裁縫箱のメリット
裁縫箱があると、とても便利です。
その箱を一つ取り出すだけでお裁縫に必要なものがすべてそろうのですから。
ふたを開いて道具がきちんと並んでいれば、細かなものも取りだしやすく作業の時短につながります。
お裁縫は始めるまでが面倒な作業ですが、お気に入りのお裁縫箱があれば、触れることが楽しみになり作業に取りかかりやすくなる効果も。
眺めるだけで楽しくなるお裁縫箱を準備すると、お裁縫が大好きになれそうですね。
裁縫箱を選ぶポイント
裁縫箱を選ぶときに押さえておきたいポイントが3つあります。
選ぶ前に、裁縫箱の中身の整理をしておきましょう。
- 必要な道具が全て入れられる
- 道具が取りだしやすい
- 持ち運びが便利
①:必要な道具が全て入れられる
お家でどの程度まで縫いものをするかで、必要な道具は違います。
シャツのボタンをつけるだけなら小さなハサミと針と糸があればいいでしょう。
ズボンのすそ上げや、お子さんのきんちゃく袋などを作ったりするなら大きめの裁ちばさみや定規が必要です。
どのくらいの大きさがあれば必要な道具をまとめて入れられるのか、一度道具を並べて大きさを測ってみることをおすすめします。
②:道具が取りだしやすい
ただでさえ面倒に思えるお裁縫。
いざやろう!と思ったときに箱の中をかき回して道具を探すような状態だと、やる気がなくなってしまうかもしれません。
使いたい道具がすぐ取り出せる構造の裁縫箱がおすすめです。
お裁縫に慣れていないひとほど、ちょっとゆったり収納できる裁縫箱が必要です。
中に何が入っているのかひと目でわからないと、作業をする前から面倒に感じてしまうことでしょう。
パッと見てサッと道具を取りだせることが「道具を取り出しやすい=道具を収納しやすい」ということなので、片付けもラクになります。
使いやすい裁縫箱があれば、縫いものが楽しくなるはずです。
③:持ち運びが便利
毎日使う道具ではないので、すぐ取り出せる場所に置く人は少ないかもしれません。
棚から取り出して作業場所に運ぶとき、持ち運びがしにくい箱だと出すのが面倒になりそうです。
うっかり落とすと細かな道具が散らかってしまう可能性もあります。
針やハサミなどケガをしやすい道具を入れるので、ふたがきちんと閉まり持ち運びがしやすい箱にしましょう。
小学生におすすめの裁縫箱
小学生に持たせるなら、どんなお裁縫箱がいいのでしょうか。
子どもにも扱いやすく、思わず開け閉めしたくなるような裁縫箱をご紹介します。
- サクラクーピーペンシル ソーイングセット
- 小学生 ソーイングセット おしゃれリンゴのひみつ
- 裁縫箱セット ブルー
- 裁縫セット アリスBOOK
- ミササ ソーイングセット オープンファスナーバッグ
①:サクラクーピーペンシル ソーイングセット
おなじみのクーピーペンシルをモチーフにしたセットです。
クーピーのケースのように金属製の缶に入れるところも面白いですね。
男の子でも女の子でも使えるデザインなので、兄弟で使うのにも向いています。
クーピーで楽しくお絵かきするのと同じように、針と糸でものを作る喜びを味わってもらえそうです。
②:小学生 ソーイングセット おしゃれリンゴのひみつ
女の子にはこんなカラフルなソーイングセットも持たせたくなります。
この裁縫箱がおすすめなのは、バッグの形になっていること。
学校への行き帰りもバッグを持つ感覚でしっかり持ち歩けます。
裁縫箱を手提げに入れて、というひと手間がないのも嬉しいポイントです。
柄は色々選べるので、お好みのものを子供に選ばせる楽しみもあります。
中の道具はゴムバンドにはさんで固定できるので、ふたを開けたときバラバラとこぼれ落ちないつくりになっています。
③:裁縫箱セット ブルー
こちらはちょっと大人になってきた小学生におすすめのセットです。
女の子も成長してくるとピンクではなく水色が好きになる子が多いですし、シンプルなデザインなので男の子でも違和感がありません。
ケースが透明なので、中の道具が見えるのがポイント。
箱の中をきちんと整頓させたいなら、この裁縫箱がおすすめです。
④:裁縫セット アリスBOOK
こちらは細かな道具をきちんと収納することが好きな女子におすすめです。
針などをケースに収め、さらにメッシュの仕切りの中に入れる構造になっています。
持ち運びの際には手提げ袋やランドセルに入れることになります。
ファスナーの閉め方が甘かったり、ケースのふたがきちんと閉まっていないと中のものがバラバラと落ちてしまいます。
道具を使う楽しさを知っている女の子にぴったりの裁縫箱です。
ラブリーで大人っぽいケースが魅力です。
⑤:ミササ ソーイングセット オープンファスナーバッグ
シンプルな黒いお裁縫箱は、男の子にぴったり。
このデザインなら大人になってからもずっと使えそうです。
中はファスナーを開けて道具をいれるだけ。
ハサミはふたの部分に収納できますが、それ以外のものを固定するところはありません。
とにかく面倒くさがりの男子におすすめです。
大人におすすめの裁縫箱
大人にふさわしいお裁縫箱って、どんなものでしょうか?
