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2019/06/11

芽が出たじゃがいもの食べ方について解説!毒性や保存方法など様々紹介

じゃがいもの芽には毒性があり、食べることは出来ませんが、きちんと下処理すれば安全に食べることができるんです。
じゃがいもの芽が出るのを少しでも防ぐことができる正しい保存方法と芽が出たじゃがいもの意外な使い方をご紹介します。

Large lars blankers 564561 unsplash

芽が出たじゃがいもは食べられる

芽が出たじゃがいもは食べれる

日持ちがして一年中お手頃価格でスーパーに並んでいる万能野菜でもある、”じゃがいも”を常備してあるご家庭は多いのではないでしょうか。
葉野菜などに比べて日持ちするといっても、しばらく経つと、芽が出たことありますよね。

じゃがいもの芽には毒があると聞いたことがある人も多いと思いますが、芽が出てしまっても食べることができなくなるわけではなく、芽が出たとしてもじゃがいもは食べれます。

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芽が出たじゃがいもを食べるときの注意6選

芽が出たじゃがいもを食べる

芽が出たとしてもじゃがいもは食べれますが、食べるときには注意しなくてはいけません。

  1. 芽は絶対に食べない
  2. 芽をしっかり取る
  3. 皮は厚めに剥く
  4. 水にさらしてから調理
  5. 高温で加熱
  6. 子供には与えない

芽が出たじゃがいもを食べるときの注意点①:芽は絶対に食べない

じゃがいもの毒は、ソラニン・チャコニンといって緑色の皮の部分や未熟なものにも含まれているので注意しましょう。
ソラニンの中毒症状には、腹痛・嘔吐・頭痛・下痢などがありますが、この中毒症状はソラニン50g以上摂取したときにでます。

致死量は体重50キロの成人がソラニン(200~350mg)を含むじゃがいもを2.5キロ食べたときなので、じゃがいもの芽の部分を一度に大量に食べたりはしないと思いますが、注意してくださいね。

芽が出たじゃがいもを食べるときの注意点②:芽をしっかり取る

芽が出てきたじゃがいもは、芽に栄養をとられてしまうので水分がなくなって柔らかくなってきますが、芽以外のじゃがいもはカビなどが生えておらず、普段通りの白っぽい色であれば問題なく食べれます。
芽はじゃがいもの窪みの部分にあることが多いので、ピーラーの芽取り部分や包丁の角を使ってしっかり深くまで取るように心がけてください。

芽が出たじゃがいもを食べるときの注意点③:皮は厚めに剥く

芽が出た柔らかくなっているじゃがいもは、皮ごと使わずに皮を1mm以上と厚く剥いてから使いましょう。
柔らかくなったじゃがいもの皮が剥きにくい時は、水に浸しておけば少しハリが戻って剥きやすくなります。

また、じゃがいもの毒は芽だけではなく未熟なものや緑色に変色した皮の部分にもあります。
ピーラーで皮を剥いた時に中が少し緑っぽいものは厚めに皮を剥いてから調理するほうが良いです。

市場に出回っているじゃがいもで未熟なものはほとんどないですが、家庭菜園などの場合は皮の状態もしっかりチェックしてくださいね。

芽が出たじゃがいもを食べるときの注意点④:水にさらしてから調理

じゃがいもの芽の毒であるソラニン・チャコニンは水溶性のため、水にさらすことで減らすことができます。
芽を取り、皮を剥いた後にカットして水にさらしてください。

芽が出たじゃがいもを食べるときの注意点⑤:高温で加熱

加熱調理すれば毒性がなくなるものも多いですが、じゃがいもの芽に含まれている毒は熱に強いため加熱しても完全になくなることはありません。
ただ、170度以上になると一部分解されるといわれているので芽が出たら高温の油で揚げたりオーブンで加熱調理して食べることをおすすめします。

