オリジナルの封筒が簡単に手作りできる!
便箋は無料ダウンロードなどを利用したことがあるという人は多いかもしれませんね。
封筒も、実はとっても簡単に作ることができるんですよ。
便箋と同じように無料でテンプレートをダウンロードできるサイトもたくさんありますし、テンプレートなんてなくても簡単に作ることだってできるんです。
購入するよりも安く、しかも簡単に作れたらうれしいですよね。
オリジナルの封筒作りに必要なのは、
- 好きな用紙
- はさみ
- のり
この3つだけ!
一度作り方を覚えたら、封筒の大量生産だって可能です。
まとめて封筒を作っておけば、いざ封筒が必要になった時にも安心ですね。
かわいい用紙を使ったり、好きなテンプレートを見つけてダウンロードしたり、いろいろな方法で封筒作りを楽しんでみませんか?
封筒はどんな用紙で作ればいい?
封筒の作り方を紹介する前に、どんな用紙を使えばいいのかわからないという人もいるかもしれません。
封筒を作るのにどんな用紙が向いているのか、ここでは封筒作りにおすすめの用紙を4つ紹介します。
おすすめの用紙の中からお気に入りを見つけて、封筒を作ってみてくださいね。
- クラフト紙
- 和紙
- レイド紙
- 上質紙
おすすめの用紙①:クラフト紙
クラフト紙は茶封筒をイメージしてもらうとわかりやすいですね。
丈夫で中身画透けないことが特徴ですが、シンプルなのにおしゃれな印象に仕上がることがクラフト紙の魅力です。
そのまま利用してもいいですし、アレンジがしやすいのでクラフト紙をこのんで使っているという人も少なくありません。
クラフト紙は100円ショップでも購入することができますよ。
おすすめの用紙②:和紙
和紙を使うことで上品な印象の封筒を作ることができます。
ざらりとした手触りが特徴で、薄い割には強度があることが特徴です。
和紙にもいろいろな種類があり、柄が入っているものや箔が入っているもの、色付きなど好きなデザインを選べます。
お祝いなどで封筒を使うときは、和紙を使うとより華やかな雰囲気になるのでおすすめですよ。
おすすめの用紙③:レイド紙
レイド紙といわれるとピンとこない人も多いかもしれませんね。
茶色がベースになっていて、細かいしま模様が入っているやや薄めの用紙というとイメージが浮かぶでしょうか。
アンティーク調の風合いがあり、クラフト紙よりも上品な印象の封筒を作ることができます。
おしゃれでシンプル、そして上品な封筒を作りたいという人は、レイド紙を使ってみてはいかがでしょう。
おすすめの用紙④:上質紙
上質紙は一般的な封筒に使われている用紙で、カラーバリエーションが豊富なことや手ごろな価格で購入することができるのが魅力です。
コピー用紙よりも厚く画用紙よりも薄いので、封筒作りをするのに適しています。
100均だと上質紙としては売られていませんが、似たような商品がカラーコピー用紙として売られていることも。
ちゃんとした上質紙を購入するなら、画材屋さんに行くのがおすすめです。
縦長封筒の作り方
縦長封筒は、昔からある和風の封筒です。
A4サイズの用紙で作れるB5判の縦長封筒の作り方を紹介します。
B5判の封筒は使い勝手が良く、様々なシーンで使うことができるので、まとめて作っておくといいですよ。
- A4の紙を用意する
- サイズを測る
- 折る
- 切る
- のり付けする
縦長封筒の作り方①:A4の紙を用意する
まずはA4サイズの用紙を用意します。
前の項目で紹介したような用紙を用意してもいいですし、好きな柄の包装紙をA4サイズにカットしてもOKです。
好きな柄をプリントアウトして使うのもおすすめですよ。
縦長封筒の作り方②:サイズを測る
次にサイズを測ります。
用紙の中心から4.5cmのところに印をつけます。
