保冷剤選びのポイント6選
冬の気温が低い季節だとあまり気にしませんが、夏で気温が高くなってくると考えるようになるのが「保冷剤」
器内に入れた料理が傷まないようにとか、海やキャンプといったレジャーイベント等では欠かせないアイテムとなってきます。
では、どう選んでいけばいいか?選択の基準を6つ解説していきましょう。
- 保冷時間
- 保冷温度(氷点下タイプ)
- 保冷温度(0度タイプ)
- 再凍結までの時間
- ハードタイプ
- ソフトタイプ
保冷時間
チョイスする保冷剤をどこから選ぶべきか思い惑う中、保冷時間は必然と言っていい程に確かめておくべき部分。
保冷時間とはつまり、完ぺきに氷っている状態から温く解凍されるまでの時間の事。
どの位の間、食べ物や飲料をひんやりとした状態で保存出来るかという『継続する保冷時間』の事でもあるのです。
低音のまま保つ時間が長い程、食料品や飲み物を 冷やりと冷やし続ける事が出来る。
そのように考えてもらってOKですよ。
保冷温度(氷点下タイプ)
保冷剤には低音維持の温度が摂氏マイナスな物と0度の物があり、このカテゴリーは氷点下~度で氷結する『氷点下タイプ』
主に冷凍室で温度を下げておく冷凍系の食品や氷菓子。
肉や魚といった新鮮な食料品を持ち運びたい。
この様な時は氷点下の製品を選択すればOK。
菌の繁殖を押さえこんでくれます。
1つデメリットを挙げるなら、完ぺきに凍り付く状態になるまで2日程の期間が必要となる事も。
レジャーイベント等で氷菓子や生鮮食品を持っていきたいと計画するなら予め冷凍器で凍らせておく必要があります。
保冷温度(0度タイプ)
0度で氷結状態となって、食品やペットボトル飲料等をちょうどいい冷たいまま維持する事が出来ます。
0度タイプはどっちかといえば、日常的に使いたいと場面で活躍します。
会社や学校に持参する弁当が傷まない様に、飲料を冷たいまま保持しておく等ですね。
保冷剤(氷点下タイプ)を利用すると「弁当のおかずが凍っていた・・・」といったケースも。
それ故、夏の季節で日常生活で活用したいならこっちの0度の製品をチョイスしておきましょう。
再凍結までの時間
完ぺきに温く解凍されきっている状態から、カチコチに凍り付くまでの時間が『再凍結までの時間』
ショップに出回っている保冷剤の多くは再び凍て付くまでの時間が「24時間以内」
つまり、丸一日フリーザーに入れておけば凍るので、1つの目安として「24時間」の数値を頭に入れておくといいかと。
再度氷結するまでの時間はメーカーの製品によって違い「氷点下タイプ」「0度タイプ」かによっても異なってきます。
先程書きましたが、氷点下タイプはまた凍るまで2日以上掛かる事があります。
そのため、アクティビティイベントの日程から逆算して凍らせておく必要がありますね。
0度タイプは丸一日で凍る製品がほとんど。
毎日職場や学校へ弁当や飲み物を持っていくために利用するなら、短い時間で凍り付く0度タイプが条件に適しています。
ハードタイプ
ハードタイプとは容器材質がプラスチックといった耐久性のある素材で出来ています。
仮に地面に落としてしまった!というトラブルがあっても耐久性があるので壊れにくいです。
その分、熱伝導率が低いので食料品類をひんやりさせるまで少々手間取るものの、低音のまま保持する時間が長い商品が多いので大きな欠点とは言えないでしょう。
ソフトタイプ
よくケーキ屋さんで商品を購入した際に付けてくれる保冷剤、あれがソフトタイプです。
基本片手で持ち運び出来る程の大きさで、冷却効果が高いという特徴を持っています。
さりとて、ハードの物と 引きくらべると解凍されやすいため、ランチタイムの弁当を食べるまで冷えていればいい等。
日常で行使するならソフトタイプが適役ですね。
あとは小さく小ぶりで軽いため、クーラーボックスの中に生まれた隙間に詰め込む様に入れる事が出来ます。
保冷剤人気ランキングTOP15
次は人気の高い保冷剤を、15個ほど見ていきましょう。
人気の保冷剤①:ロゴス(LOGOS) 保冷剤 倍速凍結・氷点下パックM
1つ目はロゴス(LOGOS) の商品。
マイナス16度で凍結する氷点下タイプですが、他の同じ種類の品と比べて再凍結時間が『18~24時間以内』で完了します。
まさに『倍速凍結』
