裏地ありレッスンバッグのアイデア実例
裏地ありレッスンバッグの素敵な作り方アイデア実例をご紹介します。
裏地ありレッスンバッグ例①:上下切り替え
上下の布を切り替えたデザインです。
裏地ありの作り方にすると切り替え部分の縫い代が隠れ内側もすっきり綺麗に仕上がります。
この作り方はデザイン性が高まるだけでなく底にあたる部分の布を丈夫な布にすればしっかりとした作りになり機能性も高まります。
こちらのバッグのように切り替え部分に装飾をつけるのも可愛いですね。
裏地ありレッスンバッグ例②:マチあり
底をマチありの作り方にしたものです。
マチがあると厚みのある小物やかさばる本も入り収納力がアップします。
裏地ありの作り方でマチ部分の縫い代が隠れ中の小物がマチの折り畳み部分にひっかかることもなくなります。
裏地ありレッスンバッグ例③:キルティング素材
通園グッズで定番のキルティング素材。
ほどよい厚みとクッション性があり丈夫になるのでレッスンバッグに使われることが多いです。
キルティングは2枚の布を合わせた素材なので裏地をつけないこともあるのですが、表面が柄の場合裏面は無地が多いです。
バッグの内側にも柄で可愛く仕上げたい時は裏地ありの作り方にすると両面お気に入りの柄で作ることができますよ。
裏地ありレッスンバッグ例④:ピアノレッスンバッグ
一目で何のレッスンバッグか分かりますよね。
ピアノの習い事用のレッスンバッグです。
鍵盤柄が可愛いですね。
ちらりと内側に見える裏地も鍵盤柄で遊び心たっぷりです。
こちらも裏地ありの作り方でよりおしゃれなレッスンバッグになった作品です。
お子様のピアノのお稽古のモチベーションも上がりそうですね。
裏地ありレッスンバッグ例⑤:華やかな裏地
ちょっとかしこまった場所に行く時はシンプルなバッグが必要ですよね。
パッと見はおとなしめなデザインでも華やかさが欲しい時は裏地に柄物をもってくる作り方があります。
こちらのバッグ、表面はシックなデザインですが裏地ありの作り方をすることで裏地の花柄で華やかなバッグに仕上がりました。
裏地ありレッスンバッグ例⑥:ポケット付き
バッグの内側にポケットをつけた作り方の例です。
ちょっとした小物を入れるのにポケットがあると便利ですよね。
バッグの内側にポケットをつける時には裏地ありにする必要があります。
作り方としてはあらかじめポケットを裏地につけて表布と縫い合わせて作ります。
裏地ありレッスンバッグ例⑦:デザイン性
リボンやレースを使ったレッスンバッグです。
こんな素敵なデザインだとお子様も大喜びですね。
装飾が多いデザインだと表地の糸の始末が見えないように裏地が必要になります。
せっかく表側が綺麗なので内側も綺麗に仕上げたいですよね。
そんな時は裏地ありにして両面綺麗なレッスンバッグにしましょう。
裏地ありレッスンバッグ例⑧:おしゃれな持ち手
持ち手も作り方をひと工夫で個性をだすことができます。
こちらのバッグ、持ち手の3つ編みがとってもおしゃれですね。
持ち手にリボンをつけたり装飾をしても可愛いです。
裏地ありの作り方にすると持ち手の縫い代を隠すことができ、内側から見た時にすっきり見えます。
裏地ありレッスンバッグ例⑨:縦型レッスンバッグ
習い事によっては縦型のレッスンバッグも必要になりますよね。
こちらの縦長のバッグは小物を収納するのによさそうです。
縦長の場合裏地ありの作り方にすることで底がしっかりするの安心ですね。
裏地ありレッスンバッグ例⑩: パッチワーク風
こちらなんとデニムのリメイクで作られたバッグです。
ヴィンテージ感があっていい味がでてますね。
このような作り方も裏地ありの作り方にすることで縫い代が見えないようにになります。
裏地ありレッスンバッグの材料・道具
裏地ありレッスンバッグを作るのに必要な材料・道具をご紹介します。
道具を1から揃える方向きの紹介になるので、既に持っているものがある方は必要なものだけ書い足してください。
- 本体布
- かばんテープ
- ミシン
- リッパー
- 糸
- 糸切りはさみ
- しるし付け用具
- マチ針
- 布切りはさみ
- 定規
- アイロン
それでは、ひとつずつ詳しくご説明します。
レッスンバッグの材料・道具①:本体布
