スマートレターとは
スマートレターというのは、日本郵便のサービスの一つです。
A5サイズまでの小さなものを、2cmまでという厚みの制限、1kgまでという重量制限はあるものの、日数がさほどかからず日本国内に送ることができます。
嬉しいのは、送料が全国一律料金だということ。
たった180円でスマートレターを送ることができるという優れものなのです。
更に、スマートレターのメリットは、信書も同封可能というところ。
伝票類などビジネス書類を送る時にも活用できます。
痒い所に手が届くサービスがスマートレターなのです。
スマートレターは土日祝日を挟むと配達日数が変わる?
スマートレターは土日祝日の配達は行っているのでしょうか?
残念ながら、現時点では日曜祝日の配達には対応していません。
今のところ、スマートレターは平日と土曜日のみの配達となっています。
そのため、日曜祝日を挟むと配達日数が変わってきますので、お手元に届くまで日数がかかるのは嫌という方は、発送日と目安の日数にご注意くださいね。
昨今では配達業者の負担軽減と人員確保に向けて、各社、サービスの見直しを随時行っていますので、今後日本郵便も配達可能日を変更する可能性があります。
そうするとまた配達日数が変わってしまいますので、要注意ですね。
スマートレターの各地への配達日数
各地への配達日数の目安
発送した場所 | 届け先 | 正午までに投函した場合の日数 | 17時までに投函した場合の日数 |
---|---|---|---|
関東 | 北海道 | 翌日 | 翌々日 |
東北 | 翌日 | 翌々日 | |
関東 | 翌日 | 翌日 | |
関西 | 翌日 | 翌々日 | |
九州 | 翌日 | 翌々日 | |
沖縄 | 翌日 | 翌々日 | |
関西 | 北海道 | 翌々日 | 翌々日 |
東北 | 翌々日 | 翌々日 | |
関東 | 翌日 | 翌々日 | |
関西 | 翌日 | 翌日 | |
九州 | 翌々日 | 翌々日 | |
沖縄 | 翌日 | 翌々日 | |
北海道 | 沖縄 | 翌々日 | 翌々日 |
スマートレターは、定形外の普通郵便と同じ取り扱いになっています。
基本的には、普通郵便と同じ配達日数でお手元に届きます。
ポイントは、「正午までに出したものは翌日配達」「17時までに出したものは翌々日の配達」であること。
ただし、離島などに送る場合や、日曜祝日を挟む場合にはこの日数ではありません。
(上の表は、県庁所在地から県庁所在地までの配達日数を参考に作成しています)
また、速達といった配送のオプションはつけられないため、あくまでもこちらの配達日数は目安でしかありません。
そのため、日数にはご注意くださいね。
心配な方や、送り先までどのぐらい日数がかかるのか具体的に知りたいという方は、日本郵便のホームページで配達日数を調べることができますよ。
配達日数を調べる
スマートレターをより速く送るポイント
「配達日数を少しでも短くしたい」という方もいらっしゃいますが、残念ながら、スマートレターには速達などの配達オプションをつけることができません。
そういったオプションがつけられなくても、最短日数でスマートレターを送る方法をご紹介しますね。
- 投函は木曜日まで
- 投函は正午まで
- 投函は地域の中央郵便局で
ポイント①:投函は木曜日まで
「今週のうちに最短日数で届けたい」という荷物もありますよね。
これまでにも説明した通り、スマートレターは日曜祝日の配達を行っていません。
例えば土曜日、つまり週をまたがずに届くのと、日曜日を挟んで翌週月曜日、つまり次の週にまたいでしまうのとでは、2日も日数をロスしてしまいます。
スマートレターの配達日数の目安は翌々日。
週末ぎりぎり、土曜日に届くと想定して日数を逆算すると、投函のリミットは木曜日です。
土曜日が祝日という場合は、日数を逆算するとその週の水曜日が投函のリミットになりますので、ご注意くださいね。
ポイント②:投函は正午まで
木曜日までに投函すれば最短日数といっても、気を付けなければならないポイントがあります。
ポストの集荷時間です。
木曜日の夕方や夜に街中のポストに投函しても、集荷が一日に一回で、次は明日の朝……ということもありえますよね。
午前中、正午までに集荷があるポストに投函するようにしましょう。
心配な方は、最寄りの郵便局の中にあるポストに正午までに投函すれば、間違いなく短い日数になるでしょう。
ポイント③:投函は地域の中央郵便局で
上の項目で集荷時間に触れましたが、正午ぎりぎりでもここで投函すれば最短日数で大丈夫、というところがあります。
それは、地域の中央郵便局です。
