らっきょうは漢方薬にも使われる「畑の薬」
らっきょうは「畑の薬」と言われているほど栄養価が高く、漢方薬としても使われている食材です。
ビタミンCやカルシウムなどの栄養素が豊富に含まれていて、抗酸化作用が高く、生薬としても親しまれています。
お腹の調子を整える整腸作用としても効果があったり、コレステロールの吸収を抑えてくれるサポニンも多い栄養ある食材ですよ。
滋養強壮を目的としてらっきょうを食べている人もいるほどで、疲れた時や栄養を摂りたい時、元気になりたい時に食べるのがおすすめです。
気になるにおいの元は硫化アリルという物質からくるもので、ビタミンB1と結びついて血行を促進したり、動脈硬化の予防にも効果があります。
らっきょうの栄養価9選
さまざまな栄養価が含まれているらっきょうには、具体的にどのような種類の栄養があるのでしょうか?
- アリシン(硫化アリル)
- ビタミンC
- カルシウム
- カリウム
- 食物繊維
- サポニン
- ナイアシン
- モリブデン
- 葉酸
らっきょうの栄養価①:アリシン(硫化アリル)
にんにくにも多く含まれているアリシンは、らっきょうの匂いの元となっている栄養成分です。
抗菌作用や、殺菌効果が高く、摂取することで疲労回復にも効果があります。
ビタミンB1と合わさることでさらに効果を発揮します。
また、免疫力を高めてくれるので、風邪をひいているときや、風邪予防としてもおすすめの栄養素です。
らっきょうの栄養価②:ビタミンC
美容に関心があったり美肌を目指している時に欠かせない栄養素の一つです。
さまざまな栄養価を持つらっきょうにも多くのビタミンCが含まれていて、酸化を防いでくれる役割を持っています。
身体の機能を正常に保つ役割を果たしたり、身体の調子やリズムを整える時に必要不可欠な栄養素です。
美容にも効果を発揮してくれるので、美肌や美容目的で栄養があるらっきょうを食べるのもおすすめですよ。
ビタミンCは不足すると欠乏症になることがあるので、不足しないようにらっきょうを食べて補いましょう。
らっきょうの栄養価③:カルシウム
健康的な身体作りに必要な大事な栄養素であるカルシウムは、らっきょうに豊富に含まれています。
歯を丈夫にしたり、骨の密度を上げるために必要で、筋肉や神経にも影響を与えます。
日本人は食事からの摂取だけではどうしても不足しがちになるので、健康作りのためにも、カルシウムを豊富に含んでいる栄養あるらっきょうを食べることがおすすめです。
カルシウムの吸収率を上げて効果的に摂取するために、バランス良く食事をすることが大切ですね。
らっきょうの栄養価④:カリウム
身体にとって大事な水分を維持したり、細胞の働きを正常に保つのに欠かせない栄養素です。
らっきょうにはカリウムが含まれていて、ミネラルやビタミン類と一緒にバランス良く摂取することで、高血圧の予防にも効果を発揮します。
神経の作用にも大きな影響を及ぼしていて、取り過ぎすると不整脈などを起こす原因にもなりかねないので、らっきょうから栄養やカリウムを摂取したいという方は食べ過ぎないように気を付けましょう。
らっきょうの栄養価⑤:食物繊維
健康な身体を維持したり、豊富な栄養素によって腸の働きを整えてお通じを良くしてくれる役割をもっています。
食物にも多く含まれていますが、栄養あるらっきょうは他と比較して食物繊維が豊富に含まれているおすすめの栄養がある食材です。
便秘に悩んでいたり、毎日スムーズにお通じがくるように改善したいという時は、らっきょうを食べてみましょう。
続けることでお腹の調子が整って、腸の働きが良くなっていくかもしれません。
らっきょうの栄養価⑥:サポニン
抗菌作用が強く、ウイルスに対して効果を発揮する栄養素。
赤血球に働きかけて、血行を促進したり、血流を整える効果があります。
漢方薬の時に欠かせない栄養満点の高麗人参や、らっきょうに豊富に含まれています。
副腎皮質ホルモンに働きかけて、神経を落ち着ける作用がありますよ。
サポニンに含まれる苦味の成分はダイエットにも効果を発揮してくれます。
健康作りに力を入れている方は、サポニンを含む栄養あるらっきょうを食べることをおすすめします。
らっきょうの栄養価⑦:ナイアシン
糖分の分解したり、神経を落ち着かせる役割を持っています。