こちらは、後に「裏地ありレッスンバッグにおすすめの生地」で詳しくご紹介します。
表地用と裏地用各2枚用意してください。
レッスンバッグの材料・道具②:かばんテープ
バッグの持ち手に使用するテープで、「持ち手テープ」や「かばんテープ」で検索するとすぐでてきます。
太さは25ミリ~30ミリのものが適しています。
ここでひと工夫したい方は持ち手にリボンや飾りをつけるとオリジナリティがでます。
他の人と差をつけたい方ぜひお試しください。
レッスンバッグの材料・道具③:ミシン
初めてミシンを使う方でどんなミシンを購入すればいいか迷っている方には電子ミシンを購入することをお勧めします。
特にフットコントローラー付きだと作業がはかどります。
ミシンを持っていない、または今後も買う気はないという方は手縫いで作ることも可能です。
ただ、ミシンに比べると強度や見栄えが劣り、時間もかかるのでミシンの購入をおすすめします。
レッスンバッグの材料・道具④:リッパー
縫い間違えたりした時に縫い目を解くのに必要な道具です。
手芸屋さんや、100均でも手に入ります。
レッスンバッグの材料・道具⑤:糸
ミシンで作業する際に使用する糸です。
一般的なポリエステルミシン糸60番手、絹糸・綿糸は30~50番がレッスンバッグの作成には適しています。
カラーもたくさんあるので生地に合う色で作ってみてください。
手縫い派の方用に手縫い用の糸もご紹介しておきます。
ミシン糸に比べて少し太めの糸です。
レッスンバッグの材料・道具⑥:糸切りはさみ
裁縫道具になくてはならない道具のひとつです。
名前の通り糸の始末や糸を切る際に使います。
手で開かなくても常に開いた状態なので、毎回開閉しなくてもよい便利なはさみです。
レッスンバッグの材料・道具⑦:しるし付け道具
生地に目印をつける道具で「チャコペン」や「チャコマーカー」と呼ばれることが多いです。
こちらのようなマーカータイプや、ペンシルタイプなどいろいろ種類があります。
おすすめは綺麗に線が引けるマーカータイプです。
水で消えるので間違えても安心です。
種類も時間が経つと消えたり、濃い色の布用のものもあるので適したものを探してみてくださいね。
レッスンバッグの材料・道具⑧:マチ針
布を固定するのに必要な針です。
洋裁には欠かせない道具です。
洋裁用、和裁用と用途別に種類がいろいろあるのですが、レッスンバッグの作成には何を使っても大丈夫です。
100均でも売っています。
レッスンバッグの材料・道具⑨:布切りはさみ
切れ味のよい布裁断用の大きめのはさみです。
値段はピンキリありますが、小物を作る程度なら安価なものから購入しても問題なく使えます。
レッスンバッグの材料・道具⑩:定規
布の寸法を測る定規です。
なければ手持ちでも代用可能ですが、50センチくらいあると使いやすいです。
レッスンバッグの材料・道具⑪:アイロン
形を整えたり、クセ付けをする際にアイロンを使います。
仕上げが綺麗になるので裁縫の必需品です。
手持ちの家庭用のアイロンで十分ですが、参考までに手芸用アイロンというものがあるのでご紹介しておきます。
コンパクトな大きさと、使い勝手で本格的に裁縫はじめる方は揃えてみてもいいかもしれません。
裏地ありレッスンバッグにおすすめの生地
一口に生地と言っても種類がたくさんあり何を選べばいいか迷いますよね。
ここではレッスンバッグを作るのにおすすめの生地をご紹介します。
厚みや素材によって表地や裏地にそれぞれ向いた生地の特徴があるので、ご自身のお好みの生地を使ってみてくださいね。
- ブロード
- シーチング
- オックス
- キルティング
- 帆布
レッスンバッグ生地①: ブロード
ブロードは適度な光沢と肌触りの良い薄手の生地です。
シャツに使われる生地と言えばわかりやすいと思います。
カラーや柄も豊富で比較的安価なものが多いです。
レッスンバッグの裏地に使うのに適しています。
レッスンバッグ生地②: シーチング
シーチングはブロードによく似ていますがブロードよりも少し厚めの生地です。
目もブロード生地より少し粗いです。
シーチングは小物作りによく使われる生地で、おしゃれな柄の生地も豊富です。
ブロード同様レッスンバッグの裏地に適しております。
レッスンバッグ生地③: オックス
