座布団の種類4選
ひとえに座布団といっても、いろいろな種類のものがあります。
ものによっては、そこそこ値段の張る座布団もあるので手作りできるようになるとお得ですし、楽しいですよね。
- おじゃみ座布団
- せんべい座布団
- 法要座布団
- 長座布団
座布団の種類①:おじゃみ座布団
おじゃみ座布団とは、お手玉のような形をしたかわいらしい座布団のことです。
おじゃみ座布団で座ると、長時間でも楽な姿勢で座ることができます。
プラス背骨のアーチをサポートしてくれるので、姿勢よく座れるというメリット付きです。
床に座る際におじゃみ座布団を使うと、自然と背筋が伸びるのでひざや腰の悪い方にもおすすめできる座布団です。
3次元計測を行った実験データから、背筋が伸びていることがわかったという実証もあるので信用性もあります。
おじゃみ座布団の作り方は以下でご紹介しています。
座布団の種類②:せんべい座布団
せんべい座布団とは、名前のとおり直径1mの丸い形の座布団をさします。赤ちゃんの昼寝スペースとして、大人気の座布団です。
京都の老舗座布団店「洛中高岡屋」で手作りされています。
重さは1350g~1400gなので、赤ちゃんを抱っこしながらでも敷くことができます。
実用中のお母さん方からの評判も高く、かわいらしいフォルムも人気の理由です。
せんべい座布団の作り方は以下でご紹介しています。
座布団の種類③:法要座布団
お盆、法事用の座布団です。
家で行われる法事や仏壇でのお祈りに使用され、長時間の法要でも疲れません。
お坊さんが座られるので、マナーとして色や柄に気を付けることがあります。
色に関してですと、一般的に金襴(きんらん)もしくは緋色(ひいろ)、紫色の座布団を使います。
柄に関しては、唐草模様が仏教では定番とされており、他には金鳳(きんほう)やスイレン、龍などの柄もよく使われます。
座布団の種類④:長座布団
長方形のコタツ用に作られた座布団です。
発祥の地である長野県では、雪が多く積もるためコタツに入って座布団を横に並べて使っていましたが、隙間風が入るためこの長座布団が考案され、作られました。
こたつにはもちろんのこと、ごろ寝用のクッションだったり、ソファとして使うこともできます。
また、せんべい座布団と同じく赤ちゃんのお昼寝マットとしても使用可能です。
座布団作りの材料
手作り座布団を作る際、どのような材料を用意すればいいのでしょうか。
基本となる座布団を作るための材料をご紹介していきます!
- 生地
- わた
- 裁縫糸
- 裁縫針
座布団作りの材料①:生地
座布団は上に座って使用するので、丈夫な生地を選ぶことをおすすめします。
こちらのベロア生地は、耐久性も通常の綿製品の約5倍で、しわになりにくい性質なので長くお使いすることができます。
肌が触れることを考慮して、肌触りのよいものを選ぶと良いです。その点でも、こちらの生地は柔らかく心地の良い肌触りです。
上品なデザインで、写真のワインレッドのほかにも16色あるので自分好みの座布団に仕上げられます。
座布団作りの材料②:わた
一般的に幅広い作品に使われている手芸わたです。
こちらは300gの10本入りです。
回復力が強いのが特徴で、洗っても型崩れすることがなく、乾くスピードも早いので、洗濯をこまめにする座布団にぴったりなわたです。
わたのくずやホコリも出ないので衛生面もバッチリで、湿気を吸わないので臭いも気になることがないです。
こちらは上記で紹介した手芸わたの、1本入りです。
座布団作りの材料③:裁縫糸
なんと24色もはいっています。お値段と合わせてもとてもお得ですね。
手縫いの場合でも、ミシンで裁縫する際も両方に使える糸です。
糸通し付きなのも嬉しいポイントです。
座布団作りの材料④:裁縫針
ケース付きの裁縫針です。
サイズの違う針が30本入っているので、さまざまな用途にお使いできます。
耐久性もバツグンの針なので、折れたり曲がったりする心配はありません!