左右どちらにも印をつけましょう。
上下両方とも印をつけることで、あとの作業がしやすくなるのできちんと測って印をつけておきます。
印と印のあいだが9cmになっているか、確認をしておいてくださいね。
縦長封筒の作り方③:折る
A4サイズの用紙の上下に印をつけたら、その印のところから中心に向かって折り目を付けます。
上下に印が付いているので、そこをしっかりと合わせて折るようにしましょう。
この時に中心部分が1cmほど重なっていることを確認しておきます。
さらに封筒の下部になる部分も1cmほど折りましょう。
封筒の上部になる部分は、便箋の長さに合わせて折り目を付けておきます。
縦長封筒の作り方④:切る
封筒の上部と下部のいらない部分をカットします。
封筒の上部は折り目から+2cmのところからカットし、さらに四隅を斜めにカットしておきましょう。
次に封筒の裏面にあたる部分のペラペラしている部分を、上下ともカットします。
手順3で折った線に合わせてカットしましょう。
これで封筒の基本の形が完成しました。
縦長封筒の作り方⑤:のり付けする
最後にのり付けをします。
まず最初に折り目を付けたところをのり付けし、封筒を筒状に仕上げていきます。
用紙が重なった部分にのりを付け、しっかりとのり付けをします。
筒状にしたら、次は封筒の下部も同様にのり付けしましょう。
のりが完全に乾いたら封筒の完成です。
横長封筒の作り方
西洋型の横長封筒は、便箋も入れやすく見た目もかわいいのが特徴です。
横長封筒もA4サイズの用紙で作れ、基本の作り方は縦長封筒とほとんど同じです。
ここでは『洋型2号』というサイズの横長封筒の作り方を詳しく紹介していきます!
- サイズを測る
- 折り目を付ける
- 切る
- のり付けする
横長封筒の作り方①:サイズを測る
A4用紙のサイズを測りましょう。
今回作るサイズは洋型2号なので、用紙を縦向きに置き手前から11.4cmのところに印をつけます。
左右どちらにもつけておきましょう。
縦型封筒と同様に、印をつけておくと作業がスムーズですよ。
さらに用紙の上部から2cmのところにも印をつけておきます。
こちらも左右両方にマークを入れておくことをおすすめします。
横長封筒の作り方②:折り目を付ける
手順1でサイズを測り印をつけたところから、しっかりと折り目を付けます。
まず11.4cmのところで折り目を付けたら、折った用紙の端部分に合わせてフタになるように上部を折ります。
封筒のような形になったら、手順1で付けた上から2cmのところの印の部分にも折り目を付けておきましょう。
さらに両サイドもおります。
左サイドを2.4cm折ったら、折った場所から16.2cmを測り右サイドも折り目を付けておきましょう。
横長封筒の作り方③:切る
用紙を広げ、手順2で折り目を付けた部分をカットします。
カットする場所は、折り目を付けた四隅の部分です。
封筒のフタになる部分も、手順1で上から2cmほどのところに付けた印で折った部分をカットしてください。
見た目をよくするために、フタの部分の角を斜めに切り落とします。
さらに次の手順でのり付けをするサイドの部分も、角をカットしておきましょう。
横長封筒の作り方④:のり付けする
最後にのり付けをします。
縦長の封筒と違って、横長封筒はのり付けをする場所は2カ所です。
余分な部分をカットした封筒をもう一度折り、封筒の形に整えます。
手順3で角を切り落としたサイドの部分にのりを付け、封筒本体に貼り付けましょう。
のりが完全に乾いたら横長封筒の完成です。
折り紙を使った封筒の作り方
ミニサイズの封筒を作るなら、折り紙を使うのがおすすめ。
折り紙ならかわいい柄が入っているので、封筒にしたときにもかわいらしい印象になります。
しかも作り方もとっても簡単!
