くびの調子が気になる方にバスタオル枕がおすすめ
近頃肩や首が凝って痛い、枕が合わないかもしれないと思ったことはありませんか。新しい枕に変えたいけど今は様子見だという方はバスタオルを畳むだけの簡単な置き枕を試してみるのがおすすめ。
バスタオルを畳んで作った枕は程よい厚みと固さがあるのでしっかりと頭や首を支えてくれるのがポイント。首の凝りや肩の痛みにも効果的なのです。
バスタオル枕は家にあるタオルですぐに作れるので、気になった方は是非試してみましょう。
バスタオル枕のメリット
首こりや肩こりに有効なバスタオル枕は健康や生活改善の面だけでないメリットも複数存在あり、コストが掛かりにくいこと、自由な柄や色を使えるといった部分も特徴的。
ここではバスタオル枕を使う際に嬉しいメリットを健康面以外の二つからピックアップ。安眠グッズとしてしっかりと活躍してくれるバスタオル枕を上手に活用してくださいね。
- 畳むだけなのですぐに用意できる
- 家庭の洗濯機でも洗える
バスタオル枕のメリット①畳むだけなのですぐに用意できる
バスタオル枕の大きなポイントは畳んだり丸めるだけで作れる手軽さ。綿を詰めなくてもいいのですぐに用意でき、ちょっとした仮眠の際にもぴったりです。
バスタオルだけでは厚みが足りない場合はタオルケットを挟むとより快適に使えるのでおすすめです。
バスタオル枕のメリット②家庭の洗濯機でも洗える
バスタオルを畳んでいるだけなので、汗や臭いが付いたらすぐに洗濯機で丸洗いも可能。通常の枕と違って消臭剤を撒くだけでは取りきれない汚れも落とせるので清潔に使用できるのです。
洗濯機で洗う際は畳んだままではなく、一度バスタオルの形に開いておくと洗剤が全体的に行き渡るので洗いやすくなりますよ。
バスタオル枕はいびき改善にも有効
自分にとっても他人にとっても大きな悩みの一つであるいびき。その大きな原因が寝ている際に喉が狭まり口呼吸になってしまうこと。寝ている姿勢が不安定だといびきにも繋がってしまいます。
程よい厚さのバスタオル枕なら頭と首にフィットしやすいので、姿勢も正しくなるだけでなく、いびきも自然と改善されていくようになるので、いびきに悩まされている方は実践してみましょう。
バスタオル枕のデメリット
手軽に作れてコストも掛からず、敷くだけで首凝りやいびきにも効果的なバスタオル枕ですが、使用する上ではデメリットも付き物です。使っているうちに使い心地に違和感が出てしまうことも。
ここではバスタオル枕を使っている際に感じてしまう嫌なデメリットを3つに分けて解説。使っているうちに違和感を感じている人はこの3つのどれかに当てはまるので、一度ご確認を。
- 寝返りを打つとタオルが崩れてしまう
- 頭を起こしても元の形に戻りにくい
- タオルの素材によっては肌触りが気にかかる
バスタオル枕のデメリット①寝返りを打つとタオルが崩れてしまう
バスタオル枕はタオルを畳んでいるだけなので、寝返りを打っているうちにバスタオルが崩れる場合があります。特に何度も寝返りを打っている人にはタオルの崩れは最も気になってしまう部分。
寝返りで枕が崩れるのが気になってしまう人は枕カバーの中に畳んだバスタオルを入れて少しでも崩れないようにしてみてくださいね。
バスタオル枕のデメリット②頭を起こしても元の形に戻りにくい
バスタオルには枕に使われている高反発素材が含まれていないので、厚みの足りないタオルだと、頭を置いた際に沈み込んで元の形に戻りにくく、身体の負担も増えてしまうのです。
厚みが足りないタオルだと正しい姿勢で眠ることも出来ないので肩こりや首の痛みが余計に悪化してしまうことに。バスタオルを枕にする際は形以外にも、厚みも考えるようにしましょう。
バスタオル枕のデメリット③タオルの素材によっては肌触りが気にかかる
バスタオルは普段から使用するものなので、肌触りには気を使いたいところ。頭を置いた際に違和感のある肌触りだと安心して眠れませんよね。
少しでも肌触りを気にする方はお店で購入する前に出来ることなら肌触りを確認して自分好みのバスタオルを見つけるようにしましょう。
ストレートネックにおすすめのバスタオル枕の作り方
パソコンやスマートフォンなどの機械を操作している際に首が真っ直ぐになってしまうストレートネック。長時間首がまっすぐに固定されているので首凝りの大きな原因にも。
ストレートネックの解消法に大いに役立つのがバスタオル枕。固めに巻いた枕が肩と首の凝りをやわらげてくれる効果があります。ここでは動画と一緒に作り方も解説いたしますので。
作り方はバスタオルやタオルケットを固めに巻くだけシンプルなもので数分も掛かりません。ただし、巻いただけではタオルが崩れやすいので、気になる方は枕カバーなどで補強するようにしましょう。