地域の郵便物が集約される郵便局ですから、街中のポストに投函した郵便物も、ここに集められます。
ここに正午までに投函すると、配達日数が短いですよ。
郵便局にも種類がありますので、地域で一番大きな郵便局、例えば24時間対応の窓口があるところを探してみてくださいね。
スマートレターの送り方
全国の郵便局または一部のコンビニで、スマートレターの封筒を購入。
180円で買えます。
購入したスマートレターに宛名を書いて、中に送るものを入れて封をします。
スマートレターを最寄りのポストや郵便局に投函します。
その際、切手を貼る必要はありません。
なお、スマートレターは国内向けのサービスのため、海外に向けて送ることはできません。
また、スマートレターに追跡サービスをつけることはできませんし、配達途中で荷物が壊れたり紛失したりした場合も、損害賠償を受けることはできません。
スマートレターの受け取り方
スマートレターで送られてきた荷物は、基本的に、送り先(自宅や会社など)住所の郵便受けに届きます。
スマートレターは普通郵便と同じ扱い、日数なので、受け取りにあたっても、特に受取人のサインなどは必要とされません。
そのため、気づいたら郵便受けの中にスマートレターが入っている、ということもありえますね。
その他、郵便局留めでスマートレターを受け取ることもできます。
その場合の手数料は無料です。
こちらも、普通郵便と同じですね。
スマートレターで送れるもの・送れないもの
ちょっとしたものを送るのに便利なスマートレター。
では、スマートレターで送れるものと送れないものは何かを、みていきましょう。
送れるもの
厚さ2センチまで、大きさはA5サイズまでという制限を満たせば、スマートレターで以下のようなものを送ることができます。
文庫本、CDやDVD、文房具、携帯用アクセサリー、ハンカチ、靴下などの雑貨。
請求書や証明書、受取人の名前が書かれた書類、手紙などの信書も同封できます。
ちょっとしたプレゼントにメッセージカードや手紙をつけたいという方には、スマートレターは便利ですね。
壊れないよう緩衝材で何重かに包んだりすると、すぐ厚さが2センチを超えてしまいますので、ご注意ください。
送れないもの
割れもの(ガラス、陶磁器など)、壊れやすいもの(精密機器など)、生もの、生き物、現金、貴重品、危険物などは、スマートレターで送ることができません。
スマートレターには損害賠償がないので、割れやすいものや壊れやすいもの、一点ものなど、保障がないと万一の時に困るものは送ることができないのです。
スマートレターではなく、きちんと保障がつく方法で送った方がいいでしょう。
生ものや生き物が送れないのは、スマートレターだけではありませんね。
宝飾品などの貴重品もNGです。
小さいからダイヤのピアスをスマートレターで送る……なんていうことはできませんので、ご注意くださいね。
スマートレターとその他の送り方との比較
スマートレター | クリックポスト | 定形外郵便 | ゆうメール | レターパックライト | レターパックプラス | 宅急便コンパクト | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
料金 | ¥180 | ¥185 | \120~ サイズと重さによって変わる | \180~ 重さによって変わる | ¥360 | ¥510 | ¥594 |
サイズ、厚さ | A5(25cm×17cm)、2cm以内 | 34cm×25cm以内、3cm以内 | 規格内:縦34cm×横25cm×厚さ3cm、規格外:4kg以内 | 縦34cm×横25cm×厚さ3cm以内 | A4サイズ(34cm×24.8cm)以内、厚さ3cm以内 | A4サイズ(34cm×24.8cm)以内、または縦20cm×横25cm×厚さ5cm以内 | |
重さ | 1kg以内 | 4kg以内 | 上限なし | ||||
土日祝日の配達 | 日曜祝日の配達はなし | 配達あり | 日曜祝日の配達はなし | 配達されないが、速達などのオプションをつければ配達可。 | 配達あり | ||
配達にかかる日数 | 普通郵便と同じ日数 | 陸送のため、離島は日数がかかる | 普通郵便より日数がかかる | 普通郵便と同じ日数。速達は1日。 | 普通郵便と同じ日数 | 宅急便と同じ日数 | |
メリット | 街中のポストに投函OK。全国一律料金。信書も同封できる。 | 追跡サービスがある。自宅で料金の支払い手続きができる。 | 配送料が安く済む。街中のポストに投函OK。 | CD、DVDや冊子にした印刷物を安く送ることができる。街中のポストに投函OK。冊子を筒状にしても送れる。 | 追跡サービスがある。 | 追跡サービスがある。サイズと重さが規定内なら、厚さは3cmを超えてもOK。速達と同等の日数。 | 配達の日時指定ができる。最短日数。 |
