羊毛フェルトで作った猫の作品例
羊毛フェルトは針や糸を使わずにハンドメイドを楽しむことができるので、とっても人気のジャンルです。
最近では猫を作っている人が多く、SNSではとってもかわいい猫の作品を見ることができますよ。
リアルな猫からキャラクターのようにかわいい猫までたくさん!
これから猫を作ってみたいという人は、まずはSNSに投稿されている作品を見て、参考にしてみてはいかがでしょう。
①:くま耳帽子のごーぐるにゃんこ
自由な発想で作れるのが羊毛フェルトの魅力ですよね。
こんなにかわいい表情をした、自立する猫も作ることができます。
靴や帽子などのアイテムをプラスすることで、今にも歩いたりしゃべったりしそうな雰囲気がとっても素敵ですね。
②:ブリティッシュショートヘアのぽぷりちゃん
リアルなのにかわいらしさが全面に表現されている、猫のストラップもとってもかわいい!
ストラップにすることで、ゆらゆらと揺れる猫の姿は、ずっと眺めていたくなるような作品ですね。
いろいろな色柄の猫を作ってそろえたくなっちゃいます。
③:猫ちゃん&傘
ただ猫を作るだけじゃ物足りない!という人は、季節に合わせたアイテムを組み合わせて作ってみるのはいかがでしょう。
小さな猫が傘をさして丸まっている姿は、まるで本物のよう。
インテリアとして玄関やリビングのちょっとしたところに飾っておけば、場がぱっと華やかになりますね。
④:ミニチュア猫
手のひら程度の作品を作るのが一般的な羊毛フェルトですが、指先ほどのこんなに小さなサイズの猫もとってもかわいいですね。
ミニサイズだと細かい作業になりますが、使用するフェルトの量も少ないですし、比較的短時間で完成するというメリットも。
こちらも種類違いでたくさん作って並べておきたい作品ですね。
⑤:ドールハウス×猫
小さなフレームに、羊毛フェルトの猫とミニチュア家具などを収めて、こんなにかわいいインテリアアイテムを作るのも素敵です。
小さなドールハウスのような感覚で作れば、同じような猫のキャラクターでも違う印象になりますね。
この子はこんなものが好き!というようにストーリーを考えながら作れそう。
⑥:お昼寝猫
こんなにリラックスした姿で寝ている猫は、飼い猫ならではの姿。
これを羊毛フェルトで表現すれば、さらにかわいく見えますね。
猫を飼っている人は、お家の猫と同じような色柄で作って、実際の猫と寝姿を見比べるのも楽しそう!
⑦:がま口にゃんこ
リアルでかわいい猫ちゃんもいいですが、こんなにコミカルな表情をした猫をがま口にしてしまう、というアイデアも素敵ですね。
猫の顔をそのままがま口にすることで、ほかにはないたったひとつの作品を作ることができます。
猫の顔のかたちががま口のかたちとぴったりなので、作業もしやすそうです。
⑧:猫のバッグチャーム
まるで絵本の世界から飛び出してきたような、リアルなのにキャラクターのようなデザインの猫もとってもかわいい!
洋服を着せると、さらに人間らしさがアップしますね。
手のひらに収まるサイズ感のバッグチャームは、存在感も抜群です。
バッグチャームではなく、ぬいぐるみとしてもかわいいですね。
⑨:お昼寝猫ブローチ
羊毛フェルト初心者でも比較的作りやすそうなのが、こちらのデザイン。
猫が丸まってお昼寝をしている様子を表現し、ブローチに仕上げています。
500円玉程度のサイズで作れば、短時間で作ることができますよ。
顔を作る必要がないので、失敗しにくいことも魅力です。
⑩:しっぽゆらゆらネコ
こちらもブローチとして仕上げると、とってもかわいい作品になりますね。
猫の後ろ姿というシンプルなデザインですが、しっぽがゆらゆらと揺れるアイデア作品!
動かすたびにしっぽもゆらゆらと揺れるのがとってもキュート!
