包丁のサビを落とす方法【お酢編】
包丁のサビを落とす方法はいろいろありますが、少々のサビを落とすためにわざわざクレンザーを買うのは大変ですよね。
できるだけ低価格で簡単にサビをきれいにしたい!ということで、まずは身近にあるお酢を使った落とし方をご紹介します。
- お酢に浸ける
- 数時間~1日程度置いておく
- ブラシなどでこする
- 乾いた布で水をふき取る
包丁のサビを落とす方法【お酢編】①:お酢に浸ける
錆びた部分がお酢に浸かるようにしてください。
サビは包丁の柄に近いところにできることが多いので刃の部分が全て浸かるくらいの高さの容器が理想です。
ちょうど良いサイズの容器がない場合は、お酢を浸した布やキッチンペーパーなどをサビの部分にかぶせて置いておく方法もあります。
包丁のサビを落とす方法【お酢編】②:数時間~1日程度置いておく
少々のサビであればもっと短い時間でも大丈夫です。
サビの程度などから適宜、様子をみて浸けおいてください。
サビとはごく簡単に言うと、鉄が酸素や水分などと結合してできる酸化鉄と呼ばれるものです。
そして、お酢に含まれる酢酸という成分にはこの酸化鉄を分解する働きがあるんです。
なので錆びた部分をお酢に浸けるとサビが落とせるというわけですね。
包丁のサビを落とす方法【お酢編】③:ブラシなどでこする
捨てる前の歯ブラシなどで包丁のサビをこすり落とします。
手ごろなブラシがなければ布やスポンジでもOKです。
サビを落としたあとは丁寧に水で洗い流しましょう。
少しのサビであれば、ブラシなどでこすらなくとも水で洗い流すだけである程度きれいになる場合もあります。
包丁のサビを落とす方法【お酢編】④:乾いた布で水をふき取る
後述の「包丁がサビる原因4選」でも詳しく解説しますが、包丁に水分が残っているとせっかく落としたサビがまたできてしまいます。
なので乾いた布巾などでしっかりと水分をふき取ることが大切です。
以上がお酢を使用したサビの落とし方になります。
次にメラミンスポンジを使ったサビを落とす方法をご紹介します。
包丁のサビを落とす方法【メラミンスポンジ編】
激落ちくんで有名なメラミンスポンジ。
100均でも売っていてこちらもお酢同様、身近で手に入りやすいアイテムですよね。
このメラミンスポンジと重曹を併用することで包丁のサビを落とすことができます。
- 重曹をかける
- メラミンスポンジでこする
- 水で洗い流す
- 乾いた布で水をふき取る
包丁のサビを落とす方法【メラミンスポンジ編】①:重曹をかける
包丁の錆びている部分に重曹をかけます。
メラミンスポンジを使用せず重曹のみでサビを落とす場合、重曹に少量の水を加えペースト状にしてからサビ部分に塗る方法もあります。
重曹をかける前に一度包丁を濡らしておくといいかも知れません。
包丁のサビを落とす方法【メラミンスポンジ編】②:メラミンスポンジでこする
重曹をかけたサビ部分をメラミンスポンジでこすります。
メラミンスポンジは、一度十分に水を含ませて水が垂れない程度にしぼってから使用してください。
メラミンスポンジは細かな網目でサビや汚れを削り取る研磨材です。
重曹にも研磨剤の役割があるので、重曹をかけてメラミンスポンジでこすることで、サビを削り取って落とせるわけですね。
包丁のサビを落とす方法【メラミンスポンジ編】③:水で洗い流す
ある程度こすったらサビが落ちているか確認し、落ちきっていないようであればさらにこすってください。
包丁の状態を確認しつつ、サビを落とせたら水で洗い流します。
洗剤ではなく重曹なので、水に流しても環境に優しいので安心です。
包丁のサビを落とす方法【メラミンスポンジ編】④:乾いた布で水をふき取る
お酢を使ってサビを落とすときと同じように、最後はしっかりと水分をふき取ります。
錆びている部分が増えれば増えるほど落とすことが大変になるので、サビができてしまったことに気づいたらすぐに落とすよう心がけましょう。
包丁がサビる原因4選
ここまでできてしまったサビを落とす方法をご紹介してきましたが、そもそも包丁が錆びないのが一番いいですよね。
ステンレスの包丁は錆びにくいと言われていますが、それでも全く錆びないというわけではありません。
包丁のサビを予防するためにも、包丁が錆びてしまう原因をみていきましょう。
- 水に濡れたまま放置
- 保管場所の湿度が高い
- 長期間使用・手入れしない
- 錆びたまま放置
包丁がサビる原因①:水に濡れたまま放置
包丁が錆びる原因その①は、水に濡れたまま放置することです。
包丁のサビを落とす方法【お酢編】でも先述しましたが、鉄が空気や水に触れて結びついてできる酸化鉄、それがサビです。
つまり、包丁が濡れた状態が長ければ長いほど、サビができやすいというわけですね。
料理後に洗った後はもちろん、料理中もできる限りこまめに包丁の水分をふき取ると錆びにくくなります。
包丁がサビる原因②:保管場所の湿度が高い
包丁が錆びる原因その②は保管場所の湿度の高さです。
理由は①と同じですね。
みなさんは包丁をどこにしまっていますか?