ストレートネックに効果的なバスタオル枕の位置
ストレートネックに有効なバスタオル枕の作り方の動画をご紹介いたしましたが、次は作ったバスタオル枕の最適な置き場所について解説いたします。
固めに巻いたバスタオル枕を首と頭の後ろの付け根に敷くのが正しい置き方。付け根に置くことで首の凝りが徐々に改善されていきます。しっかりと付け根に固定するのもポイントです。
ただし、普通の枕のように頭の中央に置くと枕の位置が高すぎて余計な負担が掛かるので避けてください。
ためしてガッテンで紹介されてたバスタオル枕の作り方
この項目ではNHKのバラエティ番組、ためしてガッテンで紹介されたバスタオル枕の作り方を解説した動画をご紹介いたします。放送を見逃した方はこの動画を参考にしてみてください。
動画では枕の作り方の説明だけでなく、枕を正しく使う為に最適な角度も図で解説してくれるので、口頭の説明やテロップだけではわかりにくい部分も余すことなく紹介。
置き方は首の負担になりにくい15度を目安にし、枕の上にバスタオルを重ねて調節するだけ。実際に寝てみて自分にぴったりな高さになったら、タオルを縫いつけてカバーにしまって完成です。
バスタオル枕の危険性について解説
家にあるタオルを使うので手軽に用意できる上に肩凝りやいびきにも効果的なバスタオル枕ですが、実は使い方を間違えるとかえって症状を悪化させてしまう危険性があります。
では、バスタオル枕の何処が危険にあたるのでしょうか。この項目ではバスタオル枕の危険性と危険を回避できるコツを解説いたします。バスタオル枕を使用を考える際はこの項目も合わせてお読みください。
- バスタオルに隙間ができるとかえって首を痛めてしまう
- 寝返りを打つと肩への圧力が掛かってしまう
- タオルケットと玄関マットを併用する
- 使う時は仮眠のや昼寝のときのみにする
バスタオル枕の危険性について解説①:バスタオルに隙間ができるとかえって首を痛めてしまう
枕に敷く時には肩と頭に隙間がないように置く必要がありますが、この際隙間ができないコツとして肩から頭の角度が10~15度に傾いているか、顔は5度に傾いているかが重要になります。
タオルが固すぎたり、位置が低いと頭を乗せた際に隙間が出来てしまい、その隙間がかえって首を痛める原因に繋がってしまうのです。
バスタオル枕の危険性について解説②:寝返りを打つと肩への圧力が掛かってしまう
寝返りを打つとその衝撃と身体の重みが肩への圧力となり、動いた問いに生じる隙間と重なって肩の負担が大きくなってしまうことも。寝返りを打つたびにバスタオルがずれることも大きな要因に。
寝返り対策には横向き用に作られた枕があれば適切なのですが、バスタオル枕は横向き用としてはみなされず、肩の痛みが増えてしまうだけでなく、手の痺れや冷たさも併発する危険性も。
バスタオル枕の危険性について解説③:タオルケットや玄関マットを併用する
では、バスタオル枕で安心して眠るためにはどんな対策をすれば良いのでしょうか。厚みや高さの足りないバスタオルの代わりになるものとしてタオルケットや玄関マットがあります。
タオルケットや固さのある玄関マットを畳むことで高さも調節でき、安眠に繋がりやすくなります。これらに抵抗がある方はバスタオルを複数枚重ねるだけでも改善に繋がりますよ。
バスタオル枕の危険性について解説④:使う際は仮眠や昼寝の時のみにする
もう一つ気に掛かる点がバスタオル枕の使用時間。使用するうちに寝返りでずれてしまい、隙間による肩への負担ばかりでなく、寝返りでずれた枕を気にしてぐっすり眠ることもできません。
人が一時間に寝返りを打つ回数は約4回ほど。寝返りの頻度15分おきなので、その間の5~10分ほどのちょっとしたお昼寝や休憩時間にバスタオル枕を敷いて休むのがおすすめなんです。
おすすめの枕
上記の解説ではバスタオル枕は長時間使用するのは避けたほうが良いという結果が表れているですが、通常の枕で肩こりやいびきなどを改善できるバスタオル枕の代わりはあるのでしょうか。
こちらの枕はポリエステル綿を使用した通気性の良さはもちろん、頭を置いても形が戻りやすい高反発の立体構造を適用しているので首や肩を乗せても直接の痛みが少ないのが特徴的です。
更に、バスタオル枕と同様、洗濯機で丸洗いも出来るのでクリーニングを使わずにお手入れも楽に済ませられます。
バスタオル枕を正しく活用して心地良い安眠を
手軽に用意でき、首の下に敷くだけで肩凝りを改善してくれるバスタオル枕。使いやすさの反面、デメリットや危険性もありますが、正しい使い方を覚えれば心地良い安眠の味方になってくれます。
肩や首が凝ってきたという方は一度バスタオル枕を敷いて姿勢を安定させてみるのもおすすめですよ。