子供から大人までお気に入りになりそうですね。
羊毛フェルトの猫作りに必要な材料や道具
こんなにかわいい作品を作ってみたい!という人も多いと思います。
羊毛フェルトは、少ない材料や道具で作ることができるので、ハンドメイド初心者にもおすすめなんですよ。
まずは必要な材料や道具をチェックして、そろえるところから始めましょう。
必要な材料や道具はこちら。
- 羊毛フェルト
- フェルトニードル
- フェルトマット
- 糸切りはさみ
最近はすべての材料を100均でもそろえることができるので、お試しとして100均で購入してみるのもいいかもしれませんよ。
①:羊毛フェルト
絶対に必要なのが羊毛フェルトです。
羊毛フェルトはカラーバリエーションが豊富で、いろいろな色を組み合わせることで、絶妙な色加減を出すことができます。
作りたい作品に合わせて好きな色をそろえましょう。
ベースとなる安価な芯材を使えば、価格を抑えて作品を仕上げることもできますよ。
羊毛フェルトについてはこちらの記事でも詳しくご紹介しているのでぜひご覧ください!
100均羊毛フェルト大調査!ダイソー・セリア・キャンドゥでそろえよう100均アイテムで羊毛フェルトを始めよう 羊毛フェルトはふわふわと温かみのある作品で、このキ...
②:フェルトニードル
フェルトを丸めてかたちを整えるために、専用のニードルを使います。
100均では針が1本のものが主流ですが、手芸店では針が数本ついたものもあります。
これを使うと作業効率がアップして、短時間でかたちを整えることができますよ。
大まかに刺すときは数本ついたものを、細かい部分は1本のものを、というように使い分けましょう。
③:フェルトマット
フェルトマットは、ニードルで刺す作業をするときの下敷きとして使います。
いろいろな厚みがありますが、作業がしやすいものを選ぶのがポイントです。
フェルトマットはなくても作業をすることはできますが、固いスポンジのようになっていて針が抜ける素材で、針を刺しすぎた時にも受け止めてくれます。
④:糸切りはさみ
フェルトをニードルで刺したあと、毛羽立った部分をカットするために糸切りはさみがあると便利です。
大きなはさみを使うよりも、細かい作業がしやすい糸切りはさみを使ったほうが、作品の仕上がりもよくなりますよ。
羊毛フェルトの猫の作り方
では実際に、羊毛フェルトで猫を作ってみましょう!
初めからリアルな猫を作るのは難しいので、まずは顔と体、そしてしっぽを付けるだけで完成する、お昼寝スタイルの猫を作ってみます。
作り方は次の3ステップでOK!
- 顔を作る
- 体を作る
- 手としっぽを作る
出来上がりのサイズを想像しながらニードルで刺していき、全体のバランスを見ながら仕上げていってくださいね。
①:顔を作る
まずは顔を作ります。
適当な大きさにフェルトを取り、大まかに丸めたらザクザクとニードルを刺して丸い形に整えていきます。
耳も同様に三角のかたちになるように、ニードルを指しながら整えて、顔にくっつけます。
鼻の部分を立体的にする場合は、フェルトを少量付けてふっくらするように整えましょう。
目や鼻、口も丸めたり細くしたりしたフェルトを使って、顔につけていきます。
細かく何度も刺しながら顔を整えていってくださいね。
②:体を作る
次に体を作ります。
顔とのバランス見ながら体の大きさを決めますが、大体同じくらいの量でOKです。
顔と同じように、大まかに丸めてニードルで刺していきます。
卵型になるように作ると、猫が丸まって寝ている姿を表現できますよ。
首の部分はやや細く、お尻に向かって膨らみを持たせるようにニードルで整えます。
お尻にボリュームが足りないと感じたら、フェルトを少量足してさらに刺せば、自由に調整することができますよ。
ある程度体のかたちができたら、作っておいた顔とつなぎ合わせます。
③:手としっぽを作る
顔と体ができたら、あとは手としっぽを作ってつなげれば完成です。
手としっぽはフェルトを少量取り、細長いかたちになるようにニードルで刺していきます。
始めは少量から刺し固めていき、バランスを見ながらさらに少量ずつ巻き付けて刺していくと、理想の大きさに仕上げることができますよ。
しっぽの長さは好みで調整してくださいね。
手としっぽのかたちを整えたら、体に取り付けます。
手の位置は顔の下にくるように付けると、お昼寝をしている様子がよくわかる格好にすることができますよ。
しっぽは体に沿わせるように軽くニードルで刺して固定していきましょう。
羊毛フェルトで猫を作るときのポイント
羊毛フェルトを試してみたけど、なんとなくうまくいかない、これであっているのかわからない、という人も多いと思います。
