部屋の湿度が上がる原因を解説
まずは部屋の湿度が上がる原因を知っておきましょう。
今回は5つの原因をご紹介いたします。
- 人の呼吸
- お風呂
- 観葉植物
- 部屋干ししている洗濯物
- エアコン
部屋の湿度が上がる原因を解説①:人の呼吸
部屋の温度が上がる原因の1つは、私たち人間の呼吸にあります。
窓に「はぁ〜」っと息を吐きかけると白く曇りますよね。
人間の約60%は水分でできていると言われているのはご存知でしょうか。
その水分を呼吸によって放出しているのです。
人が多くなればその分放出する水分も多くなり、さらに湿度が高くなりますね。
大人数で1つの部屋にいるときに窓が曇るのもそういった原理によるものです。
部屋の湿度が上がる原因を解説②:お風呂
家の中で湿度が特に高い場所としてまず思い浮かぶのは、お風呂ではないでしょうか。
お風呂も部屋の湿度をあげる原因となります。
お風呂上がりにしっかりと換気をしなければ、浴室以外にもその湿気は充満します。
浴室がしっかりと換気できるまで、換気扇は稼働させておきましょうね。
また、お風呂上がりに浴室のドアを開けっ放しにしないようにしましょう。
こちらもまた、部屋の湿度を上げる原因となります。
部屋の湿度が上がる原因を解説③:観葉植物
なんと、観葉植物も部屋の湿度を上げる原因となってしまうのです。
これを聞くと、観葉植物を集めることが趣味だという人は驚いてしまいますよね。
観葉植物だけではないのですが、植物は光合成によって空気の中の二酸化炭素と水分によって酸素を作り出します。
その二酸化炭素と水分で作り上げた酸素を部屋の中に放出するため、湿度が高くなってしまうのです。
しかし、観葉植物は見ているだけで癒されますし、部屋に1つは置いておきたいという人が多いのではないでしょうか
観葉植物を部屋に置く際は窓を開けるなど、換気をしっかりと行いましょう。
部屋の湿度が上がる原因を解説④:部屋干ししている洗濯物
知っている人も多いかもしれませんが、洗濯物を部屋干しすることで部屋の中の湿度を上げてしまうことも。
近年は、花粉やPM2.5などの予防として部屋干しをする人が多くなっています。
乾燥機や除湿機などを使って除湿をしている人は良いのですが、どちらも持っていない・使用できない!という人もいることと思います。
そんな場合は部屋干し時の臭いが気になるのはもちろんのこと、部屋の中の湿度も上がってしまいがちです。
臭いの問題などが目につきやすい部屋干しですが、上手に使用すれば便利な干し方です。
乾燥機や除湿機以外で湿気を除いてくれるアイテムを使用するのも良いですし、換気をしっかり行うのも良いでしょう。
部屋の湿度が上がる原因を解説⑤:エアコン
「エアコンをつけたらなんだか体がベタベタする…」
そんな経験はないでしょうか?
実は、エアコンの冷房運転は湿度が上がる原因の1つなのです。
一体どうしてでしょうか?
知っておいてほしいのは、空気というものは温めると膨らむということ。
空気中に含まれる水分は一定であるため、空気が膨らむとその中の水分がバラバラに広がるため、湿度が下がります。
ということは、空気が冷房によって冷やされると小さくなり、空気中の水分が一箇所にギュッと収縮することになります。
つまり、エアコンで部屋の湿度が上がってしまう原因は、「水分がギュッと集まった空気が多くなるため」…となるわけです。
除湿器を使わない除湿方法
除湿するには除湿機が有効ですが、金銭面や場所の問題で「除湿機は買いたくない」という人もいると思います。
そんな場合に試してみていただきたい、除湿機を使わない除湿方法をご紹介します。
- 新聞紙
- ペットボトル
- 換気
- 炭
- 重曹
- 塩
- コーヒーの出し殻
- 除湿剤
除湿器を使わない除湿方法①:新聞紙
「新聞紙」で除湿する方法は、知っている人が多いのではないしょうか?
