2歳の子供の特徴
歩き始めたりようやく固形のご飯を食べられるようになる1歳とは違い、幼児らしさが増してくる2歳。
そんな2歳の子供はどんな特徴があるでしょうか。
- 手先が器用になる
- イヤイヤ期突入!すべてに自分流を求める
それぞれについて説明します。
特徴①:手先が器用になる
1歳のころはフォークやスプーンを持つのもままならなかったのに、2歳になるとお箸で物をつまんだり、ハサミを使ったり様々なことができるようになります。
また、2歳児はクレヨンで手首を使って丸等を描けるようになったり、紐に物を通したり細かな動作や表現が可能になるため、この時期にその表現力を豊かにする体験を与えてあげることは子供の発育に良質な影響をもたらします。
特徴②:イヤイヤ期突入!すべてに自分流を求める
2歳ごろになると2語分や3語分を話すようになり、自分のやりたいこと、実現したいことをはっきりと示すようになってきます。
そのため、一般的に2歳になるとイヤイヤ期と呼ばれる親の言うことに従わず自分のタイミングややり方を主張する子供が多くなります。
親にとっては育てるのが大変な2歳ですが、この時期に自分の思いを言葉にする思考力や表現する方法を勉強できる機会を与えてあげると、自分の意見を相手に伝えやすくなり、癇癪をおこしたり泣きわめく機会が減少する可能性があります。
2歳から習い事を始めるメリット
2歳から習い事をはじめるとどのようなメリットがあるのでしょうか。
- 興味の幅が広がる
- 集中力がつく
- コミュニケーション能力が高まる
ひとつづつ説明します。
メリット①:興味の幅が広がる
2歳から習い事を始めると親が与えることのできる事を超えた体験を与えることができます。
このことは2歳児に刺激を与え、今までとは違ったものへの興味をもたらすことができます。
家族だけで過ごしているときには見えなかった考え方や発想ができるようになり、お散歩中の発語が増えたり今までより長い時間絵本を読んだりする子供が増えるようです。
メリット②:集中力がつく
電車やバス等公共の乗り物に2歳児と乗っているときに一番困るのは、飽きてしまい愚図った場合です。
習い事を始めると約1時間近くの時間レッスンを受け集中する訓練をするので、2歳児でも自然と普段の生活でも集中力をもって様々なことに取り組める可能性があります。
そのため、公共機関でも集中して本を読んだり窓の景色を見て過ごしながらおとなしく座っていることができるようになる場合が多いようです。
メリット③:コミュニケーション能力が高まる
習い事がグループレッスンの場合、お友達と一緒にレッスンを受けることになります。
2歳になると、自分以外の他人に興味がわいてくる時期なので、そんな時にレッスンでお友達と触れ合うことで、上手に協力をしたり助け合う方法を早くから身に着けることができます。
また、教室によっては母子分離というお母さんと離れてレッスンを受けさせる教室も2歳児クラスだと増えてきます。
いつも一緒にいたお母さんと離れ、友達とコミュニケーションをとることで早くから社会性を身に着けることができ、幼稚園や小学校での集団生活をスムーズにスタートできます。
2歳児のママの習い事口コミ
実際に2歳の子供をお教室に通わせているママたちはどのように感じているのでしょうか。
体験談を一部紹介します。
本人が楽しく習い事に通っている様子を見ると、実際に効果がすぐにわからなくても、通わせてよかったと思えますよね。
2歳なので言葉は流ちょうに話せなくても表情は豊かになりますので、表情が明るいのであれば楽しんで習い事に取り組めていることがわかります。
また、産まれてからずっと休みなく子供と一緒にいたママも、2年ぶりにつかの間のお休み時間をとることができ、心の余裕ができたようです。
一方で愚図ってしまって習い事に楽しく参加できなかったという体験談も。
まだ2歳だとどのようなことに興味があるのかわかりにくい時期でもあるので、契約時には解約する方法などを合わせて確認する方が良いでしょう。
2歳の子におすすめの習い事
習い事といっても体力面の強化、学力の強化など教室によって習得できる能力が異なります。
実際に2歳の子が通うのにおすすめの習い事を紹介します。
- ダンス
- リトミック
- 水泳
- 幼児教室
- 体操
- 英会話
- お絵描き
- 音楽教室
- そろばん教室
- 武道
一つずつ習い事の概要とメリットをご紹介します。
習い事①:ダンス
小学校になると必修科目となったダンスを2歳という早い時期から習わせたいという親御さんが増えています。
ダンスは運動量が多く体力が付いたり、笑顔で踊る練習をすることで明るい気分になることができます。
2歳という早い時期からダンスを学ぶことでダンスを特技にすることができ、授業で少し目立った生徒になれるかもしれませんね。
習い事②:リトミック
近年習わせたい習い事に選ばれることが多くなったのがリトミックです。
リトミックは体を使って音楽を楽しむことができる新感覚の体操です。
体操と音楽の両方のメリットを一度に体感できる点が魅力です。
リトミックでは、音楽に合わせて体を動かすだけではなく、音の高低や大小を聞き分けるレッスンも行います。
