上履き入れの作り方【材料編】
上履き入れは、普通のバッグとは異なる形状をしています。
上履き入れを作るのに必要な材料について紹介します。
- 布
- Dカン
- アクリルテープ
- 紐
- 名前つけの布やアップリケ
上履き入れを作るのに必要な材料①:布
布はキルティングタイプを選ぶか、薄手で家庭科や学童用品で用いられることの多いオックス生地を選びましょう。
キルティングなら一枚でも十分丈夫ですが、オックス生地なら裏地をつけるのが無難です。
また、切り替えをつけたいときは、布が二種類以上必要になります。
簡単な方法としては、キルティング1枚で作るものがおすすめです。
上履き入れを作るのに必要な材料②:Dカン
一般的な上履き入れは、Dカンにアクリルテープを通して固定しています。
Dカンの代わりに、布を細く縫い合わせてパーツを作るDカンなしの方法もあります。
上履き入れを作るのに必要な材料③:アクリルテープ
アクリルテープとDカンをセットして上履き入れの持ち手を作ります。
上履き入れを作るのに必要な材料④:紐
巾着タイプの上履き入れなら、紐を使いましょう。
太めの紐を用いると、靴の出し入れがしやすいです。
巾着タイプの上履き入れは場所を取らないので、持ち物が多い中学生のように、コンパクトに上履き入れを携帯したい人におすすめです。
上履き入れを作るのに必要な材料⑤:名前つけの布やアップリケ
子供が小さいうちは必須の名前つけ。
白いアイロンプリントタイプの布や、アップリケを用意しましょう。
上履き入れの作り方【基礎編】
基礎的な上履き入れの作り方を紹介します。
- 材料を用意する
- 縫い合わせる
上履き入れの作り方【基礎編】①:材料を用意する
オックス生地で作る、裏地ありの上履き入れです。
上履き入れの表側の布2枚、裏地になる布2枚、Dカン、アクリルテープを用意します。
上履き入れの作り方【基礎編】②:縫い合わせる
表側の布を2つ並べて縫い合わせて、長い長方形状にします。
アクリルテープにDカンをつけたものを表布に合わせて、上に裏地をセットし、縫い付けます。
縫いつけるときは中表の状態にしておきます。
続いて、上履き入れの横脇を縫い付けます。
表布、裏地をそれぞれ縫います。
縫い終わったら、生地をひっくり返して返し口の処理をして完成です。
分厚い生地を使わなくても、オックス生地を2枚使えば丈夫なものができます。
手縫いだと、アクリルテープの部分を縫うことが難しいため、ミシンがあったほうが作りやすいです。
詳しい作り方は以下の動画を参考にしてください。
上履き入れの作り方【簡単編】
巾着タイプの上履き入れは、Dカンやアクリルテープをそろえなくても作ることができます。
紐と布のみで上履き入れを作りたい人におすすめの方法です。
- 材料を用意する
- 紐を通す部分を加工する
- 袋状に縫い合わせる
上履き入れの作り方【簡単編】①:材料を用意する
巾着タイプの上履き入れは、布1枚と紐のみでできます。
裏地なしで、アクリルテープなど厚みのあるものをぬいつけるわけでもないので手縫いでもできます。
上履き入れの作り方【簡単編】②:紐を通す部分を加工する
紐を通す部分は、布を折りたたんで縫います。
縦幅は靴の長さに10cm程度足した長さ、横幅は靴が2足分入る長さの2倍の長さに切っておきます。
たとえば、20cmの靴を使っている子供の場合だと、縦幅30cm・横幅40cm程度の長さに切り出します。
長方形の上から6cmの部分に印をつけ、1cm程度切れ込みをいれます。
切れ込み部分を内側に折りアイロンをかけます。
上の端を1cm程度内側に折り、アイロンをかけてから、切り込みのところまで折って再びアイロンをかけます。
ミシンで縫って紐を通す部分を作ります。
上履き入れの作り方【簡単編】③:袋状に縫い合わせる
中表に布を半分に折り、袋状に縫い合わせます。
ロックミシンがあれば、ほつれを防ぐように端ミシンをかけると良いでしょう。
巾着袋は上履き入れに限らず使い道が多いので、一度使い方を覚えてみるといいでしょう。
詳しい作り方は以下の動画を参考にしてください。
上履き入れの作り方【裏地編】
上履き入れには裏地をつけることができます。
裏地は強度を上げる目的だけでなく、かわいさアップのためにつけることもあります。
- 裏地にマジックテープを付ける
- マチをつけた袋状にする
- 表布と縫い付ける
上履き入れの作り方【裏地編】①:裏地にマジックテープを付ける
裏地にマジックテープをつけて置きたい場合は、最初につけておきます。
名前を書くタグも、このタイミングでつけます。
上履き入れの作り方【裏地編】②:マチをつけた袋状にする
表布と裏地を、別々に袋状にしておきます。