座布団の作り方
座布団の作り方手順①:綿を切る
まずは、座布団カバーを用意します。
(座布団カバーの作り方は下記参照です)
次に綿をサイズに合わせて切っていくのですが、綿を切る際に上記で紹介したようにハサミできれる綿を使っている方はハサミで大丈夫です。
基本は、手で綿を切ります。
綿の切り方はこちらの動画を参考にしてみて下さい↓
座布団の作り方手順②:綿をたたむ&入れる
広げたままサイズを合わせた綿をたたんでいきます。
角を綺麗な座布団にするために、「角作り」をしていきます。
角作りとは、畳んだ際によれてしまった角の綿をちぎる作業です。
このちぎった綿は真ん中に置いて一緒に入れてしまいます。
次に、綿を入れていく作業です。
初めてだと綺麗に入れるには難しい部分なので、動画をよくみながら綿を入れてみて下さい。
綿のたたみ方&入れ方はこちらの動画を参考にしてみて下さい↓
座布団の作り方手順③:口くけをする
綿を入れた、開いた入口部分がありますよね。それを縫って閉じていく作業を「口くけ」といいます。
口くけのやり方はこちらの動画を参考にしてみて下さい↓
座布団の作り方手順④:のしつけをする
「のしつけ」とは、中身の綿の形を整えていく作業のことです。
のしつけのやり方はこちらの動画を参考にしてみて下さい↓
座布団の作り方手順⑤:角綴じをする
角綴じをやる際のポイントとして、中の綿にも針を通して一緒に縫ってしまった方が、中身がズレずらくなります。
角綴じのやり方はこちらの動画を参考にしてみて下さい↓
座布団の作り方手順⑥:中綴じをする
いよいよ仕上げになります。
「中綴じ」とは、真ん中をバッテンに縫い合わせていく作業です。
こちらは中綴じの方法を写真付きで解説しているサイトです↓
ふとん屋のひとり言 福岡・博多発
中綴じのやり方はこちらの動画も参考にしてみて下さい↓
座布団カバーの材料
- お好きな生地
- (ミシン用)針と糸
- お好みでファスナー
- ヌードクッション
サイズは45cm×45cmです。
シート状のヌードクッションで、2枚セットです。
洗濯は手洗いが可能で、お気に入りのカバーをかぶせてお使いください。
ヌードクッションがあるだけで、座布団の作り方は一作業省かれるので、簡単にな
のでおすすめです。
洗濯できるヌード座布団です。
カバーだけでなく、中身まで洗えるのはありがたいですよね。
抗菌・防臭・防ダニ効果もあるので、小さなお子様にも安心してお使いいただけます。乾かし方は規定があるみたいなので、説明書を読み注意して乾燥作業をしてください。
座布団カバーの簡単な作り方
【45cm×45cmのヌードクッションに合わせて生地をつくる&ファスナー付きの場合の作り方】
※手順①~⑥の下記に、わかりやすいよう手順ごとに始まる動画をいれておきますのでご参考ください。
座布団カバーの簡単な作り方手順①:布を採寸してカットする
生地は137cm×1mのものを用意します。
布の裏にチャコペンで裁ち切り線(45cm×45cm)、縫い代線(42cm×42cm)を2枚引きます。
裁ち切り線に沿って2枚とも布をカットしていきます。
座布団カバーの簡単な作り方手順②:布の端をかがり縫いする
ほつれがないように、2枚を4端ともミシンで「ジグザグ縫い」か「裁ち目かがり縫い」していきます。
座布団カバーの簡単な作り方手順③:2枚の布を縫い合わせる
かがり縫いした2枚の布を表同士で合わせて重ねます。
次に4隅をまち針でとめます。
座布団カバーの簡単な作り方手順④:ファスナーを採寸する
ファスナーをつけるあたりの縫い代線にファスナーを置き、上下とも2cm印を引きます。
そして、印をつけた2cm部分だけ縫います。
座布団カバーの簡単な作り方手順⑤:ファスナーを取り付ける
縫い合わせた布を開いて、裏を上にして広げます。
縫いつけた部分を開くように、縫い代線に沿って折りその状態で上から当て布をしてアイロンをかけます。
ファスナーの取り付け位置を確認して、スライドする部分が隙間から表に出るように開いた部分の上に置きます。
その状態でまち針で固定します。
スライダーは邪魔になるので開けておきます。
そして、まち針を抜きながらミシンで縫い付けていきます。
1週したらファスナーの取り付け完了です!
