ゆうパックとは?
そもそもゆうパックとは、どういったサービスなのでしょうか。
ゆうパックとは、日本郵便が提供している荷物運送サービスの1つです。
クロネコヤマトや佐川急便の荷物配送サービスと同じように、全国各地、また、世界各国へと荷物を発送することが出来ます。
普通郵便とは異なる輸送体系で発送されているので、普通のハガキや封書よりも少し早く届くことが多くなっています。
また、全国の郵便局やコンビニから荷物を発送することが出来るので、送り方も窓口の人に聞きやすく、手軽に使えるのではないでしょうか。
国内における荷物配送業務のシェア率は、2014年の段階で、ヤマト運輸、佐川急便に次いで第3位となっています。
ゆうパックの基本の送り方
改めて、ゆうパックの基本的な送り方をおさらいしておきましょう。
なお、今回は自分で持ち込んで、発払いをする場合の送り方をご紹介します。
- 荷物を箱などに詰める
- 荷物を郵便局・コンビニに持参する
- 送り状を書く
- 送り状を渡して、時間指定などがあれば伝える
- 料金を支払う
- 控えを受け取る
①:荷物を箱などに詰める
まずは、相手へ送るものをしっかり荷造りしましょう。
ここで失敗してしまうと、送り方に関わらず荷物の配送中に中身が破損してしまう可能性があります。
特に割れ物を送る場合は、緩衝材で送るものを包んだり、袋や箱の隙間を詰めたりして、ガタガタしないようにして送りましょう。
また、料金は荷物の大きさと重さによって決まりますので、可能な限り梱包を小さくして送ると、料金を節約する送り方が出来ます。
梱包用のダンボールや紙袋などは、郵便局の窓口でも買うことが出来ますよ。
ダンボールについてはこちらの記事で詳しくご紹介しているのでぜひご覧ください!
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②:荷物を郵便局・コンビニに持参する
荷物を梱包したら、郵便局やコンビニへ持ち込みます。
最寄りの郵便局があいていない夜間や土日祝日は、コンビニへの持込が便利な送り方ですね。
現在、ゆうパックを取り扱っているのは、ローソン系列、ミニストップ、セイコーマートです。
自分で持っていけば送り方に関わらず持込割引を受けることが出来ますので、近くに郵便局やコンビニがある人は、集荷依頼よりも自分で持ち込む送り方がお得です。
また、今はアプリを使ってよりオトクな割引を実現する送り方もありますので、これらを活用してより安く荷物を送りましょう。
③:送り状を書く
受付をしてくれる窓口へ持ち込んだら、送り状を書きましょう。
郵便局等で事前にもらっておいて、自宅で書いて持ってきてもOKです。
送り状は、発送する側が送料を支払う元払いと、受け取る側が送料を支払う着払いがあります。
コンビニでも両方の送り状を取り扱っていますので、送り方と送り状が合っているかどうか、確認してから書き始めましょう。
④:送り状を渡して、時間指定などがあれば伝える
送り状を書き終わったら、荷物と一緒に渡しましょう。
時間指定や割れ物など、送り方に関して何か注意事項があればこの時に伝えられます。
受付をしてくれた人が荷物へ送り状を貼って、大きさや重さ、送り先などを確認してくれます。
⑤:料金を支払う
料金が確定したら、その金額を支払いましょう。
郵便局の場合は、現金や切手での支払いが可能となっています。
また、後納や別納などもありますが、クレジットカードでの支払いは出来ません。
コンビニであれば、現金やクレジットカード、電子マネーなどでの支払いが可能になります。
それぞれにメリット・デメリットがありますので、自分の送り方や支払い方に応じて選ぶことが出来ますね。
⑥:控えを受け取る
料金まで支払ったら、送り状の一番上を控えとして受け取ります。
荷物を預けた、送料を支払ったという証拠になりますので、相手に荷物が届くまでは紛失せずに保存しておきましょう。
また、今は送り状に追跡番号が記載されていますので、パソコンやスマートフォンを使って、荷物の配送状況を調べることが出来ます。
コンビニからもゆうパックが送れる
上の項目でも少し触れましたが、今は郵便局だけでなく、コンビニからもゆうパックを送ることが出来ます。
ゆうパックを送ることが出来るのは、ローソン、ローソン100、ミニストップ、セイコーマートです。
荷物の送り方は、郵便局と同じ流れです。
コンビニから送ることが出来るサイズは重さも含めて決まっており、極端に大きなものや重たいものをコンビニから送ることは出来ません。
事前に各コンビニのホームページ等で確認してから持ち込みましょう。
コンビニは原則として24時間営業ですし、支払いにクレジットカードや電子マネー、クオカードも使えますので、郵便局と一緒に活用することで、より多様な送り方を選択することが出来ます。
荷物を持ち込めば持込割引も適用されますし、スキーやゴルフゆうパックなどの送り方にも対応していますので、仕事で平日の日中に家にいない人は、コンビニも積極的に活用してみましょう。
伝票の書き方や貼り位置に決まりはある?
