筆箱作りに必要な材料
筆箱作りに必要な材料は、糸と布地やボタン、もしくはチャックです。
布地は筆箱を形作る材料として、また見た目の印象を構成する要素としても必要になってくるでしょう。
布地に柄の入ったものを選べばインパクトのある作品に、無地のものならシンプルさが普段使いしやすい作品に仕上げることができます。
ボタンかチャックを用意することで、きちんとふたをして中に入れたペンや筆記用具が外に飛び出していかないようにすることができるでしょう。
ボタンであればより簡単に閉めやすくなり、丸みのある装飾でおしゃれに見せることができ、チャックであればよりしっかりと閉じて機能性を重視した筆箱を作り上げやすくなります。
また、糸は布地の色味と同系色にすると縫った線が目立たなくなるため、ミシンや手縫いに自信がない時におすすめです。
反対に縫い跡を目立たせておしゃれに見せたい場合は、白や対照的な色味をチョイスしてみると粋なデザインに近づけることができるでしょう。
さらにインパクトを与えたい時には、布地であることを活かして表側にアップリケを付けてみたり、フェルトなどでモチーフを作ってから手縫いで縫い付けたりすると個性的で可愛い作品にすることもできます。
本格的な作りにしたい場合は裏地や接着芯を用意するのも大事でしょう。
より立体的な造形に近づけやすくなります。
チャック付きやラミネートの筆箱の作り方
チャック付きやラミネートの筆箱の作り方は、どんなものでしょうか。
こちらでは、具体的な作り方を8つご紹介していきます。
- 裏地とチャック付きのペンケース
- フェルトで小学生も作れるペンケース
- ラミネート仕様のペンケース
- 20センチファスナーを2つ使うペンケース
- 手縫いでも簡単な筆箱
- ぺたんこペンケース
- ネジハピを使った四角いペンケース
- お菓子の包装で作るペンケース
様々な筆箱の作り方①:裏地とチャック付きのペンケース
様々な筆箱の作り方の1つ目は、裏地とチャック付きのペンケースです。
表と裏に使う生地4枚と、接着芯2枚を横12センチ、縦24センチで用意しましょう。
また、ファスナーは22センチのものをチョイスして、トーションレースは7センチを2本用意すると良いでしょう。
表の生地の裏に接着芯をアイロンで付着させたら、ファスナーを付けて5ミリの縫い代でミシンをかけます。
裏地にする布を付けてさらに縫ったら、表面を上にしてステッチになるようにミシンをかけましょう。
もう1組の生地も同じように作業しますが、裏地を付ける段階で真ん中に6センチほどの返し口を付けるのを忘れないようにします。
レースの生地はファスナーの両端に畳んで取り付け、2組の生地を繋ぎ合わせたら4つのすみに切り込みを入れてマチを作り、線を引いて縫いましょう。
返し口から裏返して口を閉じたら、糸の残りがないか確認します。
動画で確認したい方はこちらからご覧になってください。
チャックを付ける作り方
様々な筆箱の作り方②:フェルトで小学生も作れるペンケース
様々な筆箱の作り方の2つ目は、フェルトで小学生も作れるペンケースです。
フェルト用のフェルトミシンを使えば、糸を使わずにペンケースを簡単に作ることができます。
形にしたい寸法の2倍の大きさのフェルトを裏面が表に来るように半分に折って、横長の形にしたら、縦の口を1つだけ残してフェルトミシンで縫っていきましょう。
縦の口から裏返して表の生地を持ってきたら、縦は同じ長さ、横は半分ほどの長さのフェルトを用意してふたのようにして被せ、縫い合わせます。
また、細めのフェルトを切り出してふたを抑えるための紐を作り、ふたが来る位置に縫い付けたらペンケースが完成します。
フェルトミシンという小さく扱いやすい道具を使うため、小学生であっても作りやすく、本格的なミシンを使う前に挑戦してみることで裁縫を得意分野にすることができるでしょう。