キッチンシンクの下、という方が多いのではないでしょうか。
ところがこのシンク下、実は湿気がたまりやすい場所なんです。
包丁を錆びさせないためには、キッチン台の上に包丁差しなどを置いてそちらに保管することをおすすめします。
包丁がサビる原因③:長期間使用・手入れしない
包丁が錆びる原因その③は長期間使用・手入れしないこと。
空気中にも水分があるため、正しい保管方法で保管しないと、乾いた状態であっても長期間放置すると錆びてしまいます。
長期間使用しない場合は、サラダ油をうすく塗ってから新聞紙で包み、乾燥した場所で保管しましょう。
包丁がサビる原因④:錆びたまま放置
包丁が錆びる原因その④は錆びたまま放置することです。
サビができていると、そこからさらにサビが広がりやすくなります。
なので、少しでも錆びてしまった場合は、できる限りすぐにサビを落とすことが大切です。
包丁のサビ取りに便利な100均グッズ7選
お酢やメラミンスポンジだけでは落としきれないサビには100均グッズもおすすめです。
もちろん包丁のサビ以外にも自転車などのサビ落としにも使えます。
各商品の使用上の注意をよく読んで使ってくださいね。
- 強力サビとりスポンジ
- サビ・水あか等の汚れすっきり!
- さびとりゼリー
- サビ落としクリーム
- 多目的クレンザー
- サビ取り消しゴム
- 金属用サビとり
包丁のサビ取りに便利な100均グッズ①:強力サビとりスポンジ
サビ取りに便利な100均グッズその①は「強力サビとりスポンジ」です。
ダイソーで購入できます。
研磨剤を含んだスポンジで、2個セットになっています。
スポンジなので、大きさが合わず使いにくい場合は適度な大きさにカットして使用してもいいかも知れません。
包丁のサビ取りに便利な100均グッズ②:サビ・水あか等の汚れすっきり!
サビ取りに便利な100均グッズその②は「サビ・水あか等の汚れすっきり!」です。
中にはクリーム状の白い研磨剤が入っています。
水で湿らせたスポンジにこの研磨剤を付けてサビ部分をこすります。
キッチンシンクの水あかも落とせるので、包丁のサビを落とすついでにキッチンシンクのお掃除もしちゃいましょう。
包丁のサビ取りに便利な100均グッズ③:さびとりゼリー
サビ取りに便利な100均グッズその③は「さびとりゼリー」です。
チューブに入った研磨剤です。
少量を錆びている部分につけてブラシまたはスポンジでこすります。
サビが取れたら水で流した後改めて洗剤等で包丁をよく洗ってください。
包丁のサビ取りに便利な100均グッズ④:サビ落としクリーム
サビ取りに便利な100均グッズその④は「サビ落としクリーム」です。
こちらはキャンドゥの商品です。
使い方はさびとりゼリーと同じく、サビに適量つけてこするだけ。
チューブタイプはコンパクトなので余った分を保管しやすいのがいいですよね。
包丁のサビ取りに便利な100均グッズ⑤:多目的クレンザー
サビ取りに便利な100均グッズその⑤は「多目的クレンザー」です。
こちらの商品はダイソーやセリアで購入可能です。
②でご紹介した商品と同じく白いクリーム状の研磨剤で、ネット上でも話題の商品です。
多目的という名の通り、サビだけでなく水あかやコゲ、油汚れなども落とすことができます。
包丁のサビ取りに便利な100均グッズ⑥:サビ取り消しゴム
サビ取りに便利な100均グッズその⑥は「サビ取り消しゴム」です。
画像はキャンドゥの商品ですが、類似の商品がダイソーにもあります。
サビ取り消しゴムの使用方法は単純で、これでサビをこするだけ。
水で洗い流すことが難しい場所のサビ取りにも便利です。
包丁のサビ取りに便利な100均グッズ⑦:金属用サビとり
サビ取りに便利な100均グッズ⑦は「金属用サビとり」です。
こちらはダイソーの商品。
チューブ状の研磨剤なので綿棒などに少量出して細かいところのサビを落とすのにも向いています。
テレビで紹介された包丁のサビ落としグッズ4選
これまでに紹介してきた方法では落としきれない頑固なサビや広範囲のサビを落としたい場合におすすめなクレンザーをご紹介します。
どれもテレビでも紹介されたサビ落としです。
- サビ取り職人
- 1分でキラリ
- さびぺろん
- 茂木和哉
テレビで紹介された包丁のサビ落としグッズ①:サビ取り職人
まずはヒルナンデスで紹介されたことのある「サビ取り職人」です。
