では、「同士」を使った例文にはどのようなものがあるでしょうか。実際に例文に目を通してみる方が、イメージが湧きやすいはずです。

  1. 僕と彼は似た者同士なので、価値観が似ています。
  2. 父と僕は男同士なので、話題が豊富です。
  3. 私と彼は恋人同士なので、同じ家に住んでいます。

以上の例文について、もう少し詳しく説明しましょう。

同士の例文①:僕と彼は似た者同士なので、価値観が似ています。

こちらの「似た者同士」とは、性質がよく似ていることを指しています。性質が似ていることから、価値観も似ているということを表す文章です。

始めの方でも紹介した通り、会社の同僚や、クラスメイトといった人達など、その中で似ている人のことを指します。

同士の例文②:父と僕は男同士なので、話題が豊富です。

こちらの「男同士」とは、性別において同じであることから、身分または性質が同じだと言えます。同性であるために、共通の趣味など話題が豊富だということを表す文章です。

「子供同士」や「大人同士」という表現も、この場合と同じ意味を含めて使われるでしょう。

同士の例文③:私と彼は恋人同士なので、同じ家に住んでいます。

こちらの「恋人同士」とは、立場が同じであることを表しています。この場合は、「お隣り同士」や「同級生同士」と同じ使い方をすることが出来ます。

上記で紹介した「同士」の使い方以外に、こちらの記事でもご紹介しています。もっと詳しく知りたい方は、こちらも是非一度参考にしてみるといいでしょう。

同士の例文や意味・使い方

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同士の類語3選

仲間同士の集まり

続いては「同士」という言葉の類語(似ている言葉)についてご紹介しましょう。普段生活している中で、よく耳にする言葉がきっとあるはずです。

  1. 同様
  2. 同類
  3. 同種

では、それぞれの類語について少し詳しく掘り下げてみましょう。例文も組み込んでご紹介するため、きっとイメージが湧きやすいはずです。

同士の類語①:同様

「同様」とは、前述した物事と同じようにする事、または同じ様子である事を意味する言葉です。「全く同じ」だけに限らず、大体同じであることも含みます。

例えば、「マニュアルと同様に作成してください。」という文章の意味は、マニュアルと同じように(同じ形になるように)作ってくださいという意味になります。また、「親戚同様の付き合い」というように、親戚の付き合いと変わらないくらいお付き合いがあるといった意味の使い方もできます。

同士の類語②:同類

こちらは同じ種類や、同じたぐいである事を意味します。例えば、「人の物を取るなんて、泥棒と同類だ。」とは、泥棒と同じグループである事や、同じ事をしているという意味を含めています。

また、「同類のものを探してみる」というように、似たような役割をするものを探すという意味でも使われます。

同士の類語③:同種

続いて「同種」とは種類が同じであることを指します。例えば、「この映画は、今までに見た同種の映画に近い」というように、今までに見た同じ種類や同じタイプの映画であった事を意味します。

その他、「同種のペットを探す」といった、同じ種類の生き物を探すという使い方もできます。

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同士と同じ意味のことわざ3選

似た者同士

「同士」という言葉と同じ意味をもつことわざが存在します。今度はそのことわざについて見ていきましょう。

  1. 瓜二つ
  2. 傷の舐め合い
  3. 類は友を呼ぶ

では、それぞれのことわざの意味を含めて、詳しく見ていきましょう。

同士と似ていることわざ①:瓜(うり)二つ

瓜(うり)を二つに割ると、切り口がほとんど同じ形である事から、とてもよく似ている様を意味します。親子や兄弟、双子など見分けがつかない様子や、そっくりである時に使われます。

同士と似ていることわざ②:傷の舐め合い

こちらは少しネガティヴなニュアンスを含んだ言葉になりますが、似たような不幸の下にある者同士が、お互いになぐさめ合う事として使われる言葉です。お互いの傷ついた心を癒し合う様を意味します。

同士と似ていることわざ③:類は友を呼ぶ

こちらは、気の合う者同士や似かよった者同士は、自然に寄り集まって仲間を作るという意味のことわざです。その結果、ほぼ「似た者同士」という言葉の意味に近く、使われるシーンも同じと言えます。

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同士と同志の違いとは

戦うもの同士

「同士」と「同志」はその対象が二人だけではなく、複数いる場合でも使われます。とてもよく似たニュアンスを持つ言葉ですが、実際には使い方に大きな違いがあります。

「同士」は「○○同士だ」という名詞の下に付けて使いますが、「同志」は「私とあたなは同志だ」という使い方をします。ここまでを読んでみて「同士」の意味は十分把握できたのではないでしょうか。

では、反対に「同志」の方は、どういった意味を持つのでしょう。「同志」とは、読んで字の通り「志を同じくする、思考を共有する仲間」の事を指す言葉であり、仲間への呼びかけや敬称として使われる事が多いです。

わかりやすく表現して「同じ方向を目指す仲間」や、「似たような考え方をした仲間」または「戦友」などを指す場合もあります。例えば、「彼とはこの難題を乗り越えた『どうし』だ」という場合には「同志」が正解です。

一つの難題を同じ志を持って乗り越えた仲間という意味で使われています。そのため、このような場合では「似た者同士」のような「同士」とは、使い方が違うことが分かります。

「同士」と「同志」には「同じ仲間、お互いに同じ種類である」という共通の意味を含みます。しかし、日頃よく使う「どうし」という言葉は、ほぼ「『同士』を使用することの方が多い」という事が分かったのではないでしょうか。

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おすすめの日本語の本

正しい日本語どっち? 500
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日本語は意外と難しいものです。友人とのやり取りや、ビジネスメールなどで、普段何気なく使っている日本語ですが、実は間違った使い方をしていることがよくあります。

間違っていると恥ずかしい!「あれ?どっちだっけ?」と思わず迷ってしまうような日本語を500個ご紹介しています。読んでいくうちに、意外にも間違った使い方をしていたり、言葉の意味を勘違いして覚えていた言葉などが見つかり、とても勉強になるはずです。

<下に続く>

同士と同志など、言葉は正しく使いましょう

同士や同志など似ている言葉に強くなる本

日本に住んでいても知らない言葉がたくさんあったり、間違った使い方をしていることも多いのが現状です。ビジネスの上ではこういったミスは信用問題に関わる場合もあります。

この機会にぜひ、本やインターネットをチェックして正しい日本語の使い方を覚え、自身のスキルアップにチャレンジしてみましょう。

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