やり方は簡単、くしゃくしゃに丸くした新聞紙を部屋に置いておくだけです。
窓の近くや部屋簿をしている洗濯物の付近に置いておくと良いでしょう。
湿気を吸うと、だんだん新聞紙が湿ってきます。
しかし、くしゃくしゃに丸めた新聞紙が部屋にあるのは見た目的に…という人は、押入れの下に挟んだり、靴の中に入れるのがおすすめです。
もう読まなくなった新聞紙を有効活用できるので、お金のかからない除湿方法と言えます。
除湿器を使わない除湿方法②:ペットボトル
次にご紹介するのは「凍らせたペットボトル」を使用した除湿方法です。
ペットボトルの中には水をおおよそ7分目まで入れて凍らせます。
しばらく置いておくと、ペットボトルの周りに水滴がついてきます。
実はこの水滴は、空気中の水分がペットボトルに付着したものなのです。
つまりペットボトルの周りに水滴が付けばつくほど、除湿ができている証拠になりますね。
この方法を試す際はペットボトルの下に何か受け皿を用意することと、こまめにペットボトルを拭いてあげるようにしましょう。
除湿器を使わない除湿方法③:換気
これが一番お金がかからない、手軽な除湿方法なのではないでしょうか。
次にご紹介するのは、窓を開けて「換気」をする方法です。
換気をすると除湿ができるだけでなく空気を入れ替えることも出来るため、部屋の中で快適に過ごすことが出来るでしょう。
部屋の中の空気が入れ替えられると、気分転換にもなりますよ。
また、換気扇を回すのも良いですね。
晴れた日は窓を開け、雨で窓が開けられない日には換気扇…というような使い方もできます。
除湿器を使わない除湿方法④: 炭
先ほど、「新聞紙での除湿は有名な除湿方法」だとご紹介しました。
今からご紹介する「炭」を使った除湿方法も、それと同じくらい有名なのではないでしょうか。
炭には除湿効果があります。
炭に空いている穴が部屋の中の湿気を吸い取ってくれるのです。
だんだんと効果が薄れてきたら天日干しをして沸騰させたのち、乾燥をさせたら効果が復活します。
半永久的に使用できるため、コスパの面も優れていると言って良いのではないでしょうか。
また、炭には脱臭効果もあるため、一度で二度おいしい効果がありますね。
除湿もしつつ、部屋や下駄箱の臭いも取り除きたい人は、ぜひ一度炭を使った除湿方法にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
除湿器を使わない除湿方法⑤:重曹
次は「重曹」を使用する除湿方法をご紹介します。
キッチン周りで使用することが多く、ご家庭ですでに持っている人も多いアイテムではないでしょうか。
重曹は油汚れに効果的なことで有名ですが、実は部屋の中を除湿するといった効果もあります。
使い方はいたって簡単で、重曹を粉末の状態で入れて部屋に置いておくだけです。
とても簡単なので、ご家庭に重曹がある場合は試してみてくださいね。
また、重曹は生ゴミなどの消臭にも効果があると言われています。
除湿器を使わない除湿方法⑥:塩
次にご紹介するのは「塩」を使用した除湿方法。
意外かもしれませんが、塩にも除湿効果が期待できるのです。
あなたは、「盛り塩」はご存知でしょうか?
あの盛り塩をして部屋の中に置いておくことで、部屋の中の湿気を塩が吸い取ってくれるのです。
塩が湿気を吸いすぎて効果が薄れてきたときはフライパンで塩を煎ることで再利用が可能になります。
除湿器を使わない除湿方法⑦:コーヒーの出し殻
「コーヒーの出し殻」にも、除湿をしてくれる効果があるんです。
しっかりと乾燥させたものを用意しましょう。
使用方法としてはほぼ塩と同じで、湿気を吸いすぎた場合はフライパンで煎って効果を回復させましょう。
また、コーヒーの出し殻には消臭効果もあるため、消臭したい場合にも役立ちそうですね。
除湿器を使わない除湿方法⑧:除湿剤
家に除湿機が無い場合でも、市販の「除湿剤」を購入すれば簡単に部屋の除湿をすることが可能に。
梅雨時期には特に活躍してくれること間違いなしです。
湿気を吸い取ったのがわかりやすいものポイント。
手軽に、コスパよく部屋の中の除湿がしたい人は、ぜひ除湿剤を使用してみてくださいね。
エアコンで部屋を効果的に除湿するコツ
次はエアコンによって部屋を除湿していく方法をご紹介。
効果的に除湿するためにはエアコンの「ドライ機能」を使用します。
ドライ機能は部屋の中の湿度を下げることを目的とした機能です。
部屋の温度を下げる・上げることが目的の冷暖房機能との違いが分かっていただけたでしょうか?
ということで、部屋の中の湿度を下げたいときはエアコンの「除湿機能」を使用しましょう。
効果的に、迅速に除湿していきましょう。
部屋のジメジメにおすすめの除湿アイテム8選
では、エアコン以外に効果的な除湿のためのアイテムはどんなものがあるのでしょうか?
