効率的にサッシ掃除をするには
効率的にサッシを掃除するには、どれくらいの頻度でどの時期にするのが良いのでしょうか。
サッシ掃除の頻度は、基本的な掃除は月に1回、念入りな掃除は半年に1回くらいが目安です。
サッシ掃除の時期は、春や秋の暖かい日が良いとされています。
掃除をする際に窓を開けて作業をしますので、寒い冬場はおすすめできません。
また、梅雨時期は湿気が多く、サッシが結露しやすので控えるのが望ましいでしょう。
サッシ掃除の方法3つ
サッシ掃除は具体的にどのようなことをするのでしょうか。
ここからは、3つの項目に分けてご紹介します。
- 基本編
- 念入り掃除編
- カビ取り編
それでは、掃除方法を確認していきましょう。
サッシ掃除の方法1:基本編
基本編では、目立つ汚れを除いてから掃除機や水で流す方法についてご紹介します。
- 必要な道具を準備する
- 大きな汚れを取り除く
- 掃除機で汚れを吸う
- 水拭きする
この方法はサッシ掃除をちょっと面倒だなと思う方でも、準備するものも少なく手軽にできるのでおすすめです。
手順1:必要な道具を準備する
掃除に必要なアイテムは掃除機です。
固まった土汚れには爪楊枝やブラシ、さらに綺麗にしたいときには雑巾などがあると便利です。
大きな汚れがない場合には、掃除機のみで大丈夫です。
用途に合わせてアイテムを準備しましょう。
手順2:大きな汚れを取り除く
大きな汚れがある場合は、乾いた状態でサッシの汚れを取り除きましょう。
ブラシや爪楊枝を使うと、こびりついた汚れや隅にたまった細かい部分の汚れも綺麗にできます。
ゴミ・ホコリ・砂の汚れに、いきなり水や洗剤を使用すると頑固な汚れになり、余計に時間がかかってしまいますので、必ず乾いた状態でサッシ掃除をしましょう。
手順3:掃除機で汚れを吸う
手順2で砕いたこびりつき汚れを吸い上げるように、掃除機を使ってサッシ掃除をします。
サッシに沿わせながら掃除機をかけましょう。
手順3でもサッシは乾いた状態で掃除をしてください。
サッシが濡れている状態だと、掃除機が湿気を吸って故障の原因となります。
雨が降る場合も湿度が高くなりますので、晴れた日に掃除をするのが良いでしょう。
手順4:水拭きする
手順3で基本的には完了ですが、掃除機よりワンランク上の綺麗を目指す場合は、手順4として掃除機をかけた後に水拭きをします。
手順3までの基本的な掃除を行っていれば、洗剤は使わなくても水だけで十分綺麗になります。
サッシ掃除の方法2:念入り掃除編
念入り掃除編では、大掃除や日頃掃除できなくて汚れを溜めてしまったときなど、念入りに掃除したいときの方法についてご紹介します。
- 必要な道具を準備する
- 大きな汚れを取り除き掃除機をかける
- スポンジや雑巾で汚れをこすり落とす
- 水で洗い流す
- 乾拭きで水気を取る
基本編と比べて、手順も準備する道具も多いですが、その分サッシがとても綺麗になります。
時間がある際は、是非この方法を試してみてください。
手順1:必要な道具を準備する
念入りに掃除をする場合には、次のアイテムを準備するのがおすすめです。
- 爪楊枝やブラシなど
- 掃除機
- スポンジ、雑巾、定規
- ペットボトル
- 乾いた雑巾
雑巾は乾いたものと、濡らしてもよいものを2枚用意しましょう。
手順2:大きな汚れを取り除き掃除機をかける
基本の掃除編の、手順2・3を行って、大きな汚れを取り除くようにサッシ掃除をしましょう。
ここでの注意も基本編と変わらず、必ず乾いた状態のサッシで掃除をすることが大切です。
手順3:スポンジや雑巾で汚れをこすり落とす
手順2によって大まかな汚れが取れていますが、より綺麗に仕上げるためにサッシをスポンジや雑巾を使用して汚れをこすり落とします。
ここで洗剤を使用する必要はありません。
定規を使ったサッシ専用の水拭き雑巾を作成すると、サッシの三面を効率的に拭けるようになります。
作り方は、固く絞った雑巾を定規に巻いて、サッシに深く差し込んで捻るだけです。
