ぶなしめじの賞味期限は約7日
各家庭で必ず購入し、料理に活用されるという方も多いぶなしめじは定番のキノコです。
そのぶなしめじは約7日の賞味期限であると言われていますが、実際には賞味期限の設定はあるのでしょうか?
実は、このぶなしめじについては、いつが賞味期限という正確なルールや決まりはありません。
むしろ、ぶなしめじ本体の鮮度や、どのような状態で保存しているかなど、その状態によって賞味期限は異なると考えられています。
そのため、未開封ぶなしめじを購入した時、冷蔵庫の野菜室で保存すると、約20日ほどの賞味期限をもつとも言われているのです。
また、スーパーで販売しているぶなしめじは、未開封状態で約10日ほどは鮮度を保った状態で美味しく食べられるため、それくらいの賞味期限があることが分かります。
しかし、使いかけてしまったぶなしめじは一気に傷みが加速してしまうため、賞味期限に関わらず一度開封したぶなしめじは一度で使い切ることをおすすめします。
ぶなしめじの消費期限は約10日
私たちが普段口にする食品には美味しく食べられる賞味期限と、その期間までに消費するべき消費期限というものがあります。
しかし、生鮮食品の扱いとなるぶなしめじには、実質的な賞味期限や消費期限の表示はありません。
そのため、ぶなしめじの消費期限は約10日であると言われているため、それと同じく賞味期限も約10日であると捉えてください。
ぶなしめじを購入してから約10日間は、傷みのない状態の新鮮なぶなしめじを食べられるというわけです。
もちろん、この消費期限についても、ぶなしめじの保存状態によっても左右されるため、一概に消費期限が約10日、賞味期限が約10日だとは言い切れないということを理解しておいてくださいね。
保存状態によっては、賞味期限に関わらずぶなしめじが想像以上に傷んでいることもあります。
そのようなこといならないためにも、購入から約10日の賞味期限を目安として料理に活用するようにしましょう。
ひらたけしめじの賞味期限は約2〜3日
ひらたけしめじはぶなしめじの賞味期限の定義と同じで、この日までに必ず食べなければならないなどといった賞味期限や消費期限の設定はありません。
どちらかと言うと、賞味期限については見た目で判断する他ありません。
そのため、一般的には賞味期限は購入から2〜3日だと言われています。
あまり賞味期限にこだわらない方が良いかもしれませんね。
ぶなしめじは賞味期限を約1週間鮮度を保ったまま食べられますが、それと比較するとひらたけしめじの賞味期限が短いことが分かりますね。
この理由として挙げられることは、ひらたけしめじは本体に水分を多く含んでいるため、もともと日持ちしにくく賞味期限が短いいキノコ類のようです。
このように、ひらたけしめじは水分量が多いために、ぶなしめじと比較しても随分と賞味期限が短く、約2〜3日で食べきってしまうことがおすすめです。
ほんしめじの賞味期限は約7日
ぶなしめじによく似ている形状のキノコ類にほんしめじがあります。
このほんしめじをよく見ると、その1本1本の太さが太く、傘も大きいキノコになります。
一見、大きさがエリンギに似たように見えますが、エリンギほど長さがなく、それよりもはるかに短いキノコです。
食べた時の食感はキノコらしく香りも良いため、炒めものや煮物など、また味噌汁などにも活用することができます。
このほんしめじは、ぶなしめじの形や味、大きさに近く、賞味期限が約1週間程度であると言われています。
そのため、冷蔵庫の保存状態を良い状態にしておけば、賞味期限を延ばすこともでき、いくつもの料理レシピに活用できますね。
料理のアレンジの幅も広がりますよ。
中にはほんしめじをそのまま焼いてポン酢などでいただくというあっさりとした食べ方をすることもできます。
お酒のあてに少し食べたい時なども、賞味期限内に調理し、活用してみましょう。
いずれにしても賞味期限は長い方であると言えるでしょう。
はたけしめじの賞味期限は約3日
ぶなしめじと同じ形状で色も似ているはたけしめじは、食感もキノコらしいキシキシとした歯ごたえで、食べた時に口の中にキノコの香りが漂うなど、様々な料理にアレンジすることができます。
また、そんなはたけしめじは、ぶなしめじと比べると賞味期限は約3日と短くすぐに食べてしまわなければなりません。
これは、はたけしめじにそもそも水分が多く含まれているためです。
そのため、畑から収穫した後は、冷蔵保存すること、また、炒めものなどに幅広く活用しましょう。
そして、レシピ本からはたけしめじのレシピを見つけ出し、作り方をマスターしておきましょう。
ぶなしめじよりも賞味期限が圧倒的に短いため、購入の際はその日のうちに料理に使用する勢いで購入するようにしましょう。
しめじの種類4選
「しめじ」と呼ぶキノコにはどれくらいの数の種類があるかご存知ですか?
