ナップサックは小学校の体操着入れとしても使える
まずナップサックですけど、小学校の体操着入れとしても使えるってご存知でしたか?
子供が幼稚園を卒園して小学校に通い始めると、途端に持っていく荷物が増えますよね。
ランドセルはもちろんのこと、上履きや給食袋。
図工に使う絵の具セットや習字道具、そして体操服などなど。
持ち物が多くなると、お子さんにかかる負担は結構なものになります。
そんな時、ランドセルの上から背負えるタイプのナップサックに体操服を入れておくと、登下校がちょっと楽になりますよ。
かわいいナップサックアイデア実例
ナップサックを作ろう!と考えた時
「でもどういうデザインで、どういった種類のナップサックを作ったらいいかな?」
そう考える方もいると思います。
なので、まずはいくつかナップサックのアイデアについても紹介していきますね。
かわいいナップサックアイデア①:
まずはスヌーピーのキャラクターたちの柄がかわいい、持ち手付きのナップサックから。
ランドセルの上から背負えるように肩ひもは長めにし、机のフックに掛けられるように持ち手もついている作り方を採用したデザインになっていますね。
生地の柄がかわいいので女の子にぴったりではないでしょうか。
かわいいナップサックアイデア②:
こちらは小学校の町探検の校外学習のため、お子さんにナップサックを作ってほしい!
そう言われ続けて完成させたナップサック。
下側のキャンディの柄が、なんとも可愛らしいデザインとなっています。
こちらもランドセルの上から背負えるように少し肩ひも部分が長めな作り方を導入していますね。
体操服だけでなく、上履きなども入れて使用しているみたいです。
かわいいナップサックアイデア③:
次に紹介するのは全体的にピンク色の配色で、かわいい女の子のイラストが印刷された生地を使ったナップサック。
よく見ると机のフックに掛けられるよう、持ち手がついている作り方を取り入れていますし、肩ひも部分もだいぶ長めですね。
こちらもランドセルの上から背負えるよう配慮されたデザインとなっています。
ピンク色が取り入れられた生地に、ピンク色の肩ひもを使っているので女の子にぴったりなかわいいナップサックですね。
かわいいナップサックアイデア④:
こちらはIKEAで販売されている生地と、北欧風の花柄の生地を使用したナップサックアイデア。
こちらのナップサックも机のフックに引っ掛けることを想定してか、持ち手を付けた作り方を取り入れていますね。
キャラクター柄でない分、入学してから卒業するまで長いこと使用できそうなデザインとなっています。
かわいいナップサックアイデア⑤:
お次に紹介するのは、一般的にもおなじみとなったあの「ぐでたま」のナップサック。
なんでも娘さんが夏休みの自由研究のために作ったとのことで、親御さんもサポートしつつ完成されたとのこと。
よーく見ると持ち手を導入した作り方になっていますし、黄色い生地をフルに使って中央にぐでたまの顔を配置しています。
見た瞬間に「これは色んな意味でうまい!」そう感じたナップサックでした。
かわいいナップサックアイデア⑥:
こちらはパンダの柄がなかなか可愛らしいナップサック。
なんでもお子さんのトイレトレーニングのため、着替えを入れる用に作ったとのこと。
デザイン自体は比較的シンプルな作り方ですね
小学校に入学されるお子さんがいるとしたらランドセルの上から背負えるよう、肩ひもを長くした作り方を採用すれば問題なく使えるでしょう。
かわいいナップサックアイデア⑦:
7つ目のナップサックですが、ファンシーなユニコーン柄と水色の水玉模様がなんとも可愛らしいデザインのナップサック。
小学校の時に作ってそれ以来作っていなかったそうですが、とても良い出来栄えだと思います。
入園だけでなく入学も見据えて持ち手を付けた作り方を取り入れているところが、さすがお母さんといったところですね。
とてもかわいいデザインなので、女の子のお子さんもさぞ大喜びでしょう。