のりさえあればすぐに作ることができますし、お子さんでも簡単に作れます。
折り紙で作る縦長タイプの封筒は、先に紹介した縦長封筒の作り方と同じです。
なのでここではより簡単に作れる横長タイプの封筒の作り方を紹介します。
好きな柄の折り紙を用意して、さっそく作ってみましょう。
- 中心部分に印をつける
- 折り目を付ける
- のり付けをする
- 折り目を戻して完成
折り紙を使った封筒の作り方①:中心部分に印をつける
折り紙の対角を合わせて、折り紙の中心部分に軽く折り目を付けて印をつけましょう。
両方の対角を合わせると簡単に中心に印をつけることができますよ。
折り目が封筒についてしまうのが嫌な場合は、鉛筆などで印をつけておくといいでしょう。
折り紙を使った封筒の作り方②:折り目を付ける
折り紙をひし形になるように置き、サイドの角を手順1で付けた印から1.5cmほどのところで折り目を付けます。
手前の角は手順1で付けた印よりも1cmほどはみ出すように折り目を付けます。
はみ出た角は両サイドの紙の端と重なった部分を内側に折り返し、封筒の内側に織り込みます。
上の角は手順1で付けた印まで折りましょう。
折り紙を使った封筒の作り方③:のり付けをする
手順2でサイドに折り目を付けた部分と、下の部分の折り紙が重なる部分にのり付けをします。
のり付けをする前に、重なる部分が1cmほどあるか確認しましょう。
のり付けするスペースが少ないと、封筒がきちんと付かずに中にお手紙を入れることができません。
重なる部分が少ない場合は、もう少し多めに折り返し重なる部分が1cm程度になるように調整してからのり付けしてください。
折り紙を使った封筒の作り方④:折り目を戻して完成
のり付けした部分が完全に乾いたら、下部分のはみ出した角の折り目を封筒の内側に折り、中に入れこみます。
これで折り紙封筒の作り方は以上です。
折り紙封筒は郵送などができませんから、ちょっとしたお手紙などを渡すときに使いましょう。
封筒の作り方のポイント
封筒の作り方はとても簡単で手順もシンプルですが、ちょっとしたポイントを押さえることで仕上がりがぐっときれいになるんです。
初めて封筒を手作りする人は、これから紹介する4つのポイントをしっかり押さえて、クオリティの高い封筒を作ってみてくださいね。
- きちんとサイズを測る
- 折り目はしっかりと付ける
- 切る部分を確認しながら作る
- のりは少なめがコツ
封筒の作り方のポイント①:きちんとサイズを測る
縦型や横型の封筒の作り方のときに紹介したように、きちんとした封筒の作り方で行う場合は、きちんとサイズを測ることが大切です。
縦型なら横9cm×縦22.5cm程度、横型なら横16.2cm×縦11.4cm程度が目安となります。
上下ともきちんと測ることでゆがみが減り、きれいな封筒を作ることができますよ。
封筒の作り方のポイント②:折り目はしっかりと付ける
どんな用紙で封筒を作るときでも、折り目はしっかりと付けることもひとつのポイントです。
折り目が甘いと封筒が完成した時に膨らみが出てしまったり、のり付けがしにくくなってしまったりすることがあります。
初めに軽く折り目を付けたら、仕上げにしっかりと強めに折り目を付けることできちんとした印象になりますよ。
封筒の作り方のポイント③:切る部分を確認しながら作る
封筒の作り方でもっとも重要なポイントといってもいいのが、切る作業。
切る場所を間違えてしまっては封筒になりませんし、作り方があっていても組み立てられなくなってしまいます。
切り取る場所をきちんと確認したうえではさみを入れ、まっすぐ切るようにしましょう。
封筒の作り方のポイント④:のりは少なめがコツ
のりの付け方も大切です。
スティックのりを使う場合は付けすぎることはあまりありませんが、水のりを使う場合は注意が必要です。
用紙が重なる部分からはみ出さないように、気持ち少なめののりを付け、よく伸ばしてから貼り付けるようにするとうまくいきますよ。
スティックのりを使う場合も、はみ出さないようにいらない用紙を挟むなどしてのり付けをしましょう。
おしゃれでかわいい封筒にするアイデア
作り方がとっても簡単な封筒ですが、シンプル過ぎるのは嫌ですよね。
せっかく作るなら、もっとかわいく、もっとおしゃれにアレンジしたい!という人は多いと思います。
封筒の作り方をマスターしたら、作り方にプラスワンの作業を追加してわいくアレンジしてみませんか?