実は4種類ものしめじがあるようです。
ぶなしめじが定番と思う方も多いようですが、私たちが日常食べることの多いしめじの種類をご紹介します。
- ぶなしめじとぶなしめじの白
- 本しめじ
- はたけしめじ
- ひらたけ
種類①: ぶなしめじとぶなしめじの白
ぶなしめじは自生して育っていると言うよりも、人工栽培されているケースが多く見られます。
ぶなしめじは私たちの食卓にもよく見るキノコで、食感や香りも良く、どんな料理にも合う賞味期限が比較的長い定番のキノコですね。
そんなぶなしめじは、笠は薄茶色をしていて、軸が白く、様々な料理レシピに活用されています。
また、ぶなしめじを上手く品種改良して作られているのがぶなしめじの白です。
ぶなしめじの白は、通常のぶなしめじよりも加熱することでよりぷるんとした質感になり、食感も柔らかくとても食べやすくなります。
ぶなしめじの白も、賞味期限は眺めで様々な料理の定番として活用されることの多いキノコだと言えますね。
種類②: 本しめじ
本しめじは、全体的に短く、軸も太く、他のキノコよりも短いという特徴を持っています。
人工栽培されることが多く、賞味期限も眺めで1パック300円前後で販売するスーパーが目立ちますね。
本しめじは味も食感も香りも良く、食べごたえがあるため、お鍋料理などでよく食べられるキノコです。
また、炒め物料理をはじめ、中華炒めとの相性も良く、美味しく食べられるキノコとして人気ですよ。
種類③: はたけしめじ
はたけしめじはあまりスーパーなどでも見かけることの少ないキノコです。
笠の大きさが2cmで全長10cmになる長いものもあります。
旨味とシャキっとした食感が特徴的で、こちらも炒め物などによく活用されるキノコのため、賞味期限内に美味しくいただくことができますね。
少し他のキノコ類に比べると賞味期限は短いです。
種類④: ひらたけ
ひらたけもぶなしめじと同じく、薄茶色の笠を持ち、軸は白色で、全体的にぼってりとした雰囲気です。
ぶなしめじと比較しても流通量が少ないキノコであり、賞味期限も短めです。
しめじの保存方法4選
それでは、次はしめじを少しても賞味期限を長く保存するための最適な方法を4つご紹介していきます。
これからご紹介する保存方法を実践することで、しめじを賞味期限内に新鮮なまま食べることができますよ。
それではみていきましょう。
- 新聞紙にくるんで野菜室で保存する
- タッパーやジップロックを活用して保存する
- フリーザーバックに入れて冷凍保存する
- 天日干しにしてタッパーやジップロックに入れて保存する
保存方法①: 新聞紙にくるんで野菜室で保存する
しめじを保存する際、水分に弱いため、一旦透明パックの中から出して新聞紙にくるみ、野菜室で保存するようにしましょう。
そうすると、しめじの賞味期限を延ばし長期保存することができます。
この時、しめじの石づきは取ったり洗ったりすることなく購入したままの状態で保存するようにしましょう。
保存方法②: タッパーやジップロックを活用して保存する
しめじに水分が付いていた場合は、キッチンペーパーで軽く拭き取ってからタッパーやジップロックを活用して保存するようにしましょう。
この時、石づきは付いたままの状態で保存しましょう。
もしも家にタッパーやジップロックがないという場合でも、サランラップにくるんで保存すると賞味期限を延長させることもできますよ。