かわいいナップサックアイデア⑧:
お次はピチューピカチュウ、バクフーンなどなど。
ポケットモンスターのキャラクターが印刷された生地を使った、ナップサックアイデア。
娘さんに頼まれて手作りされたようですが、ちゃんと持ち手を付けた作り方で作っているあたり、とても優しいお母さんなんでしょうね。
ポケットモンスターのキャラクターは子供だけなく大人にも人気ですから、ナップサックのデザインに取り入れてあげればお子さんもさぞ喜んでくれることでしょう。
かわいいナップサックアイデア⑨:
こちらはサンリオから出ているマイメロディのメロディ、通称「メロディちゃん」が印刷された生地で作ったナップサックですね。
ナップサック自体は最も基本的な作り方を採用しているみたいですが、とても良く出来ていると思います。
マイメロちゃんのキャラクターも女の子には人気が高いですからね。
ナップサックに使うキルティング生地も多く販売されていますから、マイメロちゃん好きなお子さんなら大喜びしてくれること間違いなしでしょう。
かわいいナップサックアイデア⑩:
ナップサックアイデア、最後の10個目はセサミストリートのキャラクターたちをモチーフにしたナップサックアイデアです。
ナップサック自体は単一のカラー生地に顔部分が印刷されているといった、かなりシンプルなデザイン。
しかしそれぞれ「クッキーモンスター」「エルモ」「アビー」とひと目で分かりますね。
こちらも可愛らしいデザインなので、お子さん向けにいいのではないでしょうか。
ナップサック作りに必要な材料
では、これまで紹介してきたナップサックアイデアのようなナップサックを作るため。
ナップサック作りに必要な材料は何なのでしょうか?
ナップサックを作る際必要となる材料は、主に以下の5つとなります。
- キルティング生地
- アクリルひも
- カラーテープ(肩ひも通し用)
- まち針
- ミシン(もしくは糸と針)
では順番に解説していきましょう。
ナップサック作りに必要な材料①:キルティング生地
ナップサック作りに必要な材料の1つ目は布生地。
ナップサックを作るとしたら特に「キルティング生地」がおすすめですね。
キルティング生地とは表布と裏布との相手に薄く綿を入れて、中に入っている綿を固定するためマス目状に均等にミシンがけされた生地のこと。
ジャンパーやダウンベストなどにも使用されることが多く、布で何か作るならまずキルティング生地を選んでおけば間違いないですよ。
ナップサック作りに必要な材料②:アクリルひも
ナップサック作りに必要な材料の2つ目はアクリルひも。
アクリルひもを使う利点ですが、ひもってはさみで切ると何故か端っこがボサボサッと汚くなってしまうんですよね。
そういった時、切断した端っこの箇所を着火ライターなどで軽くあぶればキレイに処理できます。
素材がアクリルなので、軽くあぶっただけでちゃんと固まってくれますよ。
ナップサック作りに必要な材料③:カラーテープ(肩ひも通し用)
ナップサック作りに必要な材料の3つ目ですが、カラーテープですね。
これはナップサックに縫い込んで肩ひも・・つまり、アクリルひもを通す時に使います。
素材はアクリルテープやナイロンテープなど色んな種類があるので、ご自身の気に入ったカラーテープを使っていきましょう。
ナップサック作りに必要な材料④:まち針
ナップサック作りに必要な材料の4つ目は、まち針。
あまり目立たない存在のまち針ですけど、ナップサックなどの裁縫系の品をハンドメイドで作っていく時は欠かせないアイテムです。
型紙に合わせて布を固定する時とか、縫い代部分を固定したいときなど。
ナップサックを作るとしたらほぼ確実に必要となります。
1セット買っておけば、後々手芸品を作りたいとなった時に便利ですよ。
ナップサック作りに必要な材料⑤:ミシン(もしくは糸と針)
ナップサック作りに必要な材料の5つ目はミシンです。
ミシンがなくても糸と針があれば手縫いで縫えないことはないですが・・