デメリット | 配達日時の指定はできない。保障、追跡サービスがない。 | Yahoo JAPAN IDがないと利用できない。オプションサービスがない。 | 補償がなく、オプションで追加すると高くなる。追跡サービスがない。配達日数がかかる。 | 損害賠償がなく、オプションで追加する。信書が同封できない。 | 街中のポストに投函OKだが、厚いと投函できない。速達などのオプションを追加できない。 | 対面手渡しなので、不在時は再配達で日数がかかるかもしれない。 | 損害賠償は荷物1つにつき税込3万円まで。発送受付できるコンビニは一部のコンビニのみ。 |
クリックポスト
クリックポストは日本郵便のサービス。
CD、DVDや本など、ちょっとした荷物を全国一律料金で送れます。
利用にはYahoo JAPAN IDが要ります。
支払もYahoo!ウォレットになるため、ヤフオクの利用に便利ですが、メルカリなどにも利用できます。
定形外郵便
定形外郵便も日本郵便のサービス。
定型郵便の規定を超える大きさや重さの荷物を送ることができます。
軽いものを送るには安く送れますが、100gを超えるとスマートレターより高くなりますので、送るものの大きさや厚み、重さで総合的に判断する必要がありますね。
日数がかかるのがネック。
ゆうメール
印刷物を安く送るには、日本郵便のゆうメールが便利。
以前は冊子小包という名前のサービスでした。
内容物を郵便局側で確認するため、封筒に「ゆうメール」と書き、封筒の端を切っておかなければなりません。
レターパックライト
追跡サービスがついた、全国一律料金のサービスなら、レターパックがおススメ。
レターパックライトは郵便受けにお届け。
レターパックプラス
郵便受けではなく、対面で手渡しして受領印をもらいたいという場合は、レターパックプラスで送るといいですね。
大切なものを送るときに便利ですよ。
厚さの制限もなく、専用封筒に入るだけ詰められます。
配達日数も速達並み。
宅急便コンパクト
日本郵便ではなく、ヤマト運輸のサービスが宅急便コンパクト。
宅急便という名前がつくだけあって、配達日時も指定でき、通常の宅急便と同じ日数で届きます。
スマートレターが買える場所
スマートレターの専用封筒は、全国の郵便局と、全国の一部のコンビニエンスストアで購入できます。
コンビニは、ローソン、ミニストップ、サークルKサンクス、セイコーマートです。
この他にごく一部のセブンイレブンでも購入できますが、店舗によって異なるため、取り扱いがあるかどうかはお店で実際に確認してみた方がいいですよ。
あるかどうかわからないのでは心配、という方は、店舗数も多いローソンや、近くにミニストップがあれば、そちらで確実に購入するのをおススメします。
スマートレターを安く買える方法がある?
スマートレターの専用封筒は、全国一律180円と安価ですが、もっと安く購入したい場合にはどうしたらいいでしょうか。
お近くに金券ショップがあれば、お店を覗いてみるのがいいでしょう。
5円から10円程度、安く販売されていることがあります。
お近くにミニストップがあるという方は、現金ではなく、WAONで180円を払うことができます。
WAONのポイントがたまっていれば、全額ポイントで支払ったり、一部をポイントで使ったりできますので、他で購入するより安上がりですね。
ネットで買えるおすすめの梱包材
スマートレターや他のサービスを使って荷物を送る時、品物に傷をつけないように梱包しますよね。
ネットで買える、何かいい緩衝材をお探しの方へ、おススメはこちら。
既にA5サイズにカットしてあるため、CDなどを入れて封をするだけなので、面倒な手間がかかりませんし、自力でカットするより見た目もきれいです。
いわゆるぷちぷちを使っていますが、自分でカットして何枚も重ねて……とやっていると、すぐに厚みが規定外になってしまいますよね。
こうした便利グッズを活用してみてくださいね。
スマートレターでまごころを送ろう
配達日数も普通郵便と同じ。
だけど安く送れるのがスマートレター。
スマートレターを活用すれば、フリマアプリやネットオークションにも便利ですし、家族や友人の誕生日やお祝いに、ちょっとしたプレゼントをメッセージと一緒に送ることができますよ。
お祝いごとに、小さなプレゼントやメッセージが届いたら、ほっこりしますよね。
スマートレターで、あなたの温かな気持ちを送ってみませんか。