1歳2ヶ月の平均的な身長と体重
初めに、1歳2ヶ月頃の身長と体重の成長曲線を以下の表で見てみましょう。
1歳2ヶ月〜3ヶ月 | 男の子 | 女の子 |
---|---|---|
身長(cm) | 72.1〜81.7 | 70.2〜79.9 |
体重(kg) | 8.02〜11.51 | 7.46〜10.90 |
およそ上記の幅の中におさまっていて、母子手帳に記載されている成長曲線のベクトルに沿って上がっていれば問題ないとされています。
子どもの個人差によっては少し外れていても、前回の測定より体重が増えていれば安心していいでしょう。
1歳になる少し前から、ハイハイやつかまり立ちなどで体を使うことが増え、低月齢の頃より体重の増加が緩やかになります。
前回より体重が減っているようであれば、子どもがまだ食べられそうであれば食事の量を増やしても良いでしょう。
1歳2ヶ月頃になると夜にまとめて寝るようになる
1歳2ヶ月頃には、母乳やミルクを卒業する子も多くいるでしょう。
そのため、主な栄養はご飯から摂るようになり、お腹の持ちがよくなり夜まとめて寝られるようになります。
低月齢の頃から母乳やミルクで夜中何度も起きていたママにとっては、夜まとめて寝てくれるようになるだけで体力の回復が抜群に良くなりますね。
1歳2ヶ月頃に推奨されている睡眠時間は11時間〜14時間ほどになります。
夜ちゃんと寝ることによって、子どもの体や脳の発達に非常に良く、太陽とともに起きるのが体のサイクルを正常にするためには大事なことと言われています。
お昼寝は15時頃までに切り上げると生活リズムが整う
1歳2ヶ月頃には、徐々に昼寝の回数が減り2回から1回にまとまってきます。
小さい頃は午前中と午後に1回ずつでしたが、昼食後の昼寝1回が通常になってきます。
お昼寝は、目安として15時頃までに済ませた方が、夜寝る時間が遅くなることが少なく、朝も早い時間に目覚めることができ生活リズムが整いますよ。
夕方まで寝てしまうとリズムが徐々にずれていき、夜寝る時間や朝起きる時間が遅くなり、後々に保育園や幼稚園に通う頃に起きられなくなるので、なるべくお昼寝は早めに済ましておきましょう。
1歳2ヶ月頃に夜泣きが始まることもある
1歳2ヶ月頃に夜まとめて寝てくれるようになるとご紹介しましたが、逆に夜泣きが始まってしまう子もいます。
夜泣きはおよそ生後6ヶ月頃から始まると言われていますが、1歳が過ぎて夜泣きがなく安心したところに夜泣きが始まることも。
夜泣きの原因などははっきり分かっていませんが、初めての場所へ行き刺激が強かったり、恐怖を味わったりした日に夜泣きをする子が多いです。
1歳2ヶ月頃だと歩き始めたり、大人が言っていることがなんとなく分かってくるようになり、好奇心や恐怖などの刺激が増えてきます。
夜泣きはママにとっては寝不足になり体力精神共に辛くなってきますが、夜泣きする子どもにはイライラせずに安心してあげるように心がけてみてくださいね。
1歳2ヶ月頃のご飯!離乳食は完了期へはいる
1歳2ヶ月の頃は、離乳食がほぼ終わりに近づき完了期へ入っていきます。
今まではご飯がおかゆだったり肉や野菜を柔らかくして潰したり細かく切ったりしていきましたが、完了期になると奥歯も生えてくるようになるので、奥歯でしっかりと噛めるようになります。
まだ大人と同じものではありませんが、大人が食べる食事を調理前に取り分けて薄味にしたり更に柔らかくすることができるので、離乳食作りがぐっと楽になりますよ。
1歳2ヶ月頃になると手足が器用に使えるようになるので、スプーンやフォークを使ったりつかみ食べが出来る料理のバリエーションを増やして食事が楽しくなるような工夫をしていきましょう。
1歳2ヶ月頃の離乳食完了期の献立のポイント
では、そんな1歳2ヶ月頃の食事で注意すべきポイントを5つ見ていきましょう。
- 味はまだ薄味に、塩分控えめに
- 奥歯で簡単に噛めるほどの固さにする
- 自分の歯でちぎって食べて適正量を覚えさせる
- 栄養不足不足が気になったらフォローアップミルクを
- 主食、主菜、副菜を用意してみて
離乳食完了期の献立のポイント①:味はまだ薄味に、塩分控えめに
1歳2ヶ月頃は、食べられるものが増えて料理のバリエーションが増えてきます。
大人の料理の取り分けも徐々にできてきますが、まだ大人と同じ味付けにするのは早いでしょう。
取り分けをするなら、味付けをする前に取り分けて薄味にしたり、大人の料理自体を薄味にしてみてはいかがでしょうか。
大人の料理も薄味にするとダイエットや血糖値対策にも良いですよ。
離乳食完了期の献立のポイント②:奥歯で簡単に噛めるほどの固さにする
食事への関心が高まり、色んな色や固さの食べ物を食べて食事を楽しくするのも大事です。
離乳食初期の頃はすりおろしたり潰したりしていたところを、子どもが奥歯で噛める程度の固さにしてみましょう。