時間がかかってしまいますし、出来栄えもミシンを使ったものに比べると見劣りしてしまいます。
ミシンを使った作り方でいけばあっという間に縫えますし、きれいに作ることも出来ますよ。
ですからミシンは1台あると便利ですね。
ナップサックの作り方
それではいよいよ、ナップサックの基本的な作り方を紹介していきます。
ナップサックの作り方の工程ですが、主に以下の7つの工程に分かれます。
- 布を裁断して、布の端っこを始末する
- 前布と後布の底を縫って固定する
- あき止まりの肩ひもを通す位置にマーキングする
- アクリルテープをクリップなどで固定してミシンで縫う
- あき止まりを割って、コの字型に縫っていく
- 上の部位を三つ折りか二つ折りにして縫って固定する
- ナップサックを裏返して、肩ひもを通していく
では、順番に見ていきましょう。
ナップサック作りの手順①:布を裁断して、布の端っこを始末する
まず作り方の手順一番目。
まずナップサックの裁ち方の図などをダウンロードして、それを元に布を裁断していきましょう。
ついでにここでアクリルテープも切っておくといいです。
そして裁断した布の端っこ。
そのままだと、布の隅っこからどんどんほつれていってしまうので、ミシンのジグザグモードなどに切り替えて縫っていきます。
この工程を「布を始末する」と言うんですね。
ナップサック作りの手順②:前布と後布の底を縫って固定する
作り方の手順二番目。
前布と後布を内側が表になるように重ね合わせ、底を縫いしろ1cmあたりの箇所で縫って固定します。
縫って留めたら、縫いを割ってアイロンを押し付けて平らにすると出来栄えがより美しくなりますよ。
ナップサック作りの手順③:あき止まりの肩ひもを通す位置にマーキングする
作り方の手順三番目。
肩ひもを通す位置のことを「あき止まり」と呼びますが、その位置にチャコペンなどを使ってマーキングしておきます。
一応「チャコペン」についても書いておくと、布に目印などを書ける裁縫アイテムのことですね。
ナップサック作りの手順④:アクリルテープをクリップなどで固定してミシンで縫う
作り方の手順四番目。
切ったアクリルテープを、半分に折った状態でクリップなどで固定します。
そして、縫い始めはあき止まりの位置から。
次に固定したアクリルテープ、底の箇所まで一気に縫ってしまいます。
片方を縫い終えたら、もう片方も縫ってしまいましょう。
ナップサック作りの手順⑤:あき止まりを割って、コの字型に縫っていく
作り方の手順五番目です。
ひもを通すために縫い残しておく部分を「あき」と呼ぶんでしたね。
そしてこの「あき」が終わる位置があき止まり、さきほども書いたように肩ひもを通す位置のことです。
ここを割って「コの字」で整えるようにして縫っていきます。
あき止まりは返し縫いをすることでよりほつれにくくなるので、美しい出来栄えにするためにも覚えておきましょう。
ナップサック作りの手順⑥:上の部位を三つ折りか二つ折りにして縫って固定する
肩ひもを通すため、ナップサックの上の部位を三つ折りか二つ折りにして縫って固定していきます。
三つ折りにするか二つ折りにするか。
ここはミシンのパワーによりますね。
ミシンパワーが高いなら三つ折りに、低いなら二つ折りにするなど状況によって手順を変えていきましょう。
ナップサック作りの手順⑦:ナップサックを裏返して、肩ひもを通していく
作り方の手順、最後の工程です。
縫っていったナップサックを裏っ返しにして、肩ひもを二本用意します。
そしてナップサックの下の方、アクリルテープの箇所から肩ひもを通していきましょう。
具体的なひもの通し方は、下の動画を参考にしてみてくださいね。
手作りナップサックをきれいに仕上げるポイント
ここまでナップサックの作り方の基本的な工程は見ていきました。
では、ナップサックをよりきれいに仕上げるにはどういったポイントに注意すればいいのでしょうか?