見た目の美しさと実用性を兼ね備えたものを探してみました。
- ソーイングセット限定柄 夜の森15点セット
- NaturalHouse 木製 桐 ソーイング ボックス
- ミシン糸針はさみボックス
- ソーイングバック BOHIN
- 京都発 老舗のお裁縫揃い 14点セット
①:ソーイングセット限定柄 夜の森15点セット
プラスティック素材のお裁縫箱です。
ふたと本体が別々になるタイプで、細かい道具をふたの中に広げられるのが便利です。
どこか懐かしいような印象があるのは、基本のデザインが昔小学校で使ったお裁縫箱と同じだから。
普段はお裁縫になじみがない人でも、懐かしい道具を目にすると思わず手にとりたくなるのではないでしょうか。
大:NaturalHouse 木製 桐 ソーイング ボックス
いかにも”お裁縫箱”という印象のソーイングボックス。
桐製で軽いのが魅力です。
桐は伝統的にタンスに用いられる素材で、湿気を吸うと繊維が膨らみ、中のものを湿気から守ってくれます。
糸がシミになったり、針がさびないというのは目立たないけれど重要なポイント。
大人の道具は長く使うものですから、裁縫箱もずっと愛用できるものを選びたいですね。
③:ミシン糸針はさみボックス
こちらも持ち手がついて持ち運びがしやすいタイプです。
クラシックな外見とは裏腹に中は2層になっています。
プラスチックの仕切りがたくさんついていて、ミシン糸の収納にも便利な構造です。
もちろんハサミなども十分収納できます。
④:ソーイングバック BOHIN
こちらはフランス製のソーイングバックです。
布製のソーイングバックは日本ではあまり見かけませんが、使い勝手がいいものです。
特に裁縫道具を家の外に持っていきたい人にとって持ち運びがしやすく便利なケースなのでおすすめです。
⑤:京都発 老舗のお裁縫揃い 14点セット
日本人なら心惹かれるのが、和の布の美しさ。
このお裁縫箱に心くすぐられるのは大人の審美眼をもつ女性です。
老舗の縫い針メーカー「みすや」の製品だけあって、針のセットをはじめ裁縫箱に必要な刃物の品質も折り紙付きです。
ちりめんがあしらわれた箱の内部や糸巻きも愛らしく、末永く相棒にしたい素敵な裁縫箱です。
裁縫箱の代用品アイデア
いかにもお裁縫箱、というデザインではなくインテリアになじむシンプルなボックスがいい、という方も多いはず。
裁縫箱の代用品になるボックスを探してみました。
- 無印良品のスチール工具箱
- エムプラン ツバメノート おどうぐ箱
- ラタン製丸ハンドル仕切りトレイ付きお道具箱Mサイズ
- BREA-1624 ふた付き木箱
- 倉敷意匠計画室 お道具箱
①:無印良品のスチール工具箱
アンティークのような雰囲気の独特のクリームホワイトが印象的なのが無印良品のスチール工具箱です。
色々な小物の収納用品として最近非常に人気が出てきています。
大きさと形のバリエーションは4種類。
収納したいものや使い勝手に合わせて選べるのも魅力です。
②:エムプラン ツバメノート おどうぐ箱
ツバメノートは、透かし模様と独特の柔らかな書き心地が特徴のクラシカルなノートです。
学生時代にお世話になった方も多いのではないでしょうか。
懐かしのノートがおどうぐ箱になっているのを発見しました!