座布団カバーの簡単な作り方手順⑥:全体の縫い付けをする
布を返して表にします。
邪魔にならないようにスライダーを端に移動させておき、表を合わせるように折りたたみます。
縫い代線に沿って残りの3辺をミシンで縫い合わせていきます。
※ファスナーにかかる部分は折り返した状態でゆっくりミシンを動かします。
縫い終わったら表に返して、ヌードクッションを入れたら完成です!
他にも、簡単につくれる座布団カバーの作り方があるので、参考になる動画を貼っておきますのでご参考ください↓
せんべい座布団の材料
- 新聞紙(大きな紙)
- テープ
- 綿
- 糸
- 裁縫針と長針
- 生地
巻きわたタイプの手芸わたです。
また、使い勝手が良く素材もいいので、人気の高いものです。
綿花を100%使用されているので、とても柔らかく肌触りがいいです。
「わたタイプ」と比べてボリュームは出にくいです。
ですが、赤ちゃんが思いがけないタイミングで寝返りをうってしまった際に、息ができるようにしなければならないので、赤ちゃんに使用することが多いせんべい座布団には、ぴったりなわたです。
無地のグラデーションカラーが、5種類セットになっているカットクロスです。
グラデーションカラーは7色から選べます。
針通りのよい生地なので手縫いにもおすすめで、洗濯も可能です。パッチワークに向いていて、無地なのでどんな柄にも合わせることができます。
せんべい座布団の作り方
せんべい座布団作り方の手順①:型紙をつくる
例えば新聞紙などの大きい紙を用意してください。
※ここでつくった型紙は本体とカバーでも使います。
直径1mの大きい型紙を使うので、新聞紙をテープでつなげます。
つなげた新聞紙を2~4回に折って、半径50cmの円を書いて切り取ります。
(ペンに糸(50cm)をつけて中心から引っ張ってきて書くといいですよ!)
広げて型紙の完成です。
せんべい座布団作り方の手順②:綿をカットする
綿は、使わなくなった布団や座布団のものでも大丈夫です。
もちろん、市販で買った綿でも構いません。
※綿をカットする際は手でちぎってください。
型紙の上に綿を置きながら整形していきます。
平らになるように、均一に綿を足していきます。
適当な間隔で仮止めする感じで縫い付けると、綿がズレずに固定されます。
(座布団の表面にくる部分の綿は、一面の大きな綿を使うとデコボコしない綺麗な座布団になりますよ!)
せんべい座布団作り方の手順③:生地をカットする
型紙を使っていくのですが、そこから縫い代を1.5cmほどとってチャコペンで線を引きます。
できたら、2枚カッティングです。
せんべい座布団作り方の手順④:生地を縫い合わせる
生地を表が向かい合うようにぴったり合わせて縫い付けていきます。
この時、綿を入れる部分は開けておくことを忘れずに!
(広めに開けておくことをおすすめします。)
せんべい座布団作り方の手順⑤:綿を入れていく
生地をひっくり返して表にし、綿を入れていきます。
せんべい座布団作り方の手順⑥:入り口をふさぐ
なみ縫いorまつり縫いで縫い合わせてふさぎます。
(きれいな座布団にしたい方は、くけ縫いをおすすめします。)
くけ縫いの参考動画です↓
せんべい座布団作り方の手順⑦:5ヶ所綴じる
最後に、綿と生地がズレないように5ヶ所綴じて完成です!
(この時、厚みがあるので長針を使うことをおすすめします。)
せんべい座布団の作り方はこちらのサイトもご参考下さい↓
赤ちゃん用!せんべい座布団の作り方【話題沸騰中商品をハンドメイド】
せんべい座布団カバーの材料
4種類のスナップボタンが各10セット(合計40セット)入った、お得なスナップボタンです。10mm~15mmがあるので、座布団の大きさによって使い分けることもできます。
また、収納ケース付きなので別で買う必要もありません!
カラータイプのマジックテープです。サイズは幅2cm、長さが2mあります。粘着タイプではないので縫ってつけてください。
しっかりつけられますし、ミシン付けの時に粘着テープが邪魔になることもないです。カラーは12色からお選びいただけます。
- 柄ありと柄なしの生地(2トーンver.)
