塩まじないとは?
塩まじないは願い事を叶えるおまじないの1つ。
2006年ごろから徐々に知られるようになってきました。
願いといっても、願望を叶えるものではありません。
困っていることや近づけたくない事に効果があるもの。
塩には体や心、場所を清める作用があります。
昔は海水の塩で体を清めていました。
その名残が清めの塩になって現代にも残っています。
お葬式の帰りに家に入る前に体に塩をまきますよね。
これは死んだ人や死に関連する出来事を持ち込まないようにするため。
宗教にもよりますが、死はけがれたものとする考え方をするもの。
一般的にも清めの作法として、葬儀の後は塩をまく人が多いでしょう。
気持ちの問題であって、忘れてしまっても問題はないようです。
塩まじないは、塩を使うことでお清めの効果を発揮して願いを叶えます。
嫌なことやもの、人を近づけなくするもの。
切りたくても切れずにいた関係を解消することができます。
塩まじないは、不満が強い方が効果を実感しやすいと言われています。
水に流すことで浄化させることができます。
不要な縁は断ち切って、明るい未来を手に入れましょう。
塩まじないに必要なもの
塩まじないをするためには、準備も大切。
必要な物品を見ていきましょう。
- ペン
- 紙
- 塩
- 火
- 皿
塩まじないに必要なもの①:ペン
どんな種類のペンを使っても問題はありません。
使用する紙に一番書きやすいものが良いでしょう。
しっかり願いを書きたい場合は、油性のものを選んだ方が良さそうです。
字がにじんで読みにくくなってしまうのは避けましょう。
願いに合わせて色を変えるのもおすすめです。
願い事に強いと言われている色を調べてみましょう。
また、ペンは塩まじないに使うよう専用にした方が良いです。
あれこれ使ってしまうと、余計なものが入りやすくなります。
使用後はペンにも手入れが必要です。
小量の塩水をペンに塗りましょう。
本職にしている方が行うお清めの方法です。
配管を傷めてしまうので、つけすぎないように気を付けてください。
塩まじないに必要なもの②:紙
水に流しても大丈夫なものを使用します。
どこの家庭にもあるものは、トイレットペーパーでしょう。
最終的には灰になるので、書きやすさで紙質を選んでも良いです。
大きすぎず、燃やしきれるサイズの紙を用意しましょう。
塩まじないに必要なもの③:塩
塩は必ず使うことから塩まじないと言われます。
量は少なく、ひとつまみ程度で大丈夫です。
塩は加工されたものは避けた方が良いでしょう。
天然の塩を使った方が効果が高まります。
浄化作用が高い方が、塩まじないの効果が表れやすいでしょう。
食用の天然塩で問題はありません。
実際、土俵を清めるときに使われているのは食用の天然塩です。
もし神社で清めている塩をもらうことができたら、もらっておきましょう。
厄除けに対する効果が抜群に発揮されるはずですよ。
塩まじないに必要なもの④:火
願いを書いた紙を灰にするために燃やします。
道具は何でも構いません。
一番手軽に使用できるものはライターでしょう。
コンビニでも100円ちょっとで買うことができます。
今どきマッチがある方が珍しいですが、注意点が1つ。
マッチの場合は、マッチ自体が燃えるのに時間がかかってしまいます。
チャッカマンなど簡単な道具を使用しても大丈夫です。
ガスコンロで火をつけるのは危険なのでやめましょう。
塩まじないに必要なもの⑤:皿
お皿の上で紙を燃やすようにしましょう。
ガラスや陶器の耐熱であれば大丈夫ですが、灰皿がベスト。
灰皿はかなりの高温に耐えることができます。
お菓子の入っていた缶などでも良いでしょう。
塩まじないは部屋ですべての作業を行うでしょう。
火の取り扱いには十分気を付けてください。
炎があがりすぎてしまわないよう気をつけましょう。
火災になってしまっては大変です。
すぐ消火できるよう、そばに水を置いておいた方が安心です。
できるだけ、水が近くにある環境で行ってください。
