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2019/07/24

飄々の意味や使い方を徹底解説!飄々とした人になる方法や特徴など紹介

言葉の語彙は理解していたと思っていても間違った意味として覚えていたり、使い方を間違っていたりすることもよくあります。
しかも、それが大人になると注意してくれる人もなかなか少なくなりますよね。
恥ずかしいことですが、今更聞けないというのも事実。
そんないまさら人に聞けない言葉「飄々」をテーマに進めていきたいと思います。

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飄々の意味とは

飄々としている2

読み方は飄々<ひょうひょう>と読みます。
辞書で言葉の意味を調べると、

  • 性格や考え方が世間とは違っていて性格が掴みにくい
  • 風が吹く音、風にひるがえるさま
  • ふらふらとさまよっている様子

出典:https://eigobu.jp/magazine/hyouhyou

とあります。
「飄」という文字は部首が「風」です。
つまり風が起こす事象をとらえた言葉なのです。

「飄」には、風が急に舞い上がる、風がひるがえる、気ままにぶらつく、浮かれて遊ぶなどの意味があります。

元々の語源である風が流れていく姿を言葉に表したものでただよう、さまよう、さすらうなどの気ままな表現に使われます。

つまり普通では予想のできない行動や言動を表した言葉なのです。

出典:https://kotobank.jp/word/%E9%A3%84-613064

その昔、中国では「ゆらめく」「漂う」などを表す言葉として使われていました。
「あてもなくさまよう」という語源はこの「飄」という語源からきたものです。

<下に続く>

「飄々」の正しい使い方の例文3選

飄々としている3

では、飄々という言葉はどんな時に使うのが正しいのでしょうか
例文を3つ紹介します。

  1. 人の態度を表す
  2. 情緒を表す
  3. 草木の表現に使う

「飄々」を使った例文①:人の態度を表す

  • 寝坊したにも関わらず、彼は飄々と遅れてやってきた。

など人に対して使うことが多いです。
他人の目を気にせず、相手が何を言っても表情も変えず心理的にも影響がなさそうな態度のことを言います。

  • 彼は飄々とした態度で答えた。

何事にも動じずに答えるさまは「かっこいい」とその姿に憧れるかもしれません。
しかし、これが同じ人物だとして、

  • 寝坊したにも関わらず、彼は飄々と遅れてやってきた。

という文章になるとどうでしょう。
例えば、こちら側が「嫌だな」と感じていてもそれが伝わっていない、もしくは伝わっていても全く気にしていないという解釈になりますね。

「飄々」という言葉はクールな印象にも空気感の読めないような印象にもとらえられます。

「飄々」を使った例文②:情緒を表す

ただよう、さまよう、さすらうなどの表現に使います。例えば「飄々として歩く」「飄々と送っていた」など情緒を表すためによく使われる言葉です。

「飄々」を使った例文③:草木の表現に使う

ほかにも風に関する比喩的な表現として文章の中で使われることがあります。

<下に続く>

「飄々」の類語3選

飄々としている4

飄々とした人は、風に流れていくような本質が掴みにくい印象です。
わかりやすく飄々を別の似た言葉で表してみます

  1. 淡々とした
  2. よくわからない
  3. 執着しない

「飄々」の類語①:淡々とした

飄々とした人は、物事に動じません。
淡々としていてこちらの言葉が伝わっているのか、思いが届いているのかすら実感することが難しいです。

個性的でもありますが、自分を持っているからか多少のことで驚いたり慌てふためいたりすることはないイメージです。

「飄々」の類語②:よくわからない

飄々とした人は時々自分本位な行動を取ることもあって、こちらの意思は関係なく「ズカズカ押し入ってくる」というような、神経を逆なでするような行為をとることもあります。

本人は信念ある行動なのかもしれませんが、周囲にその心情がわかりにくいイメージがあります。

「飄々」の類語③:執着しない

いい意味で諦めがよく、聞きわけがいいです。
去っていく人を追うような執着を持ったり、感情的になったりするのではなく「冷静に物事を見ていて」「客観的に理解する」ため、しつこくすることがないのではないでしょうか。

飄々としている人は、実はいろんなことを多面的に理解して「仕方ない」と諦めてしまい、その物分かりのよさが他の人には「心が広い」「器が広い」と思われるのかもしれません。

<下に続く>

飄々とした人の特徴6選

飄々としている6

飄々とした人が身近にいてイメージを持つことができますか?
「飄々とした人」はこのような人を言います。

  1. 自分がある
  2. 掴みにくい性格
  3. 諦めが早い
  4. メンタルが強い
  5. ひとりが平気
  6. 客観的

飄々とした人の特徴①:自分がある

人に流されない信念のようなものを持っています。
「ここはこうしたい」という思いはきちんと言葉にしますし、説得力を持っています。

けれど、いつもそれを前面に出すというわけではありません。
ただ「みんながそうするなら私も」というような同調するタイプでもありません

「したいときだけする」ので気分屋に見えたり、個性が強い人にも見えます

飄々とした人の特徴②:掴みにくい性格

飄々としている人は、淡々としていて表情が乏しく何を感じているのか、何を考えているのかいまいち掴みにくいです。

淡々としているかと思えば、突然突拍子もないことをしたり、不規則で捉えにくい行動を取ることがあります。どちらも普通の人には飄々とした人のわかりにくい部分だと思います。