- 23cm×4cmの生地を切り取ったもの(入口を結ぶ紐)
- お好みでスナップボタンや面ファスナー(マジックテープ)
せんべい座布団カバーの作り方
【2トーンver.】
せんべい座布団カバー作り方の手順①:紐づくり
用意しておいた23cm×4cmの生地を切り取ったものを、半分に折りアイロンをかけてから縫います。
せんべい座布団カバー作り方の手順②:縫い合わせる&カット
表面になる部分を縫い合わせます。
柄ありと無地の生地を縫い合わせるので、中表に合わせて縫い付けます。
(縫い付けた部分を開いてアイロンで折り目をつけておくと良いです)
次に裏面です。
裏面は2枚の布を重ね合わせて、座布団を入れるための口を作っていきます。
重なる部分を作るために、型紙は少し長めに折って同じものを2枚切り取ります。
表面と裏面を中表に合わせてまち針で固定します。
裏面の入り口になる直線部分を2枚とも三つ折りにしてアイロンをかけ、縫います。
この時に、中心から15cmくらいのところに紐を一緒に挟み込んで縫います。
(紐を4カ所縫い付けます)
※ここでは紐をご紹介していますが、スナップボタンやマジックテープでも大丈夫です。
せんべい座布団カバー作り方の手順③:表面と裏面を縫い合わせる
中表に合わせて一周縫い合わせます。
ひっくり返して座布団を入れれば完成になります!
せんべい座布団カバーの作り方はこちらもご参考ください↓
洛中高岡屋せんべい座布団カバーの作り方!IKEAの北欧生地で手作りしてみた
幼稚園用座布団の材料
強度と重量感のある高弾性ウレタンなので、長時間座っていても疲れません。
はさみでお好みの大きさにカットできるので、手作りシート素材としておすすめです。
お子さんの学校用座布団の作り方としては、このウレタン素材がポピュラーに使われています。
丸型の低反発ウレタンです。
6種類から選べます。
低反発面を上にすると沈み込む感触、高反発面を上にするとやわらかい感触と、好みや気分に合わせて使い分けができる優れものです。
全8色から選べるゴムです。
お気に入りの座布団を作るには、ゴムもこだわるべし!です。
- 中厚手生地
- 平ゴム
- ウレタン(スポンジ)or 100均などで売っているミニクッション
- 糸
- 針
幼稚園用座布団の作り方
幼稚園用座布団作り方の手順①:カットする
まず、ウレタンを指定の大きさにカットします。
生地の裁断は、指定のもので合わせて切っていきます。
縦は真ん中に端を合わせて、そこから一周して8cm長くとります。
横はウレタンの横幅+ウレタンの厚みを左右ともとります。
幼稚園用座布団作り方の手順②:端を縫う
縦の切れ端を処理します。(裁ち目がかり)
裁ち目がかりのやり方です↓
横の切れ端は上下とも三つ折りし、縫います。(2cm折って、0.7cm折り込む)
幼稚園用座布団作り方の手順③:形をとる
生地を表にした状態でウレタンをのせ、下側をかぶせます。
上側をかぶせるのですが、4cmくらいかぶされば大丈夫です。
(これで、生地は中おもてになります)
できたらまち針をして固定し、ウレタンをそーっとはずします。
次は横の印付けです。
ウレタンを中心に置き、「ウレタン~ウレタンの厚みの半分まで」のところをミシンがけします。
反対側も同じようにやっていきます。
ここで、ウレタンを入れて確認してみてください。
(ウレタンは折りながら入れると良いですよ!)
幼稚園用座布団作り方の手順③:マチをつくる
※ここの作業は細かいものが多いので、針に注意してください!
四隅すべて3cm×3cmでカットします。
下側のマチからつくっていきます。
下側の1つ隅をもって、折り目に逆らってつぶします。
それをまち針で固定します。
反対側も同様に行います。
そして、まち針に気を付けながら縫い付けます。
次に、上側にゴムを通していきます。
ゴムを端から端まで通し、マチをつくった状態で布から少しゴムを出してまち針でとめます。
※ゴムはねじれないように気を付けてください。
そしてもう片端も同様に行います。
裏返して完成です!
