液晶テレビの平均寿命は8~10年
液晶テレビの寿命は8~10年程です。
日本製のものは質が高く、壊れにくいものが多いです。
この8~10年というのは平均の数値ですが、故障しやすいメーカーなど、メーカー毎に差はあるのでしょうか?
メーカー別の液晶テレビの寿命4選
では、メーカー毎に液晶テレビの寿命をチェックしていきましょう。
4社の日本メーカーを比較してみます。
- シャープ製液晶テレビの寿命は平均8年
- Panasonic製液晶テレビの寿命は平均8年前後
- ソニー製液晶テレビの寿命は平均8年前後
- 東芝製液晶テレビの寿命は平均8年
メーカー別の液晶テレビの寿命①:シャープ
1つ目はシャープです。
早い人で5,6年で壊れたというケースもありますが、9,10年と使える人も多いです。
シャープの製品は映像がとても綺麗だと評判です。
口コミなどによると液晶よりも電源が入らなくなった、電源ランプが点滅して壊れた、など電源などの寿命で壊れるケースが多いです。
メーカー別の液晶テレビの寿命②:Panasonic
2つ目はPanasonicです。
こちらもシャープと同じく早い人で5,6年で電源が入らなくなったケースがあります。
液晶の寿命より電源の寿命の方が短いようで、やはり8,9年で電源関係の問題で故障することが多いです。
メーカー別の液晶テレビの寿命③:ソニー
3つ目はソニーです。
他メーカーに比べて省エネ機能が発達しているモデルが多く、こちらは長いもので10年以上使っている方も多数います。
ただ4年程で液晶が壊れたという方もいるので、平均をとると8年くらいになります。
メーカー別の液晶テレビの寿命④:東芝
最後は東芝です。
口コミには6,7年で壊れた、というケースが書いてあります。
ただ10年以上使っている方もいるので、こちらも平均にすると8年前後くらいですね。
液晶テレビが寿命を迎えた時の症状6選
では、実際に寿命を迎えるとどのような症状が出るのでしょうか。
ここでは寿命時の症状を6つご紹介します。
- 画面に横線、縦線が入る
- 熱をもつようになる
- 画面が暗くなる
- 真っ暗になって何も映らなくなる
- 音が割れるようになる
- 電源コードが異常に熱くなる
液晶テレビの寿命時の症状①:画面に横線、縦線が入る
液晶テレビの画面に横線、縦線が入るようになります。
この主な原因は、液晶ディスプレイに使われているケーブルや接続コネクタの接触不良、液晶パネルの劣化などです。
液晶テレビの画面に横線、縦線が入るようになったら、パネルやケーブルなどの寿命が近い目印になります。
液晶テレビの寿命時の症状②:熱をもつようになる
液晶テレビが寿命を迎える時の症状は、液晶ディスプレイなど目に入る場所だけではありません。
液晶テレビ内部の基盤などが劣化して寿命を迎える場合もあります。
この時の症状としては本体が熱をもつようになることです。
電気で動くものなので普段使用している時もある程度熱は持ちますが、それだと温かい程度なので、手で触って熱いと感じる程熱をもち始めたら寿命の合図です。
液晶テレビの寿命時の症状③:画面が暗くなる
画面が映ってはいるけど暗くて見づらくなってきます。
これは液晶ディスプレイのバックライトの寿命、もしくは故障だと考えられます。
暗くなったり明るくなったりを繰り返す場合もありますが、その場合も同じくバックライトに原因があると思われるので、買い替えか修理を検討する必要があります。
液晶テレビの寿命時の症状④:真っ暗になって何も映らなくなる
上記の画面が暗くなる症状と同様に、バックライトの寿命もしくは故障で画面が映らなくなります。
液晶テレビはこのバックライトで照らし出すことで画面を映しているので、肝心なバックライトが使えなくなってしまったらそのままでは映りません。
買い替えか修理をするしかありません。
液晶テレビの寿命時の症状⑤:音が割れるようになる
液晶テレビの寿命は、ディスプレイだけではありません。
音が割れる、聞こえづらいなど音に関する症状はスピーカーの寿命だと考えられます。
音が割れるだけならテレビの視聴は出来るかもしれませんが、スピーカーの寿命が近い合図なので要注意です。
液晶テレビの寿命時の症状⑥:電源コードが異常に熱くなる
先ほど本体が熱くなる、という症状をご紹介しましたが、電源コードやプラグが異様に熱くなることもあります。
これは電源コードやプラグに使われている絶縁体などの寿命が考えられます。
これらは熱をもつことにより火災などの原因にもなりますので、異様な熱を持ち始めたらまずは電源を切って、急いで買い替え、修理を検討してください。
液晶テレビが故障したときの対応方法3選
それでは、液晶テレビが故障した時どうしたらいいでしょう。
対応方法を3選ご紹介いたします。
- 説明書やメーカーHPを見る
- 修理に出す
- 買い替える
液晶テレビが故障したときの対応方法①:説明書やメーカーHPを見る
まずは、本当に故障しているのか確認していきましょう。
説明書やメーカーHPを見ると「故障かな?」のような項目があります。
そこを見て、ご自分の液晶テレビの症状と比較してください。
似た症状の対応方法が書かれていたら順番に試していきましょう。
故障した、と思っていても実は電源プラグが抜けかけていただけという事例もあります。
修理や買い替えにはお金がかかりますので、本当に故障してもう使えないか念入りに確認しましょう。
液晶テレビが故障したときの対応方法②:修理に出す
説明書やメーカーHPを見て確認しても直らなかった場合は、修理に出すか買い替える必要があります。
まずは修理に出す方からご紹介します。