もっときれいに仕上げたい!と思っている人もいますよね。
ちょっとした疑問や上手に仕上げるコツなどが知りたい!という人のために、ここでは羊毛フェルトを作るときのポイントを5つ紹介します。
ちょっとしたコツなので、作品作りの際の参考にしてみてください。
- 刺す回数は作品の固さに合わせて変える
- ニードルは作品に対してまっすぐ刺す
- 毛羽をなくすにはとにかく細かく刺す
- 同じパーツを作るときは同時進行
- ニードルを使い分ける
①:刺す回数は作品の固さに合わせて変える
羊毛フェルトは、刺す回数によって作品の固さが変わります。
たくさん刺せば固くしっかりとした作品に、刺す回数が少なければふんわりと柔らかい作品になります。
何回くらいさせばいいかわからないという人は多いですが、これはもはや感性。
好みの固さで仕上げていいのです。
②:ニードルは作品に対してまっすぐ刺す
羊毛フェルト初心者が陥りやすいのが、ニードルが折れてしまうということ。
ザクザクとリズミカルに刺していたらニードルがボキッ!なんてことはよくあることです。
作品に対してまっすぐニードルを刺すようにすると、抵抗が少なくなり折れにくくなりますよ。
③:毛羽をなくすにはとにかく細かく刺す
がんばって刺したはいいものの、表面が毛羽だってきれいに仕上がらない、というのもよくあること。
作品自体の固さが理想的になったら、あとは表面をならすようなイメージでとにかく細かくニードルで刺していきましょう。
奥まで差し込む必要はありません。
表面の毛羽を1本ずつ隠すように丁寧に細かく刺していくのがポイントです。
④:同じパーツを作るときは同時進行
手や足など、ひとつの作品に同じパーツを使うこともありますよね。
ひとつ作り終えてからもうひとつ、という作業の仕方をすると、バランスが悪くなってしまうことも。
同じパーツを使う場合は、パーツ作りを同時進行で進めるのがおすすめです。
同じ量のフェルトを取って、順番に作業していきましょう。
⑤:ニードルを使い分ける
道具の項目でも触れましたが、ニードルを使い分けるのもひとつのポイントです。
大まかに刺していくときは太くて針の多いニードルを使えば効率が上がります。
仕上げには細いニードルを使って丁寧に刺していくと、針の穴が気にならずきれいに仕上がりますよ。
羊毛フェルトの猫をリアルに仕上げるコツ
キャラクターのようなかわいい猫もいいけれど、やっぱり本物みたいなリアルな猫も作ってみたいですよね。
リアルな猫を作るには、経験も必要ですがコツを押さえておくことも大切です。
ここではリアルな猫を作るときのコツを4つ紹介します。
このコツを押さえるだけで、ぐっと本物に近づきますよ。
- 顔に立体感を付ける
- 目はグラスアイなどを使う
- 目にアイラインを入れる
- 毛並みを意識する
コツ①:顔に立体感を付ける
キャラクターのような猫は、顔を丸く作るだけでもキュートになりますよね。
リアルに仕上げるには、目にくぼみを付けたり鼻やおでこをやや高く盛ったり、顔を立体的に仕上げる必要があります。
作りたい猫の顔をよく観察して、どこがくぼんでどこが出ているのか、しっかりチェックしてから作り始めるといいですよ。
コツ②:目はグラスアイなどを使う
どんな目を付けるのかによって、その表情は大きく変わります。
リアルにするにはやっぱりガラスアイやプラスチックアイなどを使うのが鉄則。
いろいろな色や大きさがあるので、好みのものを選びましょう。
これを使うだけでリアルさがアップしますよ。
コツ③:目にアイラインを入れる
ガラスアイを使うだけでは、まだまだリアルさが足りません。
猫といえば、やや吊り上がった猫目ですよね。
茶色などのフェルトを使って目の周りにアイラインを引き、シュッとした切れ長の目を作ってあげましょう。
目の周りにラインを入れて強調することで、猫らしい凛々しい表情が生まれますよ。
コツ④:毛並みを意識する
よりリアルさを追求するなら、やっぱり毛並みをしっかり意識するのもひとつのポイントです。
どの方向に毛が流れているのか、毛の長さはどのくらいがいいのかをよく観察して付けていきましょう。
特に毛足の長い猫を作るときは、体の下のほうから毛を植え付けていくというイメージで、少しずつ刺して仕上げていきましょう。
毛が短い猫も、毛の流れを意識するといいですよ。
羊毛フェルトのキットを使うのもおすすめ
羊毛フェルトで猫を作りたいという人は多いですが、どんな作品を作ろうか迷っているという人もいるでしょう。
色の組み合わせ方も、初めての人にとっては難しいと感じるかもしれません。
そんな時は、必要な材料がそろっていて、作り方も付いているキットを使うのがおすすめ!