また、色んな大きさや食感のものを入れると、更に楽しみが増しますよ。
奥歯で噛むことを学ぶことは歯の成長にはとても大切なことです。
離乳食完了期の献立のポイント③:自分の歯でちぎって食べて適正量を覚えさせる
手づかみ食べをする時は、今までは子どもが持ちやすく、子どもの口に入る大きさにしていましたよね。
離乳食完了期頃になると、今度は野菜スティックや食パンなどを子どもが持ちやすい大きさに切る他に、1個を今までより少し大きくしてみてください。
これからは、自分で口に入れられる大きさに噛んでちぎる練習をして、自分がどれくらいの量を1口で食べられるかを覚えることも大切です。
長細い形状にしてあげると、持ちやすく噛みやすいのでオススメです。
離乳食完了期の献立のポイント④:栄養不足が気になったらフォローアップミルクを
色んな食材を食べられるようになりますが、1歳2ヶ月頃は少しずつ嫌いなもの、苦手なものも出てくるようになります。
特に野菜が苦手な子の場合は、鉄分不足などが気になりますね。
偏食で栄養が気になるようであれば、フォローアップミルクを適度に使ってみましょう。
食後に飲ませてもいいですし、フォローアップミルクを使った料理でも食べやすくて良いですね。
離乳食完了期の献立のポイント⑤:主食、主菜、副菜を用意してみて
ご飯を作る時には、主菜、副菜、主食の3つを揃えてみてください。
色んなおかずがあることによって食事も楽しくなりますし、主菜や副菜などを少しずつ食べるということを覚えるのにも良いですよ。
はじめは主食をすべて食べてから主菜を食べたり、ぐちゃぐちゃにしたりすることもありますが、はじめはスプーンなどで少しずつ食べさせてみるとバランスよく食べてくれるようになりやすいです。
また、大人が主菜や副菜を少しずつバランスよく食べると、真似をして食べてくれるようになります。
1歳2ヶ月頃の食事量の目安
1歳2ヶ月頃の食事量の目安は以下の通りです。
- 主食:軟飯90g〜白米80g
- 野菜・果物:40g〜50g
- 肉・魚:15g〜20gまたは
- 豆腐:50g〜55gまたは
- 卵:全卵1/2個〜2/3個または
- 乳製品:100g
あくまで目安なので、子どもの体調や食べられる量によって調整してみましょう。
炭水化物、野菜、肉や魚をバランスよく食べることが大切です。
野菜や魚などが苦手で摂ることが難しい場合は、1歳から使える市販のベビーフードなどを上手く利用してみてくださいね。
\1歳半の食事はこちらをご覧ください/
1歳半の食事を徹底解説!量の目安やおすすめメニューなど紹介1歳半からは少しずつ幼児食に移行する時期 1歳半になったら、食事も幼児食に移行し始めます。
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1歳2ヶ月頃は歩き始める時期!ファーストシューズを履かせよう
1歳2ヶ月頃になると、つかまり立ちから1歩2歩と歩けるようになり、ある程度歩けるようになると公園で遊ばせることもできますね。
長い時間歩けるようになったら、ファーストシューズの購入を検討しましょう。
ファーストシューズは子どものアパレルブランドや有名スポーツブランドからも沢山販売されており、どれを選ぶか迷ってしまいますね。
ファーストシューズはぜひ店頭で実際に履き心地などを確かめて購入しましょう。
ファーストシューズを選ぶときのポイント4選
では、ファーストシューズを選ぶときに気をつけるポイントを4つ見ていきましょう。
- つま先が10mm程度余裕のあるものを選ぶ
- 歩いた時に脱げにくい、履きやすいものを選ぶ
- 足の甲がきつくなっていないか確認
- 靴底や側面などが柔らかいものを選ぶ
ファーストシューズを選ぶときのポイント①:つま先が10mm程度余裕のあるものを選ぶ
ファーストシューズを履かせた時に大事なのが、つま先の空間です。
きつすぎると足の指を痛めたり、ゆるすぎると歩きづらくなります。
つま先の空間は5mmから10mm程度の隙間があることが理想的です。
ファーストシューズを選ぶときのポイント②:歩いた時に脱げにくい、履きやすいものを選ぶ
子どもの足の形によって、靴のブランドによって合う合わないが変わってきます。
ピッタリサイズの靴を履かせても、脱げやすかったり履きづらかったりすることも。
子どもの靴はマジックテープで固定できるものが多く、履き口が大きく広げられるものがとても履きやすいですよ。
ファーストシューズを選ぶときのポイント③:足の甲がきつくなっていないか確認
1歳2ヶ月頃の子どもの足はムチムチであることが多く、ピッタリサイズの靴でも足の甲がきつく痛がることもあります。
靴によっては足の甲部分が伸縮性のある紐で調整できるものがあるので、子どもに合わせた靴を選ぶようにしましょう。