蒸し料理やレンジ加熱ではそこまでの温度に到達しないので避けてください。

芽が出たじゃがいもを食べるときの注意点⑥:子供には与えない

芽が出たじゃがいもは食べれますし、毒であるソラニンも大量摂取しない限りは心配する必要はありません。
ただ、身体の小さな子供には少量でも危険なのであげないようにしたほうが安心です。

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芽が出たじゃがいもは妊娠中や子供にはNG

妊娠中と子供は注意

先程もお伝えしたように、じゃがいもの毒は成人たと50g摂取することで中毒症状があらわれます。
ただ、身体の小さい子供の場合はその1/10の量である、0.025mgのソラニンでも中毒症状が出る可能性があるんです。

毒が多く含まれている皮つきのじゃがいもを1個食べるだけで中毒を起こすことがあるので、子供に芽が出たじゃがいもをあげるのはNGです。
また、妊娠中も同様です。

ソラニンの中毒でお腹の中の胎児に影響があったという報告はこれまでありませんが、妊娠中は体調もデリケートになっています。
普通の成人女性なら問題のない量や軽い中毒症状でも、妊娠中は万が一中毒症状が出たときの腹痛などが原因で早産等のリスクも上がる可能性も少なからずあるので控えたほうが安心です。

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芽が出たじゃがいもの芽取り除き方法

じゃがいもの芽の取り除き方

芽が出たときの、じゃがいもの芽の取り除き方法をご紹介します。
最後に動画も載せているので参考にしてください。

  1. 皮を剥く
  2. 包丁の付け根を出た芽の周りに刺す
  3. じゃがいもを回転させ出た芽を取る
  4. カットしたときに残っている部分があれば切り取る

じゃがいもの芽取り除き方法①:皮を剥く

じゃがいも出た芽は窪みの部分にあるので皮があるとわかりにくい場合があります。
しっかり見えるようにするためにも皮を剥きましょう。

また、芽が出たときはじゃがいもの皮も緑色に変色している可能性があるので厚く皮を剥くようにしましょう。

じゃがいもの芽取り除き方法②:包丁の付け根出たを芽の周りに刺す

包丁の付け根を出た芽の周りの部分に深めに刺します。
出た芽の部分だけでなく、周りも多めに取るようにした方が安心なので大きめに切り取れる位置に刺しましょう。

ピーラーの芽取りでもOKです。

じゃがいもの芽取り除き方法③:じゃがいもを回転させ出た芽を取る

包丁を刺した部分を軸にしてじゃがいもを回転させて出た芽の周りをグルリと一周させてえぐり取るようにします。
取った後確認して、まだ残っているようなら再度繰り返してしっかり取りましょう。

じゃがいもの芽取り除き方法④:カットしたときに残っている部分があれば切り取る

調理するためにカットしたときにまだ芽の部分が見えるようなら包丁で切ってしっかり取り除きましょう。

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芽が出たじゃがいもを植える時の注意点

じゃがいもを植える

芽が出たことで食べるのが不安になるじゃがいもは、プランターや畑に植えて育てることができます。
家で保存していたじゃがいもに芽が出たときは、種イモとして植えてみましょう。

新しく出たじゃがいもは、種イモよりも上になるので土をしっかりかけて日光に当たらないようにしてください。
じゃがいもが土から出て日光に当たると緑化といって皮が光合成をして緑色になります。

芽が出たときのじゃがいも同様に緑化した皮にも毒性のあるソラニン・チャコニンが含まれているので要注意です。

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じゃがいもの正しい保存方法3選

じゃがいもの保存

使い勝手の良いじゃがいもは家に常備しておきたいですよね。
芽が出たら食べるのが心配になってしまうじゃがいもの長持ちする正しい保存方法を3つご紹介します。

  1. 常温保存
  2. リンゴと一緒に野菜室で保存
  3. 冷凍保存

じゃがいもの正しい保存方法①:常温保存

じゃがいもは常温保存ができる野菜です。
長持ちさせるためには、土をはらって1個ずつ新聞紙に包んで冷暗所で保存しましょう。

じゃがいもは湿気があるとカビが生えたり芽が出たりしやすくなるので湿気を呼ぶ土は必ずはらってから保存してください。
1個ずつ新聞紙で包むのが面倒な場合は、まとめて包んでもOKです。