更に冷却持続時間も16時間と長時間の低温での維持が可能なので、夏の様々なアウトドアの場面で活躍すること請け合いです。
人気の保冷剤②:山善 キャンパーズ コレクション
次は山善のキャンパーズコレクション。
再び凍るまでにかかる時間は丸一日(24時間)で、他の保冷剤と比量して恒温の食物、飲料などを一気にフリージング。
そのスピードは約3倍程との事です。
あとマイナス5度の状態を約4時間程度持ちこたえくれるので、こちらレジャーシーズンにぴったりかと。
人気の保冷剤③:ロゴス (LOGOS) 保冷剤 アイススタック
3つ目はロゴス (LOGOS) のアイススタック。
特徴を挙げるなら210gという軽量かつコンパクトサイズでかさばらない点。
コンパクトなのでちょっと出来た隙間にヒョイヒョイッと詰め込みやすいです。
あと、重ね置きが出来る形状ですので何枚か購入して重ねて使えば、低温状態維持の底上げも出来ます。
人気の保冷剤④:川合技研 ネオアイスPro
氷点下タイプなのに、再度氷るまでに要する時間が約10時間。
更に、保冷剤の表面温度をマイナス16度にしつつ、16時間程。
クーラーボックスの庫内を約3時間、10度以下に保ってくれます。
再度氷結状態になるまでに10時間程度という点を考えると、まずまずの性能ですね。
人気の保冷剤⑤:アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) 保冷剤 ハード 3個セット CKB-500
シンプルかつ品質がいいのに、価格がリーズナブルなアイリスオーヤマ。
0度タイプで完ぺきに凝結するまで約10時間程度。
大きさはA4のコピー用紙と同じ位のサイズで、厚さ22mmと食物、飲み物等の間に滑り込みやすいです。
複数枚を上手く活用すれば、8時間はクールな状態を維持してくれます。
人気の保冷剤⑥:ロゴス(LOGOS) 氷点下パック GTマイナス16度ハード
結論から書くと長時間の保冷に適しています。
クーラーバッグ内を10度以下で、約4時間程度は維持してくれます。
ただ、再び凝固されるまで48時間以上掛かるという点が、短所という声もあります。
人気の保冷剤⑦:ロゴス(LOGOS) 氷点下パック GTマイナス16度 ソフト
上記と違って、こちらはソフトタイプ。
氷点下パック故、アクティビティに持っていく魚や肉等の腐りやすい類のもの。
あと飲物を冷え冷えにしたいといった場面で活躍しますね。
溶けると柔らかくなるので、帰りの際はクーラーボックスやリュックの中など持ち運びしやすくなります。
ただ、こちらも氷結するまで48時間は掛かってしまいますから、イベントの日に合わせて予めフリーザーに入れておきましょう。
人気の保冷剤⑧:ロゴス(LOGOS) 保冷剤 アイスポケット500
ケーキ屋でよくもらいそうな外観ですが、ロゴスから出ているだけあり秀逸な製品。
0度のソフトタイプで、会社や学校に持っていくお弁当や飲み物を冷こい状態にしておくのはもちろんの事。
ロードバイクでのサイクリングから、スマホやタブレットの熱暴走を抑えるのに使えるそうです。
人気の保冷剤⑨:キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) 保冷剤 時短凍結
キャンプ用品ではお馴染みなブランドの「キャプテンスタッグ」から出ている品。
ボックス内を10度以下に、約3時間維持出来ます。
複数枚凍らせてアイスボックスに入れる事で、朝~夕方までひんやりさせる効果をキープ出来ます。
ただ時短凍結と書かれているものの、完全氷結状態までは24時間と性能は割と普通ですね。
人気の保冷剤⑩:TRUSCO(トラスコ) 保冷剤 760g 強冷タイプ THZ-760S
あまり目立たないメーカーですが、表面の温度がマイナス13度となり、アイスバッグ内を冷たい状態で維持してくれます。
760gとちょっと小さいので何枚か用意して凍らせて、クーラーバッグ等に入れておくと良いかなと。
あと、Amazonで500円しないのでコストパフォーマンスが秀逸です。
人気の保冷剤⑪:紀陽除虫菊 やわらかクールチャージ (5個入)
最近割と見かけるようになった、凍らせても中のジェルが硬化しない種類の保冷剤。
ソフトで堅くならないので、熱帯夜の寝苦しい夜に枕元や首に巻いたり。