飄々とした人の特徴③:諦めが早い

飄々とした人は固執しない、割りが早い、諦めが早いなどの傾向が強いです。
頭の中のロジックで「人は人、自分は自分」とすぐに心の処理をしてしまうため、相手に多くを求めない傾向にあります。

飄々とした人の特徴④:メンタルが強い

ときに飄々とした人の信念に見られるのが神経の図太さです。
自分が思ったことは貫き通すような信念を持っているため注意されても「動じない」強さがあります。

ただフラフラしている人と違うのは、こういうブレない軸を持っていることです。
動じない強さを垣間見ると「神経が図太い、メンタルが強い」と思わざるを得ないでしょう。

飄々とした人の特徴⑤:ひとりが平気

協調性がないわけではありませんが「同調したい」という意識はなく、みんなといっしょじゃなくても1人でも平気と行った印象です。

やりたいことをやる、何もやらないくても平気、ぼーっとしていたり、ただ散歩しているだけでも飄々としている人は平気です。

飄々とした人の特徴⑥:客観的

人の意見に引きずられないため「この人はこういう考え方」と割り切るので、色々なことを多面的にとらえることができます
逆にとても反省していて、深く落ち込んでいるときでも、飄々とした人はそれがわかりにくいという一面もあります。

<下に続く>

飄々としている人の心理4選

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飄々とした人はを統計的にみると、だいたいこのような性格をしている場合が多いです。

  1. 楽観主義でおおらか
  2. 冷静沈着
  3. 論理的
  4. ユーモラス

飄々としている人の心理①:楽観主義でおおらか

飄々とした人はおおらかな人が多いです。
争いごとは好まないタイプなので、他人に突っかかるような発言はしません。

「まあまあまあ」と穏便に物事を収めようとしますし、ちょっとしたことでは怒ることもないでしょう。
マイペースなので人に無関心な印象もありますが、興味がないわけではありません。

飄々としている人の心理②:冷静沈着

飄々とした人はクールな人が多いです。
喜怒哀楽が少なく、何事にも動じない冷静な印象

淡々としている節もあるので、見る人によっては冷たい印象を受けるかもしれません。

飄々としている人の心理③:論理的

飄々とした人は考え方が論理的な人が多いです。
感情的になることがなく常に多面的な視点で物事を判断します。

言い争いになったときは論理的な解決を好みます。
その冷静で論理的な物の言い方が気にいらない人はイライラするかもしれませんが、飄々とした人にはその怒りの理由が伝わらない、または納得しない場合もあります。

飄々としている人の心理④: ユーモラス

飄々とした人は、論理的で賢いというイメージがありますがそれゆえに空気を読んで場を和ませることができます。

クールなジョークを言ったり、毒舌を吐きながら人を笑わせたりして「おもしろい」「おちゃらけた」笑いというよりは、冗談もややクールでウェットな言葉選びを楽しんでいるという印象です。

<下に続く>

飄々としている人になる方法4選

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飄々の人に憧れてもそう簡単になれるものではありません。
しかし少しずつ考え方を真似することで、おおらかな性格になれるかもしれません。
飄々としている人になるためには、どのような方法を取るのがいいのでしょうか

  1. 客観的になる
  2. 今やるべきことをやる
  3. あまり深く考えない
  4. 人のせいにしない

飄々としている人になる方法①:客観的になる

飄々とした人は人の意見に流されません。
自分の意見に固執するからこそ「腹が立つ」わけで「飄々とした人」は他人と違うことを受け入れます

「そういう考え方もあるんだね」と受け入れることで、自分の考え方を改めて確立させたり、思考パターンを増やしていきます。
いろんな人の考え方を取り入れることで、自分の考えにも幅が出て他人の意見を受け入れやすくなります。

飄々としている人になる方法②:今やるべきことをやる

問題が起きたとき、慌てたりパニックになる人は多いと思います。
飄々とした人はひとりだけ焦らず涼しい顔をしていて、そののんびりした態度にイライラしてしまう人もいるかもしれません。

「飄々とした人」は今おかれた状況しか考えていません。
過去に遡って「あのとき、ああしていれば」とか未来のことを考えて「間に合わなかったらどうしよう」などと悲嘆することはないのです。

そんな暇があれば「今できる最善を尽くそう」と合理的な考えにシフトしていけるのがのが飄々とした人です。
問題が起きている状況だからこそ生まれる斬新なアイデアだったり、淡々と作業をこなす姿が冷静で落ち着いているように見えているのです。

飄々としている人になる方法③:あまり深く考えない

飄々とした人は物事に執着しません
それは、反省や改善においても同じで些細なミスや失敗は「次は気をつけよう」と決意するだけで、ズルズル引きずって落ち込んだりはしないのです。

