防災頭巾が必須アイテムになっている小学校もある
「地震大国日本」と言われるほど日本は地震が多い国です。
近いうちに大きな地震が来るとも言われていますよね。
そんな非常事態に備え防災頭巾が必須アイテムとなっている小学校もあります。
防災頭巾の大きな役目はもちろん「頭を守る」ことです。
災害時には上から物が落ちて来ることもありますよね。
気付いて避けることができればいいのですが災害時はなかなかそんな余裕はありません。
そう言った時に防災頭巾を被っておくと衝撃も少なくなります。
また季節によっては夜中冷え込む事があるので防寒として使うこともできるのでとても便利ですね。
使わない時は座布団として椅子の上に置いたり背もたれとして使うことのできるカバー式防災頭巾というものもあります。
カバー式防災頭巾に必要な材料
カバー式防災頭巾はお店で購入することもできます。
しかし保育園や小学校に持っていくのであればしっかり子どもの頭のサイズに合った物や子どもの好きなデザインの物を持たせてあげたいですよね。
そこで子どもの頭のサイズに合うよう作ってみませんか?
まずはカバー式防災頭巾を作るにあたって必要な材料を見ていきましょう。
- 背もたれタイプのカバー式防災頭巾
- 座布団タイプカバー式防災頭巾
では具体的に見ていきましょう。
背もたれタイプのカバー式防災頭巾
生地110㎝×70㎝、バイアステープ270㎝、面ファスナー幅5㎝を2セット。
小学校の椅子の背もたれにはめることができるサイズのカバー式防災頭巾です。
座布団タイプカバー式防災頭巾
生地100㎝×100㎝、面ファスナー10㎝×2本、平ゴム3㎝×48㎝。
園児が使用する座布団サイズのカバー式防災頭巾です。
防災頭巾におすすめの生地は?
カバー式防災頭巾におすすめの生地と言えば強い生地が良いのはイメージできますがその他にどのような点に注意して購入すると良いのでしょうか?
そこでカバー式防災頭巾におすすめの生地を紹介します。
- 耐久性に優れた生地
- 肌触りの良い生地
- リバーシブル
- 光る素材
それでは具体的に見ていきましょう
耐久性に優れた生地
カバー式防災頭巾は耐久性に優れたデニム素材やナイロン素材がおすすめです。
小学校の必須アイテムとなっている場合は6年間使うことになりますよね。
そのため何度も洗う機会があるので耐久性のあるしっかりしたものが良いです。
肌触りの良い生地
実際にカバー式防災頭巾として使用した時に肌触りが良いものに越したことはありません。
また防災頭巾として使用しない時でも座布団として使用するのでやはり肌触りの良いものがいいですよね。
リバーシブル
カバー式防災頭巾の色はリバーシブル、できれば片面だけでも濃い色をおすすめします。
小学校の6年間使うとなると色や柄にも飽きてきますし汚れも目立ってきますよね。
そう言った時リバーシブルだと色の変化があり飽きがきにくくなります。
また濃い色だと汚れが目立ちにくいですよね。
光る素材
災害時は停電になる可能性も十分に考えられます。
停電のことを想定し蓄光プリント柄の布を選ぶと真っ暗になっても探しやすくなります。
蓄光プリント柄がない場合は蓄光ペンで布に柄を描くか、光る物をつけておくのも良いですね。
災害時はなるべく目立つようにしましょう。
カバー式防災頭巾の作り方
小学校で使用するサイズのカバー式防災頭巾の作り方を紹介します。
簡単な作り方なので是非挑戦してみてください。
カバー式防災頭巾の作り方
- 生地を裁断する
- 2つを縫い合わせる
- バイアステープで縫う
- 面ファスナーをつける
- 袋部分を縫う
- 仕上げのバイアステープを縫う
では具体的に作り方を見ていきましょう
生地を裁断する
まずは生地をふた用50㎝×50㎝と袋用62㎝×50㎝にカットします。
ここでの作り方のポイントはふた用の両端は丸くカットすると仕上がりがかわいくなります。
2つを縫い合わせる
それぞれ2枚の生地の裏側にし、ふた用生地の上に袋用生地を重ねしっかりと2回ミシンをかけましょう。
バイアステープで縫う
生地の表を上にしそれぞれの生地の下側をバイアステープで包み縫います。
バイアステープとはバイアス布を使用しやすいように細くテープ状に切って折ったり芯を入れるなど加工したものを指します。
面ファスナーをつける
袋用生地の下の部分を上に一度折り返します。
ふた部分と袋用部分に2ヵ所面ファスナーをつけましょう。
面ファスナーとはマジックテープの正式名称です。
袋部分を縫う
袋部分の両端をしっかり縫い付けます。
3枚の生地が重なり少し固めですがミシンで丁寧に縫っていきましょう。
仕上げのバイアステープを縫う
ふたの部分の周囲と両端にバイアステープを縫いつけたら完成です。
補強したい部分にはしっかりミシンをかけましょう。
作り方を見ながらだと意外と簡単にできそうですよね。
自己流だと見落としもあるかもしれないので最初は作り方をしっかり見ながら作りましょう。
YouTubeでも作り方の動画があるので参考にしてみてください。
また100均の座布団を使って簡単にできる作り方もあります。
カバー式防災頭巾の作り方のポイント
いざという時にきちんと使う事ができるように作り方のポイントなどはあるのでしょうか?