塩まじないの正しいやり方
では、どのように行うのでしょうか。
手順を確認していきましょう。
- 流したいことを紙に書く
- 書いた文字に塩をふって包む
- 包んだ紙を燃やす
- 水に流す
塩まじないの正しいやり方①:流したいことを紙に書く
塩まじないで書くのは、願い事ではありません。
困りごとや、消えて欲しいこと、不満なことを書きます。
たいていの場合は、不満をそのまま書いておけば大丈夫でしょう。
願い事としての意識を強く持っている場合は気をつけてください。
~したいという願望を現状やマイナスの言葉に変えて書く必要があります。
そのまま願望を書いてしまうと、反対のことが起こってしまいますよ。
そのものや事との縁を切ることで願いを叶えるのが塩まじない。
人との縁が切りたかったらその人の名前と関係。
お金に困っていたら、お金が欲しいと書いてはいけません。
お金がないと書きましょう。
ただ、叶った人の中には、保険金でお金が入ったなんて人もいます。
出所をはっきりさせておいた方が安心かもしれませんね。
また、お金ではなく、もので書いても良いでしょう。
お金に関することは塩まじないでは叶いやすいようですよ。
塩まじないの正しいやり方②:書いた文字に塩をふって包む
書いた文字の部分にひとつまみの塩をふりかけます。
塩がこぼれないように、包んでいきましょう。
ふりかけるときも飛び散ってしまわないように気をつけてください。
これといった決まっ包み方があるわけではありません。
塩がこぼれてしまうと、効果がでないというわけでもないようです。
しかし、個人差はありますが、こぼれた分薄れるような気もしますね。
塩まじないの正しいやり方③:包んだ紙を燃やす
用意した道具で、包んだ紙に火をつけます。
紙が完全に焼けきるまで待ちましょう。
紙や塩の量が多いと、燃えきるまでに時間がかかります。
使用量には注意しましょう。
また、燃やしている間は、そばを離れないようにしてください。
火災を起こしてしまわないようにしましょう。
塩まじないの正しいやり方④:水に流す
燃え尽きて灰になったら、水に流します。
流す場所はどこでも大丈夫です。
家庭で水道があるのは、キッチンか洗面台ですね。
お風呂場でも大丈夫でしょう。
しかし、衛生面が少し気になってしまいます。
トイレに流すのが一番簡単でしょう。
火を使うことに不安がある場合は、そのまま流しても問題ありません。
その場合は、選ぶ紙にも気をつけてください。
水にとけやすい素材の紙を使用しましょう。
とけにくいものだと、詰まってしまうかもしれません。
ご注意を。
塩まじないの効果や代償
まじないとは、呪いと書きます。
呪いというと恐ろしいイメージがわいてきますよね。
ただ、呪いといっても、悪い物だけではありません。
主に他人の不幸を願うものとして使われるのが黒魔術。
成功すれば、相当な不幸が相手に起こるでしょう。
しかし願いが叶ったとしても、自分にも同じかそれ以上の不幸がやってくることになります。
一方白魔術は純粋な願いを叶えるためのもの。
他人の不幸を願ったり、どうにかしようとしません。
塩まじないをするときにも、他人の不幸をと考えてしまうのは危険です。
後で自分に何が起こるかわかりません。
願望を叶えるといっても、塩まじないは使い方が特殊。
通常のおまじないとは違って、縁切りに効果が抜群。
いくら嫌いな人であっても、縁を切ることができれば十分ですよ。
縁を切るのは人だけではありません。
悪い運気を断ち切ろうとすることにも使えます。
自分の性格の悪い部分に悩みを抱えていたら変えるチャンス。
改善させていくことができるようにもなるでしょう。
視野を広げることができるようにれば、見える世界も変わります。
塩まじないをやる際の注意点
これだけは押さえておきましょう。
しっかり願いをかなえるためには欠かせないポイントです。
- 書き方に注意
- 他人の不幸は願わない
- 行う日にちに注意
- 月を気にして
- 根気よく