ゆうパックの送り状の書き方について、改めて見ていきましょう。
基本的には枠内の情報を正確に埋めていきます。
送る相手の住所や氏名は勿論、電話番号までしっかり記入しましょう。
また、自分の住所や氏名も省略せず、読みやすい文字ではっきり書き記します。
事前に配送希望日や配送希望時間がある場合は、規定の枠内にしっかり記載しておきましょう。
特に希望がなければ「希望しない」に丸をつけておけばOKです。
加えて、荷物の中身もなるだけ具体的に記載しておきましょう。
特に遠方の場合は飛行機を使う可能性もあり、中身が明確でないと断られてしまうかも。
「日用品」「雑貨」「食品」と書くと、詳細を尋ねられるかもしれません。
伝票を貼るのは、箱の上など、最も見やすい位置です。
貼り方や場所が不安な人は、荷物と一緒に持ち込めば貼ってもらえますよ。
特に箱ではなく紙袋などに入れて送る場合は、送り状にハンコを押しにくかったりすることがあるので、貼らずに一緒に渡すのが無難です。
ゆうパック料金一覧
ゆうパックを送る際の基本料金をまとめました。
なお、下記は東京から各地域へ送る際の最低料金です。
詳細な料金はゆうパックのホームページから、地域や送り方ごとに確認することが出来ますので、送る前に確認してみましょう。
送り先→お届け先 | サイズ | 料金 |
---|---|---|
東京→東京 | 60サイズ | 800円 |
東京→東北、関東、信越、北陸、東海 | 60サイズ | 850円 |
東京→北海道 | 60サイズ | 1280円 |
東京→近畿 | 60サイズ | 950円 |
東京→中国、四国 | 60サイズ | 1080円 |
東京→九州 | 60サイズ | 1280円 |
東京→沖縄 | 60サイズ | 1330円 |
60サイズは、縦、横、高さの合計が60センチ以下、重さが25キロ以下のものとなっています。
箱などのサイズが大きくなると、距離と共に料金が上がっていきます。
また、ゆうパックを着払いで送る場合も、上記の基本運賃で送ることが出来ます。
郵便と違って手数料はかかりませんので、送り方で料金が変動することはなさそうです。
おすすめのゆうパック関連本
ゆうパックに関する関連本をご紹介します。
近年はオークションに代わって、メルカリなどのフリマアプリを使う人が増えており、知らない人へ荷物を発送する機会が増えた人も多いのではないかと思います。
送り方でトラブルにならないよう、また、自分の出品したものが売れ残らないよう、発送に関しても気を配りましょう。
この本には送り方のポイントのみならず、より安く送る指針となる「厚さ測定スケール」「梱包サイズ早わかりメジャー」「送料早見表」が付属しています。
フリマアプリの出品者になることが多い人は、持っておくと便利なのではないでしょうか。
ゆうパックを活用して、もっと便利に
郵便局からだけでなく、コンビニからも発送が出来るゆうパックは、遠方に荷物をおくる際の心強い味方になってくれます。
今はスキー場やゴルフ場、空港へ事前に荷物をおくるサービスも実施されているので、用途に応じて使い分けると、旅行がもっと楽になりますよ。
これからも安定したサービスを提供してくれるゆうパックを活用して、大切な人へ思いとプレゼントを送りましょう。