sumica(スミカ)| 毎日が素敵になるアイデアが見つかる!
2019/06/24

除光液の成分を徹底解説!代用品や自作方法など紹介

除光液って、よく使うけど実は結構危険なものってご存じでしたか?
ここでは、そんな除光液の成分を徹底的に解説します。

また、1回しか使わないのに買ってしまった除光液の便利な使い方や、身近にあるもので代用できる代用品もあわせてご紹介します。

Large manucua2

除光液とは

除光液

除光液とはマニュキュアを除去するのに使うアセトンを主成分とする液体のことです。
除去液と呼ばれたりエナメルリムーバーと呼ばれることもあります。

除光液はマニュキュアを簡単に落とせる一方、ツンとする匂いがあったり、爪が白くなるなどといったデメリットもあります。
これは、除光液に含まれるアセトンという成分が高い揮発性を持っていることと、皮脂を溶かす成分を持っているため起こります。

また、アセトンには引火性もあるので十分注意をして使用する必要があります
最近は、このアセトンを成分に含まないアセトンフリーの除光液も販売されています。

爪の弱い方や、除光液独特のツンとした匂いが苦手な方はアセトンフリーの除光液がおすすめです。

<下に続く>

除光液の主な成分6選

除光液の成分

では、次に除光液の主な成分をご紹介します。
除光液は使うけど成分まで気にしたことないという方がほとんどかとおもいます。

これを機に除光液の成分には何が含まれているか知るのもよい機会かもしれません。

  1. アセトン
  2. トリオクタノイン
  3. グリセリン
  4. メトキシケイヒ酸オクチル
  5. BHT
  6. 酢酸エチル

除光液の成分①:アセトン

先にもご紹介した通り、アセトンは除光液の主成分です。
アセトンには油や樹脂を溶かす効果があります。

マニキュアは樹脂でできているため、このアセトンの樹脂を溶かす効果を利用してマニキュアを除去することができるのです。
しかし、一方で油を溶かす効果もあるので、爪が白くなったり指がカサカサになったりするというワケです。

また、アセトンは揮発性に優れ、しかも引火性も強いため、除光液を使う際は火の気と換気に十分注意する必要があります

除光液の成分②:トリオクタノイン

アセトン以外の成分として、トリオクタノインも含まれています。
このトリオクタノレインは化粧品の油性成分としても使われる成分で、いわゆる保護膜の代わりをしてくれる成分になります。

ファンデーションや口紅、クレンジング材にも含まれる成分で化粧品の成分としてはとてもポピュラーなものです。
トリオクタノインが、除光液の油を溶かす作用から指や爪を守ってくれているのですね。

除光液の成分③:グリセリン

除光液に含まれる成分の3つ目として、グリセリンも含まれています。
グリセリンってなんか聞いたことありますよね。

でも、どういった効果があるかまでご存じの方は少ないのではないでしょうか。
グリセリンとは保湿効果に優れた物質で、周りの水分を集めることで肌の保湿を助ける効果があります。

様々な化粧品にも使われている成分で、ほとんどのマニキュア除光液もこちらの成分含まれています。
トリオクタノレインと同様、グリセリンが肌荒れを防ぐ効果を担ってくれています。

除光液の成分④:メトキシケイヒ酸オクチル

メトキシケイヒ酸オクチルは除光液が紫外線で劣化しないよう保護する働きがある成分になります。
除光液にこちらの成分が含まれていないと、太陽にあたってすぐに変色劣化してしまいます。

日焼け止めの成分としてよく使われている成分です。

除光液の成分⑤:BHT

BHT(ジブチルヒドロキシトルエン)は酸化防止を担う成分です。
先ほどご紹介したメトキシケイヒ酸オクチルが酸化しやすい物質なので、酸化を防ぐために配合されています

メトキシケイヒ酸オクチルとペアで配合されることが多い成分になります。

除光液の成分⑥:酢酸エチル

ノンアセトンの除光液の主成分として使われるのがこちらの酢酸エチルです
こちらもマニキュアを溶かす作用がありますが、匂いや皮脂を溶かす作用はアセトンほど強くないため、アセトンに比べ比較的安全な成分とされています。