新聞紙が湿気で湿ってきたら必ずとりかえましょう。
また、じゃがいもは光に当たると光合成をして皮が緑色になってしまいます。

芽が出たときのじゃがいもと同様に、皮が緑色になったじゃがいもにもソラニン・チャコニンが発生しますので、保存するときには段ボールなどの箱に入れて光が入らないように新聞紙や空気穴をあけた黒いビニールなどをかけて光を遮断してください。
ただ、風通しが悪くなると湿気で傷んだり芽が出たりするので密閉せずに風通しの良い状態にしておいてくださいね。

じゃがいもの正しい保存方法②:リンゴと一緒に野菜室で保存

じゃがいもは冷蔵保存にあまり向いておらず、常温で保存する方が良い野菜ですが、梅雨時期や夏場は気温が高くなり湿気が多くなるため、温度変化の少ない冷蔵庫の方が安心です。
ただ、じゃがいもはそのまま冷蔵庫に入れてしまうと、乾燥して水分がなくなってシワシワになってしまいます。

冷蔵庫に入れる場合は大きめの保存容器に新聞紙をひいてぎゅうぎゅうに詰め過ぎないように余裕をもってじゃがいもを入れて上からも新聞紙をかけるようにしてください。
この時、保存容器は密閉しないように蓋はしないか、全部閉めないようにしてください。

保存温度が低すぎると傷む原因になるため、冷蔵室よりは野菜室のほうがおすすめです。
リンゴから出るエチレンガスの効果によってじゃがいもの芽が出るのを抑えることができるようなので、冷蔵庫でじゃがいもを保存するときにはリンゴと一緒に入れると良いですよ。

冷蔵保存するとじゃがいものでんぷんが糖に変化するため甘みが増します。
煮物などにすると甘みがおいしいですが、ホクホク感があまりなくなってしまいます。

揚げ物にしたときにも色が糖の影響で色が付きやすくなるので注意してください。

じゃがいもの正しい保存方法③:冷凍保存

じゃがいもは常温保存でき、日持ちする野菜なので急いで冷凍保存する必要はありません。
また、じゃがいもはそのまま冷凍すると水分か出たことで中身がスカスカで、噛んだ時にスポンジのような食感になってしまいます。

よく、カレーを冷凍するときにはじゃがいもを取り除いてからといわれているのはこのためです。
冷凍するときには、加熱してマッシュポテトにしてからにしましょう。

解凍するときは冷蔵庫でゆっくり自然解凍して使います。
レンジで加熱すればホクホクに仕上がりますし、ポテトサラダやコロッケに使えます。

牛乳でのばしてポタージュスープにもできますよ。
たくさんじゃがいもがあり、芽が出たり傷むのが心配な時は早めにマッシュポテトにして冷凍しておけば安心して使えますね。

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おすすめのじゃがいもレシピ本

使えるじゃがいもレシピ 和・洋・中105品。
1404円

ほとんどの家庭に常備されているじゃがいもは日持ちが良くどんな味付けでも使いやすい野菜ですよね。
じゃがいもをつかったレシピが和・洋・中合わせて105品載っているじゃがいもをフル活用できるレシピ本です。

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芽が出たじゃがいもは食べれるけれど下処理必須です

芽が出たじゃがいもまとめ

芽が出たらじゃがいもは毒があって食べれないと思っている人も多いですが、きちんと下処理すれば食べることができます。
ただ、やはり毒性があるので芽が出たら慎重に調理して、小さな子供や妊婦さんなどは避けたほうが無難です。

芽が出ないように正しく保存するようにして、万が一、芽が出たときはじゃがいもをプランターで育ててみるのもいいかもしれませんね。

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