目がはっきりしていて比較的厚手のしっかりとした生地になります。
少し光沢があり、通気性のよい生地です。
縫いやすく丈夫な生地なので初心者の方にもおすすめの生地です。
柄も豊富にあります。
レッスンバッグの表地に適している生地です。
上下切り替えで底部分に使用されることも多いです。
レッスンバッグ生地④: キルティング
レッスンバッグの定番商品、キルティングです。
生地の間に綿などをはさんでありふっくら厚みがあります。
キルティングは表裏2枚の布と芯材で作られており、生地自体も前述のブロード・シーチング・オックス等の種類があります。
生地や芯材の量によって厚みが結構違いますので購入の際は手芸屋さんで実物を手に取って確認することをおすすめします。
値段は少し高めですが、中に芯材が入っていることでクッション性が高まり中身を守ってくれるのでお子様のレッスンバッグに最適な素材です。
表地・裏地どちらでも使え、どちらか片面にキルティングを使用する方が多いです。
レッスンバッグ生地⑤: 帆布
元々船の帆に使われていたことから名前がついた生地です。
とても丈夫で跳び箱やシューズにも使われる生地です。
目がつまっているので水に濡れても浸水しにくいです。
毎日使うバッグにはありがたい素材ですね。
厚手の生地なので、あまり厚い生地同士で縫うと家庭用ミシンでは縫えない可能性があるので注意が必要です。
それだけしっかりした生地といえるのでレッスンバッグの表地に適した生地です。
レッスンバッグに裏地をつけるメリット
レッスンバッグを裏地ありの作り方で作るとメリットがたくさん!
レッスンバッグに裏地をつけるメリットをご紹介します。
裏地をつけると生地を2枚重ねるのでそれだけ丈夫になります。
お子様の使うものなので底がぬけないようにしっかりしたものの方が安心ですよね。
そして裏地をつけると表地の縫い代が見えず、内側もすっきり綺麗に仕上がります。表面に装飾をする場合も裏地をつけると糸の始末を隠すことができるので装飾の幅が広がります。
このように裏地をつけることで丈夫になるだけでなくデザイン性もアップします。
レッスンバッグの基本の作り方
ここからレッスンバッグの基本の作り方をご紹介します。
今回は裏地あり、マチなし、切り替えなしの基本的なレッスンバッグの作り方です。
動画でわかりやすく紹介しているのでぜひご覧ください。
- 生地をカットする。
- 持ち手付け位置に印をつける。
- かばんテープを表地にマチ針で固定する。
- 表地と裏地を中表に合わせマチ針で固定する。
- 袋口をミシンで縫う。
- 縫い代をアイロンで割る。
- サイドをミシンで縫う。
- 生地を裏返す。
- 全体をアイロンで押さえる。
- 袋口をミシンで縫う。
- 返し口を手縫い縫う。
レッスンバッグの作り方手順①:生地をカットする。
必要な分を生地にチャコペンで印付け、表裏各1枚カットします。
ちなみに、今回マチはなしで作りますが、マチの大きさや、レッスンバッグの大きさによって必要な布の大きさも変わります。
計算式をのせておきますので好きな大きさで作ってみてください。
こちらの計算式は生地の上下に柄の向きがない場合の式になります。
生地の必要縦幅
縫い代2センチ + 希望の縦幅×2 + 希望のマチの大きさ
生地の必要横幅
縫い代2センチ + 希望の横幅 + 希望のマチの大きさ
レッスンバッグの作り方手順②:持ち手付け位置に印をつける。
表地の持ち手をつける部分の中心に印をつけ、更にそこから均等に左右に持ち手をつける位置に印をつけます。
印をつける位置は中心から6センチ前後が丁度良いです。
両側同じように印つけます。
レッスンバッグの作り方手順③:かばんテープを表地にマチ針で固定する。
かばんテープを必要な長さにカットして用意します。
持ち手の長さはお子様の持ちやすい長さにカットでいいですが、35センチ前後が多いです。
テープの端を先ほど印つけた位置に、約3センチほどはみだした状態で表布に取り付けます。
持ち手をU字になるようにしてバッグの内側に向けて取り付けてください。
この時ミシンで仮り止めしておくとよりずれにくいです。
レッスンバッグの作り方手順④:表地と裏地を合わせてマチ針で固定する。
表地と裏地を中表に合わせて、ずれないようにマチ針で固定します。