いつまでも手もとに置きたくなる、ちょっとレトロな裁縫箱として活躍してくれそうです。
③:ラタン製丸ハンドル仕切りトレイ付きお道具箱Mサイズ
ラタン製のかごは、女の子なら一度は手にしてみたくなる小物の一つ。
このカゴはお道具箱として作られているので中が2層に分かれています。
小物の分類もできますし、裁ちばさみも収納可能です。
上部の小物入れはカゴから取り出すことができるので、裁縫箱としての使い勝手もよさそうです。
可愛らしいカゴで裁縫箱らしく見えないのが魅力です。
④:BREA-1624 ふた付き木箱
北海道で製作されている木箱です。
手作業でアンティーク加工を施してあり、長年使い込んだような自然な仕上がりです。
仕切りがなく自分好みの使い方ができるので、カスタマイズが好きな人におすすめです。
⑤:倉敷意匠計画室 お道具箱
端正なたたずまいの木製のお道具箱です。
必要最低限のお裁縫道具を入れておくなら十分な大きさです。
ふたの裏にクリップがあるので、何か作るときにメモをはさむこともできます。
大切に使って、時間をかけて風合いを育てていきたい道具です。
手作りおしゃれ裁縫箱アイデア
家にある箱や空き缶を利用したり、市販のケースをカスタマイズして裁縫箱にしている人もたくさんいます。
ここではおしゃれな裁縫箱を手作りしている例をご紹介します。
- 無印良品 自立収納できるキャリーケース・A4
- お菓子の缶
- プラスチックのルアーボックス
①:無印良品 自立収納できるキャリーケース・A4
インスタグラムで色々なアレンジ例が見つかるのが、無印良品の自立収納できるキャリーケース。
自立するので立てて収納できるところがポイントです。
ケース内をどう仕切って何を納めるかがセンスの見せどころ。
ケース自体が素っ気ないほどシンプルなので、ごちゃごちゃした裁縫道具がスッキリ見えてしまうのが不思議です。
②:お菓子の缶
お菓子の空き缶で、バスケットのようにふたの片方が本体に固定されているタイプのアレンジ例です。
ふたにピンクッションとハサミカバーを貼り付けると、それだけで立派なソーイングボックスになります。
ふたにつけるハサミカバーは合皮など堅めの素材でハサミを出し入れしやすいものにして、ここにつけるハサミは糸切り用の小さいものにしましょう。
ピンクッションは薄手のものに。
ずっと針を刺したままにするのではなく、作業中の針を一時的に挿しておく場所と考えたほうがよいでしょう。
裁ちばさみや大きめのピンクッションは中に収めるほうが使い勝手がよくなります。
③:プラスチックのルアーボックス
おしゃれ感は若干薄いかもしれませんが、使い勝手は大満足の裁縫箱です。
もともとルアーボックスなので細かな仕切りがたくさんありますし、もちろんハサミや定規を収納することも可能です。
中に何が入っているか一目瞭然なのも便利なポイントです。
使いやすく収納しやすい道具箱があると、作業がはかどります。
おすすめの裁縫セット
赤と白でまとめられたシンプルでハッピーな雰囲気が結婚のお祝いにピッタリなソーイングセットです。
日本製の確かな品質なので安心して贈りものにすることができます。
これだけの道具がそろっていれば簡単なお洋服を作るのにも十分。
お値段は安くはありませんが、長く愛用できるパートナーとして頼れる存在なのは間違いありません。
裁縫箱がくれるときめきを手に入れよう
お気に入りの裁縫箱があるだけで、ちょっと面倒だったはずの縫いものが楽しい作業に変わってしまうから不思議です。
ママが楽しくお裁縫をしていれば、子供たちも一緒に楽しいことをしたくなりますよね。
自分で針と糸を手にして作る作品は、世界に一つだけのもの。
手作りの喜びを身近な人と分かち合って、日々の暮らしをもっともっと楽しんでしまいましょう。