塩まじないの注意点①:書き方に注意
塩まじないで書く願いは、願望ではないと説明しました。
叶えたいことの反対の意味を書いていれば問題はありません。
しかし、紙に書く時には注意が必要。
具体的に書くことを意識しましょう。
言葉が足りないことで、思わぬ不幸を呼んでしまうことがあります。
結果として願いは叶いますが、理想とは違った形になってしまうことも多々あるようです。
不幸を願ったわけではないのに、他人に不幸がふりかかってしまったケースも。
報いとして、自分に不幸が起こる可能性があります。
塩まじないの注意点②:人の不幸は願わない
人の不幸を願うことは、黒魔術の力を利用すること。
負のエネルギーは強力なものです。
念じる力が強くなるほど、代償も大きくなります。
その人の存在を消そうとしてはいけません。
消していいのは、あなたの記憶だけです。
存在をどうにかしようとするより、関係をどうにかしましょう。
その人の不幸を願うことで、自分も不幸になってしまいます。
縁を切ることに有効なのが塩まじない。
関わることもなくなりますよ。
少しでも改善しようという気持ちがあったら、書き方を考えましょう。
「関係が良くない」と書いて流しましてください。
きっと良い関係が築けるようになりますよ。
塩まじないの注意点③:行う日にちに注意
塩まじないを効果的なものにするには、日にちにも注意が必要です。
カレンダーでよく見る六曜。
その中でも良いとされるのが大安。
プラスのことをするときや、起こってほしい時に気にする人も多いでしょう。
塩まじないもそれと同じように気にしておきましょう。
仏滅は避けておいた方が無難。
不成就日と呼ばれる願いが叶うことがない日があります。
何をするのも良くない日。
旧暦の考え方で、8日ごとに巡ってきます。
大安と重なることもありますが、この日は凶とする考え方が広まっています。
吉とされる日が重なることもあります。
プラスの力が多いほど、願いは叶いやすくなるものです。
それ以外にも十二支に関係して考えられる良い日などがあります。
興味がある方は調べてみてください。
塩まじないの注意点④:月を気にして
月には不思議な力がありもの。
月の力も借りて行いましょう。
新月か満月の時が塩まじないを始めるチャンスです。
月が満ちることが1つの区切りになります。
新しいことをしたい時は、満月の日を選ぶようにすると良いでしょう。
ただし、やり方に少し注意が必要。
まず願い事が叶った時のことから考えましょう。
その時に今の自分にあって、手放すべきものを探します。
願いが叶ったあとの自分には必要がないもの・事を書いておいた方が効果的です。
塩まじないの注意点⑤:根気よく
塩まじないは、1回ですぐに効果がでるわけではないようです。
根気よく、続けていきましょう。
また、1度にいくつも願いを叶えようとしてはいけません。
分散されて、1つずつの効果が薄れてしまいます。
1つの願いが叶ってから、次の願いに移りましょう。
コロコロ願いを変えてはいけません。
継続していても願いが叶わない場合もあります。
その場合は、塩まじないで使用するものを変えてみましょう。
1度に全部変えてしまうと、何がいけなかったのかわかりません。
1つずつ試してみましょう。
必ず相性が良いものが見つかるはずです。
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塩まじないで悪いものとは別れよう
書くことで、自分が何を求めているのか意識できるようになります。
意識は無意識であっても、それに近づく行動を起こしやすくもなるもの。
人によっては、悪夢にうなされることも。
悪夢を見ても、意識をそこにとらわれ過ぎないようにしてください。
塩まじないが叶う時には、体調の変化がある人もいるようです。
塩で清めたことで、体から悪いものを出しているのかもしれませんね。
出し切ったあとにスッキリ感がある場合もあるようです。
悪いものとは別れて、生まれ変わっちゃいましょう。