ボブのセルフカットは意外と簡単
美容院に行かずに自宅でセルフカットをしようと思っても、なかなかハードルが高くて二の足を踏んでいる方も多いのではないでしょうか。
思い切って挑戦してみると、意外と簡単にできるということに気付きますよ。
セルフカットであれば、美容院代がかからず経済的な上に、自分好みの髪型に調整しながらカットできるというメリットがあります。
手順とコツさえ覚えれば、自分でもセルフカットができるようになりますよ。
セルフカットに必要な道具
ではセルフカットをしたい時に、揃えておくと良い道具とはどのようなものがあるのでしょうか?
- くし
- はさみ
- すきばさみ
- クリップ
- 鏡
必要な道具①:くし
セルフカットボブをしたい時にまず必要になってくるのがくし。
最初にきちんとくしを使ってとかしておくことで、スムーズにセルフカットボブができますよ。
絡まっている部分や、くしが通りにくいところをなくしておけば、ボブにセルフカットをする時に引っかかることがなくなります。
必要な道具②:はさみ
セルフカットボブをする時に大事な役割を果たすことになるはさみは、自分が使いやすいものを選ぶようにしましょう。
自分でセルフカットする時には手にフィットしやすいものがおすすめ。
セルフカットボブを成功させるためには、大きすぎるものや手の形にしっくりとこないものは避けた方が無難です。
何本も買う必要はありません。
数本を使い分けるよりは、自分に合うものを一本持っている方が上手にセルフカットできますよ。
必要な道具③:すきばさみ
髪の毛が多い人には必須のアイテム。
軽い感じの髪型にしたい方におすすめです。
段差を入れたり、髪の毛をすくことで、美容院でカットしたような雰囲気に仕上がりますよ。
色々な種類がありますが、はさみ同様に自分の手に馴染みやすいものを選びましょう。
種類によっては段差が作りにくいものだったり、理想通りのボブラインに仕上がらないものもあるので、色々と試してみて下さいね。
必要な道具④:クリップ
髪の毛が多い人や、パーツごとに分けてセルフカットをしたい時にあると便利な道具です。
クリップで分けて、少しずつセルフカットをすると綺麗に切れますよ。
長めのサイズを選ぶとしっかりと髪の毛が抑えられるのでおすすめです。
前髪をカットしたい時にもクリップを使うと少しずつ微調整しながらボブのセルフカットができますね。
必要な道具⑤:鏡
セルフカットに欠かせない鏡。
顔や髪の毛全体が見える大きめの鏡があると便利ですね。
鏡があれば客観的に自分の髪の毛を見ることができるので、失敗することが少なくなります。
後ろ髪が見たい時は鏡を二つ用意すると良いですよ。
前からだけではなく、サイドやバックなど全体が見渡せる鏡を用意すれば、部分ごとに少しずつカットしてボブのセルフカットを進めていくことができますね。
セルフカットでショートボブにカットしよう
クールできりりとした印象のショートボブ。
セルフカットに挑戦してみませんか?
- ゴムで結んでバリカン
- 襟足部分をはさみをカット
- サイドの髪を調整
- 鏡を見ながら仕上げ
ショートボブのカット手順①:ゴムで結んでバリカン
どんな髪型にする時でも、一番カットしにくいのが見えない後ろ髪の部分ですよね。
ショートボブにしたい時は、まずゴムを使って髪の毛を一つに結びましょう。
残したいサイドの髪の毛をゴムから出して、結んだ部分から下を思い切ってバリカンでカットします。
はさみでカットするよりも段差が付くことなくまっすぐにセルフカットできますね。
ショートボブのカット手順②:襟足部分をはさみでカット
バリカンでカット出来なかった襟足部分をカットしていきましょう。
はさみを使って横向きに少しずつ手で確認しながらカットします。
切り過ぎないように一度にたくさんカットせずに、少しずつショートボブにカットするのがおすすめです。
バリカンでカットした髪の毛の束を手で持ちながら作業を進めていきましょう。
セルフカットしたら首筋に付いた髪の毛を落として、またカットするを繰り返していきます。
ショートボブのカット手順③:サイドの髪を調整
後ろ髪と襟足が整ってきたら、次はサイド髪の毛をカットしていきます。
片方の手で切りたい髪の毛を押さえてはさみを入れていきます。
押さえている指の下部分をカットするので、自分が切りたい長さに合わせて手の位置を変えましょう。
一度にたくさんの髪の毛を取り過ぎずに、少しずつ手で挟んでいくのがおすすめです。
押さえている指が動いてしまうとはさみを入れる位置もずれてしまうので、しっかりと押さえておきましょう。
内側の髪をボブカットにする時は、余計な髪の毛をクリップで押さえて置くと良いですよ。
ショートボブのカット手順④:鏡を見ながら仕上げ
最後の仕上げに取り掛かりましょう。
すきばさみを使って、ボリュームを落として軽くしたい部分をセルフカットしていきます。
上から下に向かってゆっくりとカットするのがコツです。
仕上げに毛先部分のはみ出している髪の毛を丁寧にカットしましょう。
全体のシルエットを鏡で確認して完成です。
セルフカットで切りっぱなしボブに挑戦!
