タオルに黒ずみが発生する4つの原因
気がつけばいつの間にかあるタオルの黒ずみ。
特に白いタオルだと余計目について困ります。
黒ずみが発生したタオルは匂いが気になることも。
黒ずみはさまざまな要因によって出てきます。
発生する原因を知ることで、それぞれに対応した対処法を把握しましょう。
- 落としきれなかった汚れ
- 柔軟剤の使いすぎ
- 黒カビや細菌
- 色落ち
タオルに黒ずみが発生する原因①:落としきれなかった汚れ
黒ずんでいるのがタオルの一部分だけなら、落としきれなかった汚れが原因かも。
毎日洗濯していても汚れが残っていることがあります。
洗濯を1度で終わらせようと詰め込みすぎるときれいに汚れが落ちないこともあります。
洗濯機にはそれぞれ適した量があり、洗濯物を入れる重さなどが決まっています。
たくさんの洗濯物を入れてしまうと、本来の洗浄力が発揮できず洗い残りが黒ずみの原因に。
さらに使用済みタオルを長時間放置しても汚れが落ちにくくなり、黒ずみに。
タオルに黒ずみが発生する原因②:柔軟剤の使いすぎ
驚くことに柔軟剤の使いすぎも要因に。
柔軟剤はタオルをふんわりさせてくれたり、良い香りがするので愛用している人も多いはず。
そんな柔軟剤も使い方を間違えると黒ずみの原因になってしまいます。
柔軟剤を使ってタオルが柔らかくなのは柔軟剤に含まれている成分が繊維に付着するため。
これがタオルに残って黒ずみとなることも。
もっとふんわり、もっといい匂いに、とついつい柔軟剤を多めに入れてしまうことがあります。
多めに入れることで逆に黒ずみができてしまうのです。
きれいなタオルを使うなら柔軟剤の容量や正しい洗濯方法を知る必要があります。
タオルに黒ずみが発生する原因③:黒カビや細菌
タオルに黒ずみが発生する原因と聞いて真っ先に思い浮かぶものが黒カビや細菌ではないでしょうか。
汚れたタオルを放置したままは黒カビや細菌となります。
タオルについてしまったカビなどは洗濯だけで簡単に取れません。
黒ずみだけでなく、匂いの原因にもなります。
毎日洗濯しているのに、と思っても季節によっては塗れたタオルをまとめて洗おうと数日置くだけでカビが発生します。
汚れや湿気はカビの大好物。
タオルを汚れたまま放っておく、洗濯したあとすぐに干さないと黒カビ発生の原因になります。
タオルに黒ずみが発生する原因④:色落ち
汚れやカビ以外の原因として他の衣類やタオルからの色落ちがあります。
洗濯するときに、タオルだけを洗うことは少なめ。
新しい洋服や色の濃いタオルは洗濯によって若干でも色落ちします。
他のものから色落ちしたものがタオルに移り、黒ずみとなってしまうのです。
タオルに黒ずみにはオキシクリーンなど酸素系漂白剤が有効
タオルに発生した黒ずみ、諦めて雑巾にして捨てる前に、酸素系漂白剤を使って落としてみましょう。
塩素系漂白剤のほうが効果が高いようにも思いますが、塩素系漂白剤は使用頻度によってはタオルを傷めてしまいます。
さらに柄つきや色付きのタオルに使うと色付きの原因に。
生地を傷めずどんなタオルにも使えるのがオキシクリーンなどの酸素系漂白剤です。
酸素系漂白剤は液体と粉末タイプの2種類ありますが、黒ずみには粉末がベスト。
酸素系漂白剤を使ったタオルの黒ずみ落としの手順
酸素系漂白剤によって汚くみえる黒ずみも取れます。
その手順はとっても簡単。
すでに発生してしまった黒ずみには酸素系漂白剤でつけ置きする方法が使えます。
酸素系漂白剤を使った方法は煮沸消毒もありますが、後者の場合タオルを傷めるだけでなく、酸素系漂白剤の効果を低下させる原因にもなるのであまりおすすめできません。
- タオルを洗濯
- 酸素系漂白剤で洗浄液を作る
- タオルをつけ置き
- 洗い流す
手順①:タオルを洗濯
酸素系漂白剤で黒ずみを落とすには、まず最初にタオルについた汚れを落とさなければなりません。
いつものように汚れを落としてから始めます。
タオルを洗濯から脱水、すすぎをしてから行いましょう。
どうせ漂白剤に付けるから洗濯はいらないと思いがちが、きれいに洗ったあとのタオルに酸素系漂白剤を使ったほうが黒ずみが落ちやすくなります。
頑固な黒ずみには洗濯用の固形石鹸を使う方法も有効です。
まだ発生したばかりの薄い黒ずみであれば、固形洗剤を使った段階で落ちる場合もあります。
手順②:酸素系漂白剤で洗浄液を作る
タオルの洗濯が終わる直前に酸素系漂白剤とお湯を使って洗浄液を作っておきます。