実際に作っている様子を確認したい方はこちらからご確認ください。
フェルトを使う作り方
様々な筆箱の作り方③:ラミネート仕様のペンケース
様々な筆箱の作り方の3つ目は、ラミネート仕様のペンケースです。
カタカナのエのような形に布地を切り抜いてわを作り、たたんでおくことが特徴的で、さらに縦横5センチの同じ布2つと、縦6センチ横2センチのものを4つ、縦8センチ横2センチのものを2つ用意しておきます。
ファスナーは20センチのものを1つ使うので、好きな色味のものを用意しておきましょう。
表を裏側にしてたたみ、上の辺の所にファスナーを取り付けたら、ボンドを使ってファスナーが付いている裏地に塗り、ファスナーの厚み分返して固定します。
縦横5センチの部品は2ミリほど端を重ねてボンドで固定し、半分にたたんでわの両端部分にミシンで軽く繋げておきましょう。
ファスナーの先端と部品を付けた場所を重ね、ミシンがけしたら、縦8センチの部品で包んでもう一度ミシンをかけます。
もともと切込みが入っている部分を立体的にしてから潰し、ミシンにかけてから縦6センチの部品で包んでミシンがけしましょう。
ファスナーの穴から裏返したら出来上がりです。
詳しい型紙の作り方などについては、こちらのリンクからご覧になってください。
ラミネート仕様の作り方
様々な筆箱の作り方④:20センチファスナーを2つ使うペンケース
様々な筆箱の作り方の4つ目は、20センチファスナーを2つ使うペンケースです。
縦21センチの表に使う生地を1枚、裏に使う生地を3枚、接着芯を1枚、縦15センチの表生地、裏生地、接着芯を1枚ずつ用意します。
横の長さは全て23センチで統一することがポイントです。
ファスナーは20センチを2本とボタンを2組、また縦横6センチの接着芯を4枚個別に用意します。
ファスナーの端を軽く手縫いしたら、中表に縦15センチの生地を重ね、横の部分を2箇所ミシンがけしましょう。
また、縦21センチの裏の生地に先ほどの縦15センチの布地を表を上にして重ね、縦の部分を2箇所縫います。
縦21センチの表生地に2本ファスナーを取り付けたら、ファスナーの片側に裏地を重ねてさらに縫いましょう。
もう1枚裏地を重ねますが、返し口を真ん中に作るようにしましょう。
さらに筆箱の縦の部分にもミシンをかけたら裏返し、ボタンを取り付けてたためば完成です。
より詳細な作り方についてはこちらのリンクからご確認ください。
ファスナー2つの作り方
様々な筆箱の作り方⑤:手縫いでも簡単な筆箱
様々な筆箱の作り方の5つ目は、手縫いでも簡単な筆箱です。
縦横23センチの表用と裏用の生地を1枚ずつと、表と同じ柄の縦4センチ横6センチの部品1つ、20センチのファスナーを1つ用意しましょう。
ファスナーを表生地の上から1センチ下の所で中表に重ねたら、縫い代5ミリで2本どりの糸で縫います。
さらに裏の生地を中表に重ね、縫った所より少し下の位置でまた手縫いしていきましょう。
ファスナーの反対側も同じように作業したら、小さな部品を3つ折りにしてアイロンがけし、半分にしてさらにアイロンをかけます。
部品は表側の布の端から2センチ下のあたりに付けて手縫いしましょう。
ファスナーの位置を合わせて、縦の部分を返し口を作って縫ったたらお好みでマチを作り、表の生地を上に出したら返し口を引き出し、並縫いにして綺麗に整えます。
動画で作り方を確認したい方はこちらからご覧になってください。
手縫いの作り方
様々な筆箱の作り方⑥:ぺたんこペンケース
様々な筆箱の作り方の6つ目は、ぺたんこペンケースです。
縦9センチ横23センチの、表生地と裏生地、接着芯をそれぞれ2枚ずつ用意しましょう。
ファスナーは20センチを1本、レースは23センチと6センチのものを用意します。
接着芯を付けたら表生地と裏生地、ファスナーを中表に重ねてミシンかけしていきましょう。