かわいい表情の猫から、あこがれのリアルな猫まで、いろいろなデザインのキットがあるので、選ぶのも楽しいですよ。
ここではおすすめのキットをいくつか紹介します。
- ハマナカ 羊毛フェルトでうちのこをつくろう! サバトラ H441-365
- ハマナカ 羊毛フェルトキット 小さなお友達 ねこたち H441-483
- 【スターターセット(針・マット)付き】羊毛フェルトで作るスーパーリアルな猫ラグドールのマスコット手作りキット
- 羊毛フェルト 千桜手作りDIY羊毛フェルト猫セット
- Artec360 羊毛フェルト キット 猫 手に横たわっている怠惰な猫
①:ハマナカ 羊毛フェルトでうちのこをつくろう! サバトラ H441-365
ハマナカはいろいろな手芸キットがあり、迷ったらハマナカを選ぶという人も多いです。
わかりやすく丁寧な解説が付いているので、難しそうなデザインでも比較的スムーズに作ることができますよ。
②:ハマナカ 羊毛フェルトキット 小さなお友達 ねこたち H441-483
羊毛フェルトの基本を学びながら作品を作りたいという人におすすめの商品です。
顔と耳と体としっぽを作るだけでいいので、お子さんと一緒に楽しみたいという人にもおすすめですよ。
③:【スターターセット(針・マット)付き】羊毛フェルトで作るスーパーリアルな猫ラグドールのマスコット手作りキット
一般的なキットは材料のみですが、こちらのキットはニードルとマットもセットになっています。
羊毛フェルト作りに必要な材料と道具がすべて入っているので、キットを手に入れたらすぐに作り始めることができますよ。
④:羊毛フェルト 千桜手作りDIY羊毛フェルト猫セット
絵本から飛び出したような表情の猫を作りたいという人におすすめなのが、こちらの商品。
顔と体の大きさがほぼ同じで、顔の表情さえ決まればあとの作業は比較的簡単なので、初心者さんにもおすすめです。
⑤:Artec360 羊毛フェルト キット 猫 手に横たわっている怠惰な猫
手のひらにすっぽりと入るサイズの猫はとってもキュート!
リアルなのに表情豊かな猫を作りたいという人におすすめです。
肉球やトラ柄もしっかり入れることができるので、これからリアルな猫を作りたいという人の第一歩としてもおすすめのキットですよ。
おすすめの羊毛フェルト本
やっぱりリアルな猫を作れるようになりたい!という人は多いです。
本物の猫と並べても見間違えてしまうような、リアルな猫を作りたい人におすすめの本がこちら。
詳しい作り方は写真で丁寧に解説されていて、まさにリアル猫を作るための教科書といっていいかもしれません。
毛の流れを考えながら付ける方法や、柄の上手な付け方など、マネしやすいのも魅力です。
猫を飼っている人にもおすすめで、これを見ると「うちの子も作ってあげたい!」と思うはず!
羊毛フェルトで猫を作ろう!
マスコットのような猫から、表情豊かな猫、本物そっくりなリアルな猫まえ、羊毛フェルトを使えば様々な猫を作ることができます。
針や糸を使わないのでハンドメイド初心者でも楽しめるのが魅力です。
慣れるまでは上手にかたちを整えるのは難しいかもしれませんが、黙々と作業ができるというのも魅力のひとつ。
ゆっくりと時間をかけて、お気に入りの猫を作ってみませんか?