あと野球やサッカー観戦、音楽フェスの時に首元に巻いたり、スポーツで打撲してしまった時の応急処置に活用したり等。
意外と色んな場面で使える製品となります。
人気の保冷剤⑫:ネオアイス フロスト ハード
ネオアイスのフロストハード。
再び凝固される時間が12時間程と半日で凍るため、翌日すぐ必要といった時に良さそう。
と言っても、容量が小せめなクーラーボックスでないと半日以上は冷こい状態を維持できません。
人気の保冷剤⑬:SUMMERCOOLGEL ひえひえクールジェル
浮き輪を持った3種類の動物のイラストが愛らしい、ひえひえクールジェル。
手の平サイズのコンパクトなソフトタイプで、お弁当の中身が傷んでしまうのを防いだり、熱中症対策に用いたり色々活用できそうです。
見た目が可愛いので、ちょっとしたプレゼントなどにも良いかも。
人気の保冷剤⑭:アイスジャパン 保冷剤 フリーザーアイスハード
見た目からしてまさに「アウトドア用の保冷剤」なこちらの製品。
容器が抗菌性で、衝撃と耐久性能が高い点が特徴。
仮に固い地面に落としてしまっても壊れにくく、中の液体も劣化しにくいため長期間利用出できます。
あとは価格がとっても安く、コストパフォーマンスに優れた一品です。
人気の保冷剤⑮:HISHIYA(ヒシヤ) 保冷剤 クールマスター
お勧め保冷剤のラストは、HISHIYA(ヒシヤ) 保冷剤 クールマスター。
氷点下タイプながら、完ぺきに氷結するまでに12時間と半日で凍ります。
しかしながら、5時間程でボックス内が20度を超えてしまいます。
価格も安くないため、他の保冷剤を選択するといいですね、
保冷剤を効果的に使用するポイント3選
次にせっかく用意した保冷剤を、効果的に活用するポイントについて。
チェックしていく点は下記の3つです。
- クーラーボックスを前もって冷却しておく
- 保冷剤をアルミホイルで包む
- 保冷剤を出来る限り多く入れる
保冷剤を効果的に使うには①:クーラーボックスを前もって冷却しておく
1つ目はアイスボックス庫内。
もしくはアイスボックス自体を前もって冷却状態にしておくという点ですね。
ボックス内を成しうる限り低温状態にしておけば、それだけ冷却持続時間が伸びますので。
海やキャンプ地に持っていく食材や飲料も、一緒に冷凍しておくと良いです。
保冷剤を効果的に使うには②:保冷剤をアルミホイルで包む
2つ目は保冷剤をアルミホイルで包む事。
アルミホイルは熱伝導率が高いという特徴を持っています。
これは簡潔に言うと「熱が伝わりやすい」という事。
熱・・つまりこの場合は冷たさが食べ物、飲み物等に伝わりやすくなります。
保冷能力を高めるならアルミホイルで包む事も、豆知識として頭の片隅にでも入れておいてください。
保冷剤を効果的に使うには③:保冷剤を出来る限り多く入れる
3つ目は、保冷剤は出来る限り多く入れておくという事。
数が多ければ多いほど、ひんやりした空気を維持しようとするため、冷気の持続時間が伸びます。
あと、保冷剤を入れる際は冷気は上から下へとたまっていくので、ボックスの上の方に載せるように入れていくと効果的に冷やせますよ。
保冷剤の捨て方
次は保冷剤の捨て方についてもチェックしておきましょう。
ケーキ屋さんなどで商品を購入するとだいたいもらえる保冷剤ですけど、気付くとあっという間に冷凍庫内にたまっていたりするんですよね。
そうなると「捨てる」という選択肢が出てくるわけですが、いざ保冷剤を捨てるとなると「何ゴミなんだろう?」と迷ってしまいませんか?
ここはもう結論から書いてしまいますが「保冷剤は可燃ごみの日」に出しましょう。
保冷剤の中の成分ですが「高吸収ポリマー1%」と「水99%」
高吸収ポリマーは10倍以上の吸水性能を持っていて、赤ちゃんのおむつとか災害用の簡易トイレなどといった幅広い場面で活用されている素材です。
この素材はトイレや水道などに流したりすると、水分を吸水して水道管が詰まるといったトラブルが起こる危険性が。
そうなるとどうなるか・・考えただけでも恐ろしいですよね?
ですから保冷剤を捨てる場合はシンプルに、ゴミ箱にポイッと捨てて可燃ごみの日に出してしまいましょう。
保冷剤の再利用方法
使わなくなった保冷剤は大抵捨ててしまう事が多いですが、結構様々な場面で再利用が出来るってご存知でしたか?