軽くステッチをかけたら、もう1組の残り生地をファスナーの反対側に繋げて縫い、23センチのレースをファスナーの下に付けてステッチを付けていない方を同じようにミシンがけします。
表生地同士をミシンにかけたら、裏の生地同士は返し口を作ってミシンにかけましょう。
縫い代を割って重ねたら表生地のファスナーの端に6センチのレースを半分に折って重ね、縦の部分にミシンをかけ、返し口から裏返し、返し口を閉じて仕上げます。
動画での作り方はこちらからぜひチェックしてください。
ぺたんこにする作り方
様々な筆箱の作り方⑦:ネジハピを使った四角いペンケース
様々な筆箱の作り方の7つ目は、ネジハピを使った四角いペンケースです。
子供向けのDIYが楽しめるネジハピのスクールステショセットを使えば、四角い個性的なペンケースを作ることができるでしょう。
カラフルなネジを閉めてプレートを繋げていけば、木材を使ったDIYのように立体的な作品を作り出せます。
また、ネジだけでなく飾りになるシートをネジ留めしていけばよりオリジナリティあふれる筆箱にすることもできるでしょう。
詳しい作り方はこちらのリンクからご確認ください。
ネジハピを使う作り方
様々な筆箱の作り方⑧:お菓子の包装で作るペンケース
様々な筆箱の作り方の8つ目は、お菓子の包装で作るペンケースです。
飴が入っていた包装の袋を使って、縦にはさみを入れて綺麗に開けたら、中身のお菓子を取り出してファスナーを開けた口に取り付けていく、という作り方をしていきます。
ファスナーは強力なボンドで取り付けるようにすることで簡単にお菓子の袋のケースを作ることができるため、お菓子が好きな方やポップで他の人と被ることのない個性的な筆箱を使ってみたい方におすすめな作り方となっています。
動画で確認したい方はこちらのリンクからご覧になってください。
お菓子の包装を使う作り方
卓上で便利なスタンダード筆箱の作り方
卓上で便利なスタンダード筆箱の作り方では、スタンドできるタイプの構造にしていきます。
かまぼこのようにカーブが2箇所ある布を使っていくことで、立てて使うことができる便利なアイテムを作り出すことができるでしょう。
表の生地のカーブにファスナーを縫い付けたら、裏の生地もファスナーに付けて、机に置ける底の面をパイピングすることでより扱いやすくすることができます。
詳細な作り方は、こちらのリンクからチェックしてみてください。
スタンドタイプの作り方
使いやすい細いタイプの筆箱の作り方
使いやすい細いタイプの筆箱の作り方では、ファスナーなしで紐を取り付けて留める構造にしていきます。
ファスナーやボタンを使わないやり方なので、布と糸だけで簡単に作ることができるでしょう。
また材料も同じ大きさの縦19センチ横36センチの表と裏の生地、接着芯と紐だけなので少ない工程で完成させることができるのも魅力的なポイントです。
折り目を横11センチの所に付けておいて途中折り返すことで、便利なポケットを作ることができ、より使いやすい作品にすることができます。
わかりやすい作り方は、こちらから動画をご覧になってください。
ロール状の作り方
おすすめの筆箱
おすすめの筆箱は、「watona帆布がま口ペンケース」です。
手作りで精巧に作るのはやや難しいがま口をチョイスすることで、アンティークでかっこいい印象の筆箱を愛用できるようになります。
アイボリーやネイビー、ボルドーやミントなど、鮮やかなものから柔らかな印象のものまで、豊富な色から選べるのも嬉しいポイントです。
筆箱を手作りして生活に取り入れてみよう
筆箱を手作りして生活に取り入れてみましょう。
自分で作ってみることで、より自分が使いたいと感じるようなデザインや機能を兼ね備えた筆箱を使うことができるようになります。
お気に入りの筆箱で、楽しく筆記用具を持ち運びましょう。