しかし、酢酸エチルも化学物質ではあるので、完全に安全で爪への影響はゼロというわけにはいきません。
つまり、ノンアセトンの除光液を使う際も換気は必ずしてください。

<下に続く>

除光液の主な使い道6選

除光液は掃除にも使える

除光液はマニキュアを落とす以外にも、実は色々な使い方があるのです。
古くなってしまったので捨てるなんて勿体ありません。

除光液の色々な使い方を知って、除光液を有効活用してください。

  1. シールのベタベタを落とす
  2. 靴の汚れを落とす
  3. 洋服についた油性ペンのインク落とし
  4. 接着剤剥がし
  5. 乾いてしまった油性ペンを復活させる
  6. デコパージュで活用

除光液の使い道①:シールのベタベタを落とす

ステッカーが中途半端に取れてしまったので剥がしたい、子供が貼ったシールを落としたいなどシールのベタベタを落としたい、というシチュエーションは多々あるのではないのでしょうか。
そんな時にも除光液は役に立ちます。

ティッシュに除光液をしみこませて、シールのベタベタ部分にしばらく載せておいてください。
除光液が十分に染み込んだらびっくりするくらい簡単にベタベタを落とすことができます。

それでも落ち切らないものは、除光液の染み込んだティッシュでふき取りましょう。
ただし、家具によっては除光液で変色や変質してしまうものがあるので、シール剥がしに使う前に目立たない部分に塗布して使えるかどうか試してみて下さい。

ちなみにこれは、ベタベタになったはさみにも使える方法です。

除光液の使い道②:靴の汚れを落とす

除光液は汚れやすい靴の掃除にも使えるんです。
おしゃれは何といっても足元からですよね。

靴が汚れていてはせっかくのおしゃれも台無しです。
そんな時に役に立つのが除光液です。

コットンに除光液をしみこませ、汚れが付いた部分をふき取るだけで完了です。
エナメルの靴にも、スニーカーにも使えてとても便利です。

ただし、必ず汚れ落としする前に目立たない部分で問題なく使えるか試してください

除光液の使い道③:洋服についた油性ペンのインク落とし

洋服に油性ペンがついて泣く泣く捨てたなんて経験をしたことがある人は多いのではないでしょうか。
特に小さい子供がいるお家ではこんなハプニング日常茶飯事ですね。

でも、油性ペンがついた洋服を復活させることができるんです。
油性ペンがついた面をタオルの上において、除光液をしみこませたタオルやキッチンペーパー、歯ブラシなどでトントンと叩いていけばインクは下のタオルしみだしてくるんです。

ただし、早く落としたいからと言ってこすってしまうと逆に染み込んでしまうので、必ず叩いて落とすようにしてください。

除光液の使い道④:接着剤剥がし

接着剤が指にくっついてはがれなくなってしまったという経験はありませんか。
無理にはがそうとすると、皮膚がはがれてしまいます。

そんな時は、熱いお湯にしばらく手を浸して接着剤を緩ませた後、除光液を振りかけてください。
ただし、除光液も皮脂を溶かしてしまうので、手についた除光液も早めに落としましょう

除光液の使い道⑤:乾いてしまった油性ペンを復活させる

油性ペンって1回使った後、しばらく引き出しの中で放置、またいざ使いたいとき取り出してもカサカサになって使えないなんてことありませんか。
カサカサの油性ペンも除光液で復活させることができるんです。

カサカサになったペン先を除光液にしばらく浸すだけです。
ぜひ一度お試しください。

除光液の使い道⑥:デコパージュで活用

写真やマスキングテープを転写するのにも除光液は役に立ちます。
転写したい面を下にして、除光液を垂らして十分しみこませ、上から優しくこするだけで写真やマスキングテープが転写できるんです。

最近はやりのDIY女子にぜひおすすめしたい転写技術です。

<下に続く>

除光液使用時の注意点3選

除光液の注意点

除光液に含まれるアセトンという成分は意外と危険な成分です。
ですので、除光液を使用する際には十分な注意が必要なのですが、何に注意すればよいか具体的にわからないですよね。