作る際に「ここに注意した方が良い」と言うのがあれば知っておきたいですよね。
そこでカバー式防災頭巾の作り方のポイントを4つ紹介します。
カバー式防災頭巾の作り方のポイント
- 布周囲はジグザグ縫い
- 両角は丸くカット
- しっかり縫い付ける
- ミシンで丁寧に縫う
では具体的に作り方のポイントを見ていきましょう。
布周囲はジグザグ縫い
作り方のポイント1つ目はジグザグ縫いをする。
皆さん一度は布がほつれているのを目にしたことがありますよね。
その布のほつれを防止するのがジグザグ縫いです。
ジグザグ縫いをすると完成した時も綺麗に見えるのでおすすめです。
両角は丸くカット
作り方のポイント2つ目は角を丸くする。
カバー式防災頭巾は機能性が重要なのはもちろんですができればデザインや見た目もかわいい物がいいですよね。
カバー式防災頭巾の作り方の時にも触れましたが角を丸くカットするとかわいく見えます。
しっかり縫い付ける
作り方のポイント3つ目はしっかり縫い付ける。
カバー式防災頭巾の生地は耐久性のあるものが良いとお話ししました。
しかし生地だけ耐久性があっても縫い付けがしっかりしていなければ意味がありません。
耐久性のある生地をしっかりと縫い付けることで強度が増します。
ミシンで丁寧に縫う
作り方のポイント4つ目は丁寧に縫う。
カバー式防災頭巾を毎日学校に持って行っているとどうしても背もたれの部分がボロボロになってきますよね。
ボロボロになりやすい部分や傷みやすい部分にはミシンで丁寧に何度か縫うと補強されます。
作る際に前もって補強しておくと良いですね。
おすすめの通園通学グッズの作り方を紹介している本
子ども達が保育園や幼稚園に入園する際に手作りの手提げを作るように説明される事があります。
裁縫が得意であれば問題ないのですが、全てのお母さんが得意だとは限りません。
作り方を見ても思うように作る事ができず悩んでいるお母さんもいるのではないでしょうか?
そのような時におすすめなのが今回紹介している本です。
通園通学時に使うグッズの基本の作り方が分かりやすく写真で説明されています。
レッスンバッグやランチ袋、シューズ入れ、スモックなど全68アイテムの作り方がこちらの一冊に掲載されているのでとても便利ですよね。
手作りのグッズなら子ども達も大喜びするのではないでしょうか。
是非こちらの本を片手に作り方を見ながら挑戦してみませんか?
日頃から備える
災害はいつ誰の身に起きてもおかしくありません。
今は様々な防災グッズが売られているので日頃から備えておきましょう。
また持病があり薬を常用している人は定数を決め防災グッズの中に入れるか、余分にもらえるようならもらって防災グッズの中に入れておくと良いですね。
災害時のあらゆる場面を想像し備えることは重要ですがあれもこれも入れると重くなり、いざという時に持ち出せないので気をつけましょう。
食料品は賞味期限が過ぎないようにし、取り出したら補充するのを忘れないようにしてください。
最低3日分の食料を準備しておくと良いのではないでしょうか。
必要な時にきちんと物品が揃っていて使えなければ防災グッズの意味がないので、月に一度は防災グッズの点検日を作るといいですね。