癖のある髪の毛だったり、セルフカットボブがあまり得意ではないという方におすすめなのが切りっぱなしのボブです。
- 切りたい髪の毛以外をクリップで押さえる
- クリップで押さえてカット
- はさみで水平にカット
- 全体的に整える
切りっぱなしボブのカット手順①:切りたい髪の毛以外をクリップで押さえる
まずはクリップを使って髪の毛を上げていきます。
内側部分の髪の毛からボブになるようにセルフカットしていくので、少しずつ髪の毛の束を取ってクリップで頭頂部に留めていきましょう。
カットしている最中に髪の毛が落ちてこないように、しっかりと少しずつ髪の毛を取って留めていくのがコツですよ。
切りっぱなしボブのカット手順②:クリップ押さえてカット
切りたい髪の毛に平行にクリップを渡して、その下をカットしていきます。
クリップを横にずらしながら全ての髪の毛をボブになるようにカットしましょう。
内側が切り終わったら、次のクリップを外して同様にクリップを渡してカットします。
サイドだけを残して残りのクリップを外してセルフカットしていきましょう。
切りっぱなしボブのカット手順③:はさみで水平にカット
サイドの髪に取り掛かります。
左右どちらかのクリップを外して、はさみを水平に持ってカットしていきましょう。
最初ははさみのみでカットをして、細かい部分はクリップを利用しながらボブになるようにセルフカットすると切りやすいですよ。
切りっぱなしボブのカット手順④:全体的に整える
クリップを全部外した状態で全体のバランスを見ていきましょう。
はさみを水平に持って少しずつはみ出た髪の毛をカットします。
最後にセンターから髪の毛を両サイドに分けて、左右のバランスを確認しましょう。
切り残した髪の毛があればカットします。
自然な状態の切りっぱなしのセルフカットのボブカットが完成です。
セルフカットでボブにする時の4つのポイント
セルフカットはコツを押さえるのが上達する近道です。
- クリップを使う
- 霧吹きする
- 自分に合う道具を使う
- 少しずつカットする
ポイント①:クリップを使う
手持ちのものでも使えますが、カットの最中に髪の毛が落ちてこないように、長めの物を揃えておくと良いですよ。
高いものではなくても、100均で手軽に購入することができます。
切りたい部分以外をクリップで支えることで、少量ずつ丁寧にセルフカットがしやすくなります。
ポイント②:霧吹きをする
乾いた状態でもカットは可能ですが、霧吹きで少し濡らすと髪がある程度まとまってセルフカットボブが綺麗にできます。
あまりにも水で濡らしすぎてしまうと、逆に切りづらくなることがあるので注意が必要です。
霧吹きも100均で購入することができますよ。
一気に出るタイプものもよりも、少量ずつ細かい霧のように出るものがおすすめです。
ポイント③:自分に合う道具を使う
セルフカットボブは慣れるまでは難しいと感じる人も多くいます。
まずは、自分が使いやすい道具を揃えることから始めましょう。
はさみ類は手に馴染みやすくフィット感が高い物を選んだり、櫛などは自宅で使っていて慣れているものを使うと良いですね。
高価なものも良いですが、手に馴染まないものを使うと失敗の原因となることがあるので気を付けましょう。
ポイント④:少しずつカットする
ボブカットにセルフカットをしたい時は、一度に多くの髪の毛をカットしようとはせずに、少量ずつ丁寧にカットするようにしましょう。
切りたい部分の髪の毛だけを残して、あとはクリップや髪ゴムを使って邪魔にならない位置にあげておくと切りやすくなります。
少しずつ時間をかけて、全体のバランスを見ながらカットを進めていきましょう。
セルフカットボブに失敗した時の対処法
セルフカットボブに挑戦してみて失敗してしまった時にはどのように対応すれば良いのでしょうか?