そこで、次に除光液を使う際の注意点を3つご紹介します。

  1. 火の気に注意
  2. 子供の手の届くところに置かない
  3. 使用法を守って使う

除光液を使う際の注意点①:火の気に注意

再三ご紹介していますが、除光液に含まれる成分の一つであるアセトンは非常に引火性が強いです。
また、揮発性も高いので、ふたを開けた瞬間から空気中にアセトンが放出されます。

空気中にたまったアセトンに引火なんて言う事故もありますので、除光液の周りでの火の気の注意はもちろん、除光液を使う際はしっかりと喚起をするようにしましょう。

除光液を使う際の注意点②:子供の手の届くところに置かない

除光液は絶対子供の手の届くところに置かないようにしましょう。
保管はもちろん、使用の際もできるだけ子供の目に触れないようにしてください。

なぜなら、子供は誤って除光液を飲んでしまうことがあるからです。
除光液は大変危険なので、たとえ飲んだ量が1mLと少量でも必ず病院に行くようにしましょう。

焦って吐かせてはいけません
除光液が誤って気管に入ると肺炎などを引き起こす原因となります。

除光液を使う際の注意点③:使用法を守って使う

除光液は大変便利なものです。
しかし、反面危険な成分も含まれています。。

必ず使用法を守って使うようにしましょう。
間違っても子供やペットが誤飲してしまうことなどないように気を付けましょう

<下に続く>

除光液の代用品3選

除光液は消毒液で代用可

結婚式があるから、ちょっとパーティーがあるから、と普段しないマニキュアを頑張ってしてみたものの、家に除光液がない、なんてシチュエーション結構あるのではないでしょうか。
そんな時に役に立つ除光液代用品を3つご紹介します
な。

  1. エタノール
  2. マニキュア重ねつけ
  3. お酢

除光液の代用品①:エタノール

エタノールを目にする機会は良くありますね。
最近いたるところにおいてある消毒用エタノール、これは除光液の代用として使えるんです。

使い方はコットンにエタノールを浸して、マニュキュアの塗ってある爪の上においてふやけるまで待って、ふやけたら落とす、とこれだけです。
ただ、除光液に比べてマニュキュアを落とすまでに時間がかかるので、時間があるときにのみおすすめです。

また、エタノールには消毒用エタノールのほかに無水エタノールというのもありますが、除光液の代用品として使えるのは消毒用のエタノールですので間違えないようにしてください。

除光液の代用品②:マニキュア重ねつけ

マニキュアを除去したいのにマニキュアって?と疑問に思うかもしれませんが、マニキュアは除光液の代用品になるのです。
落としたいマニキュアの上にマニキュアを新しく塗って乾く前にふき取ってください。

強くこすりすぎると爪を傷つけてしまうので優しくふき取るようにしましょう。

除光液の代用品③:お酢

お酢の酸性成分でマニキュアを除去することもできます。
マニキュアを落とすためには酸性成分が高くないといけません。

家庭にあるもので酸性成分が高いものとして、お酢やレモンは除液の代用として使えます。
酸性が高ければ高いほどより効果が高く、マニキュアもおちやすくなるので、お酢にレモンを混ぜてもよいかもしれませんね。

<下に続く>

除光液の自作方法

除光液は自作できる

除光液の成分はご紹介しましたが、なにも全部入れる必要はなく簡単に除光液が作れます。
除光液の主成分であるアセトンを中心に自作除光液の作り方をご紹介します。

簡単にできるので興味があったらお試しください。

  1. 換気をする
  2. アセトンを用意する
  3. グリセリンを用意する
  4. 容器を用意する
  5. 水を用意する
  6. 混ぜる

除光液の自作方法①:換気をする

まず除光液を作る準備として必ず換気してください。
手作り除光液は匂いが市販のものほどはありませんが、揮発性・引火性の高い除光液の主成分であるアセトンを使用するので必ず換気はするようにしてください。

除光液の自作方法②:アセトンを用意する

除光液の主成分であるアセトンを用意します。
アセトンはホームセンターで購入することができます

除光液の自作方法③:グリセリンを用意する

除光液の成分の項目でもご紹介しましたが、アセトンのほかに用意するものとしてグリセリンです。
アセトンだけだと、皮脂を溶かす力が強すぎて爪が白くなってしまうので、グリセリンを混ぜます

