キャニスターとは
キャニスターとは英語で「Canister」と表します。
ヤナギ細工のかごを意味するギリシャ語に由来しているものです。
一般的には、紅茶・コーヒーなどを保存する、ふた付き容器のこと。
その材質はいろいろで、陶器・ステンレス製のものから、ガラスや木の素材まであります。
コーヒー豆とは鮮度を保つことが重要なもの。
つまり温度変化をへらし、密閉した状態で保存することが得意な保存容器なのです。
最近では便利な機能があり、耐熱ガラスを使っていたりフタがシリコンになっていたりさまざまです。
電子レンジに対応している優れものも。
その見た目とは、かわいいデザインのものからシンプルなものまで豊富。
生活感が漂う食材も、キャニスターに入れるだけでスッキリオシャレに収納できます。
キャニスターの便利な使い方4選
優れた機能があるキャニスター。
便利な使い方とはどんな利用法なのでしょうか。
- コーヒー豆を保存する
- 調味料をうつし変える
- 梅シロップを漬ける
- インテリア小物にする
キャニスターの使い方①:コーヒー豆を保存する
まずはコーヒー豆の保存です。
キャニスターとは、もともとコーヒー豆を保存する容器なので間違いない利用法ですね。
コーヒー豆を長期間保存すると少しずつ鮮度や風味が落ちていきます。
そこで、密封性の高いキャニスターに入れて劣化のスピードを遅らせるのです。
コーヒー豆の劣化とは、開封してから2週間ほどではじまるもの。
2~3週間で飲み切れる量が入るサイズのキャニスターを選ぶといいですよ。
キャニスターの使い方②:調味料をうつし変える
キャニスターの密封性をいかして調味料を保存するのもおすすめ。
調味料とは使い切るまでに時間がかかるものです。
そこで、温度変化をへらした密閉した状態で保存できるキャニスターで保存する。
こうすることで調味料を長期保存しやすくなります。
また、キャニスターはキッチンをスッキリ見せるためにも活躍してくれるのです。
調味料をそのままおいておくことは、キッチンが雑然とした印象につながります。
おしゃれなキャニスターを選べば生活感をおさえられますよ。
キャニスターの使い方③:梅シロップを漬ける
大きめのキャニスターで梅シロップを漬けるのもおすすめ。
ポイントは食品用の保存容器を使うこと。
梅シロップとは時間をかけて漬けるもの。
保存容器には、丈夫なガラスの瓶を選ぶと失敗しにくいですよ。
熱湯消毒やアルコール消毒しやすので、雑菌の繁殖を防ぎやすいのです。
遮熱性が高いため発酵しにくいことも失敗が少ない理由。
口が広く中身の確認が出来るタイプならより作業がしやすいです。
梅はスーパーなどで手軽に手に入るのでぜひチャレンジしてみてくださいね。
キャニスターの使い方④:インテリア小物にする
おしゃれなキャニスターをインテリア小物として置くのもすてきです。
インテリアとして利用するということは、見せる収納として使うイメージですね。
例えば、なくしがちな手芸用品のボタンやリボン。
同じキャニスターでそろえて入れておけば、統一感を出しつつ収納できます。
文房具のクリップや小さな鉛筆。
ドライフラワーやポプリを入れてもおしゃれです。
また、多肉植物をいれてもすてきなインテリアになります。
緑が部屋にあるということは、癒やしの空間を演出できますね。
キャニスター選びのポイント3選
さまざまな使い方があるキャニスター。
その選び方のポイントとはどんなことなのでしょう。
- 密閉性で選ぶ
- 遮光性で選ぶ
- 素材で選ぶ
ポイント①:密閉性で選ぶ
キャニスターは密封性が高い容器を選びましょう。
密封性が高いということは、保存期間を長くできるということだからです。
密封性を保つ仕組みはいくつかあります。
フタをはめるだけ、ペットボトルのようにフタを回すだけ。
他にも、中の空気を少し出して密封性を高めるもの。
2段階のフタで空気を追い出し軽い真空にするものなどがあります。
食品の保存で酸化させないことは、美味しく食べるために大切なことですね。
ポイント②:遮光性で選ぶ
遮光性が高いということは、光を遮るということ。
保存する食品などの劣化を防ぎ、保存できる期間を長くします。
遮光性の高い容器とは、ホーロー製や陶器製やといったもの。
簡単にいうと中が見えない素材でできているキャニスターです。
ただ、陶器製のキャニスターのサイズが大きいということは重くて扱いが大変であるということ。
プラスチック製など軽いキャニスターを選ぶなら、UVブロック加工を施したものがおすすめです。
ポイント③:素材で選ぶ
キャニスターの素材とは、陶器・ガラスやホーローなどさまざまです。
保存するものによって変えます。
陶器は、密閉力・遮光性が高いキャニスターが多いです。
ただ重さがあるので落とさないように注意してくださいね。
ガラス製のキャニスターは、透明なので中身を一目で確認できます。
ですが、中身がみえるということは遮光性が低いということを忘れないでください。
ホーローとは遮光性が高く、ニオイ移りもしない特徴があるので人気ですよ。
缶はデザインが豊富なキャニスターが多いですが、密閉力がやや劣る傾向があります。
おしゃれなキャニスター6選
