1歳までは必要に応じて赤ちゃん用洗剤を使う
赤ちゃんは肌の表面を守るバリア機能が未発達で刺激に弱い。
乾燥しやすかったり、べたつきやすかったり、周りの環境の変化に弱く、1歳頃までは特に肌が弱いといわれています。
涙・よだれ・汗・ミルク等をふき取ることも多いですよね。
摩擦も刺激になってしまうんです。
特に肌が弱い赤ちゃんは、それだけでも肌あれになってしまいます。
肌に良い物を選んで、肌ストレスをなくしてあげましょう。
赤ちゃんと大人の服を分けて洗った方がいい場合
基本的には大人の物と分けて洗った方が良いですが、特に分けた方が良い場合があります。
- 赤ちゃんの服を水通しする時
- 大人物の汚れがひどい時
- 大人物の新品を洗う時
- 大人用の柔軟剤を初めて使う時
ケース①：赤ちゃんの服を水通しする時
水通しをする理由は、汗を吸いやすく、肌触りを良くするためです。
汚れを落とすことが目的ではないので、洗剤は使わなくて大丈夫。
新品の服は、糊がついていることがあります。
そのまま使うと汗の吸収が悪かったり、肌触りが悪かったりします。
洗濯機で行う場合は、洗濯槽が汚れていないか確認しましょう。
必要なら、洗濯槽洗浄をしてきれいな状態にしてからの方が安心です。
手洗いの場合、汚れていない容器でもみ洗いしてください。
水かぬるま湯でよくすすいで、絞って干せば大丈夫です。
雑菌予防のためにも天日干しして問題ありません。
ただ、花粉や黄砂などが飛散するなど時期によっては注意が必要です。
ケース②：大人物の汚れがひどい時
ペットの毛が付いた衣服や作業着などとは分けましょう。
一緒に洗ってしまうと、赤ちゃんの服にも汚れが付着してしまいます。
思わぬアレルギーの原因になってしまうかもしれません。
ケース③：大人物の新品を洗う時
大人物の新品にはホルムアルデヒドが付着している可能性があります。
ホルムアルデヒドは、有毒物質。
しわや縮みを防ぐ目的で使用される薬品です。
赤ちゃん用には厳しい規制があります。
赤ちゃんの服に付着するのは避けたいところ。
赤ちゃんが炎症・湿疹を起こす原因になってしまいます。
ケース④：大人用の柔軟剤を初めて使う時
肌荒れを起こしてしまった場合、原因が何かわからなくなってしまいます。
柔軟剤が合わないのか、別の原因があるのかわかるようにしておいた方が良いです。
最初は大丈夫でも、油断は禁物。
後から炎症が出る場合もあるので、しばらく様子をみましょう。
赤ちゃん用洗剤を選ぶポイント
何を基準に洗剤を選べばよいのか迷ってしまいますよね。
注意すべきポイントをご紹介します。
- 刺激の少ない、余計な成分が入っていない物を選ぶ
- 洗浄力のあるものを選ぶ
ポイント①：刺激の少ない、余計な成分が入っていない物を選ぶ
洗剤に含まれている成分で、赤ちゃんの服に不要な成分は多くあります。
実は無添加の定義はあいまい。
入っている添加物が1％未満の場合、記載する義務がないんです。
無添加と書かれていても、添加物がゼロではない場合があるので注意が必要です。
1種類の添加物がないだけでも、無添加と書かれているものも。
赤ちゃんの服の洗濯には必要ない、注意が必要な成分がこちらです。
- 蛍光漂白剤・蛍光増白剤
- 合成界面活性剤
- 香料・着色料
1.蛍光漂白剤・蛍光増白剤
紫外線を吸収し、見た目を白くきれいにする成分。
アレルギー反応を起こす可能性があります。
2.合成界面活性剤
化学合成された添加物。
大人のしつこい汚れを落とすために使われています。
水分や汗に溶けて、体内に入ることができてしまいます。
赤ちゃんには毒ですね。
3.香料・着色料
人工的な添加物で刺激が強い香り成分。
天然の成分なら大丈夫ですが、余計な香りはつけない方が安心です。
ポイント②：洗浄力のあるものを選ぶ
化学物質が服に残ってしまうことで、皮膚トラブルが起こりやすくなってしまいます。