- 失敗したところをカット
- コテやアイロンを使う
- 帽子を使う
- ムースやワックスを塗る
対処法①:失敗したところをカット
思い描いていたセルフカットボブの髪型とは異なるヘアスタイルになってしまった時は、失敗した部分ごとカットしてしまいましょう。
理想のセルフカットのボブスタイルとは少し離れてしまうかもしれませんが、最も簡単に対処できる方法です。
失敗した箇所を全部カットせずに、周りの髪型を失敗部分に合わせるという方法もあります。
鏡を見ながら全体のバランスを考えながら慎重に修正していきましょう。
対処法②:コテやアイロンを使う
自宅にコテやアイロンなどがある時は、セルフカットに失敗したボブの部分を含めて巻いたり伸ばしたりしてアレンジしましょう。
失敗した部分がアクセントになって、かえってアレンジを楽しめるかもしれませんよ。
自分では気付かなかった新しいボブの髪型と出会えるかもしれませんね。
対処法③:帽子を使う
帽子があれば手軽に簡単にアレンジできます。
帽子は寝癖を直してくれたり、髪が広がるのを押さえてくれる効果があるので、一つ持っていると便利なアイテムですよ。
洋服やカバンとの組み合わせをすれば、コーディネートの幅が広がって、お出かけするのが楽しくなるかもしれません。
対処法④:ムースやワックスを塗る
ムースやワックスをセルフカットボブの失敗した箇所に塗れば、失敗部分が目立たなくなるかもしれません。
毛先なら全体にワックスを付けて動きをつければ、新しい髪型になりますね。
いつもとは違う髪型を発見するきっかけになったり、失敗を逆手に取っ手アレンジを楽しんでしまいましょう。
セルフカットボブの成功例6選
実際に成功している例をみていきましょう。
自宅でセルフカットボブにチャレンジする時の参考になりますよ。
- 前下がりのボブ
- 左右対称ボブ
- ストレートボブ
- 毛先が軽いボブ
- くせ毛ボブ
- 丸みを帯びたボブ
セルフカットボブ①:前下がりのボブ
今若者の間で人気になっている髪型。
顔回りに髪の毛がくることで小顔効果も期待できます。
セルフカットボブなら、降ろす角度や量まで細かく自分好みに調整できますよ。
後頭部はあまり髪の量を減らさずに、ふんわりとさせることがコツです。
小顔効果もあって、首回りがすっきりと見えるところも嬉しいですね。
全体的に軽くして、内側はすきばさみでカットして量を減らしましょう。
セルフカットボブ②:左右対称ボブ
セルフカットながら、左右のバランスが取れていて、綺麗にカットされています。
顔回りに沿ってストレートな綺麗な髪が伸びていて、すっきりとした印象です。
後ろぎりぎり結べる長さなので、暑い時は結んだり、アレンジを楽しむことができますよ。
全体的にすきばさみを使って多めにすいて軽くなっています。
襟足を少し長めに残して女性らしさが感じられるセルフカットボブです。
セルフカットボブ③:ストレートボブ
前髪も後ろ髪もストレートが映える綺麗なボブカットに仕上がっています。
明るめのブラウンカラーがセルフカットボブをさらに引き立ててていますね。
自分でセルフカットしたとは思えないほど、綺麗に毛先が整っています。
このまま綺麗なストレートボブヘアを楽しんでも、ワックスで毛先を遊ばせたりして、アレンジすることもできますね。
セルフカットボブ④:毛先が軽いボブ
全体的に多めに髪の毛をすいているボブカット。
ゴールドカラーがより髪の毛の軽さを強調しています。
毛先を軽くして、前下がりぎみにセルフカットすると、丸みを帯びた顔立ちでもスッキリとして見える効果がありますよ。
夏でも涼し気に見えるセルフカットボブです。
セルフカットボブ⑤:くせ毛ボブ
くせ毛を最大限に生かしたボブカット。
やや前下がりで、毛先を長めに残しているところが特徴的です。
内側の髪を多めにすいて軽くしていて、襟足も長めに残しています。