ビタミンB3であるナイアシンは、脳の機能を活性化するのに重要な栄養素で、らっきょうを食べることで若返りにも効果があるとされています。
疲れた細胞を活性化させたり、筋肉の疲労回復に効果を発揮したりと、嬉しい効果が期待できますよ。
老化防止や健康促進など、身体に嬉しい効果が高い栄養素です。
らっきょうの栄養価⑧:モリブデン
モリブデンという言葉を聞いたことがないという方も多いかもしれません。
らっきょうに含まれる栄養素の一つで、身体になくてはならない大事な栄養素です。
血液を作る働きを助けたり、鉄分の活性化させる効果があるので、貧血の予防効果もありますよ。
不足することで貧血になったり、頭痛や頻脈を促進してしまうことがあります。
らっきょうに含まれている栄養素なので、貧血や頭痛に悩んでいるという方におすすめの栄養素です。
らっきょうの栄養価⑨:葉酸
妊娠中や妊娠を希望する人が積極的に摂取したい栄養素の一つです。
らっきょうにも含まれていて、細胞の生成を助けてくれる役割や、亜鉛と合わさることで酵素の働きを活性化させて美容にも効果を発揮してくれます。
不足しがちな栄養素なので、らっきょうから気軽に摂取するのがおすすめですよ。
らっきょうの効果9選
栄養豊富ならっきょうがもたらしてくれるさまざまな効果。
どのようなものがあるのでしょうか?
- 食物繊維が豊富で便秘が解消される
- 血行が良くなる
- 循環機能を整える
- コレステロールの吸収の抑制
- ガン予防
- ダイエット向き
- 美容効果
- 食欲が出てくる
- 疲労回復に効果的
らっきょうの効果①:食物繊維が豊富で便秘が解消される
食物繊維が多いと言われているゴボウやキャベツなどの食品と比較しても、らっきょうはその数倍から数十倍の栄養ある食物繊維が豊富に含まれています。
女性に多く見られる便秘にも効果抜群で、毎日適量を食べ続けていくうちに、腸の働きが良くなって便秘が解消されていきます。
らっきょうの効果②:血行が良くなる
食べ続けることで血行の働きが良くなって、血栓予防にもなると言われている栄養あるらっきょう。
血のめぐりがスムーズになることで、身体全体の調子が整って疲労回復にも繋がります。
食べるだけで血液浄化作用が期待できる栄養のある食材なので、毎日の生活に取り入れていきたいですね。
夏バテ予防にも効果がありますよ。
女性に多くみられる冷え性にも効果がある栄養価が高いおすすめ食材です。
らっきょうの効果③:循環機能を整える
らっきょうの匂いの元である硫化アリルは、循環器系への良い効果が期待できる栄養素です。
ビタミンB1の吸収率を高める効果が多く、血液の流れを良くして循環器系の働きを活発にする働きがあります。
中国から渡ってきたとされているらっきょうは、昔は薬効としても使われていました。
薬や漢方の替わりとして食されていたほどで、栄養価が高く重宝されていた食材です。
らっきょうの効果④:コレステロールの吸収の抑制
お腹の調子を整えてくれるビフィズス菌を増やす効果がある栄養素フルクタン。
らっきょうにはこのフルクタンが豊富に含まれています。
らっきょうを食べることによって、良い菌を増やして腸を活発にしてくれる効果が見込めます。
また、フルクタンはコレステロールを排出する役割を持っています。
コレステロール値が気になるという方におすすめの栄養ある食材で、血糖値が上がるのを抑えてくれるとも言われています。
LDLコレステロールの値を抑える効果も期待できますよ。
らっきょうの効果⑤:ガン予防
ジアリルスルフィドという物質を多く含んでいる栄養価の高いらっきょう。
酵素を活性化させてがんの発生率を下げたり、胃がんの発生に影響するピロリ菌の消滅に一役かってくれます。
日本人で一番多くの人がかかると言われているガン。
ガンを予防できる効果が高いらっきょうを積極的に摂取して、予防に努めたいですね。
らっきょうの効果⑥:ダイエット向き
脂肪の吸収を抑える効果が高い栄養あるらっきょうは、ダイエットをしている方におすすめの食材でもあります。
整腸作用もあるらっきょうを食べることで、お通じが良くなってお腹周りの減少が期待できます。
また、腸の働きが良くなれば、身体全体にも影響が出てきます。
新陳代謝が良くなったり、身体から毒素が出ていくことで、余分なものが身体から排出されてダイエットへと繋がりますね。
らっきょうの効果⑦:美容効果
