定形郵便と定形外郵便の違い
定形郵便と定形外郵便の違いを解説します。
定形郵便とは、重さが50g以内で、最大サイズが12㎝×23.5㎝、厚みが1㎝、最小サイズが9㎝×14㎝のものです。
定形外郵便は、規格内と規格外に分けられます。
規格内は、重さが1㎏以内で最大サイズが25㎝×34㎝、厚みが3㎝です。
規格外は、重さが4㎏以内で最大サイズが縦、横、厚みを合わせて90㎝、縦は60㎝以内となっています。
規格内、規格外ともに最小サイズは円筒形かそれに似た形のものならば直径が3㎝、長さが14㎝のものか、14㎝×9㎝のものです。
最小サイズよりも小さい場合でも、6㎝×12㎝以上のサイズで耐久性のある厚紙や布製のあて名札を付けることで送れます。
定形外郵便の送料を一覧で紹介
定形外郵便の送料を一覧にしてご紹介します。
2019年10月1日の消費税率改定に伴い、定形外郵便の送料も現行の料金から新料金へと変わります。
【規格内】
重量 | 現行料金 | 新料金 |
---|---|---|
50g以内 | 120円 | 120円 |
100g以内 | 140円 | 140円 |
150g以内 | 205円 | 210円 |
250g以内 | 250円 | 250円 |
500g以内 | 380円 | 390円 |
1㎏以内 | 570円 | 580円 |
2㎏以内 | 取り扱いなし | 取り扱いなし |
4㎏以内 | 取り扱いなし | 取り扱いなし |
【規格外】
重量 | 現行料金 | 新料金 |
---|---|---|
50g以内 | 200円 | 200円 |
100g以内 | 220円 | 220円 |
150g以内 | 290円 | 300円 |
250g以内 | 340円 | 350円 |
500g以内 | 500円 | 510円 |
1㎏以内 | 700円 | 710円 |
2㎏以内 | 1,020円 | 1,040円 |
4㎏以内 | 1,330円 | 1,350円 |
定形外郵便で送れる品物リスト
定形外郵便で送れる品物は多く、規格外であれば、重さが4㎏以内で最大サイズが縦、横、厚みを合わせて90㎝以内に収めることで利用できます。
・雑貨
・衣類
・DVD
・本 など
送ることができない品物は、爆発物などの危険物です。
定形外郵便は割れ物を送るのは注意が必要
割れ物を送る場合は、緩衝材などで品物を保護しましょう。
封筒の中で品物が動く状態よりも、固定された状態の方が割れにくいです。
定形外郵便で荷物を送る方法
- 封筒を用意する
- あて名を書いて封をする
- 必要な料金分の切手を貼る
- ポストまたは郵便局へ
手順①:封筒を用意する
定形外に使う封筒は、市販されている大きめの封筒でも構いませんが、定形外には専用の封筒はありません。
封筒は手作りしたものでも大丈夫です。
箱でも袋でも構いません。
品物に合わせて準備します。
ただし、あて名を記入する面は切手などの貼り付けが可能であり、乾燥後に簡単に剥がれないように、のりと適度な親和性があるものでなければなりません。
手順②:あて名を書いて封をする
あて名を書いて封をします。
あて名は読みやすいように、ハッキリと書きましょう。
封をシールでしたい場合は、封筒ののりしろ部分をシールで留めるだけでなく、のり付けをしっかりとした上からシールを貼ります。
手順③:必要な料金分の切手を貼る
ポストへの投函をされるのであれば、自宅で計量をして必要な料金分の切手を貼りましょう。
郵便局へ持ち込むのであれば、そのまま郵便局窓口へ行き送料を支払います。
切手の料金が不足していると、受取人に届く前に差出人に返送されたり、受取人が不足額を支払ったりすることになります。
手順④:ポストまたは郵便局へ
定形郵便と同じように、定形外郵便もポストへ投函できます。
ポストの種類によっては速達などのオプションサービスを付けたものは、投函口が異なる場合があります。
定形外郵便に付けられるオプションサービス
定形外郵便には、様々なオプションサービスが付けられます。
必要に応じて、選びましょう。
定形外郵便に付けられるオプションサービスをご紹介します。
2019年10月1日の消費税改定に伴う料金変更に注意しましょう。
【速達】
重量 | 現行料金 | 新料金 |
---|---|---|
250g | 280円 | 290円 |
1㎏ | 380円 | 390円 |
4㎏ | 650円 | 660円 |
【配達時間指定】
重量 | 現行料金 | 新料金 |
---|---|---|
250g | 330円 | 340円 |
1㎏ | 430円 | 440円 |
4㎏ | 700円 | 710円 |
【配達日指定郵便料】
指定日 | 現行料金 | 新料金 |
---|---|---|
下記以外 | 31円 | 32円 |
日曜日や休日 | 210円 | 210円 |
【新特急郵便】
現行料金 | 新料金 |
---|---|
740円 | 750円 |
【書留】
簡易書留
現行料金 | 新料金 |
---|---|
310円 | 320円 |
現金書留
損害賠償額 | 現行料金 | 新料金 |
---|---|---|
1万円まで | 430円 | 435円 |
1万円越 | 5千円ごとに10円増 | 5千円ごとに10円増 |
現金書留以外
損害賠償額 | 現行料金 | 新料金 |
---|---|---|
10万円まで | 430円 | 435円 |
10万円越 | 5万円ごとに21円増 | 5万円ごとに21円増 |
【配達証明】
請求時 | 現行料金 | 新料金 |
---|---|---|
差出時に請求 | 310円 | 320円 |
差出後に請求 | 430円 | 440円 |
【内容証明】
内容 | 現行価格 | 新価格 |
---|---|---|
謄本1枚 | 430円 | 440円 |
謄本1枚越え | 謄本1枚ごとに260円増 | 謄本1枚ごとに260円増 |
同文内容証明 | 1通は上記に定める額、その他は1通ごとにその半額 | 1通は上記に定める額、その他は1通ごとにその半額 |
【本人限定受取】
現行料金 | 新価格 |
---|---|
100円 | 105円 |
【代金引換】
現行料金 | 新価格 |
---|---|
260円 | 265円 |
薄い荷物ならスマートレターやクリックポストがお得なことも
郵送したい荷物の厚みが薄いのであれば、スマートレターやクリックポストの方がお得なこともあります。
スマートレターでは、A5サイズの専用の封筒で1㎏までの品物を全国一律料金の180円で送れます。
専用の封筒は、全国の郵便局やコンビニエンスストアなどの切手類販売所で購入可能です。
スマートレターで郵送できる品物の厚さは2㎝までで、信書も送れます。
郵便窓口だけでなく、ポスト投函も可能です。
クリックポストは、利用者情報の登録を初回に行うことで、支払いとあて名ラベルの作成が自宅でできるサービスです。
追跡サービスがあるため、配送状況を確認できます。
クリックポストのサイズは、厚みが3㎝以内、長さが14~34㎝、幅が9~25㎝となっています。
クリックポストで送れる重さは、1㎏以内です。
スマートレター同様に、郵便窓口だけでなく、ポスト投函が可能です。
スマートレターは、2019年10月1日の消費税改定による料金変更はありません。
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定形外郵便を上手に使いこなそう
なにか物を発送したい時、宅急便だけでなく定形外郵便を利用してみてはいかがでしょうか。
定形外郵便は、定形郵便と同じように、重量やサイズで細かく料金が区分されていますが、送れる品物も多く、使い方によってはとても便利です。
ぜひ、定形外郵便を利用してみてください。