(お好みでウレタンを入れる入り口にマジックテープをつけても良いですね)
幼稚園用座布団カバーの材料
かわいいキツネ柄の中厚手生地です。
このデザインのキツネたちは恥ずかしがり屋さんらしく、キョロキョロと違うところを見ています。
色合いもキレイなカットクロスです。
中厚手生地なので、手縫い・ミシン縫いのどの縫製が簡単に行えます。
クジラのほかにも、ハリネズミ、白クマから選べます。
どれもデザインが可愛いので、お子さんの座布団にもお使いできますし、大人でも使いたくなる可愛さです。
中厚手生地なので、丈夫でほど良い厚みの質感を感じられます。
吸水性、速乾性に優れているので、洗濯も可能です。
- 中厚生地
- ゴム紐(バックル式ゴムでもOK)
- マジックテープ
- 針
- 糸
幼稚園用座布団カバーの作り方
幼稚園用座布団カバー作り方の手順①:カットする
生地の裁断は、指定のもので合わせて切っていきます。
縦は真ん中に端を合わせて、そこから一周して8cm長くとります。
横はウレタンの横幅+ウレタンの厚みを左右ともとります。
幼稚園用座布団カバー作り方の手順②:端を縫う
縦の切れ端を処理します。(裁ち目がかり)
裁ち目がかりのやり方です↓
横の切れ端は上下とも三つ折りし、縫います。(2cm折って、0.7cm折り込む)
幼稚園用座布団カバー作り方の手順③:形をとる
生地を表にした状態でウレタンをのせ、下側をかぶせます。
上側をかぶせるのですが、4cmくらいかぶされば大丈夫です。
(これで、生地は中おもてになります)
できたらまち針をして固定し、ウレタンをそーっとはずします。
次は横の印付けです。
ウレタンを中心に置き、「ウレタン~ウレタンの厚みの半分まで」のところをミシンがけします。
反対側も同じようにやっていきます。
ここで、ウレタンを入れて確認してみてください。
(ウレタンは折りながら入れると良いですよ!)
幼稚園用座布団カバー作り方の手順③:マチをつくる
※ここの作業は細かいものが多いので、針に注意してください!
四隅すべて3cm×3cmでカットします。
下側のマチからつくっていきます。
下側の1つ隅をもって、折り目に逆らってつぶします。
それをまち針で固定します。
反対側も同様に行います。
そして、まち針に気を付けながら縫い付けます。
次に、上側にゴムを通していきます。
ゴムを端から端まで通し、マチをつくった状態で布から少しゴムを出してまち針でとめます。
※ゴムはねじれないように気を付けてください。
そしてもう片端も同様に行います。
裏返して完成です!
(お好みでウレタンを入れる入り口にマジックテープをつけても良いですね)
※カバーの作り方は、「幼稚園座布団の作り方」でご紹介したものと同じ手順なので、こちらの動画もご参考ください。
着物リメイク座布団の材料
オーガニック素材なので化学物質は一切入っていません。
ですので、天然志向の方にピッタリなわたです。
手になじみやすく感触の良いもので、詰め込みやすさもあるので、使いやすさも持ち合わせています。
安心素材である点が一番のおすすめポイントです!
30cm×30cmサイズの水洗いができるわたです。
シート状に加工されていて、ハサミでも切りやすくなっているので座布団づくり初心者の方にとてもおすすめの商品です。
通気性・耐久性にも優れていて、お値段も高くないのでDIYする方にはとても嬉しいですね。
フワフワ感は少ないので、しっかりとした固めの座布団を作りたい方におすすめです。
赤ちゃんの寝返りが心配というお母さん方に、赤ちゃんのお昼寝スペース用の座布団に使うのもいいです。
- いらなくなった着物
- 綿
- 糸
- 針
着物リメイク座布団の作り方
基本的に座布団の作り方は同じです。ですので、初心者が覚えておくべき着物リメイクをする際の前準備からご紹介します。
着物リメイクをする時の準備①:着物をほどく
リッパ―or小ばさみを使って着物をほどきます。
糸を切って1枚の布地に戻す作業ですが、その際に布地を傷つけないように気を付けてください。
穴が開いてしまうことがあるので、根気よく慎重に作業することが大切です。
着物リメイクをする時の準備②:洗濯をする
一度洗濯をします。
汚れを落とすことはもちろん、リメイク後に布が縮んで作品が崩れてしまうのを防ぐためです。
ほどいた布はほつれやすくなっているため、洗濯モードはおしゃれ着洗いをおすすめします。
着物リメイクをする時の準備③:乾かして、アイロンをかける
少し生乾き程度まで乾かし、アイロンをかけます。
これは、完全に乾いてからだと伸びにくいしわも伸びやすくなり、仕上がりがキレイになるためです。
これで、準備は完了になります!