美容に欠かせないビタミンCが多く含まれているらっきょうは、女性が美しくなるための栄養が多い栄養満点食材です。
整腸作用によって毒素が身体から出て、美肌にも効果抜群です。
保温作用も期待できるので、身体を温めることで血行が良くなって美肌や美容効果も望めますよ。
身体が温まることでお通じが良くなるので、身体から悪いものが出ていきやすくなります。
らっきょうの効果⑧:食欲が出てくる
癖があって栄養価が高いらっきょうの香りを嗅ぐと食欲増進効果があると言われています。
食欲がない時に、らっきょうのポリポリ食感と噛みごたえがある歯ごたえで、食べ始めると止まらなくなってしまうかもしれません。
らっきょうの効果⑨:疲労回復に効果的
食欲増進や食物繊維による整腸作用、血行促進など、栄養価の高いらっきょうは身体を元気にしてくれる効果があります。
疲れた時に食べると疲労回復効果が期待できるのでおすすめですよ。
身体が疲れたなと感じた時に栄養があるらっきょうを摂取すれば、滋養強壮効果、漢方のような役割を果たしてくれます。
らっきょうの種類4選
種で増えていくのではない栄養あるらっきょうは、種類が少なく数種類のみと言われてます。
- 八房
- らくだ
- エシャレット
- 玉らっきょう
らっきょうの種類①:八房
らくだとよばれる品種よりも小さいところが特徴。
収穫は全国各地でされていますが、収穫量がとても少ないので、なかなかお目にかかれない栄養がある品種です。
小さめで辛みが少なく、らっきょうの特徴でもある匂いが抑えられていて、食べやすいですよ。
柔らかめで優しい食感のらっきょうです。
らっきょうの種類②:らくだ
一般的に多く出回っている種類。
在来種の一種で、収穫量が一番多いらっきょうです。
らっきょうの中では大きめのサイズで、硬めで栄養が詰まっていて歯ごたえがあるところが人気です。
全国各地で収穫されていて、辛くて歯ごたえがあるところが魅力的ですね。
らっきょうといえばこの品種です。
らっきょうの種類③:エシャレット
若いうちに摘まれたらっきょうで、火を通さずにそのまま生のまま食べられます。
通常らっきょうに付いている薄い皮が付いておらず、生食用として食べられるようにと品種改良された栄養があるものです。
葉が付いたまま出荷されることが多いことから、葉付きらっきょうと呼ばれることもありますよ。
他にも生で食べられる種類のらっきょうとして、栄養価が高い島らっきょうが挙げられます。
らっきょうの種類④:玉らっきょう
綺麗な花が咲くことから花らっきょうとも言われている品種。
日本よりも輸入されたものが多く、あらかじめ加工されていることがほとんどです。
丸くてコロコロしている形で、女性でも食べやすいところが特徴です。
硬くはなく、栄養があるシャリシャリっとした食感で癖になります。
美味しいらっきょうの選び方3選
らっきょうを購入する際に、どのようなことに気を付けて選べば良いのでしょうか?
- 芽が出ていないかどうか
- 艶があるかどうか
- 泥付きかどうか
選び方①:芽が出ていないかどうか
芽が出るスピードが他の食物よりも早いらっきょうは、購入時に芽がどのくらい出ているか確認するのがおすすめです。
すでに青色の芽が出ているらっきょうは、収穫後からしばらく時間が経っているものなので避けた方が良いですよ。
芽が出ていない栄養があるらっきょうを購入しても、放っておくとすぐに両側から芽が出てきてしまいます。
置いておかずに早めに栄養があるうちに調理をしてしまいましょう。
選び方②:大きさや艶があるかどうか
らっきょうの種類によって形は異なりますが、品種ごとに大きさが揃っているものを選ぶのがおすすめです。
極端に小さいものや大きいものが混じっているものよりも、大きさが揃っているものの方が栄養が詰まっていて美味しくいただけます。
丸みを帯びていてツヤのあるものは、栄養たっぷりで身が詰まっているものなのでおすすめですよ。
選び方③:泥付きかどうか
購入する際に、泥が付いているかどうかを確認してみましょう。
泥がついているものは新鮮で魅力的ですが、その分目が早く出るので、購入したらすぐに調理をすることがおすすめです。
らっきょうの泥を丁寧に落として洗い流してから調理しましょう。
らっきょうの下処理方法
泥付きのらっきょうは、泥なしのものと異なって下漬けという処理が必要です。
どのように処理すればいいのでしょうか?