おすすめのアレンジアイデアを紹介します。
- マスキングテープを使ってデコレーション
- フレークシールを使ってデコレーション
- はんこを押す
- 麻ひもなどを結ぶ
- ペーパーレースを内側に挟み込む
おしゃれでかわいい封筒にするアイデア①:マスキングテープを使ってデコレーション
作り方がシンプルな封筒は、マスキングテープでかわいくアレンジするのがおすすめです。
封筒のサイドや封をする部分に付けるのもいいですし、宛名部分を作ってもかわいく仕上がります。
マスキングテープを使えば自由にアレンジすることができるのが魅力ですね。
おしゃれでかわいい封筒にするアイデア②:フレークシールを使ってデコレーション
シンプルな封筒にはフレークシールを使うと、とってもかわいく仕上がります。
100均にもかわいいフレークシールがあるので、花や動物などお気に入りのデザインのシールでかわいくアレンジしてみてくださいね。
マスキングテープとフレークシールを組み合わせて使うと、華やかさが増しもっとかわいく仕上がりますよ。
おしゃれでかわいい封筒にするアイデア③:はんこを押す
封筒の隅や宛名を書く部分にはんこを押してもかわいいです。
はんこは消しゴムなどでオリジナルのはんこを作って使ってもいいですし、お気に入りのはんこを探して使うのもおすすめ。
宛名や郵便番号を書きこむ部分のはんこもあり、これを押すだけで一気にオリジナリティのある封筒に仕上がりますよ。
おしゃれでかわいい封筒にするアイデア④:麻ひもなどを結ぶ
封をした後に、カラフルで細い麻ひもや刺繍糸などでアレンジするのもおすすめです。
プレゼントのように十字に巻いてリボン結びをしたり、タッセルのように封筒の端から数本垂らしてもかわいく仕上がります。
郵送する場合はほかの郵便物の迷惑にならないように配慮する必要があります。
おしゃれでかわいい封筒にするアイデア⑤:ペーパーレースを内側に挟み込む
ペーパーレースを使うと、上品でかわいらしい印象の封筒を作ることができます。
横型の封戸に向いています。
作り方は簡単で、封筒のサイズに合わせてペーパーレースの横幅をそろえ、封筒の内側に入れます。
フタの部分から少しはみ出すようにのり付けをすれば完成です。
手作り封筒で郵送する場合は注意が必要
手作りの封筒で実際に郵送する場合は、いくつかの決まりがあるのでそちらも押さえておきましょう。
定形郵便といわれる郵便物のサイズは、最大で23.5cm×12cm、最小で14cm×9cmとなっていて、厚さは1cmまでです。
最大サイズを超えると定形外郵便となります。
最小サイズよりも小さいものは定形郵便として送ることはできませんので、ご注意ください。
料金は重さによって変わります。
サイズが小さくても中身が重い場合は、料金が増えますので心配な場合は郵便局で測ってもらいましょう。
アレンジ法も紹介しましたが、立体的なデコレーションをすると途中で取れてしまうこともあります。
郵送する場合はできるだけ平面でのデコレーションを楽しむようにしましょう。
おすすめのペーパークラフトの本
封筒作りもペーパークラフトのひとつ。
もっとペーパークラフトを楽しみたいという人におすすめしたいのが、こちらの本です。
紙だけを使って作ったとは思えないような、かわいらしいミニチュアフードの作り方がたっぷりと掲載されている本です。
細かい作業が多いですがペーパークラフト初心者でもわかりやすく、簡単に作ることができますよ。
お子さんと一緒にペーパークラフトを楽しんでもいいですし、大人の趣味として取り入れるのもおすすめです。
封筒の作り方は意外と簡単!
基本の封筒の作り方を紹介しましたが、テンプレートを利用しなくてもかわいい封筒を簡単に作ることができるんです。
パソコンやプリンターがないという人も、お気に入りの用紙を用意してかわいい封筒を作ってみてくださいね。
シンプルな用紙で作った場合は、そのあとのデコレーションまで楽しみましょう。
お子さんと一緒に作るのもおすすめです。