レッスンバッグの作り方手順⑤:袋口をミシンで縫う。
持ち手部分それぞれ端から1センチのところをミシンで直線縫いします。
レッスンバッグの作り方手順⑥:縫い代をアイロンで割る。
生地を広げ先ほど縫った部分が中央にくるように置きます。
縫い代を開きアイロンで押さえます。
レッスンバッグの作り方手順⑦:サイドをミシンで縫う。
生地の中央がずれないようにマチ針で固定し、サイドの部分を端から1センチを直線縫いします。
この時裏地部分に10センチ程の返し口を開けておきます。
レッスンバッグの作り方手順⑧:生地を裏返す。
返し口から生地を裏返し袋状にします。
レッスンバッグの作り方手順⑨:全体をアイロンで押さえる。
袋口、全体をアイロンで押さえ形を整えます。
袋口をアイロンで押さえる際は内布を数ミリ内側に入るように押さえます。
レッスンバッグの作り方手順⑩:袋口をミシンで縫う。
袋口を端から約2センチのところをぐるりと1周直線縫いします。
ステッチをあまり目立たせたくない場合は端から0.5センチ~1センチくらいでも大丈夫です。
レッスンバッグの作り方手順⑪:返し口を手縫い縫う。
返し口を手縫いで縫います。
縫い目の見えにくいラダーステッチ(コの字綴り)で縫うと綺麗に仕上がります。
これで完成です。
分かりやすいように今回の基本の作り方の動画を載せておきます。
応用編としてマチをつけたりポケット付きの作り方の動画もご紹介します。慣れてきた方はこちらの作り方でよりオリジナリティをだせますよ。
裏地ありレッスンバッグの作り方ポイント
レッスンバッグを作る際にひと手間加えると、とても綺麗に仕上がります。
細かいところですがこれをするだけで仕上がりが大きく変わる大事なポイントなので実践してみましょう。
- 裏地を表地より小さく縫う。
- 生地の中央をぴったり重なるように縫う。
- アイロンをしっかりかける。
作り方ポイント①:裏地を表地より小さく縫う
作り方手順④で表地と裏地を縫い合わせる際に、裏地を表地より少しだけ外側にずらし縫い代多めに縫ってください。
また、作り方手順⑦でサイドを縫い合わせる際も裏地を表地より少しだけ内側に縫ってください。
こすることで裏地を表地より小さめに仕上げることができ、仕上がりが綺麗なります。
イメージするとわかりやすいですが、布の大きさ同士がまったく一緒だと内側の布がたるんだりシワになりますが、すこし内側が小さめだと丁度よく収まります。
作り方ポイント②: 生地の中央をぴったり重なるように縫う。
作り方手順⑦でサイドを縫い合わせる際に、生地の中央がぴったり重なるようにして縫い合わせます。
マチ針でしっかり固定するとずれにくいです。
ここがぴったり揃えて縫えると裏返した時に袋口が綺麗に仕上がります。
作り方ポイント③:アイロンをしっかりかける。
縫い代を割ったり、袋口をミシンにかける前に押さえることでゆがみやズレがなくなります。
ほんのひと手間ですが、面倒くさがらずにしっかりアイロンをかけることが大切です。
手作りの記事ではナップサックの作り方もありますのでぜひご覧ください。
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おすすめの手芸本
これからレッスンバッグを作る方のためにおすすめのレッスンバッグの作り方の本をご紹介します。
レッスンバッグは裏地あり、なしどちらも掲載されています。
レッスンバッグをはじめ通園・通学に必要なアイテムの作り方が分かりやすく写真付きで掲載されています。
ソーングの基礎&プロセスレッスン付きで初心者の方でも安心して取り組めます。
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何を買うか迷われている方は、この本を買えば間違いはないです。
レッスンバッグは裏地ありの作り方がおすすめ!
今回は裏地ありレッスンバッグについて、作り方からアイデア例などをご紹介しました。
レッスンバッグにはいろんな作り方がありますが、裏地をつけることでメリットがたくさんあることがわかりましたね。
また、裏地があることでオリジナリティの幅が広がります。
ぜひ世界に1つだけの心のこもったレッスンバッグを裏地ありの作り方で作ってみてください。