寝具が合わないと感じる人にタオル枕がおすすめ
寝具、特に枕が合わない人は、是非とも、タオル枕を使いましょう。
タオル枕は、首にかかる負担がとても少ないのです。
タオル枕は、すべての人の頭や首に合う万能の枕とも言えるんですよ。
タオル枕の良い所の1つは、寝返りを妨げない所です。
寝ている間、寝返りが出来なかったら苦しくてとても寝ていられませんよね。
結果、よく眠れない、となるんです。
基本的に、枕を選ぶ際は、枕の高さ、形、形状が自分の頭や首に合っていなければなりません。
合わない枕を使っていると、確実に健康を害しますよ。
肩こり、首の痛み、頭痛が良くならないと悩んでいる方、ひょっとしたら、今使っている枕が原因かもしれませんよ。
タオル枕がおすすめなのはストレートネックの人
タオル枕を特におススメしたいのは、ストレートネックの人です。
ストレートネックとは、頸椎にカーブがなく、まっすぐな状態になっていて、結果、首の筋肉が緊張しっぱなしになっている首の事です。
ストレートネックを矯正する方法はいくつかあります。
その1つがタオル枕なのです。
バスタオルをまず縦に半分、横に半分に折って、短辺から丸めていきましょう。
これを、首の下に置いて仰向けに寝るのです。
頸椎に自然なカーブを作ってくれますので、寝る時に使うと楽ですよ。
ただ、どうしてもタオルなので、弾力がなく、寝ている間に寝返りを打って形が崩れてしまう、という難点がありますね。
バスタオルを使ったタオル枕の作り方
バスタオルでタオル枕を作る方法を紹介しますね。
- バスタオルを畳む
- 高さを調整する
- 完成する
ストレートネック矯正用のとは、違う形のものですよ。
バスタオルを使ったタオル枕の作り方①:バスタオルを畳む
まず、バスタオルを1枚広げて、4つ折りにします。
要するに、バスタオルを長方形に畳めばよいのです。
縦からでも、横からでも、バスタオルは、どちらから畳んでも良いですよ。
寝返りを打つ事をと考えて、横幅は広く見積もっておくと良いですね。
出来たら一度、実際にタオル枕を下にして、寝てみましょう。
バスタオルを使ったタオル枕の作り方②:高さを調整する
実際に寝てみて、頭や首に負担がかからないのであれば、これで完成です。
しかし、少しでも負担を感じるなら、高さがあっていませんから、調整します。
調整の仕方は簡単、バスタオルの枚数を増やすだけ、後はまた、長方形に4つ折りしましょう。
もし、バスタオル1枚で高すぎるなら、薄いバスタオルにするなど工夫して下さいね。
バスタオルを使ったタオル枕の作り方③:完成する
何回も試してみて、首や頭が負担を感じなくなるまでバスタオルの枚数、素材を調整したら、これで完成です。
また、ストレートネック用の枕と同様、長方形の状態から端を丸めてタオル枕にする方法もあります。
自分に合うように完成まで何回も試して、作りましょう。
タオル枕の効果5選
タオル枕の効果を紹介しますね。
- 肩こりが改善する
- よく眠れる
- ストレートネックが改善する
- 血行が良くなる
- ストレスが改善する
身体への良い効果ですよ。
効果①:肩こりが改善する
タオル枕の、一番良い所と言えますね。
タオル枕は肩こりを改善してくれます。
スマホやパソコンを使うことが多い現代社会、首を悪い意味で一定の姿勢に保って過ごしがちですね。
寝る時だけでも、正しい姿勢にしましょう。
1日の3分の1は寝ている時間ですから、その間だけでも首の姿勢を正しく保てたら、楽ですよね。
タオル枕が効果がある理由、納得できますね。
効果②:よく眠れる
タオル枕は、よく眠れます。
自分に合った高さに調整しているわけですから、それだけでも当然だという事は分かりますよね。