くせ毛を生かすように、毛先はあまりすきすぎず多めに残していますね。
前髪もシンプルに眉毛の上でカットしています。
くせ毛を残して自然にカットしているボブです。
セルフカットボブ⑥:丸みを帯びたボブ
顔回りにサイドの髪が綺麗に丸みを帯びてかかっています。
ストレートで丸みを帯びたボブは上品な印象を与えます。
毛先に向かって髪の毛をすいて軽くしています。
風が吹くと毛先がなびいて綺麗に見えますね。
赤みがかったヘアカラーともよく合っているセルフカットボブです。
セルフカットボブのアレンジアイデア5選
セルフカットボブの髪型に飽きてしまった時は、アレンジをして楽しみましょう。
①:くせ毛でウェーブ
くせ毛でなかなかストレートヘアにならないという時は、くせ毛を生かしてアレンジしてしまいましょう。
あえてストレートに戻そうとはせずに、ワックスなどを毛先に付けて動きを出すことでくせ毛が気にならなくなりますよ。
コテを使ってパーマの癖を付けるという方法もおすすめです。
ボリュームを出したい時は頭頂部から、動きを出したい時は毛先を中心にコテを巻きましょう。
②:後頭部に丸みをもたせる
ショートボブの時は、重たい印象にならないように、後頭部をふんわりとさせて重たい印象にならないようにするアレンジがおすすめです。
サイドは後頭部よりもやや短めにカットしていて、外はね風にアレンジしていますよ。
顔回りをすっきりとさせて、後ろにボリュームを持たせることで、全体的に頭が軽く見えますね。
ヘアカラーもブラウンにして軽やかさを出しています。
③:前髪を流して外はね
長めの前髪はサイドに流すようにして耳にかけています。
毛先は全体的に外はねになるようにアレンジしていますね。
襟足ギリギリの長さのボブなので、寝癖が付きやすいので注意が必要です。
もしも寝癖が付いてしまった時は、その寝癖に合わせてアレンジを楽しむ方法もあります。
耳につけているかなり大ぶりなアクセサリーが、セルフカットボブのアクセントになっていますね。
耳に掛けている前髪の隙間から揺れるアクセサリーが見えるように上手に工夫しています。
④:自然な切りっぱなしボブ
スタイリングしていそうで、実は簡単にできる切りっぱなしボブのアレンジ。
重めの切りっぱなしで、面倒なスタイリングをすることなく、決まってみえるところが魅力です。
前髪は作らずにサイドに流しています。
頭頂部と毛先にワックスやムースを付けて、ふんわりとさせていますよ。
若い世代よりも急がしくて自分に時間がかけられない子育て世代のママに人気のあるアレンジです。
⑤:後頭部に流すようにアレンジ
全体の髪を後頭部に流すようにアレンジしています。
丸みを帯びたシルエットが女性らしさを高めていますね。
柔らかい髪質を生かして大きめのカールをかけて全体的にかるさを出しています。
カラーは明るめのゴールドが入ったブラウン。
自然に切り揃えられた襟足が印象的なセルフカットボブのアレンジです。
おすすめのカット用ハサミ
自宅にいながらにして、プロにカットしてもらっているようセルフカットボブが作れると評判のハサミ。
セルフカットにまだ慣れていない人が、髪の毛を多くすいてしまうという失敗をするのを避けるために、一度のすきハサミで約20%だけカットできるように工夫されています。
ステンレスよりもさらに錆びにくいSUS440Cを採用。
耐久性が抜群で長く愛用できますよ。
ハサミの中央に付いているネジを緩めたり締めたりすることで、自分が切りやすいように微調整ができます。
セルフカットボブ
伸びた髪の毛を少しだけカットしたい時や、美容院に行く時間はないけどボブカットにチャレンジしてみたい時は、セルフカットをしてみましょう。
道具を揃えて手順をたどってカットすれば、初心者でも簡単にセルフカットができますよ。
自宅でセルフカットすれば、自分好みに微調整ができますよ。
動画や記事を参考に、自宅でセルフカットボブに挑戦してみて下さい!