捻ることで、底の面、左右の縦面の三面を一気に掃除することが可能です。
手順4:水で洗い流す
手順3で汚れをこすり落としたら、ペットボトルを使って外壁側に洗い流すようにしましょう。
水拭きよりペットボトルで水を流す方が、綺麗に仕上がります。
ペットボトルを使えば、バケツを使用することなく手軽に掃除ができます。
手順5:乾拭きで水気を取る
手順4で濡れたサッシを、乾いた雑巾で念入りに拭きあげてください。
カビは水分が原因で発生しやすくなります。
しっかりと乾拭きをしてあげることで、カビが発生するのを抑制できるでしょう。
サッシ掃除の方法3:カビ取り編
サッシは湿気や結露によってカビが生えやすい場所です。
念入り編でも取れない汚れは、カビである可能性が高いでしょう。
カビ取り編では、2種類の掃除方法をご紹介します。
- 重曹とクエン酸を使う場合
- 片栗粉と漂白剤を使う場合
メリット・デメリットに留意して、どちらが良いか判断するのがおすすめです。
重曹とクエン酸を使う場合
掃除方法は、次の4つの手順です。
- 重曹とクエン酸を1:1で混ぜ合わせる
- サッシのカビにふりかけて少量の水を垂らす
- 30分置く
- 水拭き、乾拭きして完成
メリットは、重曹とクエン酸はサッシ掃除以外の掃除や、料理に幅広く使用できることです。(料理は食用に限ります)
デメリットは、30分置く必要があることです。
後述の片栗粉と漂白剤を使用した場合は、5分の置き時間で済みます。
片栗粉と漂白剤を使う場合
掃除は4つの手順で行います。
- 台所の液体漂白剤20㏄と片栗粉20gを粘り気がでるまで混ぜ合わせる
- ペースト状のカビ取り剤を塗り広げる
- 5分置く
- 水拭き、乾拭きして完成
メリットは、塩素系漂白剤を片栗粉でペースト状にすると汚れに密着して、カビの奥の根まで届くことによって汚れ落ちが良くなることです。
デメリットは、漂白剤を使用しているため、クエン酸等の酸性と混ざると、有害なガスが発生することです。
また、漂白剤は強力な薬剤ですので、手荒れの可能性があります。
必ずゴム手袋を装着しましょう。
サッシ掃除の注意点
ここでサッシの材質に着目してみましょう。
サッシの材質は3つのタイプが多く使われています。
- 木材サッシ
- アルミサッシ
- 樹脂サッシ
それぞれの材質に合わせて、掃除する際に使えるものと使えないものがあります。
木製サッシは、掃除機や雑巾は使用可能ですが、ブラシや爪楊枝、クエン酸、重曹、漂白剤などは使用できません。
木は摩擦に弱いためブラシや爪楊枝を使うと、毛羽だってしまいます。
また、水分に弱いため、ペットボトルで水を流すと、木が水を吸って腐ってしまいます。
アルミサッシは、掃除機や雑巾、ブラシ、爪楊枝、クエン酸、重曹、ペットボトル、スポンジ、定規は使用できます。
一方で漂白剤の使用はできません。
アルミニウムにアルカリ性の漂白剤を長時間つけておくと、黒く腐食してしまいます。
皮膜のおかげでクエン酸や重曹の弱い酸アルカリでは腐食しませんが、重曹には研磨効果があるので強くこすらないようにしましょう。
樹脂サッシは、注意すれば特に使用できないものはありません。
酸やアルカリに強い素材のため、カビ取り編でご紹介した片栗粉と漂白剤で作るカビ取り剤も使用することができます。
ただ、樹脂は柔らかい素材のため、ブラシや定規を使用する際は傷にならないよう注意しましょう。
意外と簡単な!効率的にサッシ掃除をしよう!
サッシ掃除を3編に分けてご紹介しました。
サッシの材質によっては使えないものもありましたが、基本編は全ての材質のサッシで試せます。
掃除機だけでいいと思うと手軽に感じますよね。
部屋を掃除するついでに、サッシにも掃除機をかけてあげるだけで綺麗をキープできます。
固い汚れをどうしたら簡単に落とせるのかと考える方もいると思います。
爪楊枝、ブラシ、定規等を駆使して効率的にサッシ掃除をしましょう。
意外と簡単にできて、綺麗なサッシを見るとすっきりした気持ちになりますよ。