洗浄力があって、洗いあがりの肌触りが良い物を選んであげましょう。
洗剤類の中でも、洗浄力が高い物はせっけん。
動植物の油が原料です。
しつこい汚れもしっかり落とせますが、使い方によっては逆効果になってしまうことも。
粉の場合、溶かしたり、泡立たせたりする手間がかかります。
溶け残りがあると、服にも残ってしまい、黄ばみやにおいの原因にもなります。
液体せっけんが手軽でおすすめ。
合成洗剤は添加物の注意が必要です。
石油が原料で、どんな物でもある程度の洗浄力はあります。
おすすめの赤ちゃん用洗剤
肌にやさしい赤ちゃん用洗剤11選。
ママの手にもやさしい物ばかりです。
- P＆G 無添加さらさ
- サラヤ アラウベビー 洗濯用せっけん
- ミヨシ 無添加 ベビーの肌着洗いせっけん
- シャボン玉 医療用液体洗剤 スノールベビー
- 宮本製作所 ベビーマグちゃん
- ライトウェーブ バジャン
- ネオナチュラル ネオベビー
- メイド・イン・アース メイド・イン・アースの液体せっけん
- 虎斑竹専門店 竹虎 竹炭の洗い水
- パックスベビー 洗濯せっけん
- ピジョン 赤ちゃんの洗濯用洗剤 ピュア
おすすめの赤ちゃん用洗剤①：P＆G 無添加さらさ
皮膚科医と開発した合成洗剤。
合成洗剤とせっけんのいいと取りをした物です。
蛍光剤・漂白剤・着色料無添加。
香りが良くごわつかず、理想のやわらかな肌触りに仕上がります。
ママのわがままを叶えてくれた商品。
赤ちゃんにいらない成分はなくして、肌にやさしい。
高活性オーガニック酵素で、汚れはしっかり落とす洗浄力があります。
つけ置きする必要もなく、すすぎ１回で汚れが落ちる優れもの。
1回の使用量も少なくてよいのも嬉しいですね。
大人も使える洗剤なので、経済的なのもありがたいです。
おすすめの赤ちゃん用洗剤②：サラヤ アラウベビー 洗濯用せっけん
合成界面活性剤・蛍光剤・漂白剤・香料・着色料無添加。
植物原料の液体せっけん。
汚れは落として、ふんわりやさしく洗い上げます。
アロエエキス配合で、赤ちゃんの肌や服にやさしいだけでなく、ママの手にもやさしい。
ほのかに香る天然由来のハーブが程よい香りです。
部屋干しでも嫌なにおいがしないので、においが気になるママにおすすめ。
おすすめの赤ちゃん用洗剤③：ミヨシ 無添加 ベビーの肌着洗いせっけん
無添加液体洗剤。
ボトルは片手で計量できるように設計されています。
赤ちゃんを抱っこしながらでも使いやすい。
量によっては、1回で計りきれない場合もあるようです。
柔らかい肌触りに仕上がるので、肌の弱い赤ちゃんにおすすめ。
洗浄力も十分で、洗剤の香りも残りません。
おすすめの赤ちゃん用洗剤④：シャボン玉 衣料用液体洗剤スノールベビー
香料・合成界面活性剤・漂白剤・蛍光増白剤無添加。
アボガドオイル配合で手洗いの場合でも肌にやさしい。
敏感肌の赤ちゃんにおすすめ。
ボディソープなども合わせてチェックしてみてください。
おすすめの赤ちゃん用洗剤⑤：宮本製作所 ベビーマグちゃん
金属マグネシウムで、洗剤を使わずに汚れを落とします。
消臭・洗浄・除菌力が高く、洗濯槽までピカピカに。
面倒なつけ置き・予洗いしなくても、しっかり汚れを落としてくれます。
ベビーマグちゃんをネットに入れて洗うだけなので、余計な物を使いたくないママにおすすめです。
1個で300回分使えるので、お財布にも嬉しいですね。
おすすめの赤ちゃん用洗剤⑥：ライトウェーブ バジャン
界面活性剤ゼロの泡がほとんどたたない重曹洗剤。
洗浄力・消臭力はしっかりあります。
洗濯液の中で96時間、メダカが生きれるほどきれいと証明されています。
それだけきれいになるなら、赤ちゃんにも安心。
洗いあがりはやわらかく、満足度は良いですが継続して使うには少し高いです。
おすすめの赤ちゃん用洗剤⑦：ネオナチュラル ネオベビー