このレッスンでは音楽的なセンスを磨くと同時に、集中して音を聞く行為が集中力を養うことができます。
習い事③:水泳
ダンスと同じく小学校から必修の水泳も人気のレッスンの一つです。
2歳など小さなころから水泳を習わせると、水への恐怖心がなくなり心肺機能がアップするといわれています。
心肺機能がアップすると病気になりにくくなったり、大きくなった時に習う可能性のある様々なスポーツで役に立ったりメリットがたくさん。
また、水泳は全身運動なので、なくなったはずの夜泣きをする子供はぐっすりと眠ることができるそうですよ。
習い事④:幼児教室
幼児教室は学力をつけさせたい親御さんに人気のレッスンです。
考える力を育む主に左脳にアプローチする教育、記憶力やイメージする力を育む主に右脳にアプローチする教育、左脳、右脳両方に力を入れている教室、体操やお絵描き、工作も取り入れている教室など教室によって様々な取り組みをしています。
子供にとっては早くから学習する癖がつくので、小学校から大人になるまで続く勉強への取り組み姿勢を早くから学ぶことができるメリットがあります。
習い事⑤:体操
体操教室は運動能力を向上させたい親御さんに人気のレッスンです。
体をコントロールすることで手先足先の使い方を学んだり、長時間運動をすることで心肺機能を向上させたるメリットがあります。
また、近隣のフィットネスクラブなどで開催されていることも多いので、気軽に通わせることができる場合が多いです。
習い事⑥:英会話
グローバル化が進む近年人気なのが英会話レッスンです。
英会話は、英語の歌に合わせて楽しんだりABCを覚えたり早くから英語に親しむことで英語への苦手意識を軽減できる可能性があります。
また、美しい英語の発音に早くから慣れることで、発音が良くなるといわれています。
習い事⑦:お絵描き
お絵描きは子供の芸術性を育むレッスンです。
クレヨンや絵の具、シールを使って自由に紙に絵を描く時間を定期的に作ることで、手先の発達を促したりや表現力の向上を図ります。
2歳はまだ、紙の中に収めて描くことが難しいので、自由に描ける環境を整えてあげるのが大変です。
教室であればその環境が整っているので、自由に子供の感覚のまま表現ができ、子供にとっても親にとってもストレスなく絵に取り組んでもらうことができます。
習い事⑧:音楽教室
音楽教室は楽しみながら音楽に合わせて体を動かしたり実際に楽器に触れる機会を提供するレッスンを体験できます。
ピアノの生演奏にあわせてリトミックのような体操をする教室や、ピアノ、バイオリンを演奏できるようにする教室などそのジャンルは様々です。
どの教室も良質な音楽に早くから触れることで、絶対音感を育んだり本物を聞き分けたりする力が身につくため、将来音楽を演奏したり聴いたりする生活を楽しむことができます。
習い事⑨:そろばん教室
そろばん教室はそろばんや100玉そろばんを使って計算をイメージで行えるように訓練する教室です。
まだ2歳という小さい月齢の時は、100玉そろばんを使って数の概念を理解させるレッスンがメインの教室が多いようですが、数の合成や分解の概念をイメージで理解できるようになると将来算数や数学、物理などの計算への苦手意識が薄くなるといわれています。
習い事⑩:武道
武道の教室では、身体能力を高めるだけではなく、礼儀作法や日本古来の精神論を学ぶことができます。
2歳ではまだ道具を使う武道は難しい場合が多いので、通える武道は空手や合気道などになりますが、挨拶や正座、型の勉強など、しっかりと勉強できるお教室が多いようです。
日本人として大切な精神論を早くから学ばせたい親御さんにおすすめです。
子供が習い事を嫌がったとき
その子にとって習い事が合う合わない、まだ集団生活になじむ準備ができていない等があるので、親の考えだけではなく本人の様子も参考にしながら習い事に通わせてみるのが良いかもしれません。
母子分離の教室など、そもそも教室のスタイルに戸惑ってしまっている場合もあるので、嫌がった習い事を一切させないのではなく、別の方法で教室を開いている場所を体験してみるのもよいでしょう。
おすすめの子育て本
2歳の子育てをしていると、保育園に通っていない限り一日中一緒に過ごすことになります。
絵本やブロックで遊ばせるのにも限界がきて、毎日テレビを見せっぱなしにしたりして他の子育ての仕方がないか悩むこともありますよね。
この本は右脳を開花させる幼児教室で人気の七田式を運営している七田厚さんが、子供とのかかわり方のヒントを教えてくれる本です。
毎日の生活の中でお手伝いをしてもらったり、記憶力をアップさせる遊びをしたり、する方法が学べるので、2歳の子供との過ごし方に限界を感じているママにおすすめです。
2歳から習い事をさせて子供の可能性を拡げよう
2歳から始める習い事は様々な種類があり、また伸ばせる能力も異なります。
また、2歳は自分の考えや思いをうまく言葉にできないので、せっかく通い始めた教室もうまく相性が合わなかったりする可能性もあります。
ただし、習い事をすることで視野が広がったり新しい可能性を与えることができるきっかけにもなるので、まずは気になったお教室を体験させてみて、楽しみながら通える教室を見つけてみましょう。