次は部屋の除湿に一役買ってくれるおすすめの除湿アイテムをご紹介していきます。
部屋のジメジメにおすすめの除湿アイテム①:重曹
まずは先程もご紹介した「重曹」です。
小さめの容器に入れて部屋の中やクローゼットの中に置いておくと、湿気を吸い取ってくれます。
重曹の取り替えるタイミングとしては「重曹が固まったとき」。
一目見るだけで取り替え時期が分かるため、おすすめです。
部屋のジメジメにおすすめの除湿アイテム②:珪藻土バスマット
家の中で一番湿度が高くなることが多い浴室。
浴室から湿気が漏れ、他の部屋まで湿度が高くなってしまうこともあります。
そんな時に役立つのが「珪藻土バスマット」。
珪藻土の魅力は速乾性のあるところです。
珪藻土のバスマットは、布製のバスマットに比べてすぐに乾きます。
浴室の除湿の手助けをしてくれること間違いなしですね。
部屋のジメジメにおすすめの除湿アイテム③:除湿剤
部屋の湿気を簡単に取り除いてくれるアイテムといえば「除湿剤」です。
手軽に手に入れることができるため、除湿アイテム選びに迷ったら除湿剤を選ぶのも良いでしょう。
また、除湿剤には様々なタイプがあります。
スペースの少ない靴箱にはスリムタイプを、畳まれた衣類の上に置く場合はシートタイプ…というように、除湿する場所によって上手に使い分けていきましょう。
部屋のジメジメにおすすめの除湿アイテム④:除湿機
除湿を素早く行ってくれるアイテムといえば「除湿機」ですよね。
部屋に乾燥機を置いておけるスペースがあれば、ぜひこちらを選ぶのも良いでしょう。
また、衣類乾燥機能付きの除湿機を選べば、部屋干しをする際にも役立ちますよ。
部屋干しがなかなか乾かないと悩みがちな梅雨時期には、強い味方となってくれますね。
部屋のジメジメにおすすめの除湿アイテム⑤:炭
「炭」が除湿アイテムにもなることはご存知でしょうか。
炭には除湿だけでなく、防虫・消臭効果もあり、優れた除湿アイテムといえます。
そして、炭の中でも特に除湿の効果があると言われているのが「竹炭」です。
なぜ除湿効果が高いのかというと、細孔(さいこう)と呼ばれる小さな穴が他の炭に比べて多いためです。
部屋のジメジメにおすすめの除湿アイテム⑥:珪藻土歯ブラシスタンド
家の中で湿気が多い場所といえば浴室や洗面台ですよね。
梅雨時期などは特に湿気が溜まってしまうため、除湿にも気を使っていきたいところです。
その中でも歯ブラシは毎日使用するものです。
「珪藻土歯ブラシスタンド」があれば珪藻土が歯ブラシの水を吸ってくれるため、カビなどの発生を防いでくれるのではないでしょうか。
歯ブラシを清潔に使用していくために、このようなアイテムを使用するのもおすすめです。
部屋のジメジメにおすすめの除湿アイテム⑦:湿度計
湿度を気にするのであれば1つは持っておきたいのが「湿度計」です。
湿度計を持っていれば除湿だけでなくインフルエンザや熱中症対策にもなりますよ。
マグネット付きの湿度計であれば冷蔵庫などに貼り付けることができるため、手軽に湿度を確認できますね。
部屋のジメジメにおすすめの除湿アイテム⑧:シリカゲル
除湿アイテムとして最後におすすめするのは「シリカゲル」です。
お菓子や海苔と一緒に入っているため、見たことがある人が多いのではないでしょうか?