バケツなどの容器に40度から50度ぐらいのお湯と漂白剤を混ぜます。
お湯1リットルに酸素系漂白剤を大さじ2ほどが適量。
お湯はタオルがしっかりと浸るまで入れましょう。
40度以上のお湯を使う理由として、殺菌のためと酸素系漂白剤の効果をアップさせるためです。
50度以上で漂白効果が弱まるため、40度から50度が適しています。
手順③:タオルをつけ置き
洗浄液にタオルを浸したら1時間以上つけておきます。
洗浄液が全体に染み渡るように、ゴム手袋をつけて混ぜるといいでしょう。
お湯の温度が下がらないように、時々たし湯をしながら放置。
お湯の温度をキープするのであれば発泡スチロールの箱があれば便利。
フタ付きだとさらにキープ力がアップします。
つけ置きは2時間以内に留めましょう。
あまり長くつけ置きするとタオルが傷んだり、色落ちする原因にもなります。
きれいにしたいからと長い時間してもタオルがピカピカになるとも限りません。
手順④:洗い流す
つけ置きのあとはしっかりと洗浄液を洗い流します。
そのまま洗濯機に入れるよりも1度すすいでから洗濯するといいでしょう。
洗浄液を流して水で2回ほど軽く手洗いすればOK。
洗濯したあとはタオルをしっかりと乾かします。
たくさんタオルがあるなら浴槽を使っても。
白いタオルの黒ずみにはキッチンハイターも有効
色柄付きのタオルにはおすすめできませんが、真っ白なものはキッチンハイターで黒ずみを取ることもできます。
黒ずみの原因が黒カビや細菌のときにも有効です。
キッチンハイターは強力な塩素のちからでしっかり漂白できるもの。
除菌消臭を目的としたもので、タオルにも有効。
キッチンハイターで黒ずみをなくすには酸素系漂白剤同様、水1リットルに10ミリリットル入れたところにタオルを浸します。
放置は30分程度にしないと生地が痛んでバシバシになります。
時間になれば水ですすいで洗濯します。
塩素系漂白剤を使うときはゴム手袋を着用するようにしてください。
キッチンハイターは洗濯用の塩素系漂白剤よりも弱いので黒ずみを落とすならキッチンハイターがおすすめです。
タオルの黒ずみ予防方法4選
黒ずみはいくつかの方法を試すことができますが、面倒だと感じることも。
最初から黒ずみ対策をしておけば余分な手間が省けるのではないでしょうか。
すでに発生したタオルは先程の方法で落とすといいですが、これから新しいタオルを使う場合やまだ黒ずみがないタオルに使える予防策をご紹介します。
- 洗濯の仕方
- 洗剤や柔軟剤の量
- 洗濯機内部の掃除
- 色落ちするものを別にする
タオルの黒ずみ予防方法①:洗濯の仕方
厄介な黒ずみ、洗濯の仕方で予防できるようになります。
何気なくしている洗濯、実は間違った方法かもしれません。
洗濯だけで汚れが落としきれず黒ずみができていることもあります。
汚れが残るということは洗濯の仕方が正しくない場合も。
洗濯物を詰め込みすぎない、タオルはしっかりと乾かす、部屋干しを避けるなどがあります。
雨でどうしても部屋干ししなければいけないときは、扇風機やエアコンを使って生乾きにならないようにしましょう。
タオルの黒ずみ予防方法②:洗剤や柔軟剤の量
1回の洗濯で使う洗剤や柔軟剤の分量も重要です。
よりきれいにしたい、と指定量より多く使うことでタオルに残り黒ずみに。
分量を守っているのに黒ずみができるときは洗濯機の設定を見直してみましょう。
節水モードになっている場合は使っている分量が多いこともあります。
1度柔軟剤を使わない方法もおすすめ。
柔軟剤の使用をやめると黒ずみがなくなったとの報告も。
節水モードを変更したり、すすぎを2回にする方法もおすすめです。
タオルの黒ずみ予防方法③:洗濯機内部の掃除
タオルの汚れが黒ずみに変わるとき、洗剤や柔軟剤、洗濯方法以外に洗濯機が汚れているからかもしれません。
洗濯機は汚れを落とすことが目的、しかしそれ自体が汚れていることも。
洗濯機は長期間使っていると、見えない場所にカビが発生します。
月に1~2回は洗濯機内部の掃除をすることをおすすめします。
タオルの黒ずみ予防方法④:色落ちするものを別にする
色落ちで黒ずみがでているのであれば予防策はひとつ。
タオルを洗濯するときに、色落ちしそうなものと一緒に洗わないこと。
白いものは色柄ものとは一緒に洗わないほうがいいでしょう。
色柄と白を別にするだけで黒ずみ予防に。