着物のためにも、自分のためにも素晴らしいリメイク術を覚えてみてくださいね。
※分かりやすいように、動画を手順ごとから始まるようにしています。
【45cm×45cmの座布団の場合の作り方】
着物リメイク座布団の作り方手順①:布を採寸してカットする
着物のお好きな柄や色の部分を選びます。
布の裏にチャコペンで裁ち切り線(45cm×45cm)、縫い代線(42cm×42cm)を2枚引きます。
裁ち切り線に沿って2枚とも布をカットしていきます。
着物リメイク座布団の作り方手順②:布の端をかがり縫いする
ほつれがないように、2枚を4端ともミシンで「ジグザグ縫い」か「裁ち目かがり縫い」していきます。
着物リメイク座布団の作り方手順③:2枚の布を縫い合わせる
かがり縫いした2枚の布を表同士で合わせて重ねます。
次に4隅をまち針でとめます。
着物リメイク座布団の作り方手順④:ファスナーを採寸する
ファスナーをつけるあたりの縫い代線にファスナーを置き、上下とも2cm印を引きます。
そして、印をつけた2cm部分だけ縫います。
着物リメイク座布団の作り方手順⑤:ファスナーを取り付ける
縫い合わせた布を開いて、裏を上にして広げます。
縫いつけた部分を開くように、縫い代線に沿って折りその状態で上から当て布をしてアイロンをかけます。
ファスナーの取り付け位置を確認して、スライドする部分が隙間から表に出るように開いた部分の上に置きます。
その状態でまち針で固定します。
スライダーは邪魔になるので開けておきます。
そして、まち針を抜きながらミシンで縫い付けていきます。
1週したらファスナーの取り付け完了です!
着物リメイク座布団の作り方手順⑥:全体の縫い付けをする
布を返して表にします。
邪魔にならないようにスライダーを端に移動させておき、表を合わせるように折りたたみます。
縫い代線に沿って残りの3辺をミシンで縫い合わせていきます。
※ファスナーにかかる部分は折り返した状態でゆっくりミシンを動かします。
縫い終わったら表に返して、わたを入れていきます。
着物リメイク座布団の作り方手順⑦:綿を切る
まずは、座布団カバーを用意します。
(座布団カバーの作り方は下記参照です)
次に綿をサイズに合わせて切っていくのですが、綿を切る際に上記で紹介したようにハサミできれる綿を使っている方はハサミで大丈夫です。
基本は、手で綿を切ります。
綿の切り方はこちらの動画を参考にしてみて下さい↓
着物リメイク座布団の作り方手順⑧:綿をたたむ&入れる
広げたままサイズを合わせた綿をたたんでいきます。
角を綺麗な座布団にするために、「角作り」をしていきます。
角作りとは、たたんだ際によれてしまった角の綿をちぎる作業です。
このちぎった綿は真ん中に置いて一緒に入れてしまいます。
次に、綿を入れていく作業です。
初めてだと綺麗に入れるには難しい部分なので、動画をよくみながら綿を入れてみて下さい。
綿のたたみ方&入れ方はこちらの動画を参考にしてみて下さい↓
他にも、簡単につくれる座布団カバーの作り方があるので、参考になる動画を貼っておきますのでご参考ください↓
着物リメイク座布団の作り方手順⑨:口くけをする
綿を入れた、開いた入口部分がありますよね。それを縫って閉じていく作業を「口くけ」といいます。
口くけのやり方はこちらの動画を参考にしてみて下さい↓
着物リメイク座布団の作り方手順⑩:のしつけをする
「のしつけ」とは、中身の綿の形を整えていく作業のことです。
のしつけのやり方はこちらの動画を参考にしてみて下さい↓
着物リメイク座布団の作り方手順⑪:角綴じをする
角綴じをやる際のポイントとして、中の綿にも針を通して一緒に縫ってしまった方が、中身がズレずらくなります。
角綴じのやり方はこちらの動画を参考にしてみて下さい↓
着物リメイク座布団の作り方手順⑫:中綴じをする
いよいよ仕上げになります。
「中綴じ」とは、真ん中をバッテンに縫い合わせていく作業です。
こちらは中綴じの方法を写真付きで解説しているサイトです↓
ふとん屋のひとり言 福岡・博多発
中綴じのやり方はこちらの動画も参考にしてみて下さい↓
おじゃみ座布団の材料
高級インドわた100%のふとんわたです。
吸水性、保湿性に加え弾力性に優れているので、おじゃみ座布団にぴったりです。
9種類セットのおしゃれなカットクロスです。
青色シリーズ、紫色シリーズ、ソリッドカラーシリーズ(原色だけで組み合わせた色)から選べます。
洗濯も可能で、肌触りの良い生地になっています。
パッチワーク調のおじゃみ座布団におすすめです!