お菓子を食べた時などにシリカゲルを取っておくといいですよ。
靴箱の中などに複数個いれておくのがおすすめです。
除湿器なら楽に部屋の除湿ができる
ジメジメが長く続くと、イライラしたり不快な気持ちも長く続いてしまいますよね。
そんな時に手っ取り早く部屋の中の除湿を行うことができるのが「除湿機」です。
除湿機はボタン1つで簡単に除湿を行うことができる優れもの。
選ぶ除湿機によっては衣類の乾燥機能や脱臭機能などが付いているものもあります。
自分の用途・目的に合ったものを選んでみましょう。
部屋のジメジメにおすすめの除湿機8選
湿気で部屋がジメジメしているのは嫌ですよね。
そんな時に使用してみてほしい、おすすめの除湿機を8つご紹介いたします。
部屋のジメジメにおすすめの除湿機①:パナソニック F-YHSX120
はじめにおすすめするのはパナソニックから発売されているこちらの除湿機。
除湿だけでなく、衣類の乾燥機能も搭載されています。
「ムーブアイ」という技術を採用しており、ボタン1つでオンとオフを切り替えられます。
ムーブアイをオンにしていると衣類乾燥を行う際に、乾いた衣類には送風しないようになります。
無駄な送風は行わないため、電気代削減にも繋がります。
部屋干しをよく行い、電気代の節約もこだわりたい人におすすめの除湿機といえます。
部屋のジメジメにおすすめの除湿機②:アイリスオーヤマ DCE-120-2
こちらは除湿機と空気清浄機が一体となった商品です。
除湿をしながら、一緒に空気も綺麗にしてくれます。
梅雨時期以外はあまり除湿機を使わないからと、除湿機の購入を見送っていた人も多いのではないでしょうか?
こちらの商品であれば空気清浄機能も付いているため、湿気がそれほど多くない時期でも活躍してくれますよ。
空気の汚れ度合いを5段階のランプの色で教えてくれる機能もついており、分かりやすいというところもおすすめポイントです。
部屋のジメジメにおすすめの除湿機③:コロナ CD-H1819
除湿機の見た目にもこだわりたい方におすすめな除湿機はこちら。
コロナから発売されているこちらの除湿機は、一見除湿機とは分からない少し特殊なデザインが目を引きます。
広範囲の除湿が可能ですので、広い部屋で使用したい人はこちらがおすすめです。
タイマー機能もついているため、切り忘れた時も安心です。
部屋のジメジメにおすすめの除湿機④:パナソニック F-YHRX200
パナソニックから登場しているこちらの除湿機は、部屋干しの多い方に特におすすめ。
なんと衣類の脱臭だけでなく、除菌も行ってくれるんです。
「ナノイーX」を搭載していて、通常の「ナノイー」の10倍も部屋干し臭を抑制してくれます。
送風方法も選べて、至れり尽くせりな機能が多く搭載されています。
本体の重さは約6.0kgと軽量で、コンパクトな見た目をしていますがその実力は確かなもの。
パワフルに除湿を行ってくれますよ。
部屋のジメジメにおすすめの除湿機⑤:パナソニック F-YZSX60
除湿機を1年中使用したいのであればこちらの除湿機がおすすめです。
「デシカント方式」という方式を採用しており、冬に使用する際も強いのがポイント。
また、衣類乾燥機能もついており、衣類乾燥を急ぎで行わない場合は「おまかせモード」を使用してみましょう。
電気代や消費電力の量を抑えて運転してくれます。
部屋のジメジメにおすすめの除湿機⑥:日立 HJS-DR601
少しレトロでシックな見た目が目を引くこちらの除湿機。
部屋の中に置いていたらインテリアがわりにもなりそうです。
また、持ち運びのしやすいサイズになっているのもポイント。
玄関などに置いておけば靴の臭いも取り除くことができます。
部屋のジメジメにおすすめの除湿機⑦:Qurra コンパクト除湿器
除湿機を置くスペースがあまり取れないという人は、こちらがおすすめ。
机の上に置けるような、とにかくコンパクトな除湿機となっています。
「ペルチェ式」という除湿方法を採用しており、音も静かです。
タンクが満水になった際は自動停止してくれるのも嬉しいですね。
部屋のジメジメにおすすめの除湿機⑧:アイリスオーヤマ DDC-50
アイリスオーヤマから、見た目が特徴的な除湿機が登場。
このようなサーキュレーターが付いた除湿機はなかなか珍しいのではないでしょうか?
上部のファンが自由に稼働するため、ファンを回して衣類の乾燥をしつつ、除湿も行えます。
除湿機を効率的に使用したい人におすすめの商品となっています。
おすすめの除湿剤
先ほど、除湿機をご紹介しましたが、除湿剤を部屋に置くのもおすすめです。
こちらの「ドライペット」は除湿剤の中でも特に人気な商品となっています。
家の中の様々な場所で使用できるため、使い勝手も良いですよ。
また、コスパ面でも使いやすく、3個入りなのが嬉しいですね。
効率的に部屋の除湿をして快適に過ごそう!
部屋に湿気がこもっていると、カビの発生などの新お会いもありますし、精神衛生上も良くありません。
そんな時に除湿機などをはじめとした除湿アイテムを使ってしっかりと除湿を行い、快適に過ごせるようにしましょう。