グリセリンはドラッグストアで購入することができます。

除光液の自作方法④:容器を用意します

容器は100円ショップでも購入できますが、除光液を入れてもよいものを用意してください

除光液の自作方法⑤:水を用意する

除光液の成分ではご紹介していませんが、水も用意します。
水は水道水で十分です。

なぜなら、水がないとグリセリンとアセトンが混ざらないからです

除光液の自作方法⑥:混ぜる

最後にアセトン、グリセリン、水を8:1:1の割合で混ぜます。
この分量はあくまで目安なので参考くらいに考えてください。

グリセリンを入れすぎるとベタベタするし、水がないと混ざりません。
いっぺんに混ぜるのではなく、アセトンにグリセリンを混ぜて少しずつ水を足してください

これで、自作除光液は完成です。
市販のものよりかなり臭いの少ないものができるはずです。

<下に続く>

おすすめのアセトンフリー除光液3選

アセトンフリーの除光液

アセトンフリーの除光液のおすすめを3つご紹介します。
中には、アセトン入りの除光液よりもマニキュア除去力の高いものもありますので、爪の弱い人、肌荒れしやすい人必見です。

おすすめのアセトンフリー除光液①:アンドネイル モイスチャースパリムーバー

アンドネイル モイスチャースパリムーバーN 100mL
1512円

ツンとした匂いが苦手な方にお勧めなのがこちらの商品です。
レモンの香りが漂いマニキュアを落としているはずなのになぜとても癒されます。

また、オーガニック成分や美容成分が含まれているので、爪にも非常に優しいと評判のこちらの商品ですが、ラメ入りのマニキュアもしっかり除去してくれるほどのマニキュア除去力です。

おすすめのアセトンフリー除光液②:無印良品 除光液

無印良品 除光液 100ml 日本製
1150円

無印良品の除光液はアセトンフリーなのにマニキュア除去力に優れていると評判の除光液です。
アセトン入りの除光液よりマニキュアが落ちやすいという口コミが多数よせられているようです。

試す価値ありの商品です。

おすすめのアセトンフリー除光液③:MCコレクション ネイルリムーバー

ネイルリムーバー ジェルタイプ
918円

ジェルタイプという珍しい除光液です。
マニキュアの上にのせて爪の上をくるくるとマッサージするようにしてマニキュアを落とすことができます。

コットンやティッシュを使う必要がなく、お風呂でもマニキュアを落とすことができます。
また、ジェルタイプなので爪以外の余計な部分に除光液が付くことがなくマニュキュアをおとせるというのもうれしいですね。

<下に続く>

おすすめのセルフネイル

セルフネイルだって除光液があれば怖くない

ずぼらネイルの成功法則:8割100均でOK!できるだけ簡単に「サロン級マニキュア」を作る方法: セルフネイルブロガー直伝!おすすめグッズ・キレイ魅せのちょっとしたコツ

こちらの商品は100円均のマニキュアを使ってセルフネイルをプロ並みに仕上げるやり方などご紹介しています。
ネイルというとすごく時間がかかってしまいますが、時短でできるマニキュアのやり方もご紹介しています。

時短で、しかも手に入りやすいグッズでおしゃれなセルフネイルを楽しみたい方にぜひおすすめです。
どちらかというとがっつりセルフネイルをやりたい方というより、セルフネイル初心者の方におすすめです。

<下に続く>

除光液の成分を知って便利に使いましょう!

除光液を便利に使いましょう

マニキュアを落とすのに必須の除光液ですが、マニキュアを落とす以外にもいろいろな使い方ができるんですね。
また、除光液がない場合、周りにある身近なものでもマニキュアを落とすことができるというのも面白いですよね。

ただ、除光液は引火性や揮発性があり使用には十分注意しなければいけないこともしっかり頭に入れつつ、上手に除光液を活用してください

Thumb transparent
written by

sumica(スミカ)は毎日が楽しく、素敵になる暮らしのアイデアを発信する情報サイトです。100均やDIY、生活雑貨・コストコ、時短レシピなど、忙しい主婦やOLの方々の生活を豊かにするための情報を毎日お届けします!

関連記事
おすすめ記事
Sumica add line image
Sumicaの
おすすめ記事がLINEに届く!
Add line
Sumica add line image
Sumicaの
おすすめ記事がLINEに届く!
Add line