枕の高さが高過ぎると、顎が下がって気道を圧迫してしまい、息苦しくなります。
いびきをかくのは、この為なんですね。
逆に、低すぎると、頭に血が上ったまま(うっ血)になったり、首を痛めたりするんです。
効果③:ストレートネックが改善する
先ほども書きましたが、タオル枕はストレートネックを改善する効果があります。
カーブが無くなった頸椎に、カーブを付けてくれるんですよね。
家で簡単にできるケア、と言う意味でもありがたいですね。
効果④:血行が良くなる
タオル枕は、全身の血行を良くする効果もあります。
寝ている姿勢で、全身に滞りなく血液が循環したら、新陳代謝もスムーズに行われ、むくみもなくなりますね。
タオル枕にしたら肌がきれいになった、と言う話も、良く聞きますね。
乾燥肌、敏感肌が改善されたと言う人も多いです。
これは、タオル枕のおかげで、血流だけでなく、リンパ液の流れも良くなった事によって、得られる効果です。
効果⑤:ストレスが改善する
タオル枕を使うと、ストレスが改善されます。
質の良い睡眠は、ストレスを改善するための基本ですよね。
タオル枕は、寝ている時の姿勢を良くするのを助けてくれる役目をしてくれます。
首や頭だけでなく、背中など体幹にも、良い影響があるんですよ。
先ほど紹介したように、寝返りを楽に打てるのも、この理由の1つと言えますね。
正しい姿勢、楽な姿勢で眠る、これほど深く、ぐっすり寝る方法はありませんね。
タオル枕のデメリット5選
タオル枕のデメリットも紹介しますね。
- 形が簡単に崩れる
- 凹んでも元に戻らない
- 抜け毛の原因になる
- 姿勢を一定に保ってしまう
- 効果が実証されていない
長所もあれば、当然、短所もありますよ。
デメリット①:形が簡単に崩れる
これは、タオル枕最大のデメリットです。
タオルを畳み、丸めているだけで、せいぜい、バンドなどで留めているだけなので、寝ている間に簡単に崩れてしまうんですね。
原因は、主に寝返りですが、これはどうして防げませんね。
結果、寝ている間にタオル枕が崩壊してしまって、せっかくの効果が得られないという事になるのです。
デメリット②:凹んでも元に戻らない
タオルはそもそも、クッション性のあるものではありません。
それで作ったタオル枕は、凹んでも元に戻らないですよね。
凹む、というのも、形が崩れるという事ですから、こうなってしまっては、タオル枕の効果は無くなってしまします。
また、クッション性がないゆえに、タオル枕は固い、と言う人もいますね。
デメリット③:抜け毛の原因になる
タオルはパイプ地ですね。
寝ている時、生地の表面に髪の毛が引っ張られて抜けてしまうことがあります。
この場合は、タオルをきめ細かい、質の良いものにしましょう。
他にも、タオル枕に一般の枕カバーをかぶせて、中で動かないよう固定するのも良い方法ですよ。
デメリット④:姿勢を一定に保ってしまう
これは、丸めないで、フラットな状態でタオル枕にする場合に起きがちなデメリットです。
枕がフラットな状態だと、首から頭まで、まっすぐの一定の姿勢になってしまうのです。
これでは、枕を使っていない状態と一緒ですね。
結果、首や肩が凝ってしまう、と言う結果になるんですよ。
デメリット⑤:効果が実証されていない
ストレートネックの改善に、タオル枕が役に立つと紹介しました。
しかし、ストレートネックとはそもそも医学用語ではありませんし、病気でもなければ、定義もないものなのです。
安易に、タオル枕だけで改善できる、などと思わないようにしましょう。
もし、ストレートネックになっているために、何だかの健康被害が出ているようであれば、自分で何とかしようとせず病院に行くのが一番です。