サビに吹きかけると紫色に変色し、こすらずにサビを落とすことができます。
こすらずにサビが落ちるのはありがたいですよね。
お値段も1000円程度とお手頃です。
テレビで紹介された包丁のサビ落としグッズ②:1分でキラリ
こちらの商品、「1分でキラリ」もヒルナンデスで紹介されました。
使い方は、まず汚れを落としたい場所を清潔にし、乾いた状態にします。
次に洗浄液を泡立てて汚れが気になる部分へハケで塗ります。
塗ったあとはその名の通り1分以内に水で洗い流して完了。
1回で落としきれない場合は、塗って洗い流す作業を繰り返してください。
テレビで紹介された包丁のサビ落としグッズ③:さびペロン
アオハルTVで紹介されたさびペロン。
こちらも①の商品と同様にサビへ吹きかけると紫色に反応します。
紫色になったらしぼった布でふき取るか水で洗い流してください。
それでは落ちない頑固なサビの場合は液を吹きかけたあとブラシでこすり落とします。
テレビで紹介された包丁のサビ落としグッズ④:茂木和哉
こちらは色々なテレビ番組で紹介されている商品です。
サビ用だけでなくお風呂用や油汚れ用なども販売されています。
サビなどにスプレーすると洗浄剤がサビに反応し赤紫に変色するので、時間を置いて水で洗い流します。
サビた包丁を使うデメリット
錆びた包丁を使って料理をすれば、少量ではありますが当然料理にサビが含まれますよね。
それって身体に悪いのでは?と思う方もいるはず。
結論から言うと、包丁のサビが直ちに人体へ悪影響を及ぼすことはありません。
ですが、以下の4つの理由から、錆びたままの包丁を使い続けることはおすすめしません。
- 衛生面
- 切れ味の低下
- サビの臭い
- 包丁が脆くなる
サビた包丁を使うデメリット①:衛生面
サビ自体は人体に害はありませんが、サビがついていることで包丁の表面に凹凸ができ、そこへ水分や汚れが付着し溜まりやすくなります。
使う度に洗剤できれいに洗っていてもサビがあることで雑菌などが繁殖しやすくなってしまうんですね。
サビた包丁を使うデメリット②:切れ味の低下
錆びていることで包丁の切れ味が落ちることは言うまでもありません。
さらに、切れ味の悪い包丁を使うと思わぬ怪我につながる可能性もあります。
包丁をサビさせないことはもちろん、定期的に研いで切れ味を保つよう心がけましょう。
サビた包丁を使うデメリット③:サビの臭い
包丁が錆びていると切った食材にサビの臭いが移ってしまうことがあります。
せっかく作ったお料理がサビ臭かったら嫌ですよね。
臭いは味覚にも影響します。
料理を美味しく食べるためにも包丁が錆びないよう気を付けましょう。
サビた包丁を使うデメリット④:包丁が脆くなる
サビを放置するとどんどん進行し鉄が脆くなってしまうことも。
錆びると包丁は傷みやすくなり、買い替え時期が早まったりします。
良い包丁を長く使いたい場合は包丁のお手入れは欠かせません。
錆びさせないように気を付けることはもちろん、万が一錆びてしまった場合は早い段階でしっかりとサビを落としておきたいですね。
おすすめの激落ちくん
メラミンスポンジにクエン酸が挟まれている商品です。
クエン酸はお酢の酢酸と同じように酸化鉄を分解する働きがあるため、包丁のサビを落とすのにも効果的。
メラミンスポンジとクエン酸が一つになっているので余計な道具が必要ないのが嬉しいですよね。
いろいろなものに使える泡タイプのクリーナーです。
泡タイプなので汚れに吹きかけたあと垂れにくくなっています。
洗剤を使用していないので環境に優しく、面倒な2度拭きも必要ありません。
これがひとつあればキッチン周りのお掃除が楽々・安全にできますね。
小さなお子様がいるご家庭でのお掃除におすすめです。
有名な激落ちくんシリーズのメラミンスポンジ。
こちらは2個入りのお徳用です。
カット済みなので、使う分だけ簡単に割って使用することができます。
ステンレスやガラス、陶器の汚れを水とスポンジだけできれいにできます。
意外とデリケートな包丁!サビには日々の正しいお手入れが大切
錆びにくい包丁はいろいろありますが、全く錆びない包丁は存在しません。
毎日のように使うものだからこそ、きちんとお手入れして長く使いたいですよね。
サビに気を付けるだけでなく、定期的に研いで切れ味を良くしておくとお料理がもっと楽しくなりますよ。