グレー系の生地が7種類セットになったカットクロスです。
おしゃれなデザインはもちろん、裁断しやすいのでお子さんと一緒に作ってみてもいいですね。
通気性、抗菌性もバツグンです!
- 生地
- 綿
- 糸
- 針
おじゃみ座布団の作り方
おじゃみ座布団は基本的にお手玉と同じ作り方です。
【直径30cm×高さ12cm⇒枕くらいの大きさです】
おじゃみ座布団の作り方手順①:中表に合わせて縫う
4枚の長方形の形に切った生地を用意します。
中表になるように縫い合わせます。
このように合わせて3ヶ所ずつ、同じように2枚縫っていきます↓
半分ずつ壁ができる様な状態になれば正解です。
おじゃみ座布団の作り方手順②:2つを縫い合わせる
裏返して表にします。
2枚の中心を合わせてから、縫い目と縫い目の境目を合わせます。
それをマチ針で留めます。
次に2枚を1つにうるために縫い合わせていくのですが、両端を0.5cmあけて縫い合わせてください。
おじゃみ座布団の作り方手順③:残りの部分も同様に縫う
また裏返して、さらに生地と生地の境目と反対側の生地と生地の境目を合わせて、マチ針で留めておきます。
先ほどと同じように端と端を合わせて、縫います。
この時も両端を0.5cmあけてください。
おじゃみ座布団の作り方手順④:仕上げ
両サイドがまだあいているので、片方を合わせて縫っていきます。
反対側のあいているところから裏返して、表になるようひっくり返します。
最後に綿を入れ、口を少し織り込んでから縫い付けたら完成です!
(アイロンをかけながら作業していくとシワにならないのでおすすめポイントです。)
すべて同じ生地を使うのもいいですが、2枚ずつ同じにしてもよりオシャレなおじゃみ座布団になりますよ。
座布団カバーにおすすめの生地
座布団カバーにおすすめの生地①:ベロア生地
高級感のあるベロアタイプの生地です。
さわり心地はバツグンで、DIY用の布なので座布団作りにとてもおすすめです。
ドレスやコスチュームを作る際にも使えるので、しっかりしていて耐久性もあるので、負担をかけることが多い座布団でも安心です。
無地なのでもちろんそのまま使っても良し、2トーンで使ってもおしゃれです。
座布団カバーにおすすめの生地②:ソフトレザー生地
ソフトレザータイプの生地です。
PVCソフトレザーは軽くて丈夫なうえ、使い勝手も良いのでハンドメイド向きの生地です。
レザーの座布団は少し小慣れ感がでて、重宝したくなること間違いなしです。
カラーは4色から選べて、サイズは1m~3mあります。
撥水性なので、お子様用の座布団を作る際もいいですね。
座布団カバーにおすすめの生地③:北欧柄カットクロス
北欧テイストの50cm×65cmのカットクロスです。
なんと8枚セットです。
かわいらしいデザインがおすすめポイントなので、パッチワークタイプの座布団と相性が良いですね。
座布団カバーにおすすめの生地④:琉球きもの生地カットクロス
沖縄の「紅型(びんがた)染め」をモチーフにしてつくられた、きもの生地です。
あでやかで派手すぎないキレイなデザインがたくさんあります。
きもの生地なのでおじゃみ座布団を作る際に使うと、とても雰囲気の良い座布団になります。
いろんな座布団の作り方をマスターしてみよう!
「座布団」といっても種類はたくさんありましたね。
昔ながらの座布団から変わった形やデザインをした座布団などなど。
知ってみると、それぞれに魅力が詰まっていることがよく分かります。自分で、自分好みに作っていけばその倍、座布団を好きになれるはずです。
お子さんと一緒に作るのもいいかもしれません。
ぜひ、さまざまな座布団の作り方をマスターして、プチ座布団職人になってみてはいかがでしょうか。