まず出張や旅行など。
長期間自宅をあけないといけないけど、植物の水やりが出来なくなるから枯れてしまうのでは・・と悩んだ時。
そういった時は溶け切った保冷剤の中身を、植物や花壇の根本にかけてみてください。
こうすることで高吸収ポリマーの水分が土の中へと溶けてしみこんでいき、植物が乾燥して枯れてしまうのを予防してくれます。
あとは消臭剤としても活用可能です。
ただしこの場合、ジェルの中に消臭成分が配合されていないと消臭効果が発揮されません。
ですから保冷剤を消臭剤として再活用したいなら、その点を予め確認しておく必要がありますね。
スーパー等で見かける消臭ビーズが同じ仕組みとなっているらしいですよ。
氷点下パック使用時の注意点3選
0度タイプに比べて、強力な冷却効果を発揮する『氷点下パック』
しかし、使用する際には以下の3つの注意点に気をつけないといけません。
- 周囲の食材が凍ってしまう
- 氷点下パックは溶けやすい
- 人体には使わない
周囲の食材が凍ってしまう
氷点下パックは冷却効果が高い点がメリットではあるのですが、周りの食材から飲み物まで何でも凍らせてしまいます。
いざ夕飯のバーベキューの準備をしようとしたら、ボックス内の食材がカチコチに凍りついていた・・・
こうなってはテンションもだだ下がり。
実際あった出来事なので、この点は要注意ですね。
氷点下パックは溶けやすい
周囲を急速に冷却していくということは、イコール「周りの熱を急速に奪っていっている」という事。
それはとどのつまり、保冷剤そのものに熱が移動しているという意味でもあります。
つまり、氷点下パックは意外と溶けやすいとも言えるんですね。
人体には使わない
ロゴスの氷点下パックの裏面に記載されている内容なのですが、人体を冷やすために使わないでくださいとの事。
これは取扱い上の注意にも記載されていますが「凍傷」になる危険性があるためです。
なので、氷嚢として人体に使うのは絶対NGです。
氷点下パックと一緒に使いたいクーラーバッグ5選
氷点下パックと一緒に使いたいクーラーバッグも紹介していきましょう。
チェックしていくクーラーバッグは、以下の5点になります。
人気のクーラーバッグ①:キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) 保冷バッグ デリス
蓋の部分に保冷剤を入れておく事が出来るネットが付いています。
ここに保冷剤をいれておけば、上からしっかり食材や飲み物を冷やせますね。
現地で食材と飲み物類が空になったらコンパクトに収納できるので、持ち運びが楽というのも魅力の1つです。
人気のクーラーバッグ②:AO Coolers(エーオークーラー) キャンパス ソフトクーラー バッグ
2つ目はアメリカの食肉、水産業者が愛用していたという、エーオークーラーのクーラーバッグ。
業者が好んで使用していたというだけあって、その保冷能力はかなり高いです。
なにせ、外気温が30度近くあっても9時間近く飲み物を冷たい状態で維持しておける位ですからね。
少々お値段高めですが、買って損はしないクーラーバッグでしょう。
人気のクーラーバッグ③:コールマン(Coleman) クーラーボックス エクストリームアイスクーラー
コールマンはアウトドア製品に特価したブランド。
そのため、クーラーボックスもアウトドアを想定して壊れにくい作りとなっています。
加えて蓋を開ける事なくチョイ出しが出来る小窓がついてるので、冷気を逃すことなく飲み物など取り出せます。
保冷効果も抜群で、折りたたんでコンパクトに出来るので、場所を取らないのも評価出来るポイントですね。
人気のクーラーバッグ④:サーモス ソフトクーラー
クーラーバッグで何を選んだらいいか迷った時、とりあえずこれを買っておけばOKとなるのが「サーモスのソフトクーラー」
保冷能力が高いのはもちろんの事、値段もそんなに高くなく使い勝手も良い。
Amazonのレビューから見ても、その人気の高さを伺い知ることができます。
こちらもお勧めの一品ですね。
人気のクーラーバッグ⑤:コールマン(Coleman) クーラーボックス アルティメイトアイスクーラー
厚めの断熱材と、アルミ装着ライナーによって冷気を逃さない構造となっています。
あと、折りたたんでコンパクトに収納する事も出来るので、荷物がかさばらないのも嬉しい点。
高い保冷能力が人気の商品ですね。
ロゴスのクーラーバッグ
最後はこちらの『ロゴス(LOGOS) クーラーバッグ 』のご紹介。
氷点下パックタイプの保冷剤を入れる事で、凄まじい程の保冷力を発揮します。
その保冷能力は氷点下パック1200gタイプを2つ入れるだけでアイスクリーム(200ml)5個を11時間溶かさずに保冷出来る程。
コンパクトかつ『移動式の冷蔵冷凍庫』といった異名を持つ程のクーラーバッグです。
まさに夏にはもってこいのクーラーバッグと言えるので、是非購入を検討してみてください。
夏の季節は保冷剤で食材や飲み物をしっかり冷やしましょう!
おすすすめする保冷剤15選から効果的な使い方。
それに保冷剤の捨て方に再利用の方法などをチェックしていきました。
夏の季節に、海やキャンプ地といった大自然の中で飲む飲み物はまた格別な美味しさです。
その飲み物がぬるいとあっては、せっかくのレジャーイベントも台無しですからね。
今回紹介していった保冷剤を手に入れて、しっかり冷えた飲み物をレジャーで楽しんでください。