保存方法③: フリーザーバックに入れて冷凍保存する
しめじの賞味期限を延ばし、長期保存しようと思った場合は、石づきを付けたまま、水洗いすることなくそのままの状態でフリーザーバックに入れて冷凍保存してください。
冷凍したしめじを調理で使用する場合は、解凍せず冷凍して凍ったままの状態で使用するようにしましょう。
保存方法④: 天日干しにしてタッパーやジップロック・瓶に入れて保存する
さらにしめじを長期保存し、賞味期限を延長しようと思った場合は、天日干しにすることをおすすめします。
天日干しはザルなどにしめじを広げ、3日間ほどカラカラになるまで乾燥させてください。
完全に乾燥したら、保存は密閉容器となるタッパーやフリーザーバッグ・瓶に入れて保存すると賞味期限を長く保つことができますよ。
腐ったしめじの見分け方4選
しめじをせっかく購入したにも関わらず、賞味期限の目安までに料理の場面になかなか登場せず、冷蔵庫の中で腐らせてしまったという経験をされた方は多いのではないでしょうか?
しかし、賞味期限を過ぎ本当に腐ってしまったしめじはどのように見分ければよいかをここに4つのケースをご紹介します。
- 臭いニオイがする
- 笠や軸にぬめりが出てくる
- べちゃっとして色が茶色く変色してくる
- 水気が多くなってくる
見分け方①: 臭いニオイがする
しめじの賞味期限が過ぎ、腐っていると感じる時は、本来のキノコの香りではなく、明らかに腐った臭いニオイを発しています。
そのため、見た目ももちろん、保存しているタッパーにも臭いニオイが移っているという可能性があります。
このように、賞味期限が過ぎ、明らかにニオイがおかしくて酸っぱいニオイがした場合は腐っている可能性が高いため、食べることは控えるようにしてくださいね。
見分け方②: 笠や軸にぬめりが出てくる
本来、しめじの笠や軸は水気が少なくしゃきっとした様子を見せていますが、賞味期限を過ぎて腐りかけてきたしめじは、笠や軸にぬめりが出てきます。
そのため、手で触れてみるとぬるっとした手触りになりよく分かります。
この場合も腐ってしまっている証拠ですので食べないようにしましょう。
見分け方③: べちゃっとして色が茶色く変色してくる
賞味期限を過ぎ、しめじが腐ってきた場合、本来の色ではなく茶色く変色してくるだけではなく、全体的にべちゃっとしてピンとしたハリのないしめじになります。
そのため、見た目にも色が変色していてしめじにハリ感や艶感がないと判断できるものは、腐りかけのしめじだと判断できるでしょう。
このような賞味期限を過ぎたしめじを見かけた場合は食べることは避けるようにしてくださいね。
見分け方④: 水気が多くなってくる
しめじは本来そこまで多くの水分を含んでいません。
しかし、賞味期限を過ぎ、腐りかけたしめじは笠や軸から水気が出てしなびている様子がうかがえます。
この場合も腐りつつある状態のため、食べない方が無難だと言えるでしょう。
しめじに白いものが付いていても食べられる
しめじには食物繊維が豊富に含まれています。
そのため、健康的に食べられるため、特売で販売されていると、賞味期限を考えず、ついたくさん購入してしまうという方も少なくありません。
そんな時、しめじを見てみると、白いカビに似たものが付着していることに気付く方も多いのではないでしょうか?