マチをつけるまで個別に進めます。
上履き入れの作り方【裏地編】③:表布と縫い付ける
表布と裏地を組み合わせ、仮どめします。
今回は、上履きを留める紐も布で作ります。
紐を上履き入れに差し込み、裏地・表布と一緒にぐるりと口の部分を縫います。
Dカンを買わなくても、このように布を細く縫い合わせる作り方もおすすめです。
詳しい作り方は以下の動画を参考にしてください。
上履き入れの作り方【キルティング編】
丈夫なキルティングを使えば、体育館シューズ入れのようながっちりした作りのものができます。
厚みがあるので、ミシンをかけて作るのがおすすめです。
- 布を切る
- 布の端をまつる
- パーツをつけて縫い合わせる
上履き入れの作り方【キルティング編】①:布を切る
同じ形の長方形に、2枚切り出します。
マチの分と、袋の口をしめる部分を考慮して大きめに切り出しましょう。
上履き入れの作り方【キルティング編】②:布の端をまつる
それぞれの布をロックミシンをかけておきます。
キルティングはほつれ安いので、端の処理は必須です。
ロックミシンがない方は、こちらの方法も参考にしてください。
ジグザグミシンがないときの後始末
上履き入れの作り方【キルティング編】③:パーツをつけて縫い合わせる
紐を仮留めし、マチを作り、縫い合わせます。
基本的な部分は、オックス生地を使った作り方と同じです。
詳しい作り方は以下の動画を参考にしてください。
上履き入れの作り方【切り替え編】
切り替えありの上履き入れだと市販品のような見た目になります。
丈夫なキルティングだとしても、切り替えをつけると引き締まった印象にできますよ。
- 布を選ぶ
- 底布と本体の布を縫い合わせてステッチをつける
- パーツをつけて縫い合わせる
上履き入れの作り方【切り替え編】①:布を選ぶ
布を選びます。
上履きの底を支える底布と、本体の布の2種類を選びます。
上履き入れの作り方【切り替え編】②:底布と本体の布を縫い合わせてステッチをつける
中表にして底布と本体の布を縫い合わせます。
折り目を指で開いてアイロンがけしてから表に返し、切り替え部分にステッチをつけます。
上履き入れの作り方【切り替え編】③:パーツをつけて縫い合わせる
あとは、基本的な上履き入れの作り方と同じです。
袋の端を縫い、パーツを組み込み袋の口を縫って完成です。
詳しい作り方はこちらの方法を参考にしてください。
上履き入れの作り方。切り替えデザイン
上履き入れは難しい?作った人の口コミを紹介
上履き入れを実際に作った人の、口コミや作品を紹介します。
なんと入学式前日に作ったというこの上履き入れ。
Dカンを使用したものですが、1日で無事間に合ったとのことです。
底の部分にマチがついているタイプの上履き入れでも、1日程度で作ることができると助かりますね。
4時間で上履き入れとお着換え入れを完成させたという人もいます。
手作り上級者だとフリーハンドで作ることもできるようです。
手作りだと、自分の好きな柄ですべての小物を揃えることができます。
マリメッコなどブランド物もこのとおり。
作った方はミシン初心者とのことですが、全部裏生地ありで作ってありお見事です。
こちらは、ループエンドやお名前つけの部分までこだわって作ってあります。
チェックの裏地や切り替えがかわいらしく、市販品以上に素敵なものに仕上がっています。
アップリケが個性的な、手作りならではの作品もあります。
手芸が得意という人は、デザインにこだわってみてはいかがでしょう。
使い勝手も重視したいところです。
キルティング加工の布だと、すべりが悪く靴を入れにくいという声も。
裏地にツルツルの素材を選ぶなどの気配りも大切なようです。
おすすめの裁縫本
上履き入れを手作りするのにおすすめの裁縫本を紹介します。
- 手作り初心者におすすめ
商品①:手作り初心者におすすめ
通園グッズを手作りしたいと考えている人におすすめです。
手作りのものを子供にプレゼントしたくても、それほど手作り経験はないという人に向けて、手作りのポイントを教えてくれます。
上履き入れは、裏地ありなし2タイプを掲載。
さらに、なにかと便利な巾着袋の作り方もわかります。
上履き入れの作り方に挑戦してみよう!
作り方が少し特殊な上履き入れ。
Dカンを使った昔ながらのタイプもあれば、巾着のように布と紐で簡単にできるタイプもあります。
レッスンバッグと上履き入れや給食袋など、すべて同じテイストで手作りする人もいます。
作りたい雰囲気をに合わせて材料を選んでください。
子供が使っている印象がある上履き入れですが、布などのデザインを選べば大人も使える素敵なものができます。
リバティ柄やマリメッコなどブランドのテキスタイルを使って、手作りしてはいかがでしょう。