お医者さんなら、適切な診断、適切な道具、リハビリも良くご存知ですし、その患者さんに合ったものを紹介して下さいますからね。
タオル枕の注意点3選
タオル枕の注意点を紹介しますね。
- 良い素材のタオルで作る
- 毎日洗濯する
- 使うのは、昼寝の時間だけにする
素材や管理についての注意点もありますよ。
タオル枕の注意点①:良い素材のタオルで作る
タオル枕は、必ず、良い素材のタオルで作りましょう。
ガーゼタオルのようなものもありますが、どうしても、バスタオルサイズのものはありませんから、出来るだけ柔らかい、きめの細かいものを使って下さい。
そうでないと、肌触りが悪く、それが気になって眠れなくなるんです。
先ほど書いたように、髪の毛が抜ける心配もありますからね。
タオル枕の注意点②:毎日洗濯する
枕カバーは毎日洗濯すべきもの、ですから、タオル枕も毎日洗濯しましょう。
タオル枕を作るのは、それほど時間がかかりませんし、バスタオルの洗濯も、洗濯機がやってくれますから良いのですが、バスタオルは大きくてかさばるものですよね。
毎日洗って干す、となると、当然洗い替えも要りますし、干す時も収納する時もスペースを取ります。
タオル枕の注意点③:使うのは、昼寝の時間だけにする
タオル枕を使うのは、昼寝など、短時間の睡眠時のみにしましょう。
そもそも形が崩れやすく、寝ている間、じっと同じ姿勢でいるなんてことは無理ですから、使う時間も短時間にした方が賢明です。
大体、15分ぐらいの使用にとどめた方が、受けるデメリットも少なくなりますよ。
ですから、子どもや赤ちゃんが急に昼寝してしまった時の枕替わりにするのがベストかもしれませんね。
タオル枕が合わないと感じたら使用をやめよう
何事についても同じことが言えるのですが、タオル枕も、体に合わないと思ったらすぐにやめましょう。
合わない物を使い続けて良い事は、1つもありません。
枕は頭や首に関わる道具ですから、尚更ですよ。
合わない枕を使い続けるデメリットを整理しますね。
- よく眠れない(不眠になる)
- 肩こりになる
- 心臓病、高血圧を招く
最近、睡眠負荷と言う言葉を聞きますが、これは、睡眠の質が低い状態が続く事によって、ストレスや疲労が取れないどころかどんどん体に蓄積し、結果、健康を害する、と言う意味なのです。
逆に言うと、全く枕を使わない人もいますが、これも良くないんですよ。
枕がないと、寝た時、首(頸椎)がまっすぐに伸びた状態になりますね。
- 肩こりになる
- 血流が悪くなる
- 寝返りを打ちにくい
- 最悪、頸椎の病気になる
枕を使わないのは、悪い事ばっかりですね。
特に頸椎は、たくさんの神経が通っている大切な所です。
もし、頸椎に無理をさせて神経に傷をつけてしまったら、最悪、手術なんて事態にもなりかねないんですよ。
ストレートネックにおすすめの枕
ストレートネックの人に、おススメの枕を紹介しますね。
ストレートネックの人だけでなく、全ての人におススメできる枕です。
細かい粒子を内蔵する事で、枕を上から手で押すだけで快適な高さに調整できる事、また、横向き、仰向けの姿勢になってもしっかり支えてくれるんです。
枕そのものを、丸洗いできるんですよ。
手洗いはもちろん、洗濯機で洗うのも可能なんです。
防ダニ、抗菌、アレルギー対策がされているのも、ポイントですね。
タオル枕も考えて使おう
作のも簡単、材料もすぐそこにあるタオル枕。
色んな効果が謳われていますが、デメリットが多いのも事実です。
そもそも、枕とは非常に難しいもので、誰にでも合う枕というのは、世界中どこにもありません。
自分で実際に使って、合うものを探す、あるいは、調整して自分に合うようにするしかないのです。
タオル枕は便利ですが、デメリットを考えて使って下さいね。