洗浄成分は酵素の力。
乳酸菌・納豆菌・酵母菌で汚れとにおいのもとを分解します。
黒ずみ・黄ばみ・においを落として肌にやさしい。
服だけじゃなく、洗濯槽まできれいになっちゃいます。
ラベンダーとカモミールエキス配合。
天然ハーブがほのかに香る洗いあがり。
おすすめの赤ちゃん用洗剤⑧：メイド・イン・アース メイド・イン・アースの液体せっけん
天然のココヤシの実を原料とした液体せっけん。
綿やシルク、ウールなど繊細な物にも使えます。
哺乳瓶や食器洗い、お掃除にもおすすめ。
何にでも使えるので、経済的です。
少量でもしっかり洗えて、手荒れもしません。
おすすめの赤ちゃん用洗剤⑨：虎斑竹専門店 竹虎 竹炭の洗い水
竹炭・竹炭灰・水のみでできた天然アルカリ洗剤。
洗浄力だけではなく、炭の力で消臭効果があります。
仕上がりはふっくらします。
1回に使う量が少量でよくて、洗濯以外にも使える嬉しい１品です。
おすすめの赤ちゃん用洗剤⑩：パックスベビー 洗濯せっけん
マカデミアナッツ油などの植物油脂を原料にした洗濯用液体せっけん。
人の皮脂にもある成分が入っているので、手肌なじみを良くします。
敏感肌の大人にもおすすめです。
おすすめの赤ちゃん用洗剤⑪：ピジョン 赤ちゃんの洗濯用洗剤 ピュア
無着色・無香料・無漂白剤・無リン・無蛍光剤無添加の洗濯洗剤。
植物性洗浄成分が肌にやさしい。
うんち汚れもしっかり落としてくれます。
赤ちゃん用洗剤を使う際の注意点
使用量を守って、すすぎはしっかりすることです。
必要以上に洗剤を使用してしまうと、服に洗剤が残ってしまいます。
赤ちゃんが服を舐めてしまって、洗剤成分が体内に入ってしまうのは恐いですよね。
すすぎ時間を長めに設定して、すすぎ残しを防ぎましょう。
すすぎ残しがあることで、かぶれの原因にもなります。
肌が弱くて困っていたのは、実は洗剤かぶれだったなんて場合もあるかもしれません。
洗剤を変えるときは、赤ちゃんの皮膚の状態を観察しておきましょう。
写真に残しておくと、状態がわかりやすいです。
1度に何種類も変えてしまうと、肌に合わなかった時、何が原因かわからなくなってしまいます。
種類を変えるときは1種類ずつ試しましょう。
赤ちゃんに皮膚トラブルがなければ、少しづつ大人の物と一緒に洗っていきましょう。
赤ちゃんのうんちが付いた服を洗う方法
赤ちゃんのうんちが服についてしまったら、すぐに洗いましょう。
すぐに洗わないとシミになりやすくなってしまいます。
水分が多い赤ちゃんのうんちは、汚れが繊維に入り込んで残りやすいため。
水かぬるま湯で軽く手洗いしてください。
がんこな場合、赤ちゃん用洗剤を少量溶かしてつけおきしておきましょう。
目安は30分ほど。
その後、洗濯機で他の物と一緒に洗って大丈夫です。
抵抗があったら、別で洗ってください。
胃腸炎などウイルス感染したうんちの場合は、ひと手間が必要です。
塩素系漂白剤を薄めて消毒してから洗濯しましょう。
おすすめの赤ちゃん用品消毒グッズ
生後3ヶ月ごろにはママからもらった免疫力は半分になってしまいます。
消毒は大切ですが、手間でもあります。
手間をかけずにきちんと消毒したい忙しいママにおすすめの商品がこれ！
ピジョン 電子レンジスチーム＆薬液消毒ケース そのまま保管
薬液消毒とスチーム除菌が可能。
哺乳瓶・食器・おもちゃと何にでも使えます。
電子レンジに5分かけるだけでスチーム除菌ができちゃうんです。
薬液消毒は、1時間以上つけておくだけなので楽ちんですね。
赤ちゃんに合わせて洗剤を選ぼう
赤ちゃんによって、肌の状態は様々です。
アレルギーがある子は、ずっと洗濯ものは別に洗う場合もあります。
成分表示を確認して、合ったものを選んであげてください。
赤ちゃんの時のケアが、肌のその後を左右します。
ママの対応力が試されますね。
ただ、神経質になり過ぎないようにしてください。