- 泥を落とす
- 切り落とす
- 下漬けする
らっきょうの下処理方法①:泥を落とす
らっきょうの泥を落とす作業は、手早く短時間で行うことがおすすめです。
水を吸うことで、らっきょうの特徴でもあるしゃきしゃきとした歯ごたえや栄養が減ってしまうからです。
ボールなどにらっきょうを入れてから、水を流しながら一つずつほぐしながら泥を落としましょう。
もしも薄い皮が付いているようなら、泥を洗い流す時に一緒に落としてしまいます。
らっきょうの下処理方法②:切り落とす
泥が綺麗に落ちたら余計な部分をカットしていきます。
根っこと茎の部分にも栄養が含まれているので、ギリギリのところをカットするのがおすすめですよ。
茎はシャキシャキとした食感が良いので、切り過ぎないようにギリギリまで残してカットしましょう。
らっきょうのメイン部分と同じように、茎や根の部分も水分を吸い過ぎると食感が悪くなってしまうので、断面がなるべく少なくなるようにカットします。
らっきょうの下処理方法③:下漬けする
泥落としと、余分な部分をカットしたら、最後に下漬け作業をしましょう。
下漬けする時に使う瓶を用意して塩を入れます。
分量はらっきょう1kgに対して約20gの塩を用意してから、下処理をしたらっきょうを入れて一日寝かせます。
漬けたらっきょうをボールなどに入れて、水でサッと洗いましょう。
沸騰したお湯の中にらっきょうを入れて、サッとくぐらせてから引き上げます。
冷ましてからお好みの味漬けをしていきましょう。
らっきょうの保存方法
せっかくの栄養あるらっきょうを長持ちさせる方法があったらいいですよね。
らっきょうは生のまま保存する場合と、調理後に保存する場合とでは保存方法が異なってきます。
- 生のまま保存する場合は新聞紙で
- 調理済みは冷蔵庫と常温に
- 冷凍保存
保存方法①:生のまま保存する場合は新聞紙で
新鮮ならっきょうを長持ちさせるためにおすすめなのが新聞紙を使う方法です。
らっきょうは常温で置いておくことで成長が早くなってしまいます。
泥がついたものは、泥を落とすことなくそのまま付けたまま新聞紙にのせて包んでから、冷蔵庫に入れておきましょう。
冷蔵庫の中でも野菜室で保存するのがおすすめです。
保存方法②:調理済みは冷蔵庫と常温に
らっきょうの下処理を終わらせて、下漬けまで済ませたものや、甘酢漬けなどにして調理まで済ませてある場合は、常温保存をする方法と冷蔵で保存することができます。
なるべく空気に触れる時間が短くなる方が長持ちするので、瓶をいくつかに分けておいたり、蓋を開け閉めする回数を減らすように工夫をしましょう。
冷蔵庫で保管した場合は約1年ほどであれば食感が良いまま味わうことができます。
保存方法③:冷凍保存
甘酢漬けや下処理をした下漬けの液体ごと、らっきょうと一緒に瓶に入れて冷凍すれば、長ければ10年ほど保存することができます。
汁を入れずにそのままらっきょうだけを入れておくと、冷凍焼けを起こす原因になってしまいます。
液体ごと瓶に入れて冷凍保存しましょう。
栄養を逃さないらっきょうの食べ方3選
らっきょうの栄養を逃がさないためのおすすめの食べ方にはどのようなものがあるのでしょうか?