液晶テレビを修理する場合、基本的に出張修理となるので自宅まで作業員に来てもらう形になります。
修理費用ですが、液晶パネル以外の電源コードや内部の基盤などで平均2万円前後、液晶パネルの修理で平均5万前後かかります。
さらに、作業員1人に対し数千円の出張費用も発生します。
購入してからあまり日が経っていないうちは保証期間内の可能性があるので、そちらも確認してくださいね。
液晶テレビが故障したときの対応方法③:買い替える
こちらは修理ではなく新しい液晶テレビと買い替える場合をご紹介します。
新しい液晶テレビを買った場合、古い物をどうするか、という問題が発生します。
ですが故障したものはリサイクル業者でも買い取ってくれない可能性が高いので、下取りに出すかリサイクル料金を払って処分することになります。
下取りに出す場合も、リサイクル料金を払って処分する場合もどちらも平均3千円前後費用がかかります。
大型の液晶テレビだと平均5千円前後になります。
液晶テレビを修理か買い替えかを見極めるポイント3選
では、寿命を迎えた液晶テレビは修理と買い替えどちらが良いのでしょう。
見極めるポイントをご紹介していきます。
- 買ってからの年数
- 修理が必要な部品で選ぶ
- 日々の電気代などを比べる
液晶テレビを修理か買い替えかを見極めるポイント①:買ってからの年数
修理か買い替えかを見極める1つ目のポイントは、その液晶テレビを購入してからの年数です。
購入して数年なら、メーカーの保証期間や販売店の保証延期期間などで無料、もしくは格安で修理をしてもらえる可能性があります。
保証期間が過ぎてしまうと全額自己負担となるので、修理を依頼するのが保証期間内かどうかは大きな見極めるポイントとなります。
液晶テレビを修理か買い替えかを見極めるポイント②:修理が必要な部品で選ぶ
修理か買い替えかを見極める2つ目のポイントは、液晶テレビのどこが故障して、修理するためにどの部品が必要かです。
先ほども少し触れましたが、修理をする場合費用は液晶パネル以外で平均2万円前後、液晶パネルで平均5万円前後です。
液晶パネル以外の電源コードや内部基盤の修理なら新しい液晶テレビを買うよりも安く済みます。
ですが液晶パネルの修理費用だと5万円前後かかるので、同じくらいの値段で新しい液晶テレビを買う事が出来ます。
ただし下取りや処分する時に数千円かかるのでご注意くださいね。
液晶テレビを修理か買い替えかを見極めるポイント③:日々の電気代などを比べる
修理か買い替えかを見極める3つ目のポイントは、日々の電気代を比べる事です。
1,2年経つだけでも電力をより抑えたモデルがどんどん発売され、省エネの商品が増えていっています。
液晶テレビの平均寿命である8年前後使用したものなら、最新型に買い替えることで日々の電気代が下がる事があります。
最初に買い替えるための資金は必要ですが、日々の電気代が下がれば長い目で見た場合お得になることもあるので、見極めの参考にしてください。
液晶テレビを長持ちさせるコツ4選
高い物ですので、少しでも長く使い続けたいですよね。
次は、液晶テレビを長持ちさせるコツをご紹介します。
- こまめに掃除をする
- 窓際を避けて置く
- 画面の設定を明るくしすぎない
- つけっぱなし、頻繁なオンオフを避ける
液晶テレビを長持ちさせるコツ①:こまめに掃除をする
液晶テレビを長持ちさせるコツ1つ目は、こまめに掃除をすることです。
液晶テレビは精密機械ですので、ホコリなどの異物に弱いです。
テレビを動かすことはほとんどないので、すぐにホコリを被ってしまいます。
モニター部分は傷がつかないよう柔らかい布で拭き、背面や上部は熱が出るための排出口があるので、掃除機などでホコリを取り除きましょう。
液晶テレビを長持ちさせるコツ②:窓際を避けて置く
液晶テレビを長持ちさせるコツ2つ目は、窓際を避けて置くことです。
電化製品は湿気、水分に非常に弱いです。
窓際は結露など湿気が多い場所になるので、液晶テレビを置くには向いていません。
また、窓から雨が降りこんで来て濡れてしまう危険性もあるので、窓際には置かないようにしましょう。
液晶テレビを長持ちさせるコツ③:画面の設定を明るくしすぎない
液晶テレビを長持ちさせるコツ3つ目は、画面の設定を明るくしすぎないことです。
テレビの設定で明るさを調整できますが、あまり明るくしすぎるとその分バックライトの消費が激しくなります。
先ほども紹介しましたが、液晶テレビはバックライトで映像を映し出しているので、バックライトの消費が激しいということは液晶テレビの寿命が縮むことに繋がります。
それにあまり明るくチカチカ光るのは目にも悪いので、設定で明るくしすぎないようにしましょう。
液晶テレビを長持ちさせるコツ④:つけっぱなし、頻繁なオンオフを避ける
液晶テレビを長持ちさせるコツ4つ目はつけっぱなしにしたり、頻繁に電源のオンオフを繰り返すことです。
テレビを見ていないのにつけっぱなしにしている間もバックライトは消費されています。
見ていない時は節約も兼ねて電源を切ってしまうことをオススメします。
また、家電は電源を入れる瞬間に一番パワーを使います。
なので、液晶テレビも頻繁に電源を入れたり消したりするのはバックライトや内部基盤を消費、劣化させることに繋がります。
あまり無駄に電源をつけたり消したりするのは控えましょう。
液晶テレビの寿命を知って、賢い付き合い方を
液晶テレビは手入れや使い方次第で長持ちさせることが出来ます。
それに寿命の合図が分かっていればお得なセールなどのタイミングで買い替えを検討することも出来ますね。
ぜひご家庭の液晶テレビを長持ちさせる使い方が出来ているか、購入してから何年経っているか一度チェックして見てください。