ナップサックをきれいに作る作り方のポイントは、以下の4点となります。
- 裁断面は「ほつれ止め処理」を施しておく
- まち針を縫う前にうっておく
- 返し縫いをしておく
- 縫い代部分はアイロンで割っておく
こちらも順番に解説していきますね。
きれいに仕上げるポイント①:裁断面は「ほつれ止め処理」を施しておく
作り方の工程部分でも少し解説しましたが、布を切った部分は必ず「ほつれ止めの処理」を行いましょう。
昔のミシンと違って最近のミシンはつまみ1つで『ロック縫い』「ジグザグ縫い」の切り替えができます。
それらの縫い方で裁断面を補強することで、ほつれにくくしていくわけですね。
きれいに仕上げるポイント②:まち針を縫う前にうっておく
合わせた布をミシンで縫っていく前に「まち針」をうっておくと布がずれてしまうのを防げます。
「まち針があると縫いにくいんだよなぁ・・」
そう感じる方は、縫う線上の数箇所に手縫いで仮どめしておくといった作り方もありますよ。
きれいに仕上げるポイント③:返し縫いをしておく
ナップサックの作り方の手順⑤のところでも触れましたが、ナップサックをきれいに作るなら返し縫いをすることは必須事項です。
返し縫いをするのは、縫い目が徐々にほどけていってしまうのを防ぐため。
気づかないうちに糸がほつれていくと、そこから壊れやすくなっていきますからね。
なので、絶対に返し縫い作業は行っておきましょう。
きれいに仕上げるポイント④:縫い代部分はアイロンで割っておく
そしてきれいに仕上げるポイントの4つ目。
ここも作り方の手順②のところでちょっと書きましたが、縫い代の箇所はアイロンで平らにしてちゃんと割っておきましょう。
熱を加えて割ることで、目に見えない内側部分の仕上がりもパリッとして美しい仕上がりになります。
持ち手付きのナップサックの作り方
次にいくつか色んな種類のナップサックの作り方について見ていきましょう。
こちらは「持ち手付きのナップサック」の作り方について紹介している動画です。
動画に字幕を入れて、持ち手付きのナップサックの作り方について。
初心者の方でも分かりやすい動画構成となっています。
持ち手を付ける時はまち針でとめてから、ミシンで縫っていっていますね。
あと、動画の途中でくまのぬいぐるみが出てくるところがなんだか可愛らしく良い動画だなと感じました。
裏地付きのナップサックの作り方
次に紹介するのは、「裏地付き」のナップサックの作り方動画です。
裏地を付ける場合ですが、まず表地と同じサイズのものを作っていきます。
そして塗った裏地の中に表地を入れて合わせてから、袋口の箇所を縫い合わせていきましょう。
裏返しにしていく際には縫い止まりの箇所から返していきます。
ここも動画を見た方が早いですね。
ふた付きのナップサックの作り方
次は「ふた付き」のナップサックの作り方の動画です。
ふたを付ける場合は、まず先に2枚のふたの生地の周りを縫っていき裏返しに。
そして先に生地の中心に置いて仮縫いしていく点が、基本的なナップサックの作り方と違うところですね。
マチありナップサックの作り方
そして最後は「マチあり」ナップサックの作り方の動画です。
かばんやナップサックなどで耳にする「マチ」とは「幅」のことを指します。
幅のあるナップサックにすることで、より多くの物を入れることが出来ますね。
ナップサックに「マチ」をつけたい場合は、底の端っこを三角に折ってチャコペンで印をつけて、そこを縫っていきましょう。
幅のあるナップサックって、意外と簡単に作れるんですね。
ランドセルの上から背負うときのヒモの長さ
ナップサックのひもの長さですが、これはお子さんの体格によってそれぞれ違ってきますね。
長すぎても、短すぎてもいけません。
一番良いのはお子さんにランドセルを背負ってもらって、紐を通していないナップサックを当ててだいたいの長さを決めていくといいかなと。
ひもが短すぎると背負うこと自体出来なくなるので、それなら少し長めに切って余ったらひもを縛るなどして調整していきましょう。
おすすめのナップサックの作り方を紹介している本
ナップサックの作り方の専門書ではないですが、こちら同じ様なリュックサックの作り方を掲載している本のご紹介です。
作り方の工程が写真入りで入っていて、初心者の方でも作れるよう配慮されています。
リュックサックの型紙も入っているのでお得ですね。
是非手にとってみてはいかがでしょう。
お子さんに合ったナップサックの作り方をレッツマスター!
今回はナップサックの作り方について、きれい作るポイントや作り方について解説していきました。
小学校に入学してから高学年まで使えるデザインを選べば、お子さんの成長に合わせてカラーひもを変えるだけで済みますね。
今回紹介していった作り方を参考に、是非ナップサック作りをマスターしてみてください。