便利な機能をいかして、選び方に注意したいキャニスター。
とはいえ、おしゃれだとよりうれしいので以下の6つをご紹介します。
- 汚れがつきにくいぷっくり癒やしのホーロー
- 高い場所に置いても便利な取っ手付き
- ずっとながめていたい透け感が魅力のガラス
- 人気の男前でかっこいいステンレス
- 癒やしを演出する和風の陶器
- 雰囲気を楽しむヴィンテージやアンティーク
おしゃれなキャニスター①:汚れがつきにくいぷっくり癒やしのホーロー
ホーロー(琺瑯)とは、表面にガラス質の薬品を高温で焼き付けたもの。
もとは鉄やアルミニウムなどの金属の素材です。
強度があって熱の伝わりがいい金属のよさ。
耐食性や光沢が美しいというガラスのよさを組み合わせています。
表面がぷっくりと滑らかな質感のホーロー製品は、見た目もかわいく癒やしにもなります。
変色や変質の心配がないので、インテリアとしてみても長く楽しめますね。
汚れが染み込まないのでキャニスターをさっと拭けば落とせます。
ニオイもつきにくく保存容器としては最適です。
おしゃれなキャニスター②:高い場所に置いても便利な取っ手付き
取っ手付きのキャニスターは、さっと取り出せるので実用的です。
取りやすいということは使う頻度が増えるということ。
よく使う調味料などを入れておくにはぴったりです。
キッチンの収納は、目線よりも高い位置に収納しなければならないことはありますよね。
そんな時も取っ手があれば使い勝手がいいです。
取手に何が入っているか書いておけば、中身の確認も簡単に行えますよ。
また、画像のキャニスターはしっかりスタッキングできるようになっています。
積み重ねても安定するので実用的です。
おしゃれなキャニスター③:ずっとながめていたい透け感が魅力のガラス
ガラス製のキャニスターはデザインがすてき。
ながめているだけでも十分おしゃれで、いくつもそろえたくなります。
透ける素材ということは圧迫感がないということ。
いくつも並べてもインテリアなじみやすいです。
また、中身が透けるのでぱっと見ただけで在庫確認が可能。
なにが入っているのか中身の確認もしやすいので使い勝手が良いです。
消毒がしやすいので、調味料・ジャム・お菓子など食品も保存できます。
デザイン性の高さと使い勝手のよさを活用したいですね。
おしゃれなキャニスター④:人気の男前でかっこいいステンレス
ステンレスとは丈夫でさびにくいもの。
衛生的に手入れしやすく、においや色移りもしにくい特徴があります。
なによりキラッと光る見た目が男前。
生活感を隠しにくいキッチンを、かっこいい人気のカフェ風に変身させてくれます。
保存容器としてはもちろんですが、作り置き用としても特徴をいかせます。
作り置きのおかずとは、美味しい状態で長持ちさせたいもの。
ステンレスは熱伝導性も高く早く冷えるので、おかずを急速に冷凍させたい時に便利です。
おしゃれなキャニスター⑤:癒やしを演出する和風の陶器
陶器とは、土でつくられた焼き物のこと。
手に取るとどこかぬくもりを感じさせてくれるほっこり感が魅力です。
陶器と比較されるものに西洋食器の磁器があります。
磁器とは、ガラスの材料で使われる石に粘土を混ぜて焼いたもの。
ガラスの硬い印象が作品にあらわれるのでおしゃれなイメージになります。
一方の陶器は、土の素朴な風合いや職人さんの手作業あたたかさを感じられる作品が多いです。
癒やしの空間を演出したい時には、陶器のあたたかさをお気に入りの空間に置きたいですね。
おしゃれなキャニスター⑥:雰囲気を楽しむヴィンテージやアンティーク
インテリアとして楽しむのであれば、ヴィンテージやアンティークのキャニスターをおすすめします。
現代のものにはない雰囲気を楽しめるからです。
アメリカの関税に関する法律では、次のように決められています。
ヴィンテージとは、製造されてから30〜99年経過しているもの。
一方でアンティークとは、製造されて100年以上経過したもの。
それぞれ経過年数が決まっているのです。
ちなみにヴィンテージは、もともとワインの価値を示すための用語でした。
「時間の経過でよさが増したもの」としてファッション用語でも使われています。
おすすめの保存容器
こちらはキッチンで大活躍することは間違いない、人気の保存容器です。
本体が透明な飽和ポリエステル素材でできています。
何より便利なのは、本体だけでなくフタも透明な素材でできていること。
どの方向からも残量確認ができるということは、在庫切れが防げます。
パッキン付なので横置きしても保存が可能。
酸性やアルカリ性にも対応しているので保存したい食品を選びません。
コーヒー豆はもちろん、乾物・調味料や小物入れとしてもぴったりです。
キャニスターとは便利な保存容器!なんでもおしゃれに保存してみよう
キャニスターとは便利な保存容器です。
密封性・遮光性をいかして、食品を大切に保存できます。
大切に保存するということは、賞味期限を切らしてしまう量を減らせるということ。
結果的に節約にもつながるのです。
おしゃれなキャニスターはたくさんあります。
自分の目的に合わせて、すてきなインテリア空間の演出に利用したいですね。