- 加熱しててんぷら
- らっきょうを焼く
- そのまま生で
食べ方①:加熱しててんぷら
らっきょうにはフルクタンと呼ばれる、水に弱く溶けてしまう性質がある食物繊維が多く含まれています。
液体に長く漬けたままだと栄養が流れてしまうことになりかねません。
せっかくの栄養を効率良く取り入れるためにも、らっきょうを加熱してから食べるのがおすすめです。
中でもてんぷらは簡単で、食感も良いのでおすすめでの食べ方です。
食べ方②:らっきょうを焼く
てんぷらと同じく、焼いたらっきょうも火を通すことで大事な栄養である食物繊維がアップするおすすめの食べ方です。
付ける調味料の味を変えれば飽きずに食べられますよ。
焦げすぎないように薄めに油を敷いてから、少しずつ表面を焼いていくようにしましょう。
食べ方③:そのまま生で
とてもシンプルな上に、短時間で調理が済んでしまう食べ方。
下処理を済ませた栄養あるらっきょうをそのまま食べるだけと、とにかく手軽なところがおすすめ。
味に飽きてしまったら、味噌やソースなどをお好みで手作りするのもいいですね。
らっきょうの匂いを抑える方法4選
栄養があるらっきょうですが、匂いが気になるという方も多いですよね。
どのようにしたら効果的に匂いが抑えられるのでしょうか。
- 洗口液を使う
- りんごジュースを飲む
- 歯磨きをする
- 鼻で呼吸する
らっきょうの匂いを抑える方法①:洗口液を使う
リステリンなどのマウスウォッシュを使うとすばやくらっきょうの匂いを抑える効果が期待できます。
短時間で匂いを消したい時におすすめの方法です。
外出先でらっきょうを食べることがあった時でも、携帯用のものをカバンに入れておけば、気になった時にすぐに使用できますね。
らっきょうの匂いを抑える方法②:りんごジュースを飲む
ポリフェノールは匂い消しをしたい時に使用すると効果があります。
りんごにはポリフェノールが豊富に含まれているので、りんごジュースがあれば匂い消しとして最適です。
りんごを食べるだけでも効果的ですよ。
らっきょうの匂いを抑える方法③:歯磨きをする
簡単で手っ取り早い方法としては歯磨きがおすすめです。
口の中がさっぱりとすることで、らっきょうの匂いが抑えられますよ。
らっきょうの匂いを抑える方法④:鼻で呼吸する
唾液がしっかりと分泌されることで、匂いを分解してくれる効果があります。
口呼吸をしていると自然と口の中が乾いてしまって、匂いが発生する原因になるので、らっきょうの匂いが気になるという時は鼻呼吸がおすすめです。
なるべく口の中の唾液の量を一定に保つようにしておけば、匂いが気にならなくなるかもしれません。
らっきょうは一日4粒が目安
身体にとって栄養価が高いらっきょう。
一日にどのくらい食べるのが良いのでしょうか。
食べ過ぎると胃に負担がかかってしまうらっきょうは、一日に4粒程度を目安にして摂取しましょう。
らっきょうの種類によっても一粒のサイズや効能、栄養価が異なってくるので、身体の大きさや食べるらっきょうの種類によって調整するようにして下さい。
栄養価が高いので、つい食べ過ぎてしまいがちですが、胃に負担がかかるのはもちろん、腹痛やガスが溜まるなどの原因となります。
栄養があるからと言って過剰な効能は期待せず、一回の目安量を守って毎日続けて食べることが大切ですね。
らっきょうの甘酢漬けの作り方
らっきょうと言えば甘酢漬けを思い浮かべる人がほとんどではないでしょうか。
作り方をご紹介していきます。
動画に関しては、以下のものを参考にして下さい。
- 根や茎の下処理をする
- 茹でる
- 甘酢に漬ける
らっきょうの甘酢漬けの作り方①:根や茎の下処理をする
泥付きのものや根や茎が付いているものは、そのままでは甘酢漬けにすることができません。
まずは根と茎の部分を栄養がとれるギリギリの部分でカットします。
下処理をする時間を省きたいという方には、洗いらっきょうがおすすめです。
下処理が済んだらボールに入れて、水を流しながら揉みこむようにしっかりと洗い流しましょう。
揉みこむように洗い流すとらっきょう同士がこすれあって、薄い皮が自然と剥がれていきますよ。