ドラム式洗濯機のタオルの黒ずみ解決策
近年増えているドラム式の洗濯機。
ドラム式洗濯機は水量が少なく、タオルの痛みを軽減するため人気があります。
しかしその性能故に黒ずみが発生してしまうことも。
ドラム式洗濯機での黒ずみ解決策をご紹介します。
- まとめ洗いをしない
- 汚れのひどいものは別にする
- 柔軟剤の分量
- 洗剤と柔軟剤の組み合わせ
ドラム式洗濯機のタオルの黒ずみ解決策①:まとめ洗いをしない
普通の洗濯同様にまとめ洗いしないことが重要です。
ドラム式洗濯機は水量が少なくて済むので水道代の節約になります。
しかしこの少ない水量のためにタオルの汚れが落としきれず黒ずみの原因に。
ドラム式洗濯機に記載されている洗濯量よりも若干少なめにすることで解決できます。
ドラム式洗濯機のタオルの黒ずみ解決策②:汚れのひどいものは別にする
洗濯量を少なくしてもタオルに黒ずみができてしまうときは、別の洗濯物から汚れが移ってしまっている場合もあります。
ドラム式洗濯機の少ない水でたくさんの洗濯物を洗おうとすれば、汚れがひどいものは洗浄しきれずにタオルに汚れを移してしまいます。
黒ずみ解決策として洗濯物を詰めすぎないと同時に、汚れがひどいものはタオルと別に洗うほうがいいでしょう。
ドラム式洗濯機のタオルの黒ずみ解決策③:柔軟剤の分量
柔軟剤の分量にも注意が必要です。
最新式のドラム式洗濯機であれば、適した分量を記載している場合もあります。
普通の洗濯機と同じ量を入れるとドラム式には多すぎるので、柔軟剤の成分が付着して黒ずみとなってしまいます。
柔軟剤の使用をやめて黒ずみがなくなれば、柔軟剤が原因と考えられます。
柔軟剤を少し少なめにして、すすぎを多くすれば黒ずみ対策になります。
ドラム式洗濯機のタオルの黒ずみ解決策④:洗剤と柔軟剤の組み合わせ
柔軟剤は洗剤と併用して使うのが普通ですが、実は洗剤のタイプによっては柔軟剤と相性が悪いことも。
水に馴染みやすい液体タイプの洗剤を使っているなら変えるほうがいいかもしれません。
液体タイプは粉末のものより洗浄力が劣るため、柔軟剤の成分をすすぎきれない**場合があります。
柔軟剤を適量ですすぎもしっかりしているのに黒ずみが起こるなら、液体タイプを粉末にしてみるのもおすすめ。
洗剤カスが気になるなら洗濯前に粉末洗剤をお湯で溶かす方法もあります。
黒ずみ対策をしても解消されないときは先程のつけ置きを試してみてください。
おすすめの洗濯グッズ
タオルにできてしまう黒ずみの解決策や予防方法などをご紹介してきましたが、毎日の洗濯には悩みがいっぱい。
少しでも手がかからないようにできる便利なおすすめグッズもたくさんあります。
洗濯グッズはハンガーや洗濯バサミだけではありません。
たくさんの小さな衣類が干せるピンチハンガーやタオルハンガー以外に使える便利グッズで楽しく洗濯してみましょう。
洗濯物を干すときに必須のハンガー。
滑り止めの加工がされているので、落ちる心配がありません。
気がつけば落ちているTシャツやワイシャツもしっかりキープしてくれます。
ハンガーのカーブが緩やかな丸みを帯びているので、肩崩れすることなく干スことが可能。
ニットなどのふわふわした衣類を干すと繊維が絡まってしまうので他のハンガーと使い分けすることをおすすめします。
洗濯後の衣類やタオルの絡みつきを解消してくれるアイテム。
洗濯機に洗濯物と一緒に複数個入れるだけで、長袖の袖部分やバスタオルなどが絡まなくなります。
全自動や2槽式洗濯機には使えますが、ドラム式洗濯機にはあまり適していません。
洗濯量や水量などによって使う個数は調整してください。
黒ずみの原因になる黒カビなどを除去できる洗濯槽クリーナー。
洗濯機の掃除グッズとして人気があります。
除菌・消臭に効果的で、酸素系漂白剤なので嫌な匂いも発生しません。
ステンレスやプラスチックの洗濯槽には使えますが、ドラム式洗濯機には対応していないので注意してください。
黒ずみをなくしてきれいなタオルに
清潔にしておきたいタオル。
毎日使うからこそきれいに洗濯したいものです。
これまで諦めていた黒ずみも少しの手間で解決可能。
新しいタオルを使うときは予防策を取っておけば手間も省けます。
黒ずみ対策をすることは、タオルをきれいに保つことにも繋がります。
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