些細なことでも気にしてしまって落ち込む人は、早く立ち直るようにポジティブな連想をするように心がけてみましょう。
やってしまったこと、起きてしまったことにとらわれてばかりでは前には進めないのです。

飄々としている人になる方法④:責めない

ミスは誰にでもあるものです。
飄々とした人は注意はするものの相手を責めたりはしません

それは本人が深く考えないのと同じように「相手を責めてもどうしようもない」ことはしないのです。
さらに、飄々とした人はあまり人のプライベートに干渉しないので相手を深く追い詰めるようなことはしません。
それがおおらかな性格のゆえんでもあります。

<下に続く>

飄々としている芸能人5選

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飄々としている芸能人をラインナップしてみるとスキャンダルやゴシップで叩かれながらも飄々としていて、メンタルも図太い印象を受ける人ばかりが並びました。

こんな人が飄々としているんだとイメージしやすい芸能人を5人ピックアップします。

  1. 大野智
  2. 樹木希林
  3. 所ジョージ
  4. 大泉洋
  5. YOU

飄々としている芸能人①:大野智

ジャニーズ「嵐」のリーダーでもある大野智さん個性的でいつも淡々としている印象ではないでしょうか。
クールキャラかと思えば、個性的で自分の好きなもの以外にはあまり興味のない実に飄々とした人だと思います。

嵐をリーダーとしてまとめているのも大野くんのおおらかな人柄でもあるのでしょう。

飄々としている芸能人②:樹木希林

大物女優の故・樹木希林さんは、飄々とした印象を受けます。
ゴシップ記事で世間を騒がせたときにもインタビューでは実に飄々とした回答をして、とらえどころのない性格が垣間見えました。

そして記者を和ませるような気遣いのある発言をしたり、樹木希林さんのおおらかで優しい性格がテレビからも伝わってきました。

芸術品が好きで、とくに授賞式などで着る着物にはずいぶんこだわりを感じました。
個性的な衣装を選ぶところも樹木希林さんらしいです。

飄々としている芸能人③:所ジョージ

「あら、そうなの?」と淡々とした口調で一定の距離感を保った独特のトークが印象的な所ジョージさんも飄々とした人ではないでしょうか。

淡々としていてとらえどころのない感じやおおらかな性格、自分と他人を割り切った印象もテレビから見受けられますよね。
ツッコミも嫌味な感じが一切なく、落とし方も褒め方も実にコミカルで的確です。

自分のスタイルも確立していて、頭の回転の早く理知的な人だと思います。
それをユーモアでカバーした飄々としたスタイルが万人受けしているのではないでしょうか。

飄々としている芸能人④:大泉洋

俳優で飄々としていると言えば大泉洋さんを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
一生懸命なのにどこか飄々としていてユーモアがあり、憎めない人という役が多いのもうなずけます。

冠番組ではなかなかの毒舌屋で辛口トークで笑わせてくれます。
ツッコミが素早く、切り口が鋭いという印象です。

口調は怒っていても表情は飄々としていて怒っているのが冗談で言っているのかわからなくなるときもあります。

飄々としている芸能人⑤:YOU

タレントのYOUさんは、自分をしっかり持っていてそれがファッションや生活スタイルにも現れています。

報道番組でもよくコメントされていますが飄々としたしゃべり口で人を共感させたり、場を和ませたりと空気を読んで臨機応変に使い分けていてやはり賢い方だなと思います。

適度に人との距離感があって、誰かに懐いたり媚を売ったりしない印象でもあります。
また子育て世代ですが、人生を楽しんで好きなことをしている印象も伺えます。

<下に続く>

飄々としたキャラが出てくる漫画

コンビニ本

飄々とした人が主人公のマンガをピックアップします。
飄々としているけど、決める時は決める、芯がある男の子はかっこいいですよ。

マンガ家のあだち充の作品に出でくる主人公の男の子は、飄々とした人が多いです。
タッチの上杉達也を筆頭にラフの大和圭介、H2の国見比呂、最新刊の主人公立花投馬も芯に秘めたものはあるもののそれを表に見せないどこかとらえどころのない性格をしています。

あだち充の最新作「MIX」はタッチ上杉達也が30年前甲子園で優勝を果たした明青学園が舞台です。
現在は弱小野球部になってしまった明青学園で、親の再婚を理由に義理の兄弟になった立花投馬と走一郎がバッテリーを組み、甲子園を目指すという物語です。

<下に続く>

「飄々とした」という言葉の使い方

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「飄々とした」という言葉にはいい意味も悪い意味も合って、いい意味では「自分を確立していて人に流されにくい性格」だということ、悪い意味では「神経が図太くて、空気が読めない人」と思われる行動を取ってしまうことでした。

全体を通してみると飄々とした人は価値観があるため、今の生きづらい現代社会において自分のスタンスを保って生きていくことができて羨ましいと思う人も多いでしょう。

あまり深く考えず、ポジティブに楽しいことをやってみましょう。
ただ飄々としている人は協調性もあり、空気もきちんと読めます。

やりすぎると単なるわがままな人になってしまうのでとらえ方には十分気をつけてください。

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