らっきょうの甘酢漬けの作り方②:茹でる
下処理を済ませて水で洗い終わったらっきょうをボールにあげて水切りをしましょう。
たっぷりの塩をまぶしてかららっきょうに絡ませて、一時間程度時間をおくことで殺菌効果が望めます。
時間を置いたらっきょうの塩を洗い流します。
流水を使ってしっかりと洗い流してから、ボールにあげて水切をします。
鍋にお湯をたっぷりと沸かして沸騰させます。
そこにザルごとらっきょうを入れて10秒ほど漬けてから湯切りをしましょう。
らっきょうの甘酢漬けの作り方③:甘酢に漬ける
保存する容器の瓶を煮沸消毒しておきます。
冷めたらっきょうを瓶の中に入れていきましょう。
氷砂糖と鷹の爪を入れてから、らっきょう酢をたっぷりと回しかけながら容器いっぱいに注ぎます。
蓋をしてから冷蔵庫で保存しましょう。
らっきょうの栄養を摂れるレシピ5選
らっきょうを美味しく食べながら栄養も摂れるレシピにはどのようなものがあるのでしょうか。
- らっきょう納豆
- らっきょうタルタル
- 大根のらっきょう甘酢あえ
- トマトとらっきょうの和え物
- らっきょうのガーリックチャーハン
レシピ①:らっきょう納豆
毎日摂りたい栄養価が高い納豆と合わせることで、らっきょうがさらに美味しく食べられますよ。
作り方はとても簡単です。
付属のタレと納豆を合わせて混ぜておきます。
お好みの大きさに刻んだらっきょうの甘酢漬けを納豆に入れて、良く混ぜ合わせれば完成です。
ご飯にのせて食べたり、刻みのりを加えて食べればさらに栄養価がアップしますね。
レシピ②:らっきょうタルタル
らっきょうから栄養は摂りたいけれど、匂いや味が苦手で敬遠しているという方におすすめのレシピです。
たんぱく質が豊富な卵と合わせて美味しいタルタルを作りましょう。
ゆで卵をレンジで作っておきます。
ゆで卵とらっきょうの甘酢漬けを細かく刻んでボールに入れてから、乾燥パセリ、漬け汁、マヨネーズ、塩こしょうを加えて、しっかりと混ぜ合わせましょう。
そのまま単品で食べても、チキン南蛮やサラダにかけても美味しく食べられます。
工夫次第で毎日飽きずに食べられるおすすめのレシピですよ。
レシピ③:大根のらっきょう甘酢あえ
大根のかりかり食感とらっきょうのコリコリ食感が癖になる栄養あるレシピです。
大根を薄切りにしてから千切りにします。
塩を振って水気が出てきたら絞っておきましょう。
らっきょうは大根と同じように千切りにしておきます。
千切りにした大根とらっきょうの千切りを合わせて、らっきょうの漬け汁と鷹の爪を入れてしっかりとあえましょう。
大根とらっきょうの食感が楽しめる栄養も摂れるレシピです。
レシピ④:トマトとらっきょうの和え物
らっきょうの甘酢漬けが余っているという方におすすめの、一年中食べたくなるらっきょうの栄養レシピです。
トマトのヘタを取ってから一口大にカットしましょう。
らっきょうの甘酢漬けはみじん切りにしておきます。
トマトとみじん切りにしたらっきょうを合わせれば完成。
しそを刻んで加えたり、味に変化を出したい時は美容効果や栄養価が高いすりごまを加えたりと、アレンジの幅が広いところがおすすめです。
レシピ⑤:らっきょうのガーリックチャーハン
甘酸っぱいらっきょうの香りとにんにく風味で元気になれる栄養満点のレシピです。
冷ごはんは少し温めておきましょう。
にんにくとらっきょうはみじん切りにしておきます。
フライパンに油を敷いてから炒り卵を作ります。
フライパンににんにくとらっきょうのみじん切りを入れて香りが出てきたら、ご飯を加えてパラパラになるまで炒めていきましょう。
塩こしょう、しょうゆを加えてたっぷりのネギ入れたら完成です。
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栄養価が高いらっきょうを食べて元気になろう
らっきょうはさまざまな効能を持っている、疲労回復に最適の食材です。
上手に保存すれば、何年も美味しく食べることができますよ。
毎日の食生活に積極的に摂りいれて、元気な身体作りを目指しましょう。