その白いものをカビだと判断し、処分してしまったことがあるという方も少なくありません。
しかし、この白くてカビのように見えるものは実はキノコにある「気中菌糸」というもので、キノコ類が子孫繁栄のために出す菌として知られています。
白いカビのように見えるものは賞味期限を過ぎたためにできたものではなく、気中菌糸という私たちが食べても身体に害のないもののため、気にせずに食べられますよ。
もし、それが気中菌糸であると判断できない場合は、購入店舗に問い合わせしてみるようにしましょう。
しめじの選び方5選
ここからは、美味しくて賞味期限が十分にあると判断できる新鮮なしめじで料理をしたいあなたのために、状態の良いしめじの選び方を5つご紹介します。
しめじの鮮度を自分で見極めることができれば、とても良い買い物ができますね。
ぜひお買い物の際の参考にしてみてくださいね。
- 笠に丸みがあり開きが小さめのもの
- 笠の色が茶色く濃いもの
- 艶感とハリ、弾力が感じられるもの
- 水滴や水気が付着していないもの
- 軸が白くて短めかつしっかりとした太さがあるもの
選び方①: 笠に丸みがあり開きが小さめのもの
新鮮なしめじかつ賞味期限が十分にあると判断できる判断材料のひとつに、しめじ本体の笠に注目してください。
しめじの笠に丸みがあって、笠が大きく開きすぎておらず小さめの開きになっているものがより鮮度の高いしめじだと言えるでしょう。
このようなしめじは、炒め物に使用したとしても口の中でしっかりとした歯ごたえを見せてくれるため、選び方がポイントだということが分かりますね。
もちろん、賞味期限内に料理に使用しましょう。
選び方②: 笠の色が茶色く濃いもの
より新鮮なしめじを選ぶためにも、笠の色にも注目してみてください。
しめじは笠の色が薄めよりも茶色く濃い色味になっているものほど新鮮度が高いと言えます。
そのため、しめじを購入する際は、できるだけ茶色が濃い笠をしたしめじを選んで購入するようにしてくださいね。
また、色が茶色く濃いしめじの方が弾力もあって食べごたえがありますよ。
選び方③: 艶感とハリ、弾力が感じられるもの
鮮度の高いしめじほど、見た目からして艶感とハリ、弾力が感じられます。
そのため、程良い水分量であることも見て分かります。
このように、新鮮なしめじを選ぶ際は、見た目をしっかりと吟味し、賞味期限が持ちそうなものを選ぶようにしてくださいね。
選び方④: 水滴や水気が付着していないもの
しめじに水滴がついていたり、入っていた透明パックに水気が付着している場合は、その水気でしめじの鮮度が落ちている可能性が考えられます。
そのため、購入の際は透明パックに水滴が付着していないかまた、十分な賞味期限があるものを確認してから購入するようにしましょう。
選び方⑤: 軸が白くて短めかつしっかりとした太さがあるもの
そして最後は、しめじの鮮度を測る重要なポイントとして、軸が白く短い、そして太さがしっかりとあるものを選びましょう。
しめじは軸が細くてひょろっとしているとすぐに傷んでしまいます。
このようなしめじを選ぶと、賞味期限の目安があっても、期限前に腐ってしまう可能性があります。
また、一株にならずぽろぽろと透明ケースの中ではずれてしまっているしめじも鮮度が低いと言えます。
そのため、軸の太さにも注目して購入するようにしてくださいね。
そうすれば、賞味期限の間は美味しく食べることができますよ。
おすすめのレシピ本
志麻さんの何度でも食べたい極上レシピ
伝説の家政婦としても知られる「志麻さん」が美味しくて簡単な家庭料理を伝えるレシピ本です。
基本的に手間なく作れる極上レシピを紹介しているため、高度な技術は不要かつ、誰でも簡単に調理することができる楽しめる料理を作ることができます。
家庭料理の定番とも言えるレシピをご紹介しているため、料理が苦手な方でも億劫にならずに作ることができますよ。
ぜひこのレシピ本を参考に、賞味期限を目安にしめじを使った毎日の献立を立ててみてはいかがでしょうか?
賞味期限や保尊方法を知って美味しくしめじを食べよう
しめじの賞味期限や美味しく食べられる保存方法、また、新鮮なしめじを見分ける方法をご紹介しました。
しめじはどんなジャンルの料理にも合う安くてオリジナルレシピも豊富な食べ物なので、様々な料理に挑戦することもできますね。
毎日美味しい料理を作る中に賞味期限が十分にある新鮮なしめじを取り入れてみてはいかがでしょうか?