また、足の甲の部分が硬かったりすると痛いので、柔らかい素材であることも大切です。
ファーストシューズを選ぶときのポイント④:靴底や側面などが柔らかいものを選ぶ
子どもが長時間歩いても疲れないように、靴底や側面などが厚みがあり柔らかい素材で足を包んでくれるものを選びましょう。
硬い靴だと、歩き疲れるのが早くなり、靴を履きたくなくなることもありますよ。
また、子どもは汗をよくかくので、通気性の良い素材を使っているという点もチェックしておきましょう。
1歳2ヶ月頃になっても歩かない子もいる
早い子では1歳になる前から歩き始め、1歳2ヶ月でスタスタと歩き回れる子もいますが、逆に1歳2ヶ月経っても歩かない子も多いです。
うちの子は遅いなと不安になりますが、これも個人差があり、ある日いきなり歩く子もいるので気長に待ってみましょう。
頭が比較的大きな子は歩き出すのがゆっくりであることが多いですが、1歳半までに歩き出す子がほとんどです。
頑張って歩く練習を無理にしなくても歩いてくれる日が必ず来ますよ。
1歳2ヶ月の頃におすすめの遊び5選
ここでは、1歳2ヶ月頃におすすめの遊び方を5つご紹介します。
- 手遊び歌
- 型はめパズル
- 新聞紙ビリビリ
- お絵かき
- こちょこちょ遊び
1歳2ヶ月の頃におすすめの遊び①:手遊び歌
1歳2ヶ月頃は大人の真似を徐々にするようになるので、簡単な手遊び歌を一緒にやると真似をしてできるようになります。
子供と目を合わせてニコニコしながら手遊びをすると子どもも楽しく嬉しくやってくれます。
そのうち、曲が流れたら自分から手遊びをやり出しますよ。
1歳2ヶ月の頃におすすめの遊び②:型はめパズル
型はめパズルは知育玩具の定番おもちゃで、脳の発達に良いとされています。
しかし、1歳2ヶ月頃ではまだ複雑な形のパズルはできないので、簡単で持ちやすいパズルから始めてみましょう。
くぼみにはめていくタイプや、穴に入れて木のボックスの中に入るようなものなど、パズルでもデザインが多様にあるので、インテリアに合わせて購入するのも良いですね。
1歳2ヶ月の頃におすすめの遊び③:新聞紙ビリビリ
新聞紙をビリビリに破ったりくしゃくしゃに丸たりするのも子どもにとっては楽しい玩具となります。
特にビリビリに破るという行動は、手先を上手く使う練習になり、手先の動きは脳の発達を促すのでオススメです。
ビリビリに破ったり丸た後は、大きなポリ袋などを用意して玉入れ合戦遊びをして楽しく片付けをしてみましょう。
1歳2ヶ月の頃におすすめの遊び④:お絵かき
最近では子どもが口に入れても問題ないクレヨンが販売されており、小さい子でもお絵かきを楽しめます。
お絵かきは、書くことで行動に実感したり、色の識別ができるようになったりして脳の発達に良いですよ。
クレヨンを使ってもいいですが、色んなスタンプやシールでペタペタするのも楽しいですね。
1歳2ヶ月頃のお絵かきはまだ紙の中におさめて書くことが難しいので、広めの新聞紙や画用紙を使って大きく書けるようにしましょう。
1歳2ヶ月の頃におすすめの遊び⑤:こちょこちょ遊び
子どもの言葉の発達は、体の刺激があり、その刺激で楽しいや嬉しいなどの感情が出て初めて言葉が出てくると言われています。
言葉の発達を促すには、大人とじゃれ合うことで体の刺激を与えることが大事です。
その中でも効果的なのがこちょこちょ遊び。
こちょこちょして笑うことによって、楽しいやくすぐったいという感情が生まれ、同時に子どもとのコミュニケーションにもなるのでオススメです。
おすすめの子育てに関する本
1歳2ヶ月頃になると徐々に癇癪を起こしたり強い拒否を示すことがあり、ついイライラすることが多くなります。
その度に、罪悪感を抱いてしまうママも多いのではないでしょうか。
そんなママのために、少しでも怒りを収められる方法をご紹介しています。
きっと、自分だけではないと分かって穏やかになれるはずです。
1歳2ヶ月頃の子どもは、大人が発する言葉がなんとなく分かっていると言われています。
イライラしていると、つい強い言葉で注意したりしてしまうことも。
怒る時やイライラしている時に少しこの本を読んで、今の感情をどのように変換して子どもに伝えたらいいかを実践してみてはいかがでしょうか。
1歳2ヶ月頃は歩いたり道具が使えたり器用になってくる時期
1歳2ヶ月の子どもは、視野が広がって色んなものに興味を持ち実践してきます。
スプーンやフォークが使えるようになったり、歩けるようになったりすることで更なる好奇心が生まれます。
手足の動きが器用になることによって、家におもちゃが散乱したりご飯で遊んで床が汚れてしまうこともあるでしょう。
子どもの好奇心はとても大事なので、家が汚くなっても服が汚れても穏やかな心で見守ってあげてくださいね。